雄太郎 2020-01-21 03:40:27 |
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まぁな…しかも俺の担当する顧客って大抵女に対応されんの好きじゃねぇ人らだから盗られる心配少ないし。フハ、現ナマ要求してたら流石にやべぇ奴っしょ。俺が今1番欲しいのは連休ってな可愛らしいモンよ。流石にそんなデカいガキ居る様には見えねぇだろ…まぁでもコブ付きだと思われてりゃあ雄太が余計な心配しなくて良いし、アリっちゃアリだよなぁ。いや、お前が弁当作ってくれんなら社食なんかよりそっちに飛び付くに決まってんじゃねぇの。やーば、会社で自慢しまくろ。──…ハッ、今日も良い子チャンしてたご褒美のつもりだったんだけど。それとも俺好みに成長してるご褒美も欲しい訳?欲張りだなぁ。(誘惑する様な甘い声色と至近距離で見つめてくる双眸に吊り上げた口角の端から笑声を溢し態とらしい口調で言葉を連ねつつも腰へと腕を回しては強引に引き寄せて)平気。だぁって毎日どんどん可愛くなるから飽きれる訳ねぇのよ、どんだけ見てたって足りねぇ位。…そりゃ待てさせんのはめちゃくちゃ好きだけど。俺が出来るのにしてやんないって意地悪すんのが好きな訳で、その余裕がねぇのはお話になんないんだわ。デキる男ってのは両立出来てナンボだよなぁ。
成る程ねぇ…金持ちがコウくんを永久指名すんのは妬けますわ。…ふ、望むもんが可愛らしいっすねぇ。でも交換条件にしなきゃなんねーって思うと切ねーっすわ。我ながら俺の字なんて幼児レベルっすよ。でも確かに牽制出来るならアリかも。──アーティスト気質の俺が作る弁当って事は、ある程度覚悟しておいてくださいね。マジで作るのが楽しみっすわ。気合い入れて弁当箱買おーっと。…ん、太った事も褒めて貰えなきゃメンタル持たないっすわ。人生の最高体重をどんどん更新してるんですから。(強い力で引き寄せられれば胸を高鳴らせ、些か恥じらい気味に視線を逸らし誤魔化す様に触れるだけの口付けを贈り。徐に相手の手を握ると立ち上がり、寝室へと向け足を進めて)出た、褒め上手。強いて言えばコウくんに毎日恋してるからイケメンになってるんじゃないっすかねぇ。…二兎を追う者は一兎をも得ずって言うじゃないっすか。デキる男も両立は無理ですって。それに仕事を追ってりゃ勝手に俺の心も掴めるんすよ。さーて、そろそろ寝れます?是非とも蹴って休んで欲しいんすけど。
ふ、永久指名なんざこっちから願い下げ。異動無けりゃもう一個役職上がればアテンドもほぼ無くなるんだよ、だからそれまでに幾らでも媚び売って食い尽くしてやるわ。…慎ましいだろ、引くほど有給溜まってるし我儘通し易い状況にしといて損はねぇからなぁ。──…あらやだ、デコ弁でも作る気?まぁ味は保証済みだし、量さえ足りりゃあなぁんでも良いわ。そんなん食わなさそうな俺が律儀に食ってるっつーの、雄太好きそうだし。…ハハ、健康的な位で丁度良いと思うけどなぁ。ま、ベッタベタに甘やかす方法でも考えといてやろーな。──そりゃ、俺好みにどんどん変わってくんだから褒めちぎってやりたくもなるっしょ。思う存分俺の気ぃ引いて今以上にお前以外見れねぇ様にして。…だぁって、雄太が元々惚れたの仕事に打ち込んでる真面目な俺じゃねぇし。余裕綽々な振りしててぇのよ。(照れ隠しの様に視線を逃す姿に目を細めては触れ合っては直ぐに離れていく唇を追い、再度唇を重ねてから舌先で舐め上げて含み笑いを漏らし。手を引かれる儘寝室へと進み、シャツとスラックスを脱いで寝具に横たわれば恋人の寝床だと言わんばかりに片腕を投げ出し目を閉じて)ん、ちゃんと寝れそうな気ぃしてきた。今日も遅くまであんがと、明日こそはちゃんと早めに寝かし付けるから。時間も時間だし蹴ってくれなぁ。おやすみ雄太、愛してるよ。
