常連さん 2019-12-14 21:25:09 |
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そうですね、教室巡りましょう。私入ったことない教室多いんですよ!
(嬉々として相手の提案を受け入れるが、なぜか慌てているように見える相手をいぶかしげな顔で覗き込み)
よし、決まりだな…と、その前にちょっと飲み物買っていってもいいか?
(相手の言葉に一つ頷き移動しながら、購買の前を通りかかると喉の渇きを感じて足を止めて。相手に断りを入れてからジュースを買いに行こうとして思い出したように振り返り「そういや、日下部って飲み物とかは飲めるのか?」物に触れたりは出来るようだが飲食はどうだろう?と思い、そう質問を投げかけて)
どうぞ、喉渇きましたよね。……給水機の水は飲めました。でも、飲んだと言うか、水が消えたというか……
(相手の断りに軽く返事を返し。質問に答えるが、どこか自分でもよくわかっていなさそうな表情をして首を傾げ)
オッケー、それだけわかれば十分…てことで、何かリクエストあるか?日下部の分も何か買ってきてやるぞ
(質問に対する答えを聞くと満足げに言葉を返し、それならば一緒に何かを飲もうと考え何が飲みたいかを問いかけて)
え!いや、良いですよ。お金払っていただくなんて、そんなっ
(両手を顔の前でぶんぶんと振りながら、眉を下げ遠慮の表情が浮かび)
遠慮しなくてもいいって、俺が勝手にそうしたいと思っただけなんだから。それに、日下部だってこうして学校で友達とかと一緒に飲み物とか買って駄弁るなんて久しぶりだろ?
(困り顔で遠慮を口にする相手に、本当にいい子だなとそんな感想を抱きながらも此方から更にそう一押しして。それは出来るだけ幽霊だからとか生きている人間だからとか、そういったことを考えずに相手と過ごせたらと思っての発言で)
……じゃあ、お言葉に甘えて。ココアかミルクティーが良いです!
(相手の言葉を聞くと、開き直ったように飲みたいものを口にし。「確かに久しぶりで楽しいです」と口元を笑みの形に綻ばせ)
ん、了解
(相手の要望を聞いて購買へと向かい、目的のものを買って待たせていた相手の元へ戻り「ほい、お待たせ。それじゃあ、適当に空いてる教室さがして一緒に飲もう」二人分のホットココアを手に再び廊下を歩き出し、やがて中に誰もいない教室を見つけて中へ入り)
わ、ココア!ありがとうございます。
(相手の手の中にあるココアに胸を弾ませながら、後ろを付いて歩き。空き教室に入ると「……ここ、何の部屋でしょう」と部屋をぐるりと体を回転させて見渡し)
ここは確か、去年までは一年生の教室として使われてた場所だな。少子化とかで段々入学する生徒数も減って今年からはクラス数も減ったから空き教室になってるんだ
(この教室について少しだけ考えを巡らせてから思い出したように説明をして、窓際の適当な席に腰を下ろせば「はい、日下部の分」とココアの缶を手渡して)
ほぇー、最近は入学者が減ってるんですか。私の時はパンパンだったんですよ!
(両腕を広げ自分がいた頃の人数の多さを表現しようとするが上手くいかず。相手が差し出してくれたココアを「ありがとうございます。」と礼を述べて受け取り)
だろうな、多分俺と日下部じゃ世代に結構開きがありそうだ。そういう意味じゃ俺が先輩って呼ばれてるのはちょっと変な感じだな…どっちかっていうと日下部が先輩じゃない?
(一生懸命身振りを交えて説明してくれようとする相手を微笑しげに見つめ、呼び方にこだわりはそこまでないが思ったままそう問いかけるとまだまだ温かいココアの缶を開けて一口飲んで)
んー…………まあ、生まれた年としてはそうなんでしょうけど。でもやっぱり、見た目は先輩の方が大きいじゃないですか。ほら、私一年生で時間止まってますし。
(相手に倣って自分も缶にそっと口を付けながらしばらく相手の質問への答えを考え。自分の現状を苦笑しながら話すと、呼び方が嫌だったろうかと少し不安そうな顔になり)
そういうもんか…まあ、どちらだっていいんだけどさ。確かに今更日下部を先輩とかさん付けで呼ぶってのも違和感あるし
(相手の答えにそれでいいならと頷き。よくよく考えれば自分としても現状維持の方が変に気を張らずに済んでいいなと結論づけて)
私も先輩と呼ばれるのはこそばゆいので今のままが良いです!…………ところで先輩は、どうしてこんなに私とお喋りをしてくれたり、良くしてくださるんですか?
