雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
通報 |
甘やかすのが元から好きな俺ですら我儘言って良いよなんて言った事ないんで、コウくんの愛情の深さを感じますよ。──まあ最近じゃなけなしの男気すら消滅しそうなんですけどね。そうだなぁ…じゃあコウくんが疲れて帰ってきた日は男前にお迎え出来る様に頑張りますね。──お粗末様でした。コウくんがお弁当に持って行ってくれるなら、張り切って作りますねん。でもって片付けも俺の仕事ー。旦那様には後でご褒美貰わなきゃいけないから、ゆっくり寛いでいてくださいね。(腰へと腕を回されれば自然と心拍は上がり、喉を小さく鳴らした後に穏やかに双眸を伏せて額と頬への口付けを享受し。唇にも贈られる事を予期して胸を高鳴らせるも、予想に反して掠めるに留まれば発散しようのない熱を眼に宿しながら拗ねた様に僅かに口唇を立て。ゴネようと口を開き掛けるも、次ぐ己好みの科白に頬を火照らせては途端にしおらしくなり、控えめに頷くと相手に身を委ねるべく再び双眸を伏せ)──…焦らしてからそんな事言うなんて狡い。俺はいつだってコウくんに滅茶苦茶にされたいと思ってるんですから。…だから、色々なところに沢山キスしてください。
俺だって雄太相手じゃなきゃこんな事言わねぇよ。俺が我儘言いまくるから、我慢しちまう雄太にも言わせておいて相殺にしようっつー浅はかな魂胆だしなぁ。──ハハ、最近はそりゃもうデレデレしてくれてっから。疲れて帰って来た日に出迎えてくれんのがイケメンな嫁さんだなんて最高じゃねぇの、形無しになっちまいそうで不味いわぁ…気ぃ付けねぇと。──弁当なんか残りモン詰める位で良いのよ、朝から気合入れたら疲れちまうだろ。偶に豪華なの作ってくれりゃあ充分すぎる位だわ。(揶揄に近い焦らしの後で逡巡した様に動く目の前の唇に細めた目と上がった眉が作り上げるのは明らかにニヤついた笑みで、素直な頷きに一層口角を吊り上げれば褒めるべ頭を梳き撫で。その儘手遊びに相手の耳を弄りつつ唇を寄せ、柔らかな口唇を音を立てながら数度啄んでから打診する様に下唇を甘噛みした後に舌先を覗かせれば酷く緩慢な動きで徐々に口内へと進ませ)──ふ、良い子じゃん。可愛い事言われるとちと虐めたくなんの、悪い癖だよなぁ…。ま、やめる気ねんだけど。ん…、
んー、コウくんに我儘言われた覚えはあんまりないかなぁ。寧ろ俺が我儘言ってばっかりだからなぁ。…だからね、偶にはコウくんにももっと沢山我儘言って欲しいですよ。俺元々は尽くすのが大好きなんですから。──んーん、コウくんのお弁当を作れる時は俺が幸せだから、ちゃんと作りたいんです。そもそも疲れたとてヒモですからなぁ…幾らでも寝れますし、寧ろここまで何もしない生活だと返って活き活きするんすよ。──本当に意地悪。ちゃんと焦らした分のご褒美はくださいね。……ん、…ふぁ…っ、(視界を閉ざす中、柔な手付きで髪を撫でられれば短く甘い声を溢し、期待故に喉を鳴らし。逸る気持ちの中、漸く口付けが与えられれば胸中に相手への愛しさが溢れ、鼻に掛かった吐息を溢し。瞬く間に恍惚とする中、下唇を甘噛みされればその意図を汲み取り唇を薄く開き相手の舌を招き入れ。焦らす様にゆっくりと舌を挿入されれば背筋を震わせ、肌を熱らせながら刺激を求めるべく自ら深く絡め、脳が甘く痺れる感覚に震えた吐息を溢し)