…ちゃんと寝れたかしら。おはようございます、コウくん。俺の最愛の人がきっと良い1日になる様にって、ヒモらしく家に籠もって祈ってますよ。…愛してます、行ってらっしゃい。(恋人の腕へと頭を載せ、睡眠の妨げにならない様にと配慮しつつも寝顔を眺め時折頬や首を撫で数時間の時を過ごしては、アラームが鳴り出す前にそっと口付けを贈り耳元で愛しげな声で囁いた後に元の位置へと戻り、睫毛を伏せて眠りへと就き)
(久方振りに首の痛みに苛まれる事なく一日過ごせば堰を切った様に疲労感が一気に顔を出し、電車に乗る事すら億劫になり会社の前でタクシーを捕まえて自宅へ向かい。緩やかな揺れの中、夢の中で聞こえた恋人の声音を思い出してはスマホを取り出し『今から帰るよ、昨日も遅かったし眠かったら先寝ちゃってて。』とだけ送信して薄暗い車内で目を瞑り)
(リビングで寛ぐ最中、恋人からの連絡を確認しては表情を緩め『了解です。じゃあ先に寝てますね。今日は良く眠れそうですか?おやすみなさい。』と送信し、寝室へと向かい)
(タクシーを降りて時刻を確認しようとした所で恋人からのメッセージに気付くと目を通すも返信は控えて。自宅へと辿り着けば真っ先にシャワーを浴び、湯上りの状態でリビングで眠る愛猫の背を暫し撫でて満足気な息と共に寝室へ。恋人の姿に頬を緩めてから寝具に潜り込み)…ただいまぁ。
(寝具に入りスマホで動画を見ていれば恋人が室内に現れ、驚き肩を揺らし。直ぐに嬉々とした表情を浮かべれば端末をヘッドボードへと載せ、相手に緩い力で抱き付き頬へと口付けを贈り)おかえりなさい。今日は体調いかがでした?
(相手が起きている事に気がつくと不服そうに口唇を尖らせるも頬への口付けを甘受し抱擁を返しては抱き枕宛らに片足を絡ませて。頬擦りをしつつ双眸を閉ざし、落ち着いたら口調でポツポツと言葉を返して)寝てろって言ったのに。…ん今日は全然首痛くなかったわ、今も平気。お陰で久々にクソ眠ぃし、上手く寝付けりゃあよく寝れそう。
(双眸を伏せ脚を載せられれば寛いでいると見受け、穏やかに唇に弧を描き受け止め。後頭部へと手を伸ばすと、ゆったりとしたリズムで撫でつつ)まあこれでも自称深夜の男ですから。…お、回復してきたみたいっすね。安心しました。じゃあ今日はこの儘寝ましょう。絶対に蹴ってくださいね、約束。おやすみなさい、愛してますよ。
おはよ、雄太。…いっつも心配掛けてごめんなぁ。今日は早く帰ってくると思うから。愛してるよ、行ってきます。(アラームの音が鳴り響けば眉間に皺を寄せつつ起き上がり、チルアウト系の音楽を止めて。感覚を確かめる様に首を動かし違和感の無い事に安心し小さく頷くと、出勤すべく身支度を整えた後に傍らで眠る恋人の額へと口付けを贈り小さく囁いてから会社へと向かい)
(アラームの音で目覚めると憂鬱な顔付きで身支度を始め、普段よりも素顔に近いメイクを施すと、『今日は少し帰りが遅くなるんで、先に寝てくださいね。じゃあバイト行ってきます。コウくんも1日頑張ってください。』と送ると、小雨が降る外へと出て)
(定時きっかりに仕事を終え些か混み合う喫煙室でスマホを確認している最中、同僚から飲みに誘われ恋人からの連絡を開いた儘悩まし気に視線を動かすも断りを入れれば日の落ちるのが遅くなった往来を歩いて自宅へと。スーツを着替え甘い声で鳴く愛猫を抱き上げると共にソファーへと寝転がり映画を見始め)Hey,Baby.ひっさしぶりに2人っきりだなぁ。
(アルコールと煙草の匂いを纏いつつ些か疲弊気味に帰宅すると、手早く手洗いとうがいを済ませて走る様にしてリビングへと。恋人と猫共々覆い被さる様にして抱き締めると、切実な声色で愛の言葉を告げ頬擦りをし)ただいまっす。んー、コウくん会いたかったっすわー。今日の体調はいかがです?
