No title（〆）

ココ寝室に行かせて換気扇回してってすんなら…まぁ、リビングでも可。終わった後ぜってぇ窓開けて換気しなきゃだけど。…うるせぇ女ばっかだから興奮しなくていーの。んな幸せそうな可愛い顔他に晒すのはちと複雑だけどなぁ。ま、そんだけ惚気てくれんなら心配ねぇわな。…ハハ、悪ぃ。まぁでもグロい痣っつーのはバレてないんでしょ。(言葉とは裏腹に満足気に相手を見遣れば、次ぐスマホのシャッター音には最初は笑顔で居たものの、回数を重ねる毎にたじろぎ最終的は手を伸ばしレンズを隠して苦笑し)…は？連続って………あー、おしまい。よくそんなコロッコロ表情変えられるモンだわ。(堪え切れず大きな欠伸を1つ溢しては重くなった目蓋のまま恋人を抱き上げ寝室へと連れて行きベッドに優しく横たわらせ、礼服はどうせクリーニングに出すからと思いながら脱ぎ捨てて適当な寝巻きに着替えると暫し思案してから相手も着替えさせては抱き締めながら布団の中へ)悪い、ちと眠気が限界だわ。悠チャンも蹴って良いからちゃんと寝てくれなぁ。おやすみ、悠チャン。大好きだよ。

あー、酔ってそこまで出来る自信ないっすね。じゃあやっぱり喫煙所ないし、宿泊施設なりカラオケなり場所変えてやりましょうか。ははっ、この顔が可愛いって思うのは浩二さんだけっすわ。謝らないでくださいよ、俺がやって欲しくてやって貰ってるんですし。グロバレはしてねーっすけど、女友達がどんな情熱的な彼氏なんかって想像掻き立てられてる感じっすね。…吃驚しました？インスタやってる奴の撮り方ってこんなもんすよ。物によっては光求めて100枚以上撮るし。（レンズを塞がれる前に滑り込む様に頬に口付けを贈り撮影しては、悪戯に笑い画像を確認して。相手の写りが良いものを数枚セレクトし送信しては、厚意に甘え運んで貰い着替えまでをも任せ、眠りに就いた彼の唇をそっと奪い。寝具の中で甘える様に身を寄せると、瞼を下ろし眠りに就き）すんません、うとうとしてたでしょうに。眠い時は蹴って寝ちゃってくださいね。先立って言わなくて申し訳ないっすわ。…さて、寝ましょうか。浩二さん、俺の方が大好きですよ。おやすみなさいです。

(残業を終え恋人へ連絡を入れようとスマホを片手に歩きながら先日の『来週からバイト』との言葉を思い出し。いつもの喫煙所が近づけば足を止めて暫し思案して『今日バイト？一服して帰るから、もしバイトなら一緒に帰ろ。違うなら早めに帰りまーす』の文面と憎たらしい笑みを浮かべ敬礼する猫のスタンプを送り、再び足を進め喫煙所のドアノブを握り)

…はあ、もう駄目だ疲れた…、（喫煙所から帰宅を果たすと、スマホを取り出し『家に帰りましたよん』と送信し、猫と暫し遊んでからシャワーを浴びルームウェアへと着替え寝室へと向かい。寝具に横たえると眠りに就くべく布団の中へと潜り込み、丸まって）

あー……ですよねー…。(喫煙所を出て直ぐに気付いたメッセージを見ては、果たせなかった約束と送ってきた恋人の心情を推し量っては思わず苦々しく声が漏れ。外気の冷たさに寝ぼけていた頭も冴え、走りに近い速さで歩みを進めて帰宅を果たせば、落ち着きのない足取りでリビングへと進むも目当ての姿はなく、こちらを目を丸くして見つめる愛猫に苦笑と共に『ただいま』と投げかけてから寝室へ)……あー…。ただいまぁ、悠チャン。ごめんなぁ。(ベッドの膨らみを見留めては嘆息の深さと同じ分だけ表情の苦さは増し、寝ているかも知れないとは思いつつも小さく声を掛けては膨らみにそっと触れて)

（寝具の中で初仕事を回想し悶々としていれば、恋人の帰宅に気付く事はなく。突如として声を掛けられ、布越しに触れられれば驚き体を震わせ、心拍が上がった状態で布団からおずおずと顔を出し見開いた目で相手を見据え）…おおおお化けかと思ったら浩二さんっすか…よかった。おかえりなさい。…あ、さっき喫煙所に行ったんですよー。浩二さん寝てたんで持ち帰るか迷ったんすけど、パパとかと待ち合わせだったらアレなんでその儘にしちゃいましたわ。えへっ、ごめんなさーい。（いつもの調子で手を合わせ謝罪の言葉を告げては、上腿を起こし何も言わず両腕を伸ばし抱擁を求めて）

