【第五人格】真夜中の談話室

(部屋に独りでいると不穏な事ばかり脳裏に浮かぶのは夜の所為か自身の気質の所為か。どちらにせよそれを煩わしいと思えば、先日の一件をほんの少しだけ引き摺りながらも相手を求めて、と言うよりかは気分を変える為に談話室へと足を運ぶ。ただそこには既に先客が居たようで)……何で入り口なんかで突っ立ってんだ、マーサ。さっさと入れよ。そんなとこいたら風邪引くぞ(何やら談話室の入り口に立って中の様子を窺うマーサの姿が目に入れば、背後から軽く咳払いをして注意を引き。そうして彼女に投げかけた声音には仄かに嬉しさが混じっていたかもしれない。それから片手で室内を示すと、「お先にどうぞ」と入室を促して)


また俺が相手って嫌がられねぇかなぁなんて思いながらも、嬉しくてこうして飛んで来た訳だが…もし俺で良ければ一時のお相手でも。バレンタインなんて俺にとっちゃ縁遠いイベントなだけに、お前のそのチョコ貰えんのを確信してるみてーな綽々な態度が羨ましいやら憎らしいやらだ。確かにお前は毎年女からチョコ貰ってそうではあるけどな。ついでに言うと俺はチョコはカカオ60%派だ。多少苦みがある方が好ましい。まぁ何かの参考にしてくれ。

おおっ。やあナワーブ、君も体内時計が狂いっぱなしらしいね。もう誰かが来ているものかと思って様子を見るつもりだったんだ。(咳払いに反応して驚き後ろを振り返ってみればそこには救助班仲間の姿が。以前の三者間に漂った不穏な空気は今夜こそ抜きにしよう、顔には出さない小さな決意を胸に冗談を並べ)この部屋を用意した荘園の主はまったく何を考えているのか分からないな。誰かが独りにならないようにとの配慮なのか悪趣味の一つなのか。少なくとも私はゲーム会場と自室よりは健康的な場所だと思ってはいるよ。(木製の家具がバランスよく配置された部屋へと足を踏み入れ天井を見上げ、今更な疑問を口にしてみたのは些細でつまらない発言をしても差し支えない相手と認識しているから。一つ椅子を引き、もう一つに腰をおろして戯けたように肩をすくめ)

嫌がられるなんて考える君は相当変わっているか、そうでなければ照れ屋か何かなのかい。また会えて嬉しいのは同じくだよ。それよりも素直な発言は君らしくもなくて可愛いね。まぁそれは私が女性サバイバーの中では騎士も同然な働きをしているからであって彼女達の気持ちを受け取らない理由が無いじゃないか。最近は友チョコや感謝チョコやらが出てきたというから誰かに贈ってみたらお礼がくるぞ？なにかの参考…欲しいなら欲しいと言えば済むものを遠回しにしてどうするんだか。ほら、運良く好みのチョコレートがある。さてどうする？

…さぁな。ただBJも入れればハンター含めて俺ら全員がチームだからな。共に勝利を目指す仲間として『親睦』とやらを深めて欲しいここの主様の粋な計らいって奴なのかもな。(実際に親睦なんて物が無くても勝利を目指すには障りないだろうが。マーサの疑問に思いくままに適当な理由を答えると、自身も倣って部屋へと入る。先に椅子へと座る彼女を見れば思い出したかのように「あ、」と一人呟くと、何やら部屋の奥へと消えて)…ほら、この前お前に次はケーキ持って来てやるって言っただろ？だから取っといてたんだよな。あぁ、礼はいい。これでも俺は案外律儀な男だ(そうして手に持って来たのは四角く白い箱。中にはこってりとしたバタークリームの塗られたケーキが一つ入っているだろう。それを彼女の目の前に置いて。ただし律儀を自称しながらも、『昼間に持って来い』と言う言葉は完全に無視している様子)


そこは気遣いが出来る、と評して欲しい所だな。まぁ変わってるってのは否定しない。談話室まで来てぶすくれてちゃ始まらない…こんな俺でも多少は可愛げも出すさ。お前なぁ。人に贈ってみろ、何て言うんならまずお前が実行しろよ。貰ってばかりならあげるのも偶には悪くないと思うぞ？で、目の前にチョコとそのチョコを欲しがってる奴がいると。ならどうしたら良いかは明らかだよな？諦めろマーサ。どっちかが折れなきゃならねぇならそれはお前の方だ。

