雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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首が治ってきたなら何よりっすわ。…ふ、チャラいなぁ。俺は幾ら飲んでもダーリンが居るから失敗しねー自信あるのに。やっぱり俺の方がコウくんへの愛情が上みたいっすわ。──あれ、ここでキスしちゃって大丈夫ですか?ムラムラしてるなら幾らでも慰めるのに。…そりゃもう、他の奴じゃ役に立たねーってなるくらい激しくして貰って。(頭を撫でつつ冗談めかした口調をしては、不意を突く様な頬への口付けを驚いた表情で享受し、次いで湧き上がる笑いの儘くすくすと肩を揺らし。脚をソファーへと載せ相手の腰元を挟む様にすると、首に腕を回した儘後方へと倒れ挑発する様に薄い笑みを刻んだ後に、掠めるだけの口付けを贈り囁く様な口調をして頬を撫で)
ん、心配掛けてごめんな。もう余裕だから安心して。…しゃーないだろ、俺元々一途なタイプとは掛け離れてんだから。でもかわい子チャンの為に必死こいてんのよ、努力の賜物っしょ。俺みてぇな奴が自分の事過信したらいよいよやべぇわ。──…あらやだ、煽ってる?俺がしおらしく強請ってやるなんてレアなのに。それとも激しいキスはするよりされる方がお好みかしら。(首元を引き寄せられてはバランスを崩し、自ずとソファーへと手を付く形になり己の腕の中に閉じ込められる様な相手の姿に揶揄染みた視線を投げつつ微かに残った唇の余韻を確かめる様に舌先で舐め上げ。片手を服の裾から滑り込ませ柔らかさの増した脇腹に手を這わせつつ低く笑いを溢して互いの鼻先を突き合わせ)
好きな人を想う気持ちは別に謝って貰う様な事じゃねーっすわ。…ヤダ。俺じゃねーと詰まんねーとか抱きたくねーとか思って貰えなきゃ満足しねーっすよ。余所見しないで、ちゃんと俺だけ見ててくれなきゃイヤ。──…ん、誘ってますよ。勿論キスだけじゃなくて、ぜーんぶ。…今ね、きっとコウくんが思ってる以上に妬いてるんですよ。だから俺だけだって思わせてくれるくらい、激しくして欲しいんすけど。(思惑通り相手を巻き込み横たえる事に成功すれば、嫉妬の感情を隠そうともせず口唇を立て頬を膨らませ、甘ったれた口調で我儘な感情を紡ぎ相手の眼をじっと見据え。ふと色香を振り撒く様に微笑を浮かべては首筋を撫でるも、腹部の脂肪に触れられれば途端に恥じらいげに視線を逸らし再び口唇を立て、相手の気を逸らすべく双眸を伏せ幾度か音を立てて唇を啄み、舌を口腔へと滑り込ませて味わう様に深く舌を絡め)──…ン、
ハハ、んじゃあんがと。どんなに痛くても気ぃ紛らわしてられたのは雄太のお陰。…未だにお前の嫉妬のスイッチ分かんねぇ時あんだよなぁ。俺的には他を選べないから止む無くっつーよりは、他にも選択肢があるのにぜぇんぶ捨てて良いっつー方が上だと思ってるってだけだよ。どっちにしろ結果は一緒、雄太しか触んねぇからキッツイの。──…ハッ何よ、理性も何もかなぐり捨てて良いって?随分寛容じゃねぇの。そんなん俺の得意分野だぜ。(忌み嫌う筈の自分を推し量る様な言葉すら恋人の口から紡がれたものであれば感じるのは充足感でしか無く、口角を上げて諭す様な口調で機嫌を取るべく言い含め。手指に伝わる温柔さを堪能する様に指の腹へと力を込めて軽く揉みつつ、口内へと侵入してきた滑った舌を自分の内側に篭る熱気を発散する捌け口とばかりに音を立てて吸い上げてから前歯を食い込ませると直ぐに解放し、相手の首元へと顔を埋めて軽く歯を宛てがい)──っ、……煽られたからには手加減しないでやんねぇとなぁ。