……フハ、お化けって。可愛い所あんなぁ。ただいま。(不満の一つでも言われても可笑しくはないと思っていた所に予想外の言葉を投げられればそれを理解するのに暫し時間を要し、理解した瞬間に破顔し肩の力を抜いて。続く言葉を聞きながらネクタイを緩め、ベッドに片脚を乗せて求められる儘に抱擁を果たしては自分に呆れ返りぼやくような声色で)…あー、気づいた。智チャンにやってたぬいぐるみで…つーか、そんなん良いよ。俺ぁ悠チャンと待ち合わせしてるつもりだったし。一緒に帰ろって誘ったクセになぁ…。ごめん。

だってー、こんな早く帰ってくると思いませんでしたもーん。…まさか、走って来ました？（ふと直感すれば心配そうな面持ちで冷えた頬に触れてみて。次いで抱擁を与えられれば嬉々と目を細め堪能するも、自身と相手の心情のギャップに気付けば小さく吹き出した後に緩慢に離れ、ウィンクをして見せて）…ウケる、全っ然怒ってないっすわ。マジそれでキレる奴とか居たら拝みてーくらいっすよ。なので謝らないでください。そもそも悠くん滅多に怒らないですしね。…あ、スヌーピー気付きました？智希居たんで、急いでゲーセンで釣って来たのに戻ったら寝てたんすよ。なんで、黙って置いてきました。起きたらホラーっすよね。新手の虐めだー。

…ワンチャン間に合うかなと思ってさぁ。でもダメだったわ。一緒に帰るっつーのはまた次回。(頬に与えられた温もりが心地よくて、堪能する様に目を瞑り宣言するような声色で告げ。あっけからんとした恋人の仕草に目を細めては、それでも尚腕に力を込めながらくつくつと喉を鳴らしてから僅かに身を引いてまじまじと相手の顔を見遣り)…折角の恋人と帰れる機会を無碍にした事に俺が後悔してんの。はー…勿体無い事したわぁ。…ハハ、智チャンびっくりすんだろうな、起きたら1人でスヌーピーがお供してんだろ。…ふ、ちと面白いわ。…んで、今日はバイトだったんだろ？疲れてるだろーし早めに寝る？

マジっすかー、そりゃ申し訳無いっすわ。タクシーで運べば良かったっす。…ま、これからも時間はある訳ですし。俺からも帰り誘う様にしますね。（自身の顔に注がれる視線に不思議そうな笑みを湛えつつ首を傾げるも、ふと素顔である事を思い出せば両の手でさっと隠して）ウケる、後悔する程のモンじゃないですって。何なら浩二さんの会社の最寄駅まで迎えに行って一緒に帰っても良いですし。…んもーバイトつっかれましたー。でも明日は休み、イェイッ。とは言え浩二さんも疲れてるでしょうから、早めに寝ましょうか。ささっ、着替えましょー。俺が脱がせます。（ネクタイに手を掛けつつ薄く笑むも、相手の反応を窺うべく視線を向け）

別に良いって、気ぃ遣ってくれたんだろ？あんがとなぁ。…おー、待ってるわ。…あ、でも今週とかはちょい残業多くなりそう。(顔を隠す相手の可愛らしい仕草にくつくつと喉を鳴らして笑えば、その手を掴んで顔から剥がし軽く口付けしてから無言の儘ニヤリと笑みを浮かべ)…そりゃ良いな。んじゃ今度迎えに来てもらうか。…ん、お疲れ様。立ち仕事だろうしなぁ、お客とかいわするっつーのは体力使うだろ。…脱がせるとかエロいなぁ。オニーサン恥ずかしいわぁ。(揶揄う様にニヤニヤと厭らしい笑みを浮かべるのも束の間、ネクタイへと視線を落としながら暫し思案すれば緩く首を傾げ)…シャワーだけ浴びてくるからさ、そしたら2人でベッドでゴロゴロしよ。眠くなったら寝落ち上等でお互い気ぃ遣わずそのまんま寝るっつーのはどーよ。

うっす、全然感謝されてる事はしてねーんすけどね。…あー、了解っす。さてはバレンタインのチョコレート貰うので忙しいんだなー？お溢れ楽しみにしてまっす。（手を握られれば抵抗せず、不意の口付けを享受。些か照れた様に地に視線を這わせながら笑みを溢しては、双眸伏せ角度を変えお返しを）何気に寝たとこしか脱がした事なかったんで、セクシーに釦でも外したかったんすよ。…俺は寝落ち上等は喜んでなんすけど、でも浩二さん忙しいらしいですし、今日は寝ておきましょうか。お兄さんのゆとりある時にやりましょ。じゃあシャワー浴びて来たら、その儘ねんねしてください。おやすみなさい、大好きですよん。（シャツの釦を幾つか外しくすくすと肩で笑っては、投げキッスを贈り上腿を倒して。至極穏やかな表情で瞼を下ろし、欠伸を１つ零して）