そうかぁ?俺は自分のしたい事とかに関してはすっげぇ我儘な自覚あるつもりだけど。雄太とここ行きたい、雄太とアレがしたいってのはガンガン言っちまうし諦める気も微塵もねぇから、俺が思った時点で実行に移すのはほぼ確定ってなクソ我儘。付き合ってくれるって自信があるから好き勝手言ってんのよ。──…そんじゃ、折角だし楽しみにしてよっかなぁ。恋人の愛情篭った手料理なんかいつだってめちゃくちゃ嬉しいし、最近社食の混雑避ける為にってんで昼の時間まちまちで目当てのモン食いっぱぐれたりすっから弁当助かるんだよ。あんがとな。──…ふ、…(ゆっくりと時間を掛けてかけて嬲るつもりだった思惑から逸れ、恋人が待ち兼ねた様にしたを絡ませてくればそのいじらしさに吐息に似た音で笑声を鼻腔から漏らしつつも応える為に舌を伸ばし、先程までの緩やかな口付けから一変し激しい行為へと変わるにつれ自ずと激しい水音を鳴らしながら己より幾分温度の高い口内の感触を楽しみ。腰元へと残した手に力が込もるのに自分自身では気が付かない儘耳朶に触れる手を肌伝に下ろし、パジャマと素肌の境を指先で辿った先に行き着いた釦を幾つか外し)
俺とあれしたいこれしたいを考えてくれて、でもって実行に移してくれるのは我儘じゃなくてリードして貰ってるって感覚ですわ。付いて行くのが大好きな犬気質としてはありがたいばかりですよ。──…うんうん、お弁当頑張って作りますねん。旦那様の為なら喜んで。…あー、社食の種類減ってるのは寂しいっすねぇ…じゃあ少しお弁当作る頻度増やしちゃおうかな。きっと就職したななかなか作れないんで。──…んン……は…っ、(漸く欲していた口付けが与えられれば悦びが湧き上がり、夢中で己からも舌を絡め。恋人と戯れる時間を欲してたが故に一際幸福感を感じ、胸を高鳴らせながら口付けに陶酔しては、腰へと与えられる圧に相手から求められている様な錯覚を起こし、胸を締め付けられる感覚を覚え。首筋を相手の指が通過すれば敏感に背を震わせ、その手が衣服のボタンへと掛けられれば心臓は更に早鐘を打ち。一層甘ったるい声を溢しつつ、言外に相手に己の高揚を伝えるべく腰を揺らし、相手の腿に臀部を擦り付け)
リードなんて崇高なモンじゃねえってのに、本当俺に甘すぎんだから。これ以上の我儘なんて何言えば良いんかなぁ…ふ、俺が寂しいっつったらぜぇんぶ放り出して傍に居ろ、とか?──お、マジ?頻度増やしてくれんなら弁当箱でも買おっかな、2個買や雄太もバイトん時とか俺とおんなじ昼飯食えるし良くね?そんで、お前が就職するまでには俺も弁当作り練習しよっと。…いや、我ながら名案じゃん。──ン…、(留め具を外す最中、手触りの良い布越しに相手の胸元を掠めた指から伝わる確かな心音に高揚を煽られるのは必然で、自ずと荒くなる息と身の内に宿る熱に耐えかねては名残惜しげに上顎に舌を這わせてから唇を解放し。指が離れたばかりの耳元に代わりとばかりに顔を寄せ音を聞かせる為に付け根へと吸い付いてから囁く声は否が応でも甘ったるい響きを孕み、露わになった相手の首筋を飾っているであろう痣の数々を視界に収めるべく頭を上げて。誘惑染みた動きをして脚の上で揺れる臀部に背筋を小さく震わせれば考えるより先に手は諫めるかの如く肉を鷲掴みにし、溢れ出る愛欲に抗う事は出来ず本能的に首元へと顔を埋めて短い口付けを繰り返し)──マァジでエロい…。…あーやっべぇ、堪んねぇわ…可愛い。好きだよ、雄太…、
