雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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ははっ、まさかの雌猫と男のハーレムをご選択で。了解でーす。(促される儘に相手の隣に腰を下ろせば、腕に入り込む様に肩を寄せ目蓋を伏せつつ冗談を紡ぎ。次いで徐に相手の方へと身体を向けると、ネクタイを緩めるべる結び目に指を掛けつつ)そういや来週からバイトっすわー。お言葉に甘えてあんまり入れない予定っすけど。こうして毎日まったり浩二さんを待てるのもあと数日か。
ハッ、両手に華だわ。羨ましいだろ。(自慢する様に片手で恋人の頭を抱き寄せれば反対の手で膝下の愛猫の背を撫で。ネクタイへと伸びる手に微かに首を伸ばせば半ば本気で口にしながらその手へ冷えた手を重ね)はー……やめて、んな事言うの。バイトなんかしなくて良いじゃん。
よっ、男らしいっすよー。生憎全然羨ましくはねーけど。(導かれる儘肩口へと頭部を寄せては、頬擦りをしつつ笑い声を立て。重なる冷えた指先を暖める様に諸手で包み摩っては、柔な口調で)浩二さんが嫌なら、俺本当に止めそうっすわ。でもあんまり負担も掛けたくないですしー。複雑な心境っすよ。
こーんな別嬪侍らせてんのに?なぁ、ココ。(恋人の頭を撫でる手はそのままに愛猫の顎を軽く臭がっては不満気な声色で彼女へと問いかけ、返ってきた鳴き声に緩く頷き。内心理解はしているものの、受け入れて切れないその現状をぼやきながら、酔いも感じない程冴えた頭で酒のせいにしては相手の手を掴んだ儘に背凭れへと体重を預け)…いや、まぁ。囲いすぎんのも良くないっつーのは分かってっけど。今日の浩二クン酔っ払いなんでなぁ。…酔っ払いの戯言だわ。でも少なくとも、悠チャンの事負担に感じた事なんかねぇよ。
別嬪かー。イケメンって褒められた方が嬉しい筈なのに、浩二さんから言われる分には嬉しいや。そんなに唆る顔してます?(相手と猫の遣り取りに思わず一笑しては、ふざけ半分に問いと共にウィンクを投げ。次ぐ反応に愛しさ溢れ、徐に手を解放すると両の腕を肩口へと回し、凭れ掛かる様にしつつ耳元に顔を寄せ囁くは)その酔っ払いの言う事に絆されそうなんすけど。…そうだなー、あと一押しで頷きそうっす。だってバイトより浩二さんのが大事だし。
…そりゃまぁ。理性を保つのに必死な位には。(くつくつと肩を揺らしながら相手の背中に腕を回しては肩口へと額を預け、さも当然かの様な口調で溢して。雰囲気を察してか自身の膝上から隣へと避難した愛猫へと声をかけて、その甘い声で紡がれた返答にしたり顔で相手へと視線を移し)もう一声、ねぇ…。ココだって悠チャン居た方が嬉しいよなぁ?…ほら、そうだってさ。
あははっ、そりゃ良いや。でもどうせなら理性なんて無くなっちゃえばいいのに。…なーんて。(肩口へと寄せられた頭部を慈しむ様に撫でては、冗談めかしながらも本音を孕んだ口調で紡ぎ。続く言葉には曖昧に目を細め思案し、応えを告げた後に耳朶を柔く噛み揶揄う様にし、緩慢に立ち上がり)んー、ココちゃんに頼ったんで減点。週2で働こうかしら。…さーて、今日はまだ早いけどそろそろ寝室いきましょうか。
…酒のせいにして何すっか分かんねぇ野郎相手にんな事言うんじゃありません。(相手の言葉にはたと頭を上げれば苦笑してはそれを冗談だと自身に言い聞かせる様に呑み下し。耳朶から広がる甘い擽ったさに小さく笑い声を漏らしては立ち上がった相手を見遣りながら手を伸ばし)手厳しいなぁ。…ま、曜日決まったら教えといて。そん時くらいは待っててやれる様に努力はすっからさぁ。…ん、そうだなぁ。
何シても良い相手なのに。ちょっと野暮すぎません?…早くしてくんないと、俺から誘っちゃいますよ。(苦笑いする口唇を愉しげに指でなぞるも、それ以上挑発する心算はなくあっさりと解放して。差し出された手を握り立ち上がる様導いては、その儘寝室まで緩慢に歩み寝具へと横たえて)曜日は固定しないで、人が少ない時に入ろうかなーって。何にせよ、浩二さんとの時間は奪われない様に上手くやりますよ。…さーて、今日はそろそろ寝ましょうか。浩二さん、この儘寝ちゃってください。
……悠チャンにはゆっくり手ぇ出そうと思ってんの。すぐ喰っちまったら今までと変わんねぇだろ。(唇を這う指に背中を伝って頭へと血が駆け上がる様な熱っぽさを感じつつ、相手の唇を甘噛みして必死に留めては悩まし気にため息を吐いて。促される儘に腰を上げ寝室へと進めばおざなりにスーツのジャケットだけ脱いではベッドへと寝転びながら相手の腕を引き寄せ、そのまま緩やかに目を閉じて)ん…まぁ、悠チャンが上手くやるっつーなら心配する事は何もねぇわ。…悠チャンも今日はこのまんま寝ようぜ、な。おやすみ、悠チャン。大好きだよ。
…やっべ、もう昼じゃん……。(ふと目を覚ましベッド脇のスマホに手を伸ばせば表示された時刻に眉を顰め呻く様な声色で。暫しの間現実逃避をするかの如く腕の中の恋人の髪を撫で梳かし、耳朶を弄り、頬を軽く摘んでは漸く意を決して起き上がり皺になったスーツを脱いでシャワーを浴びては、適当なパーカーとデニムに着替えてキッチンへと足を運び)…たまにゃ飯くらい作るかなぁ。
(目を覚ますと既に恋人は隣には居ず、寂しげに唇を結び上腿を起こすと大きな伸びをした後に寝具を抜け出し、襟ぐり広めのカットソーとジョガードパンツを纏いラフなスタイルで寝室を出て。洗面台にて清潔感が出る程度に身形を整えると、物音がするキッチンを覗き込みつつ笑みを作り陽気な声色で)おっはよーございまーす。…あれあれ、お兄さん何してるんすか?