……はあ…眠れん…って、また夜更かししているのか？
(試合が終わり、日記も書き終えた真夜中。冴えてしまった目で先日茶会をした雑談室に足を運んでふと、先客に気づいて眉をひそめて）

……よぉ、久々だな。前回からかなり日が開いてしまったから新たに絡み文を出し直したがこれでいいのか…？
それと１日遅れだがハッピーバレンタイン。幸せを捨てた俺には縁の無いイベントだがチョコが欲しいのなら一応渡してやるぞ。
とにかく、こんな俺だがこれからも宜しく頼む。

＞弁護士

よー、いらっしゃい先生。そしてその言葉、そのまま先生にお返ししよう。この前もだが眠れなくて最終的に来るのがここだなんて、先生も意外に愛嬌があるもんだな。
(眉を顰めながら此方を見遣るフレディに対して軽口を叩きながら手をひらひらと。「紅茶か？コーヒーか？」なんて聞きながら、とりあえず座るよう椅子を示し)


お久し振りだなライリー先生。他所様に倣って個別に返してみたが、今まで通り一本にして返すべきか悩ましいとこだ。この辺意見くれると嬉しい。…ハッピーバレンタイン。野郎からとは言えチョコはチョコ、くれるんなら有り難く貰っておこう。変なもん入れてないよな？先生からの貰い物って正直少し心配なんだが。

ふむ。勝たせる気はあるようだね。勝者への褒美があるとちらつかせておいて実は全員失踪を狙っている。なんて可能性を考えるのは捻くれているのだろうけど。(各々が何かしらの思惑を持って荘園の招待に応じたのならば、いつかは同じサバイバー、あるいはハンター同士でも蹴落としあう混沌が生まれる可能性だって無いことは無いのではないか。時々ナイチンゲールが主人からの言伝を預かってくるだけで、ほぼゴーストに近しい存在感の主本人が何を考えているのかが読めない。こんなネガティブな発言がちゃんちゃら可笑しくてくすくす笑い)例のウィリアムが絶賛したというケーキかい、開けてみて良いだろうか。礼は不要と言われても礼を言わないわけにはいかないだろう。ありが…ん？そういえば15時きっかりに持って来いと話したはずだが？夜中にバターケーキを食べたら胃がもたれるじゃないか！(途中で背を向けた彼を目で追い、差し出された箱と以前の記憶がリンクして隠せないホクホク感を醸し出しつつ箱を開き。顔を上げ礼を述べた所で時間指定の話が無視されている事実に気が付きクレームを、とはいえ親切に対して過ぎた文句は相応しくないので直ぐに大人しく引き下がり再び小さく「ありがとう」を述べ)
やあ先生、見ての通りの夜更かし常習犯達さ。つべこべ言わずに君も同罪を背負っていけば良い。飲み物はナワーブに任せるとして、小腹を満たすような食べ物は私が探そう。先生は甘い物とそうでもない物なら今どっちが気分なんだ？(先程ちらりと浮かんだ人物の本物が現れて、その奇遇に驚くと共に招き入れ座りやすい位置に椅子を正し。ナワーブから貰ったケーキは一旦保留にして戸棚へと向かう前に彼の嗜好を尋ね、アルコール入りで大人向けともいえるドライフルーツ入りパウンドケーキを探し当て適度なサイズに切り分けると弁護士の彼と傭兵の彼の計二人分を用意)

変人君、気遣いはありがたいんだが君と話せて嬉しくならない変人の極みは居ないとは思わなかったのか？よしよし可愛いナワーブにご褒美でもあげよう。お手が出来たら。私としては贈ろうとすると対象は全員になるから色々大変なんだが…。手作りの技術も無いし。私に折れろとは良い度胸だなナワーブ、3倍返しを確実に実行してくれるのならば今回は妥協しよう。ほら肘当てチェイスのエネルギー源にでもしてくれ。ハッピーバレンタイン。久しぶりだねライリー先生、今夜こそ眼鏡なしの姿を拝んでみせるから覚悟しておくんだな。ナワーブへの返信と合体させてしまったが、もしやりにくいのであればそう言ってくれ。弁護士先生の気持ちを尊重したい。悲しいことは一旦忘れて皆でチョコレートの恩恵に与ろうじゃないか、さあ交換しよう先生にはコーヒー風味のチョコを渡すぞ。ハッピーバレンタイン。