コウくんが謙遜してるだけっすわ。人に惚気りゃ羨ましがられる完璧な御人ですよ、俺のダーリンは。──やば…正直今のはすげーツボでしたわぁ。傍に居ろなんて言われたら喜んで全てを擲って行きますし、心臓が壊れるんじゃないかってくらいドキドキしますよ。──ナイスアイディア。コウくん天才っすわぁ。離れてもダーリンと一緒にランチしてる気分になれるって最高だなぁ。でもってコウくんの作ってくれたお弁当を見たら1日がすげーハッピーになって頑張れそう。今度ライダース買いに行った時に見てみましょー。──…ふぁっ…、耳だめ…っ、…恥ずかしい…、(布越しに胸元へと触れられれば、直に触れられる感覚が脳裏に蘇えり刺激を求めて身体が疼くのを感じ。厭らしい己に恥じらいを覚え、激しい口付けの合間に眼に涙を溜め。唇が解放されるなり酸素を取り入れようと乱れた呼吸を繰り返し。間髪置かず耳を舌と水音で犯されれば、口元を手の甲で覆い隠しながら声を必死に堪えようと足掻くも、囁かれた甘い言葉にはいとも簡単に絆され、涙を含んだ目で相手を見ると首元で未だに深い茶で鎮座する痕を見せるべく襟を肩口まで下げて。臀部を掴まれれば切なく眉尻を下げて息を飲み控えめな反応を見せるも、弱点へと幾度も贈られる口付けには全身の力が抜ける程の快楽を感じ、震えた呼吸を繰り返しつつ身体を支えるべく相手の首裏に両腕を回し凭れ)──…コウくん、好き…っ。コウくんの事が大好きで大好きで、どんどん感じやすくなってるんです。キスだけでこうなっちゃうなんておかしいでしょ?──…はっ、あ…、首弱いの…んっ、知ってるのに……っ、
違ぇよ、雄太が話盛りすぎなだぁけ。本当、お前のお陰で俺のハードル高くってしゃーねぇわ。恋愛童貞がそんな器用にこなせる訳ねんだよなぁ。──…へぇ?こんなんで良いの?雄太が甘えて欲しいって言う度に、俺にゃあ可愛く甘ったれるなんて無理だからそりゃもう悩んでたモンだけど。…ハッ、こんなんなら楽勝。お前の心臓ぶっ壊してやる位のつもりで我儘三昧してやろっと。──だろ?俺も雄太とおんなじモン食えてるって考えると幸せだわ。忙しい時程ちゃあんと繋がり感じれた方が良い気がするしな、多分来年の春先は俺も今よりは多少余裕出るはずだから気合い入れてやんよ。──…っふ、随分煽ってくれんじゃねぇの。こんな可愛い顔された日にゃ外でキスなんか簡単に出来なくなっちまいそうだわ。(己の残した痛々しい痣を曝け出す様に見せつけられ熱を帯びた息を吐いてからその上に鎮座する表情に目を遣ると、一歩誤れば己の理性を見失いかねない程扇情的な表情に生唾を飲み込んでなんとか耐えるも浮かべた笑みに滲む欲は隠し切れず。素肌に唇を落とす合間合間に紡ぐ選択を委ねる様な言葉とは裏腹に、釦に引っ掛けた儘だった手で恋人の首裏を掴んだのは逃すまいと言外で示す行為で、高い音で吸引音を絶えず響かせながらももう一方の手は尻を揉みしだき、時折布越しに甘く引っ掛く様に爪先で撫でては、相手と触れ合う箇所のどれもに血が集まる火照りを感じ。戯れに没頭しつつある己を自覚すれば縋る様に体重を預ける腰に再び両腕を回しては抱き上げつつ立ち上がり)──…ん、弱いのダメ?嫌ならやめるけど…どーする?…は、俺こうするの、結構好きなんだけど……──まぁでもどっちにせよ、そろそろベッド行こっか。沢山ご褒美やんなきゃだし。