(相手にわかってもらえて満足げに頷きながら、美味しそうにココアを飲み。会った時から今までの会話を思い起こし、不思議そうな顔で相手に質問し)
うーん、そうだなあ…日下部が本当に寂しそうな顔してたから、それで放って置けなかったんだと思う。幽霊だろうと生きてる人間だろうと孤独ってのは辛いもんな
(相手の問いに缶を傾け、残り少なくなったココアを飲み干して考えた末に出した結論はなんともお人好しな答えで)
へっ……?私、そんな寂しそうな顔しちゃってました?……義之先輩やっぱりスゴく優しいんですね。ありがとうございます。
(相手の答えに一瞬目を見開いて固まり、しばらくして照れたように頭を掻きながら恥ずかしそうに笑い。相手の方を見ると、嬉しそうに歯を見せて笑いながら、相手に感謝を示し)
あ、ああ…それこそそのまま放って帰ったら化けて出そうな恨めしそうな顔、みたいな?
(飾り気のない満面の笑顔で優しいなどと言い切られると照れ臭く、当然相手がそんな顔などしたことはないが、思いっきり話しを盛って茶化すことで感じた照れ臭さを誤魔化し)
えぇーっ?!そんな、そんな顔してたんですか?……よく逃げないでくれましたね。
(相手の話に心底驚いて、手に持った缶を落としそうになり。真剣な顔でしげしげと相手を見つめると感心したように言い)
冗談だよ、むしろ日下部は全然怖くない。今んとこ幽霊感ゼロ、なんならまだ幽霊だなんて信じられないぐらい
(疑うということを知らないのか、こちらの冗談を真に受けて驚きの表情を見せた相手に思わず吹き出し、正直にそう言って)
むむぅ、それはそれで幽霊としてどうなんでしょうか。………がおーーーっ!怖いですかーーっ?!
(相手の言葉に何故か反抗心を抱き、ムキになって自分の中で精一杯の怖い顔をしてみせ)
ははは、ごめん、やっぱ全然怖くない。ていうかむしろ可愛い
(恐怖とは正反対の感情が湧き上がり、笑いを堪えきれなくなってお腹抱えながら、無意識に可愛いと口にして)
何だとぉ、って………か、かわ、かわいいですか……私が?
(ノリで話しを続けていると途中で相手に可愛いと言われたことに気が付き、顔を真っ赤にしながら慌ててうつむいて)
あ、ええと…い、今のは…確かに事実といえば事実なんだけどそういうんじゃなくて…と、最終下校時刻だしそろそろ今日は帰らないと
(相手の発言に自分も勢いで何を言ったのかを思い出し、狼狽えていたが、少しして下校時刻を告げるチャイムが鳴ればその音に反応して席を立ち、誤魔化そうとして)
ごめん、日下部。俺ももう少し居てやりたいんだけど、最終下校時刻も過ぎちゃったからさ…また明日、今度は昼休みに今日会った場所と同じ場所で会おう、約束だ
(後ろ髪を引かれる想いだったが、このまま学校に泊まるわけにもいかないため、必ず明日もこちらから会いに行くからと約束をすることで相手に納得をさせようとして)
…………本当に、本当に来てくれますか?………約束ですよ!すっぽかさないでくださいね!
(寂しそうに尋ねるが、すぐににぱっと笑いながら冗談を口にし)
本当に本当に約束だ。一緒にお昼食べよう、な?
(笑顔の相手にこちらも自然と顔が綻んで、無意識に相手の頭を撫でてやりながら改めて次の約束を口にして)
お昼!楽しみです。チャイムがなったらすぐ来てくださいよー!