あ？15時？昼間なんてお互いゲームもあるんだし、んなタイミング良く渡せるわけないだろ。…無駄な抵抗はよせ。お前は人からの厚意を無碍に出来るような薄情な奴じゃない、そうだろ？まぁさすがに今食えだなんて無茶は言わねぇよ(チームに一人は必要な救助職同士ならば尚更会うのは難しい。何やら訴えるマーサに軽く首を傾げながらそう答えて。最終的に小さいながらも彼女から感謝の言葉を聞けば、満足げに「どういたしまして」と口の端を軽く上げて。それから飲み物でも淹れて来ようと一旦キッチンの方へ)…淹れてから思ったんだが、夜眠れないのにコーヒーっつーのもナンセンスだよな。とは言え淹れちまったもんは仕方ない。ほらよ、砂糖は確かテーブル端の白い瓶だ。ミルクが必要なら持って来てやるから言え。お子様にブラックはキツいだろうからな。(そうして湯気の立つコーヒーが三つ載ったトレイを持って戻ると仲間達と自分に元に其々置いて、自身もマーサの向かいの席に腰を下ろし。最後の言葉は皮肉か配慮か。ちらりと意味ありげにマーサの方を見遣りながら)


…思ってなかったな。あと俺を犬扱いするような怖い物知らずがいるとも思ってなかった。それこそ三倍にして言い返してやりたい所だが、聖バレンタインに免じてここはぐっと堪えてやる。貰ってばかりの騎士様にとっては良い経験になったんじゃねぇか？むしろ感謝して欲しいくらいだね。

君に正論ばかり言われると納得する前に反発したくなる…ケーキと厚意には罪は無い。理由は何であれ美味しい物を分けてくれたんだ、ナワーブは無骨かと思えば全員への思いやりもあって、つまり良い奴だな。折角だから少し食べておくか。(もはや反射的な頑固さが視線を右へ左へ彷徨わせ。ケーキの箱を両手で包んでいたが、日々命がけの中で忘れてしまってもおかしくないような事を守ってくれたその優しさに感情が動かされ箱を胸元へ引き寄せて。ナワーブが席を立った後ひっそりバタークリームを指で掬い美味しさが笑顔で現れ)コーヒーで丁度良いんじゃないか？イライやエマが不在だとハーブティーの選択が難しいからね。先生とナワーブにおやつを見つけてきたから遠慮なく食べてくれ。なんだいナワーブ、コーヒーを飲めない程私が子どもだと言いたいのか？見縊るなたかだか一杯のカフェインでどうかする訳じゃない。(発掘した大人味のパウンドケーキには紅茶よりコーヒーの方が相性が良さそうだ。二人に夜中のおやつを指し示しつつ首振り否定。大人と共に夜更かしという非道徳的行為は大人社会への所属の欲求を満たしていたのに、気遣いか嫌味か分かりかねる言葉で動きが一時停止。これ見よがしに熱いコーヒーを啜りツンと澄まし)

ワンちゃんが私に妥協を求めようとするのがそもそもの間違いだと気付いたかなナワーブ君。チョコレートを貰っておいて喧嘩をふっかけるような男ではないと信じていたよ。へぇ、羨ましいのかい。女性から男性に贈るべきだなんていう古臭い観念をまさか未だにお持ちで？貰って嬉しいだのそういうポジティブな反応なら来年の事も視野に入れたのに残念な。とはいえ君への日頃の感謝をチョコレートが代弁してくれたのならそれは良かったと思う。

>傭兵

…よぉ、邪魔するぞ。…な、うるさい！目が冴えちまって他に行くところが無いからここに来ているだけだ。悪いか？
(傭兵の軽口に軽く眼鏡を押さえつつそう返し、その後の言葉に「……紅茶を頼む」と言い示された椅子に座って）

>空軍

……本当に夜更かしが好きだな、お前らは…まあ、俺も眠れんからまた夜更かしに付き合ってやるが。……それと今は甘くないものの気分だ
(夜更かし常習犯と言う言葉にため息をつきつつそう言い、切り分けられたパウンドケーキにチラリと視線を向けて。その後、自分の嗜好を伝えて）