(ぐつぐつと音を立てる鍋へと視線を落とし、具材のじゃがいもへと菜箸を突き立てれば抵抗少なく刺さり、コンロの火を止めて。一服しようかと悩んでいれば背後から声を掛けられ、その声の主を確認するまでもなく笑みを浮かべては振り返り)おはよ…っつー時間じゃねぇけどなぁ。ん、暇すぎてビーフシチュー作った。
(鼻孔擽る料理の香りに思わず表情を緩めるもそこそこ、キッチンに立ち振り返る相手の男前な仕草に僅か心臓を高鳴らせては、両腕を広げながら歩み寄り肩口に抱き付きながら懐いて)わー、浩二さん料理も出来るんすね。完璧過ぎるっすわ、大好きー。因みにビーフシチューも好きー。
(抱きついてくる相手の腰に腕を回し、その頭に軽く頬擦りをしては自然と声色も柔らかく、満更でもない口調になり)簡単なのしか出来ねぇし、1人だと面倒くさくって作らねぇけどなぁ。…食う?
ビーフシチューって難しそうっすわ。マジでデキる男。俺に至っては包丁すらまともに持てないですしー。もっちろん、喜んで頂きますよん。(双眸伏せ、暫し相手の体温を堪能。問いに微笑刻み頷いて見せては、名残惜しさ残るも離れ皿とスプーンを用意し鍋の元へと戻り、盛り付けを行いつつ感嘆の息を溢して)じゃ、お手伝いしますねー。うわー、美味そうやー。
ま、実際煮込むだけの簡単料理だけどなぁ。デミグラスソースとかも市販だから。(相手の称賛に擽ったそうにくつくつ笑いつつも鍋を覗く相手を見るとアルコールシートを手に取りリビングのテーブルを軽く拭きつつ軽口を)あんがと。ま、悠チャンの肥えた舌に合うかは保証しねぇけどさぁ。
ほぇー…ちゃんとしてるんだなー。もしかしなくても、浩二さんの手料理を食うのは俺が初ですか?あはは、少なからず恋人が作ってくれたモンは美味いに決まってるじゃないっすか。愛情が他の食い物の比じゃないんでね。(料理の盛り付けを終えると両手に皿を持ち、テーブルの前へと赴きスプーンと併せて並べて。続け様に冷蔵庫へと向かいミネラルウォーターをグラス2つに注ぐと戻り、卓に置いた後にソファーに腰掛け嬉々として手を合わせて)いっただっきまーす。
あー…言われてみりゃそうかもなぁ。俺ですら自分で作った飯なんか久々だわ。…ハッ、可愛い事言うじゃん。そんな喜んでくれんならたまになら作ろうかねぇ。(ソファーに腰掛け、キッチンとリビングとを往復する相手を見つめながら膝に腕を掛けては頬杖を付いて目を細め。隣に落ち着いた恋人に倣うように軽く手を合わせ、相手の反応を窺うような心持ちで横目で見つつスプーンを手に取り)ん、召し上がれ。
やったー、だと思ったんすよー。普通女が飯作ってくれますもんね、俺ポンコツなんで無理っすけど。何にせよ浩二さんの初ゲットだ。次回も楽しみにしてまーす。(食前の挨拶を終えるとスプーンを手にし、真っ先に好物の肉を掬い目を輝かせながら口元に運んで。双眸を閉じ感嘆の声を揚げては、こてんと相手の肩口に頭部を傾け)んーっ、美味いっす!…こりゃ、胃袋まで掴まれましたな。
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