暇人 2020-01-05 11:47:43 |
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(/了解しました!)
カナルニャ「うおおおおお?!そこの人、退いて退いて~!!!」
カービィ「知らないところに来たとたん死亡フラグなんて…これこそお先真っ暗…ウッ」
(今にも死にそうなピンクの球体を乗せた少女は空から箒に乗って空から物凄い勢いで落ちきていて)
トモヤ「な、なんだなんだ!?ぐへぇっ…」(すっかり油断しきったこんな状態でかわせるはずもなく、なすすべなく下敷きになってカエルの潰れたような声を発し)
カナルニャ「ふ~…危なかった…」
カービィ「え、ちょ、馬鹿なの?!人巻き込んでるけど!カエルの潰れたような声出してたよね?!」
カナルニャ「え?…あ!ごめん!森で箒の練習してたらいつの間にか町に出てて…」
(カナルニャはトモヤに気づいていないのか冷や汗を手の甲で拭い、ふう、と息をつき。カービィはそのカナルニャの発言に焦りを隠せず人を巻き込んだことを指摘して、下を見れば本当に人を巻き込んでいるので慌ててトモヤから降り、手をあわせて謝って)
トモヤ「…っぶねえ、天国のじいちゃんばあちゃんが川の向こう側で手を振ってたぞ……ってか、おい!お前らか、俺のティータイムを邪魔してくれやがったのは…ごめんで済んだら警察はいらないんだよ」(ガバッと身体を起こし、それから一人と一匹(?)を見れば指をポキポキ鳴らして)
カービィ「え!僕関係無いんだけど?!ちょ、どうするのカナルニャ!!」
カナルニャ「ヒエッ?!わー!ゴメンわざとじゃないんだ~!!!」
(殺されると察したカナルニャは手に持っている箒をトモヤめがけ思いっきり降り下ろし)
カナルニャ「?!ギャー!人殺しちゃったよ!」
カービィ「殺してないから!とりあえず、家に連れてって看病しないとだよ!ほら、その人持ってこれ乗って!」
(何もかもが終わったような顔をするも、カービィは的確なツッコミをして。星形の大きな乗り物(通称『ワープスター』)を出すとトモヤを持って乗り込み、そのワープスターはグングン加速して町外れの山へと向かっていって)
___町外れの山にて
カナルニャ「うわー南無阿弥蛇仏…南無阿弥蛇仏…」
カービィ「お経唱えてないで!本当に死んだようになっちゃうから!!」
(山奥の暖かい雰囲気が滲み出た自宅のベッドに寝かしてカナルニャはトモヤの傍でお経を唱えていて)
トモヤ「うーん……どこだここ……って、お前はさっきの不思議生物…!さっきはよくもやってくれやがったな」(聞こえるお経に顔を歪め頭をおさえながら目を開けて、記憶の中に印象が強く残ってるカービィにヘイトを向けて)
カービィ「はあ?!ふざけんなっ!僕じゃなくてコッチ!僕は此処に飛ばされて巻き込まれただけだし…そもそも、看病したのも僕だから!」
カナルニャ「いやあ…ゴメンね。悪気は無いんだ…。」
(カービィは勘違いされた怒りのあまり少し怒鳴ってカナルニャを指差し。カービィに指差されたカナルニャはテヘッと笑い)
トモヤ「飛ばされた…?巻きこまれた…?いや、それはいい、イメージだけで一方的に悪者扱いして悪かったな、助かった。…で、お前はもっと反省しろ。なにを呑気に人の枕元でお経唱えてやがんだ」(カービィへと素直に礼を述べ、トラブルの元凶らしきカナルニャの方を見れば頭をガッシリ掴んでアイアンクローをかまして)
カービィ「たっく…人は見た目じゃないからね!」
(呆れたようにため息つき)
カナルニャ「だって死んだと思ったんだmヒデブゥ!……ちょっと、名前も知らないレディに暴力するのはどうかと思うけど?」
(ブンブンと手足を振るも身長差は30cm以上のため無意味な足掻きとなり。アイアンクローをかまされて痛そうにしながらも殺意を込めた笑顔で)