…まとめての返信ですまない。サベダーにベハムフィール、久しぶりだな。またこうして君達と話せて嬉しいぞ。そしてレスについてはサベダーのように個別に返す形の方が俺的には返しやすいが…やりやすい方で構わない。
……野郎からのチョコで悪いな。まあ、作ってそのままよりかは誰かに送った方がいいだろう。サベダーにはビター風味のチョコをやる。…って、失礼なことを言うな…！変なものは入れていないから安心して受け取れよ。ハッピーバレンタイン。そして、ベハムフィールもチョコを送るのか…交換というものも悪くないな。ありがとう。俺からはミルクチョコを渡す…ハッピーバレンタイン

……今気づいたがいろいろミスがあったな…紅茶のところは無しにしてくれ（誤字のところを訂正、）連投悪いな

>フレディー先生

おやおや、先生も夜更かしは初めてじゃないのに何を言うやら。癖にならないかこの悪い習慣が。素直に夜更かし大好きと宣言しても誰も咎めないぞ先生。(法律家でありながらああだこうだの言わない弁護士に心を許しているからこそ、平気で揶揄いもすれば挑発して笑い。ケーキへ投げられた視線を感知してより彼の気分に合わせた夜食を探すべきかと椅子から腰を浮かせ)なにかと菓子類ばかりで先生の虫歯を誘発するのならば、もう少し食事寄りの食べ物を探してこようか？多分乾燥したパンやチーズ辺りはあるんじゃないかと思うんだ。(エミリーの腕前には確実に劣るものの、成人男性が満足する量を考えるのなら工夫せねば。保証はしかねても、何をストックしているか底の見えない談話室にあっても不自然ではない食料を挙げて反応を伺い)

了解した、これからはフレディー先生への返信は個別にしよう。今後あまりにも私の文章が長過ぎてやり辛くなったら蹴るもよし、省くもよしだから先生に任せて良いかい。へぇ先生の手作りなのか。意外と家庭的なんだな…私より嫁向きだな！お返しができるか分からないなら贈っておいて損はないだろう？ミルクチョコレートも大好きだありがとう先生。食べれば知力が上がりそうで今からもう期待してしまう。それと几帳面に訂正まで入れて本当に感服するよ。私が反応すべきかは怪しいけれどね、流石荘園きってのインテリ組だ。

＞空軍

へぇ、パウンドケーキねぇ。マーサにしちゃなかなか悪くないチョイスだ。…見縊る？誰もお前のことだなんて言ってないだろ。図星だから反応してんのか？(この場にいるメンバーを考えれば些か苦しい言い訳をしながらも、涼しい顔で肩を竦めながらコーヒーを口に含む。対話を求めて来た訳じゃなくとも、こうして誰かといざ顔を突き合わせればつい話したくなるから人と言うのは不思議な物だ。マーサがコーヒーを啜るさまを「おー、」と感心したように眺めれば、彼女が探し出して来たパウンドケーキをひと欠片口に入れる。なかなかに度数の高い酒を使っているらしく、アルコールの苦味が舌と喉を突いた。それを感じ取ると今度は純粋な心配からだろうか、マーサに向け「何が」とは言わず、言葉少なに「気を付けろよ、それ」とだけ伝えて)


命知らずのお嬢さん。俺を犬扱いするのは大変結構だが、あんまりおちょくると勢い余って噛みつくかもしれないから気を付けろよ。つってもお前相手にムキになるなんて大人げ無い事、滅多にしないと思うけどな。価値観に関してなら俺は割りかし柔軟な方だ。先生にも言ったが誰からのチョコからでも基本的には受け取るし嬉しい。勿論お前からも。と、言う訳でここは不毛な言い争いから潔く身を退くとしよう。……ありがとな、マーサ。



＞弁護士

まぁそうカッカしなさんなって。悪いだなんて事はない。ただ先生の新しい一面が見られて嬉しいだけさ。褒め言葉だよ褒め言葉、ポジティブに捉えてくれ。
(へらりと笑いながらフレディに答えると、マーサ同様彼の目の前にもコーヒーを置いて)
…そう言えばこの前のバレンタインでは荘園内も賑わってたけど、先生は誰かからチョコ貰えたのか？
(弁護士の先生と話すにはどんな話題が最適だろうか。勿論彼が好みそうな学術的な話なんて自分にはしようもない。自分なりに考えはしたが、結局は俗っぽい質問に行き着いて)


別に大先生の為ならまた紅茶入れに行っても良かったんだがな。ただここはお言葉に甘えてコーヒーを提供させて貰うとするか。返信はこれで大丈夫か？最初にちゃんと決めてなくて悪い。それとチョコもありがとう。先生が夜鍋してせっせと作ったかと思うと感動で涙が止まらないな…これは次回作も期待して良いのか？