俺の嫉妬のポイントなんて解り易いと思うんだけどなぁ。コウくんが男前だから声掛けられたり誘惑されんのはしゃーなし、でもそれを跳ね除けてくれるって確信が無きゃ不安になっちゃうんすよ。勿論コウくんを信頼してねー訳じゃないっすけど、さっきは気が緩んだらホテルで目覚めるパターンもあるの?って拗ねちった。──…ん、コウくんの全部を受け止め切れんのは俺だけになりたいもんで。…でもって今はお兄さんが欲しくて限界なんすよ。手優しくされたくらいじゃ満たされないくらいに。(機嫌を取る様な口調で語り掛けられれば言葉とは裏腹に容易く心は解かされ、表情を緩めて。口付けを交わす中腹部に触れられればそれすらも愛撫に感じ次第に肌の温度を上昇させ、不意に舌を吸い上げられ次いで歯列が食い込む感覚を覚えれば息を詰めつつ背をしならせ。被虐心が煽られた状態で歯を首元へと宛てがわれれば欲情を宿した顔に薄く笑みを刻み歓迎し、片手で相手の髪を撫でつつ更に煽る様な甘い声遣いで)──…脳味噌が気持ち良くなるくらい噛んじゃってくださいよ。キッチリ受け止めてるんで。
あれは言葉の綾っつーか…。昔なら兎も角、お前と付き合ってからはホテルで目ぇ醒ました事なんか一度もねぇし、俺が帰巣本能強いの知ってんだろ。記憶無くしてたって雄太の所にちゃあんと帰って来るわ。只、俺みたいな飲み方してりゃあ酒の席なんか一歩間違うと何があってもおかしくねぇし未然に防いどきてぇの。こちとら今じゃあダチが適当な女を飲みの席に呼ぶのすら断ってんだよ。──ン…、(拗ねた表情が緩んだのを認めては然程根深いものでは無いと判断し内心胸を撫で下ろしつつ、戯け混じりに自嘲を浮かべて。素肌に載せた歯列を受け入れる様に髪を撫でられては自分の欲に生唾を飲み込んだのとほぼ同時に喉奥から熱を帯びた息を漏らし、相手の身体をソファーへと縫い付けるべく腹部に這わせた手に体重を乗せ肺一杯に息を吸い込んでから顎に思い切り力を込め、暫し容赦なく食いしばるも皮の弾ける感覚と舌の上に広がる鉄の味に気づけば直ぐ様顔を離し)あ、…やっべ、悪ぃ噛みすぎた。血ぃ出させねぇ様に毎回気ぃ付けてたのに。
ん、それなら良いっすわ。コウくんが浮つくつもりがないなら責める必要もなし。…つか野郎だけで飲んでてくれたんすね。最高っすわ。──くッ……ぅ……ンッ、(穏やかな心情で言葉を紡いでは、相手の自嘲を解くべく頬へと口付けを贈り。相手の熱い息遣いと抵抗させまいとばかりに抑え付ける手に胸を高鳴らせるも束の間、嘗て感じた事が無い程の刺す様な痛みが走れば双眸を強く閉じ無意識に逃れようと悶絶するも叶わず、束の間の時間も長く続く様に感じながらひたすらに耐える事に意識を集中し、途切れ途切れに呻き声を溢し。解放されると視界が滲み涙が溢れていた事を自覚し、朦朧とする意識の中熱く脈打つ感覚の傷に触れ、少量の血液が溢れている事に気付くと乱れた呼吸の合間に小さく笑いを零し)…はっ…俺、バンパイヤと付き合ってたっけ。
最近は女が居る飲みなんか仕事関連と、あとはマジで頼まれたってお互いヤらねぇって豪語出来るダチ位なモンよ。俺バイだっつっても割とノンケ寄りだし、その方が雄太の為かなって。(腫れ上がった痛々しい傷口だけを見つめている間は眉を下げていたものの、視線を上げ気怠気な色っぽさを醸し出す相手の表情に背中を震わせては無意識の内に口角は歪み、煽られた嗜虐心の下ではトラウマ染みた血の味すら背徳的な興奮を呼び起こし。辛うじて力を抜き優しく素肌を撫でる手と選んだ言葉こそ労わる様な体裁はあるものの、薄く笑みを浮かべた儘白い肌を伝う赤い液体に吸い寄せられる様に舐め取り、より強い刺激を与えるべく音を立てて傷口へと吸い付き)…ごめんなぁ、痛かったよな。可哀想に。優しくしてやるつもりだったんだけど。
…ちと虐め過ぎたかなぁ。ま、こんなんも久々だし悪かねぇわ。(眠った恋人を寝具へと運び、首筋の傷痕を軟膏とガーゼで簡単に手当てしてから寝顔に掛かる前髪を軽く掻き分け額へと口付けを落とし。自分の衣服を脱いで同様に寝具へと横たわると背中に両手を回し、満足気に笑みを浮かべつつ微睡み)おやすみ、雄太。明日もバイト頑張っておいで。愛してるよ。
