とくめーきぼう 2019-12-28 15:15:07 |
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師匠、おはようございます。起きていらっしゃいますか?
( 柔らかな日差しが心地良い朝。いつも通り朝食の用意を済ませて、師である彼の部屋へ足を運ぶ。コンコンと軽やかなノックを送ってから、扉の向こうの相手へ明るく声を掛け )
(/シリウスさんらしさが感じられる素敵なロル、有難うございます!今後の展開についても異論はありません。未熟で至らない点も多いかとは思いますが、お互いにとって楽しいなりきりが出来るよう努めますので、改めてこれからよろしくお願い致します…!)
(コンコンと響く小気味良いノックの音、そしてそれに少し遅れて聞こえくる弟子の明るく爽やかな声に薄ら目を開けるが、眠気と気怠さが強く起きる気にはなれないのか返事を返すことはなくすぐに瞳を閉じ、寝直そうとしていて)
そのように言っていただけて安心いたしました!素敵なお弟子さんとどのような物語を紡いでいけるのか今からとても楽しみです!気になった点やご意見などあればその都度遠慮なくおっしゃってくださいね
朝食の用意が出来ました。それに、今日は天気も良いですよ!
( 耳を澄まして聞こえたのは、窓の外で囀る鳥の声だけ。返答がないことで、相手の現状はおおよそ見当がついた。彼の元へ弟子入りしてから今日までの間、こういった経験をしたことは一度や二度ではない。次、返事がなければ部屋にお邪魔させてもらおう、と心に決めれば、微かな望みと共にもう一度扉の向こうへ言葉を投げ掛け )
(/お気遣い有難うございます!何かあれば、その都度尋ねさせて頂きますね。此方に対しても、指摘や質問等ございましたら、お気軽にお申し付けください…!)
………聞こえている。朝からそう騒ぐな、頭に響く
(こちらが無視を決め込んでも尚、健気にもドアの向こう側からは声が聞こえていて。このまま無視を続けてもどのみち彼女に部屋へと足を踏み入れられ強硬手段に出ることはこれまでの経験でわかっており、かといってそれを防ぐために部屋のドアにロックの呪文をかけるというのも労力に見合っているとは言えず、結果的に自分がとるべき選択は一つしかなく。我が弟子ながら毎度毎度根気強いのは結構な事だが、もう少し融通をきかせて欲しいものだとそんなかったるいことを考えながらベッドから降りると、部屋のドアを開けて不機嫌そうな態度を微塵も隠そうともせずに頭に片手当てながら静かに言い放って)
(/ありがとうございます!それでは一旦本体の方は失礼させていただきますね)
すみません……これまでの経験上、ここで引き下がっては駄目かなと…
( 扉が開かれる音にパッと表情を綻ばせるも、その先に現れた師の表情は不機嫌さと眠気を多分に含んでいて。今となっては慣れた状況であるものの、その雰囲気にはやはり気圧されそうになる迫力があり。だが、あの状態で引き下がれば、自分のことをおざなりにしがちな彼がどうするかは、弟子になりたての頃に経験済みで。それを思い返せば、謝罪と共にばつの悪い笑みを小さく浮かべ、ぽつぽつと言葉を零して )
(/了解しました!)
そうだな…お前に引き際の見極めをしろと要求するのが間違いだった。…それで、今日の朝食のメニューは?
(とことん真面目で健気な彼女らしい返答に深いため息を吐き、そんな嫌味を口にするものの、なんだかんだで根気強く世話を焼いてくれる同居人には感謝もあるのか言葉とは裏腹に口調には刺々しさはなく。そんなやり取りをしているうちに眠気も幾分か解消されてきて、食事をとろうかという気になれば、のそのそと洗面台へと向かいながら背中越しに朝食のメニューについて尋ねて)
今日は、ほうれん草とチーズのオムレツにしてみました。綺麗に焼けたので、是非召し上がって頂きたくて。
( 溜息と共に紡がれた師の言葉は、苦笑交じりに肯定するしかなく。実際、呼び掛けて駄目なら部屋に入って直接起こそうとしていたのだから。決めたことはやり通さないと気が済まないという自身の性を自覚しながら「返す言葉もありません」と小さく返事をする一方で、言葉こそ辛辣であるものの、彼の声音には棘がないことを密かに感じており。こういったやり取りが日常と化したこと、師と自身の距離が初めの頃とは違ってきていることを改めて実感すれば、胸の内にじんわりと嬉しさが広がって。そんな中、今日の朝食について尋ねられれば、パッと明るくさせた表情で彼の後を追いながら返事をし )
そうか、それは重畳だ…
(魔法使いである己には食事以外でも栄養を摂取する手段がいくつもあり必ずしも食事は必須ではなくあくまで補助的なものに過ぎないのだが、それにも関わらず三食きっちり作ってくれる彼女のおかげで食生活も最近では大きく変わりつつあり、そして彼女の作る手料理はいずれも美味で特にオムレツはその中でも上位に位置するぐらいのお気に入りで。それを聞けば言葉少なながらも満足げに呟き幾分か足取りも軽く洗面台の前に立ち、軽く整容を済ませ、彼女がここへ来てからというもの一気に生活感が出てきはじめたリビングへと足を踏み入れて)