>ナワーブ

……それを上手い返しだと思い込んでいるなら大変おめでたい。そうまで言うなら毎日でもブラックを飲んでやる、君が戯言を撤回するチャンスを与える為にね。(額に筋を浮かせてしまえばこちらの負け。ただただ苦くて正直美味しさのオの字も理解し難いコーヒーと一緒に、苦々しい感情も食道へ流し込みソーサーへカップを音立てて戻し。続いて出された注意喚起の対象となる物が何か分からず、既に飲み干したコーヒーのカップとナワーブの顔を交互に見比べて疑問符を浮かべ)もう飲んでしまったが何に気を付けるんだ？多少胃が荒れるかどうか程度の話じゃないか心配性だな。ケーキはどうだい、私にも少しくれ。昔こんなケーキとは別にキャロットケーキを焼いて貰ったな…懐かしい。(気を付けるべき点が分からない今、笑って受け流しパウンドケーキへ視線を向け。イギリスらしい素朴な焼き菓子も幼少時の楽しみだったことが思い出されるような見た目のケーキを、かつての味を期待して少し千切り口に入れ。当然慣れない酒類の風味に襲われ顔を顰めると水を求め片手を彷徨わせ)

噛み付けるものなら噛み付いてごらん。私の筋肉で牙が折れないかどうかの心配をした方が身の為だぞ。…聞いていれば何かと子ども扱いばかりだな、ウィリアムと君とは同等だと信じていたのに。それとも私の思い違いなのか？いや、私こそ嫌味ばかり並べてすまなかった。いつかナワーブにその基本的から外れた大本命が現れるまでは毎年贈るよ。まぁ少し寂しくはなるがそれも仕方ないよな。間違いなく鼻の下を伸ばした君を冷やかしには行くけどね。

＞空軍


言ってくれるじゃねぇか。少なくともお前にとってのそのコーヒーよりは美味いと自負してるつもりだ。つい癖で淹れちまったけど無理すんなって。まぁ飲みたいんなら止めないけどな。俺に天眼なんてものはないが、三日目でギブアップして俺に虚仮にされてるお前の姿が見える見える。(行儀悪く肩肘をついてケーキを口に運びながら、コーヒーを流し込むマーサを眺める。彼女の希望を聞かずに飲み物を持って来たのはこちらの落ち度であり、飲めないと言うのなら別の物を用意するだけの気遣いは有ったものの、そこは軍人の意地を見せる彼女の意思を尊重し敢えて申し出ずに。とは言え自分の忠告に対しての彼女の尤もな疑問に「あー…うん、そうだな」と濁しながら答えたのは我ながら意地が悪い。ただ悪趣味な好奇心が芽生えると、黙って事の顛末を見守って)……っ！………。…いや悪い。笑っちゃ駄目な場面だよな、ここ。なぁ、何でよりにもよってこのケーキにしたんだ？どう言うもんか分からなかったのか？もしそうなら教えてやるが、そいつはキャロットケーキの親戚なんかじゃないぞ。(お約束と言うべきか。ケーキを口に含むとすぐさま渋い顔するマーサを見れば、決して笑うまいと思っていたが堪え切れずに俯いて肩を震わせ。ただしさすがにほんの少し残った良心が痛んだのか、徐に席を立つと水を持ってそれをマーサの元へと)


何だよ不服か？ゲームではお前は俺やウィルと同じ、いや時にはそれ以上に動いてくれてる。下に見たことなんて一度もねぇよ。ただどうにも俺は頑張ってる奴を見るとこうして上から叩き潰したくなる性分らしい。つまりそれだけお前の並々ならぬ努力が伝わってるって事だよ。良かったな。…大本命ねぇ。こんな変わり者に付き合ってくれる奇特な奴がいるとは思えねぇけどな。まぁそこはお前も同じか。騎士様に運命のお姫様が現れるまで、お前のチョコは俺が貰ってやるから安心してチョコ作りに励みな。