随分と俺の為に我慢してくれてるんすね。そこまで自衛してくれてるなら安心っすわ。…独占欲の強い奴と付き合うと大変っすよねぇ…コウくんは自由なのが好きでしょうに、すんません。──…ええ、そりゃもう頭が真っ白になるくらい痛かったですよ。でも俺が望んだ事ですし…って、えっ、嘘、──……はっ…あ、んンっ……、…だめ、気持ちいい…っ、(恋人の優しい言葉に愛情が湧き上がるのを感じれば、ずきずきと疼く傷すらも愛しく感じ表情を緩め。相手のトラウマを気にして溢れ出る血液を幾度も拭うも、想定外に舐め取られれば驚いた様に見開き。次いで傷口をきつく吸い上げられれば再び訪れる激痛に喉元を逸らすも、肉を引き裂く様な痛みは同時に快楽となり、声量を控える事も忘れて色めいた声を揚げ。脳髄に直に響く様な吸引音で高揚し次第に羞恥心はなくなり快感をその儘言葉にすると、更に己を窮地に追い込んで欲しいと強請る様に相手の手を己の首元へと導き熱に浮かされた視線を相手の方へと向け)…ん……もっと、虐めてくださいっ…、
反応遅れちゃってすんません。ふわっとしちゃったもんで本当に申し訳ないんで、遠慮なく休んでくださいね。お休みなさい、愛してますよ。
…やべ、またやらかした。(寝具の中で目覚めると状況が上手く飲み込めず、首元を撫でてガーゼで手当てが施されている事に気付けば己が気を失った事を察し、隣で眠る恋人に済まなそうに視線を向けて。傷口がずきずきと痛むのを感じつつ相手を愛しげに抱き締めては、唇を触れさせて耳元で囁く様に)おやすみなさい、コウくん。愛してますよ。明日1日頑張ってくださいね。
やっと終わったぁ…。(平生のスーツ姿より幾分ラフなジャケパンスタイルでアテンドを終え帰宅すれば喉奥から低い声を絞り出し、手洗いうがいを済ませリビングへと進み。キャットタワーで丸くなる愛猫の額へと口付けをしてからソファーへと深く座り込み)
(ペイズリー柄の開襟シャツを黒のスキニーにシャツインして纏い、首元の傷は大判の傷テープで覆い気持ちばかりの目隠しとしてチョーカーを着け帰宅すれば、手洗いうがいをした後にリビングへと。恋人の隣へと腰を下ろすと脚を組み、久々に丹念にメイクを施した顔を見せ付ける様に目を細め笑んで見せ)ただいまっす。連勤お疲れ様でした。…つか昨日は又気絶してすんません。起きたら可愛らしい手当てをしてて貰ったもんで、朝っぱらからニヤニヤしちゃいましたわ。
(気怠さを前面に出した表情でスマホを眺めているも玄関から物音が聞こえてくれば反射的に顔を上げる己の愚直さに堪らず笑みを浮かべる口元を隠し、恋人の姿を視界に捉えては端末を手放し代わりに隣に落ち着いた腰を抱き。粧し込んだ華やかな顔に込み上げる愛おしさに任せる様に頬擦りをして)おかえり、雄太もお疲れさん。…ふ、痛すぎて気絶したのか悦すぎて気絶したのかで俺の反応は変わってくるんですけどぉ。まぁでも傷痕が残るのは本意じゃねぇのよ、綺麗に治りゃあ良いけど。
あざっす。ゆーくんヒモ気質だからもう一生土日に働きたくないっすわ。コウくん俺の上司にクレーム付けて。──…つかウケる、そんな野暮な事聞きます?悦過ぎたに決まってるじゃないっすか。…あーでも、結局致す事致せなかったのだけが残念っすわ。今日お兄さんが寝た後にオイタしても良いです?傷はまあ治るんじゃないっすかね。でも暫く隠すモンがないや。首輪買ってください。(着座するなり腰を抱かれ頬擦りをされれば愛しげに小さく笑いを溢し、肩へと手を載せ唇を啄んだ後に視線を絡め甘い声を出し強請り。徐にチョーカーを外すと、傷を覆っていたテープを剥がし血がすっかりと止まった歯型を見せ)
ハハ、そもそも土日なんか働く為の日じゃねぇもんなぁ。俺が癒してやれねぇ程疲れて帰ってきたらバリバリにクレーム付けてやるわ。──そりゃあ分かり切ってても雄太の口から言わせてぇのよ、なんせ意地悪ぃから。…ハッ、寝た後はダーメ。そんなんされる位ならお宝写真で発散してから寝てやるわ。あー…意外とガッツリいってんなぁ、いや…うん、ちゃんと傷塞がるまではあんま触んなよ。つか、首輪嫌なんじゃなかった?(己を絆す様な口付けには満足気に目を細めるも次ぐ甘ったるい声色には無情な返答と共に舌を出し。相手の手によって暴かれた裂傷に背筋を震わせ、歪む口元を生唾を飲み込む所作ごと片手で覆い隠しては一度視線を外し心を落ち着けるべく息を吐いてから自分に言い聞かせる様な口調で視線を戻し)