俺言葉が拙いからコウくんの魅力を完全に伝えきれてない可能性はあっても、盛ってる事はないかな。それにこれ程俺を夢中にさせておいて、恋愛童貞だなんてよく言いますわぁ。──…多分軽くキスするくらいなら大丈夫なんすけど、甘やかされながらちゅーしたり、ディープキスしたら危ないかな。いかにも好きですって目になっちゃう。…今までだったら時間が経てば愛情が落ち着いて来たんだけどなぁ…その逆って初めてですから、俺自身も吃驚してますよ。──…んっ…止めないでください…、ふっ…、…この儘コウくんに愛されたいです…、(幾度も首筋へと降り注がれる口付けに次第に身体は蕩けるかと錯覚する程の熱を孕み、息遣いは行為中を思わせる色気付いたものとなり。問い掛けに首を横に振り応えると、恥じらいつつも弱く縋る様な声で続きを強請り。首元と同時に臀部を愛撫されれば次第に素肌に触れられたい欲は募り、本能的に媚びを売る様に揺れる腰を抑える事が出来ず、己の情けなさに涙が溢れて。身体を抱え上げられれば自らも相手の首裏に腕を回し、滲む視界に映る相手の端正な横顔に見惚れつつ続く行為を予期して熱い吐息を深く溢し/暗転)
…やだなぁ、泣くなよ。雄太の事泣かせたくて反応した訳じゃねぇんだから。お前が泣いてるって知ったら俺が心配すんのなんか昔っから知ってんだろ?いーよ、何でも聞いてやるから、話せる事からで。
うん、コウくんに心配かけてばっかりだったなぁ。本当にごめんなさい。…ずっと顔を出さなかったのは不可抗力だったんです。俺の意思じゃない…だから、誤解させてたらすんません。ちゃんと話したかったし、忘れてなかったです。
…この前コウくんの背中見掛けて…懐かしくてまたコウくんと話せたらなって…。でも俺達はもう会わなくて長いし、それは俺の我儘だから…うん、上手く言えない…。ここでこうして2人で語らなくて良いんです。ただ、友達としてまた話せたらなって…。うう…っ、全部俺の我儘だから気にしないでください…!
別に謝る必要ねぇわな、俺が勝手に心配してただけだし。あの頃はそれが役得だった訳だしさ。…んで、先に顔出さなくなったのは俺の方だわなぁ。そんで今更どうすりゃ良いのか分かんなくて、なあなあにして楽な方に逃げた。ごめんな。
…ま、確かに会わなくなってからマジで長いからなぁ…多分、お前が思ってる俺とは大分違うと思うよ。お互い、あの頃はこうだってのにって感情を一切持たないで友達として話すのは…やってみなきゃ分かんねぇけどさ、しんどい思いする可能性もあるのは分かってる?
恋愛感情抜きにして、どこまでいってもお前の事は、俺大事だからさぁ。もし、後悔させる可能性があるなら、あんま良い顔してやれる自信ねぇかなぁ。
もうお互い謝るのは止めましょ。俺はコウくんと過ごした時間は良い思い出しかないから、感謝しかないんすわ。
…俺もコウくんの事は大事っす。ただ楽しく話せたら嬉しくて…だからコウくんがヤニ吸ってたら行くかも。あんまり深く考えないでくださいねん。
ハハ、ありがてぇ話だけど…あんま美化されっと、それこそ落差が酷ぇからほどほどにして欲しいところだわ。
…あー……どうだろ。どちらにせよ、ヤニはもう吸いに行かねぇつもりだったから…ごめん、それはあんまり期待しねぇでおいて。それ以外なら考えようもあるけど、あんま決めた事コロコロ覆えすのもダセェっしょ。
本当?俺は前よりも良い男になった自信あるんだけどなぁ…って、これじゃ俺とコウくんで性格逆になったみたいっすね。
うんうん、行くか行かないかはコウくんの自由だから、それで大丈夫っす。…とりあえず、コウくんの声が聞けて良かった。
眠い、眠気が限界なんで寝ます。顔見せてくれてありがとうございました。おやすみなさい。
ふ、だぁって雄太の頭ん中の俺って、お前にベタ惚れの甘ったるい俺だろ?それに比べたら俺は偽者みてぇなモンだわな。見た目だけそっくりってな感じだろ。
んじゃ、俺の意思表示はしたしな、約束を変える気はねぇや。…多分伝わってんでしょ。
俺も話せて良かったわ。おやすみ、ゆっくり寝ろよ。
トピック検索 |