(何本目かの映画を流し見終わったところで玄関方面から物音が聞こえてくれば小さく頭を上げてそちらを見遣り、自分と同じ動きをする愛猫と目が合えばニヤニヤと笑みを深めて。直ぐに恋人の姿を認め抱擁に応えるべく背中へと腕を回すも相手の纏った香りには苦笑を示し)おかえり雄太。…お、飲みだった?お疲れさん、悪酔いはしてなさそうで安心したわ。…ん、体調は──…まぁ、んなこまめに確認しなくても意外と平気よ。
…あ、すんません。酒臭いっすよね。今日は仲良し数人で送別会だったんで、しゃーなしの参加っすわ。ま、しこたま飲んだけどブルウォッカでキメたんで楽勝っすわぁ。(相手の苦笑に気付けば慌てて身体を離し、済まなそうに眉を下げつつトップスを脱ぎ寝室へと進みルームウェアへと着替えて相手の側へと腰を下ろし。恋人の口真似をして一笑しては、安堵した様に目を細め)恋人の事気に掛けねー訳無いっしょ。でもまあ回復したなら何よりっすわ。暫く寝れなかった分、蹴って休んじゃってくださいね。
ふ…いや、酒臭いってよりかは俺も酒飲みてぇなぁってだけよ。ダチとの飲みか、楽しめたんなら何よりだわ。んでまぁ俺の影響でブルウォッカハマっちまって。あーんまカフェインキメまくると俺みてぇになんぞ。(緩慢に上腿を起こし愛猫を解放しては戻ってきた相手の肩に片腕を回し髪に頬擦りを与え。自分の口調を真似ている事に気が付けば思わず吹き出し言葉とは裏腹に揶揄染みた口調で)フハ…あんがとな、やべぇ時はちゃあんと言うから大丈夫。…あらやだ、久々にガン定時で帰ってきて雄太の事構う体制万全なのにもう寝かし付けられちまう訳ぇ?浩二クンったら悲しー。
今俺とキスしたら酔えるかもしんねーっすよ、なーんて。…仲良しって可愛い表現しましたけど、辞める人のお気に入りの犬数人って感じっすかね。楽しませるためにそりゃもうしこたま飲みましたとも。今んとこ一生酒なんて飲みたくないっすわ。…彼氏恋しさに、大概酔ってんのにデカいジョッキで何杯もブルウォッカ呷ったんですけども。皆まで言わせます?(キャットタワーへと向かう猫の背を撫でつつ頬擦りを享受しては、相手の鼻の先をつんと突きつつ甘い声を出し悪戯に一方の口角を上げ。緩慢に立ち上がると相手の手を握り寝室へと向かい)まあ定時に帰ってもいかんせん休みまで先は長いっすからねぇ。寝れる内に寝なきゃ。
悪ぃな、んな簡単に酔わせられる程お手軽な男じゃねぇもんで。あー…まぁそりゃあ飲まなきゃなんねぇなぁ、犬の悲しい性だわ。お疲れさん。俺の場合ウォッカは体質に合ってるし、調子良けりゃ1瓶空けられるから良いけど気ぃつけろよなぁ。…ま、俺も飲み方汚ぇし帰って来れる内はあーんま口出ししねぇけど。(口調とは似つかわしくない不穏な言葉を口にする相手の姿に片眉を上げては己の後頭部を乱暴に掻きつつ鼻から息を漏らし。寝室まで手を引かれれば不満気な色を全面に出すも諦めた様に寝具へと横たわりキツ目を瞑って)時間があっても無くても寝る時間なんか大して変わりゃあしねぇのに。…つっても酔っ払いは適当に寝かしとかねぇと二日酔いになっからなぁ、しゃーなし。おやすみ、雄太。蹴って寝ちまってな。愛してるよ。
酒に酔えて俺には酔えないんすか?…ってな理不尽なクレーム入れときます。げっ、ウォッカ1瓶はすげーなぁ。つか酒飲み自慢してー訳じゃなくて、コウくんのお得意の酒で気分を紛らわせねーとやってらんねーくらい会いたかったって言いたかっただけなのに。ぴえん。(相手の所作を認めてはしょんぼりと肩を落とし、寝具の中へと入り。不服げな相手を目の前に躊躇いげに頬へと口付けを贈っては、布団の中に潜り込み瞼を伏せ)おやすみなさい、愛してますよ。
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