ハハ、そうだったらまだ良いんだけどなぁ。ホワイトデー商戦の準備が立て込んでんだよ。(相手の軽口にくつくつと笑いを溢しながら前髪を掻き上げてはため息を1つ。次いで相手からも口付けされれば目を閉じてそれを受けてから些か締まりのない表情を浮かべ)…あー、まぁ確かに。でもあんまそんな事されっとマージで理性との戦いになるから程々にしといてなぁ。…ちぇ、んじゃ大人しく寝ようかねぇ。(ボタンの外されたシャツを脱いでスーツをハンガーに掛けては不満気に呟きながら下着姿の儘バスルームへと向かい。手早くシャワーを浴びて部屋着に着替えては水気を浴びた髪をタオルで拭きつつリビングの愛猫の鼻先へとキスをしてから寝室へと戻り)おやすみ、悠チャン。大好きだよ。(穏やかな表情で横たわる恋人の額に口付けを落としてから、短い髪があっという間に乾けば相手を抱き締める様にベッドへ潜り込み)

（だらだらと家事を終え、慣れない手付きでキッチンに立ち猫の餌を作っては、皿に盛り付け緊張した面持ちで差し出して。まずまずの食いつきっぷりに安堵した様に息を溢しては、愛しげな眼差しを注ぎながら優しく頭を撫でて猫撫で声を出し）…きったー。ちょっとずつ上手くなってきたぞ。ココちゃん良い子だねー。後でちゅーるあげるよーん。

…ん゛ん…。(催事で枯れた喉の違和感を誤魔化す様に咳払いをしつつ帰路へ。恋人が休みの日に想定外に遅くなった事に後悔を滲ませながらボルドーのネクタイを緩ませて玄関の扉を開ければリビングへと直行し視界に入る恋人と愛猫の姿に緩んだ表情をして)…ただいまぁ。悠チャン、ココ。

ココちゃーん、浩二さん帰って来たぜ。良かったねー。（餌を完食した猫を抱きかかえ愛でている最中、玄関口から物音がすれば嬉々として頬擦りをし。背後から声が聞こえれば振り返りその主に笑みを向け、緩慢に立ち上がりペットを抱えた儘歩み寄り頬へと口付けを贈り）おかえりなさーい。遅く迄お疲れっす。…あれ、声ちょっと枯れてます？

お、ココご機嫌じゃん。悠チャンにたくさん構ってもらった？良かったなぁ、イケメン大好きだもんなぁ(相手の腕の中で心地良さそうに喉を鳴らす愛猫の鼻先に首を伸ばして自らのそれを摺り寄せ愛情を示せば、頭上からの問いに姿勢を伸ばせば頬へ口付ける頭に手を回してから、心配掛けまいと戯けた声色で)…んー、ちっとな。今日は声張ったからさぁ、アルコール消毒しなきゃだわ。

さっきココちゃんに手作りごはん食べて貰ったんすよ。鶏胸肉と野菜茹でたのを混ぜただけなんすけど。愛情が伝わったかにゃー？（暫し相手と猫のやり取りを微笑ましげに眺めては、おちゃらけた声を出しながら背中を撫でくすくすと笑い。次いで心配そうに相手の喉仏を指先で軽く撫でては、腕の中の子を差し出しつつ視線でソファーを示し）えー、そりゃ大変っしたね。風邪ひいちゃわないか心配っすよ。とりあえず除菌アルコールはビールで大丈夫です？それかホットワインとかかしら。ちょっと座っててくださいねー。

お、マジ？あんがと。なかなか手料理なんか食わせてやらねぇから嬉しかったんだろうなぁ(恋人が彼女の背を撫で可愛がっているのを噛み締めては笑みを浮かべては、甘い声で恋人へ返事をする姿に更に口角を上げ。喉仏を襲う擽ったさから逃げる様に軽く首を振れば愛猫を胸に抱き、ソファーに腰掛けながら相手の所作を見遣りつつ、穏やかな声色で感謝を告げて)平気、流石にこんな短期間で風邪引く程柔じゃねぇよ。…ん、悠チャンが一緒に飲んでくれんなら何でもいーよ。なんでも旨いわ。

まあでもぶっちゃければ、本命に食べて貰う前にアンケートに協力して貰った感じっす。まずまずの反応でしたわ。（相手が猫を抱いたのを認めると満足げに目を細め、キッチンへと赴き冷蔵庫からクラフトビールを2本取り出し開栓した後に相手の元へと。隣に腰を下ろし一方を差し出すと、乾杯求めるべく瓶を掲げて）いやー、解んないっすよー。人が集まるとこには色んなウィルスがありますし。…んじゃ、ビールで。かんぱーい。