コウくんに癒し切れねーなんて事起こり得ないんだよなぁ…しゃーなし、諦めて明日もワンワン稼ぎますわ。…ふ、マジで意地悪。2週間近くもオイタしないで耐えたのに実物使ってくれねーとか、酷い仕打ちっすよ。──…ね、俺としちゃ全くもって構わないんすけど…あーでも、コウくん血にトラウマがあるのに見せちゃったのだけが気掛かりっすわ。首輪はグッチにレザーの太くて洒落たのがメンズ用であるんすよ。それなら欲しいっす。まあ一応、首輪以外にも首を隠す秘策は考えてるんすけど。(己を揶揄う様な相手の表情に拗ねた様に口唇を立てるも、傷を見てからの表情の変化を認めては済まなそうに眉を下げて頬を撫で。徐にスマホを取り出し首の大部分が隠れる幅のシンプルな黒のチョーカーの画像を表示させては、己の小遣いでは買えない金額にも拘らず欲しがる様な視線を注ぎ)
フハ、頑張れ会社の犬っころ。まぁでも…明日頑張ってきたら久々に飯でも作ってやろっか。偶に料理しとかねぇと鈍るし。…あらやだ、いつでも使ってやるけど俺が玩具にしてぇんだから寝てる時に襲われてもなぁんも楽しくねぇじゃん。それとも大人しいマネキンがお好み?──や、トラウマっつーか。…元々血ぃ見るくらいなら全然平気だし、なんなら……それ見ると、まぁた噛みたくなるんだよ。…あー、確かにこれなら隠せそうだし、雄太は似合いそうだな。でもこんなん一回付けたらマジで外せない首にするけど、良いの?(自らを痛まし気に見遣る視線に罪悪感を覚え後頭部を乱暴に掻いては暫し逡巡し、虫の良過ぎる自分の反応にバツの悪さを感じつつ顔を顰め。次いで相手の表示した画面を覗き込めば納得した様に小さく頷けば唇を耳元へと寄せ脅し染みた言葉を低く囁き)
まだ入社前だから子犬みたいなモンな筈なんすけどねぇ…まあ連休は俺だけ免除だからしゃーなし、頑張って来ますわ。でもってご飯やった。何でも喜んで食うんで、カロリー高めで宜しくっす。…ふ、マジで俺の扱いが上手いんすから。玩具にしてーなんて言われたら、俺から悪戯する気になんてならねーっすわな。──ははっ、この傷見て又噛みたくなるって相当のSだ。上等だ、幾らでも噛んで良いっすよ。俺だけ見ててくれるなら、幾らでも好きな様にしてください。俺は痛いのが好きっつーか、コウくん好みにカスタマイズされんのが堪らなく好きなんすよ。…だから、首輪外すだけでコウくんが盛るくらいに、是非ともやっちゃってください。(相手の表情の変化を見ては両手で頬を包み込み、言外に気にしないで欲しいとの意思を伝えるべく優しく唇を触れさせて。耳元で囁かれた言葉に愉快げに肩を揺らすも、想像しては体が疼くのを感じつつ耳元で囁きお返しと。ちゃっかりと購入ページのURLを相手の連絡先に送信すると、欠伸を溢してソファーに横たえ瞼を伏せ)…やべ、急に電池切れになっちゃいました。寝ちゃう…お休みなさい。明日は店が空いてたらバイトは早々に帰される筈なんで、そうなる様に祈っておいてください。蹴って休んじゃってくださいね。愛してますよ。
…折角だし俺ももう少し連休に合わせて休み取れるように根回しすっかな。オッケー、なんかスタミナ付きそうなモン食おうぜ。今の時期免疫力下がると良くねぇし。…扱いが上手いっつーか俺の自己中な本音だけどな。悪戯なんかされるよりした方が楽しいじゃん。──だぁってめちゃくちゃ痛そうなんだもん。こんな酷ぇ事されて、それでもデレデレしてるお前が可哀想で可哀想で…すーげぇ可愛い。…ふ、最高。そこまで言われちまったら遠慮なんかするの申し訳ねぇもんなぁ。(贈られた唇に眉間の皺を緩めては自分が言葉を紡ぐ度に込み上げる下卑た笑いを隠す様に相手の肩口に顔を埋めるも低い笑声混じりの声は隠し切れず。次いで傍らのスマホが振動するのを横目で見遣りつつも目の前の相手が眠りに就けば抱き上げ、寝室へと運び。簡単な着替えをさせて自分も身軽な姿になれば恋人に腕枕を施しながら頭を撫で、暫くした所で次第に重くなる瞼に抗う事なく目を閉じ)ん、無理せず頑張っておいで、雄太が帰ってくんのちゃんと待っててやるから。今日も疲れてるだろーに遅くまであんがとな。おやすみ、雄太。愛してるよ。
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