…今更だが誤字脱字その他解釈間違いはフィーリングで読んでくれ。ライリー先生の対話への高尚な姿勢を前にして何だか少し恥ずかしくなって来た。宜しくな。

>ナワーブ

何を馬鹿な、君の詭弁とコーヒーを比較するなんて根本的に可笑しいだろうが。確かにヘレナのように年相応に振る舞うか、エマのようにフルーティーな何かが似合うなら私もそうしていたさ。今更コーヒー如きで弱音を吐いてどうなることやら。その体勢は将来大変な事態を招くぞ、君という年寄りがもっと歳を取ると骨格の歪みで最悪歩けなくなるからな。(コーヒーに責任を負わせるべきではなく、コーヒーを選んだ人間に責任を問わせるのが正解ではないのか。紙ナフキンで口の端を拭いながらほんのり想像した可愛こ振る己の姿にうんざりして青ざめ。単に悪意の全てを尽くそうとしているのでは無い点は百も承知、既に虚仮にしているではないかと言いたいのを取りやめ真っ白な老婆心から行儀の悪さを指摘)笑っておきながら謝るとは矛盾も甚だしい。ま、不味い…水！……ゲフッ猛毒の味だった。こういう見た目のケーキが私には親しみあるデザートだったんだ、だから君達が食べても口に合うと思ってだな。先生も甘い物は気分じゃなさそうだったから…要するにそういう理由で(恨みを込めた目で睨み付け、水をひったくるように受け取り一気に飲み干し。一瞬気管支に入り損ねて咽せ薄ら目元を赤くして苦しみ。とはいえ無知が招いた惨事ならば自業自得とも言えるもの、尻すぼみになっていく声が最後は途切れ恥が頬を染め)

ほぼ誉め殺しといってもいい台詞なのに、君があまりにも捻り過ぎてそのまま受け取るべきかそうじゃないのか今一つ判別出来ないんだが。ナワーブの上位に居たいのじゃなくて肩を並べていたいと表情すれば通じるかい、自分でどう思っているかは今は知らないにしても君の良さを超えられるのは君しかいないさ。一緒にするな、先日美味しい思いをしておきながら男性陣を敵に回すとは恐れ入った。今度は私が誘惑してやろうか？なんてね。おい、まるでナワーブにあげたくて仕方ないような言い方に変換するんじゃない！

先生は勿論、君も律儀だな…。私なんか誤字脱字があっても気付いていないか気付かなかった振りしかしていないというのに。今まで絡んでくれた皆に後出し謝罪させてもらうよ、頭痛のタネになっていたらクレームは私宛に出してくれ。

＞空軍


そうかぁ？そいつは卑下しすぎな気もするけどな。フルーティな何かとお前の組み合わせを見た事が無いから断言はできねぇけど。ご忠告どうも。けど根付いた習慣はそう簡単に抜けないもんでね。歩けなくなる前に救助役は全部お前に押し付けて、老いぼれはさっさと隠居したい所だが…当分は無理そうだな。(自分からすれば若々しさ溢れるマーサならその勢いで何だって似合いそうではあるが。例の複雑な乙女心とか言う奴かと不思議そうな顔をして。マーサからの忠告に関しては、それが真剣に心配しているからこそ出る物だとは理解しているのだが、直す気は無いらしく変わらず肩肘をつきながらどこ吹く風で)いや、これはさすがに悪かったと思ってるって。ここまでお前が酒に弱いとは思ってなくてだな…俺達の事を考えて選んでくれたんだよな？まぁ酒もコーヒーも徐々に慣らしてから漸く楽しめるってもんだろう。そんな直ぐ結果を急ぐ物じゃない。…ほらな、やっぱりこっちのケーキを持ってきて正解だった。(鋭い目付きで下から睨め付けられると、謝意を込めてひらりと両手を上げて。苦しむ彼女を見れば、例え性根が腐り切っていようが自分も人の子。そこは同情や申し訳ないと言う感情の方が勝る。努めて穏やかな声音で宥めるよう彼女へ語りかけると、脇に置かれた白い箱を取ってマーサに差し出して)


真面目に褒めてるのにそんな捉え方をされるとは心外だな。そこは額面通り受け取って喜んでくれて良い。ストレートに褒めて欲しいんなら、それはウィルの方が適任だろうな。素直に褒めるのは俺にはどうもこそばゆい。あと俺と肩を並べてたいってんなら多分その望みはもう達成されてると思うぞ。それがゲームでの事なのか人としてって事なのかはよく分からねぇけどな。俺を誘惑する位なら、その意欲をもっと別の事に向けた方が遥かに生産的だろうな。折角俺がいるんだ。例えば来年に向けてチョコ作りの練習でもしたらどうだ？