トモヤ「……そうだな、肝に銘じとく(人…?なのか?という言葉は飲み込み)おう、レディとかその前にお前は人の痛みを知れ、本来ならこれでも足りないくらいだぞ…ったく」(やれやれ、とため息を吐き頭から手を離してやり)
カービィ「…人なのか?って思ったでしょ。それに、カナルニャの事許せば?大人げないよねぇ。」
(ジトッとした目で見つめ)
カナルニャ「イタッ!だ、だって…ボクのせいじゃ無いし、箒のせいだし…それに、叩いたのは防衛本能(?)だし」
(地面に落とされ尻餅つき、尻を擦って起き上がると、目を泳がせながら言い訳をし)
トモヤ「ぐぅ…な、なにがなんだかさっぱり…ていうかお前も巻きこまれた側なのに何故向こうの味方をするんだよ。まあ…別にもうそこまで怒っちゃいないけどな。…てか、箒ってことはお前魔法使いかなんかか?」(カービィへと不満を言いながらも実際言葉とは裏腹に本気で怒っている感じではなくカナルニャへと冷静に話しかけて)
カービィ「うーん…巻き込まれはしたけど、僕いちおう星の戦士っていうヒーロー的なのだし?人に優しくしないとって思うし?……うん、多分そう。」
(うーんと腕組して考え、最後は凄くあやふやに締め)
カナルニャ「んーん。魔法使いじゃないよ、普通の人。物心ついてたら箒があったの。……あ、自己紹介してなかったかな?ボクは寝子カナルニャ!まあ此処で自給自足生活してるよ。よろしく。で、こっちがカービィ!」
トモヤ「なんか主体性のない答え返ってきたー!正義のヒーローならもうちょっと自分の意見に自信もってくれよ、そんなんじゃ守られる方が不安だろうが。
…なんだそりゃ…箒は立派なマジックアイテムだしそれがあるってことは何かしらの魔法的素質があるって考えるのが自然だと思うんだがな…もしくはまだ自覚出来てないってとこか…ああ、ちなみに俺は牧野トモヤ、しがない魔法使いだ」(カービィの意見に対してそうツッコミを入れ、カナルニャの返答に不思議そうにしながらもこちらも名乗って)
カービィ「だって、星守っても特にご褒美貰えないもん。僕はね、地獄の沙汰でも食べ物次第だから。」
カルナニャ「ホントだよ?!箒乗りこなせないし、この家だって手作りだし、魔法なんて使えないし。へえぇ、トモヤって魔法使いなんだ。凄いね!じゃあ箒とかって持ってるの?」
(手を振って否定し。魔法使いと聞き目をキラキラ輝かせ)
トモヤ「随分利己的なヒーロー様だこと…まあ、その分いざという時御し易くて助かるけどな。
どれどれ…確かに微量の魔力しか感じないな。これじゃ一般人レベルだ…まあ、俺も実を言うと似たようなもんなんだけどな…あと残念ながら俺の一族はそういうマジックアイテムは代々使わないんだ」(カービィが存外利己的で単純なことに苦笑して、カナルニャの額に指先で触れ、呟き)
カービィ「だって細々しいこと考えるのメンドくさいんだもーん。と言うことで食べ物寄越せ。」
(かなり威圧がかった笑顔で食べ物を欲しがり)
カナルニャ「うん、一般人だもん。ええ~マジックアイテム使わないんだね、つまんなさそう…。ボクの家は箒とかのマジックアイテム屋さんでね、魔力がないボクはマジックアイテム作るの手伝ってたんだ!」
(トモヤの呟きにコクッと頷き)
トモヤ「出会って間もない人間に飯をたかるなっての、飯ならそこにいる飼い主に頼め。そもそも今俺が持ってるのなんてガムぐらいのもんだ
面白いとかつまらないだけで魔法使ってたまるか、まずマジックアイテムってのは補助器具みたいなもんだし、使わなくても魔法が行使出来るんならそれでいいんだよ…例えばその気になれば箒を使わなくても飛べるし杖がなくても魔法も使える、そういうもんだ」(カービィへとポケットからガムを取り出して見せつつ、カナルニャへと自身の考えを述べ)
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