ふふっ。師匠お好きですよね、オムレツ。
( 表情こそ見えずとも、前を行く師匠の声は微かに、されど確かに喜色を纏っており。それが分かれば、思わず零れた笑みと共に朗らかな声を師の背中へ向けて。元来食事を取る必要のない彼にとって、自分の作る食事が声を弾ませる理由になっているのだから、喜びを感じない筈はない。彼が洗面台の前で身支度を始めたのを確認すると、「パンを焼いておきますね」と言い残して軽やかな足取りでキッチンへ向かい。焼き上がりが近付くと共に師の姿が見えれば、用意していた飲み物を彼の元へ運んで )
食事などかったるいだけなんだがな、食材を無駄にするのは忍びない…いただこう
(飲み物と焼き上がったパン、そしてオムレツの用意された自分にとってすっかり定位置となった席へと重苦しい動作で深々腰を下ろし。向かいに座る彼女をチラと一瞥してから手元の料理へと視線落とし、誰にともなく本音と建前の入り混じった言葉を口にしながらも眠気覚ましにまずコーヒーの入ったカップを手に一口含んでからナイフとフォークを手に取り、オムレツを一口大に切り分けて口へ運び)
私は、師匠との食事の時間が好きですよ。……オムレツ、如何でしょうか…?
( テーブルを挟んだ向かい側、師匠は此方へ視線を寄越してから言葉を紡ぐ。かったるいという聞き馴染んだ口癖と、素直とは言い難い物言いに小さく笑みを零しながら、自分の思いを伝え。彼に倣うように「いただきます」と手を合わせ、淹れたての紅茶で喉を潤すと、期待と不安の入り混じった落ち着かない表情で彼に問い掛け )
いつも通りだ。魔力の制御もこれぐらい出来れば面倒が無くて助かるんだがな
(相変わらず素直に美味しいとは口には出さないものの、彼女が自分に弟子入りする理由ともなった魔力の制御を引き合いに出し、もしもこの料理の腕と同じだけの力がそちらの方面でも発揮できるなら自分の助けも必要が無いほどの実力だと認める旨の発言をし、しかもそれが偶然やたまたまの産物ではなく平常通りだという、遠回しながらも最大級の賛辞を送れば、肩を小さく竦め。それからしばらく微かに食器同士が当たりカチャカチャと音を立てる以外には静かな朝の時間が流れ)
ありがとうございます…!魔力の制御、は…これからも精進しますので…!
( 返ってきた遠回しな言葉に対しても、近頃はその奥に隠された意図をすくい上げられるまでになっており。自身の料理を少なからず評価してもらえたことを確かに感じれば、安堵と嬉しさを満面に滲ませながら破顔して。一方、引き合いに出された魔力に関しては、彼に弟子入りする以前に比べれば良い方へ向かっているものの、精神的なものや環境が要因で不安定になるなど、完全な制御には程遠く。その実情と照らし合わせて少し言葉に詰まるが、次の瞬間には相手と真っ直ぐ視線を合わせて )
口先だけは立派なものだ…だが、かったるい話しだがお前一人の精進だけで俺の数百年を超えていかれては敵わん、これでもランクSS魔法使いの矜恃というものがある。だからお前は俺の元で力をつけろ、そしてそのくだらんくびきから解放されてみろ
(理想と現実の乖離には彼女自身も気づいているだろう、魔力の制御は以前よりは良くなりつつあるが、多少マシになったという程度で、今のままでは一族に課せられた宿命によって早くに命を落としてしまうことは避けられず、自分に弟子入りしたからといって必ずしも事態が好転するという保証もない。しかし彼女の人生に関わることを決めた以上は中途半端にするつもりはなく、運命を変えるためには彼女だけの努力だけでなく自分も尽力することを約束すればそう叱咤し、ナイフとフォークを置き、食後のコーヒーをゆっくり嗜み)
……はい!……私、貴方に師事させて頂けて、本当に幸せです。ありがとうございます、師匠。
( 残り少ない料理を食べ進める手が自然と止まり、相手の話に聞き入る。普段は遠回しな物言いをする師匠の率直な言葉は、彼が自分の人生に関わることを決意してくれているのだと、改めて感じられて。きっと人の子ひとりの運命など、悠久の時を生きる魔法使いにとっては些細なことだろうに、彼は弟子として自分を受け入れ、心を砕いてくれるのだ。今や身寄りもなく、死に抗う術も持たなかった自分にとって、それがどれほど嬉しいことか。師の叱咤に強く頷けば、胸に広がる温かさを噛み締めるように少しの間沈黙し。再び発された声とその笑顔は、言葉に違わず幸福に満ちていて )
(/お待たせ致しました…!レスの頻度が安定せず申し訳ありません…!)
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