>ナワーブ

見なくていい。何を言われるか分かったものじゃない。年寄りを自称するな、平均寿命の半分も生きていない人間が隠居だって？まだまだ現役で活躍してもらうから覚えておけよ。皆君の時間稼ぎのお陰で四逃げのチャンスを得ているのだから。(これっぽっちも箸にも棒にもかからない反応にかえって発言を反省する結果に至り、フルーティーとの付き合いは自室の中でひっそりと実現することを誓い。馬耳東風を受け流せずに拳でテーブルをコツコツ叩きながら真剣な面持ちで一蹴、次第に解かれる眉で信号銃から放たれる一発でさえ彼の瞬発力に敵わないのだと、そしてどれだけ傭兵の忍耐力が皆にとって頼もしいかを短さの中で語り尽くし)無知は無知だろう、そもそも大人の中にもアルコールに弱い体質の人もいるのにそこも考慮していなかったんだ。ケーキに牙を剥かれるなんて想定外…ではあったが。大人になるのはそんなに遠い未来の話じゃない、のじゃないか、と…バタークリームケーキで暫く我慢するよ。違う、このケーキは大切に食べる。(落ち着かせてくれようとする寛容さに丸ごと甘えてしまいたい反面、痛い勉強になった今回のケースから学ばない方が困難で反省点を大人しく述べ。次第に赤みが引いて平常心を取り戻す頃には背伸びした姿からありのままに近付き、ケーキ箱を抱えるようにしてどれ程にバタークリームケーキに対する喜びを感じているのかを緩んだ頬に代弁させて)

叩き潰したくなるというのは、要するに歓迎していないという意味合いかと勝手に勘ぐったんだ。違うなら謝る。ウィリアムは愚直過ぎて時々追い付けない気がしてしまうのは私だけかな。あれはあの人の長所には違いないけどね。それが聞きたかったんだよ、人でもゲームでもどちらか片方でも本人のお墨付きなら大満足だ。冗談が通じないな…だからモテないのかよく分かった。練習するのは勿論良いにしても独学には限界があるじゃないか、どうせならナワーブが平伏すレベルの仕上げを披露してみたい。上級者達に教えを乞いに行くから精々涎を拭いてお利口に待っているんだな。

>空軍

……うぐ、確かに癖になるが……いや、夜更かしのし過ぎは試合に影響が出てしまう……とにかく、俺も夜更かしは嫌いではないが試合や健康の為にもほどほどに、な！
(空軍の挑発にムッとしつつぶつぶつと何かを呟きつつ、そう返して。ふと席から立ち上がってのに気付きコホン、と咳払いをして）
悪いな…そうしてくれ。虫歯で地図の執筆やら試合の解読やらが捗らなかったら大変だからな。
(相手の言葉と視線に少し腕組みをし、考える素振りを見せた後、頷き、そう言って）

意見を受け入れてくれてありがとう。今のところは特に問題はないが今後返すのが大変になってきた時は伝えるようにする。だから任せてくれ。…まあな…昔料理本読んだり友人に少し教わっていたからこれくらい出来る。……いや、嫁向きは大袈裟だろう。まあ、いろいろと忙しくて準備する時間がなかなか出来ないのもあるが…喜んでくれるのなら良かった。期待に応えられるといいが…その…どういたしまして、だな。そして訂正については俺が気になっただけだからな。それに少しの間違いで言葉の意味合いが違ってしまうからな。だが…誉められて悪い気はしないな。


>傭兵

……それは本当か？まあ、君の言葉を信じてポジティブに捉えることにするが
(傭兵の言葉にジトッと見た後、そう言い、目の前に置かれたコーヒーを見て）
……バレンタインの、か…俺にチョコを渡す物好きな奴なんてそうそういないだろう。…まあ、一つくらいは貰ったぞ
(恐らく彼なりに考えたのだろう。ふられた俗っぽい話題に少し考えた後、そう答えて）

せっかく３人分用意してくれたのに技手間とらせるのもアレだろう。とにかく、把握してくれてありがとう。返信については問題ないぞ。それに俺も伝え忘れていたからお互い様だろう？気にするな。感動される程たいしたものじゃないが喜んでくれたのなら作ったかいがあったな……次回作まで期待されるなんて思ってもいなかったが…気が向いたら作ってやる。それでいいのなら期待していてくれ。