(相手をツンツンつつきながら嬉しそうに、によによと頬を緩め)
ああ、わかってるよ。じゃあまた明日な
(念押ししてくる相手の頭に一度ポンと手を置き、ごく普通の知人同士の間でそうするように、当たり前のように『また明日』と言って別れて)
日下部、お待たせ
(そして次の日、昼休みのチャイムが鳴れば相手と昨日出会った廊下へと駆け足でやってきて)
はい、また明日
(久しぶりの言葉の響きに、喜びを噛み締めるようにゆっくりと発音し)
あ!義之先輩、本当に来てくれたんですね。
(あまり期待せず、窓の外を眺めてボーッとして待っていると、廊下を掛けてくる人影を見つけ。少し驚きつつ声を掛け)
おいおい、ちゃんと約束しただろ?信用してくれてなかったなんて酷いなあ
(ここへ自分が来たことを意外そうにしている相手に対して苦笑混じりに肩を竦めるが、本気で責めている風ではなく冗談混じりといった様子で)
信用してましたよぉ?えへへ、本当ですよ。先輩のことすごく信用してるんです、私。
(照れたように頭を掻きながら、はにかんで恥ずかしそうに信用していることを伝え)
はいはい、ありがとな。それじゃ、またどこか移動してお昼にするか(大袈裟過ぎるぐらいのアピールをしてくる相手に思わず小さく吹き出してしまいながら頭のうえでぽんぽんと手を弾ませ。二人きりになれる場所を探すべく歩き出し)
はい!……ところで先輩のお弁当は買った物ですか?手作りですか?
(嬉しそうに後を追うと、ふと疑問に思い相手の手を覗き込み尋ね)
聞いて驚くなよ?実は手作りなんだ。日下部の口に合うかはわからないけどな…と、今日はここで飯にするか。音楽室みたいな特別教室って昼休みの時間とかは意外に穴場なんだよな
(手元の少し大きめの弁当箱を相手の目の前で軽く揺らし、無人の音楽室の中を覗き込んで適当な場所に腰を落ち着けてそう説明して)
えっ!手作り弁当ですか?私そういうの初めてです!
(手作りと聞いて、驚きで束の間動きが止まり。しばらくすると飛び上がらんばかりに喜んで。「ああ、昼休みに特別教室来る人は居ませんもんね。頭良いですね」と相手の言葉に納得し、少し適当にも聞こえる誉め言葉を冗談半分で贈り)
そこまで喜んで貰えるなんて作ってきた甲斐があるよ
(相手の好意的な反応を見て、うんうんと満足げに頷き。どこかいい加減で茶化しているようにも聞こえる相手の言葉に「いや、別に心にもないことまで言って無理やり褒めようとしなくていいから…むしろその気遣いが逆に痛いから」と苦笑混じりに指摘しつつ、弁当の包みを開いて)
すいません……。あ、お弁当、楽しみです。何がはいってるんですか?
(苦笑混じりに相手に言われると、申し訳なさそうに謝り。開かれる包みにワクワクと期待に胸を踊らせ)
今朝は少し時間がなかったから半分ぐらいは昨夜の余り物だな。出汁巻き玉子に唐揚げ、筑前煮とポテトサラダ、そしておにぎりってところだ…って、あ!
(蓋を開けて中身を一つ一つ指して説明をし、いざ食べ始めようというところで頓狂な声を上げて)
ふわぁー!おいしそ……先輩どうしたんですか?
(今にも涎を垂らさんばかりの表情をしていたが、相手の声に驚き心配そうに尋ね)
普段滅多に誰かの為に弁当作ったりしないから箸を一膳しか持ってこなかった…
(相手の方へ、ぎぎぎと擬音がでそうな様子で鈍い動きで首を向け、やらかしたことを正直に伝えて)
ふぇっ?なーんだ、そんなことですか!大丈夫ですよ、同じお箸を使えば!
(相手の言葉に釣られて驚くような声を上げるが、すぐにけろりとした表情で当たり前の様に一膳で平気だと告げ)
でもそれだと…いや、日下部が気にしないならそれでいいか
(それでは間接キスではないかという言葉を飲み込み、余計なことを言って変に意識させてしまう方が良くないと思い努めて冷静に振る舞いながら「それじゃあ日下部、先に食べていいぞ」弁当箱の蓋をお皿代わりにおかずを一通りそこに盛り付けてやり箸を手渡そうとして)
どうしたんですか?……え!先に先輩より先に食べてしまって良いんですか?!
(相手の反応に首を傾げつつ、箸を渡されれば驚いて受け取った箸を取り落としてしまい)
おっとと…ちょっと軽くゆすいでくる
(落ちた箸を慌てて追いかけるように足元へ手を伸ばし、廊下へと一旦出て手近な水道へと向かい、箸をゆすいで戻り「…せっかく日下部に食べてもらおうと思って作ってきたんだしまずは日下部に食べて欲しいんだよ」そう言って自然な動作で相手のために取り分けたおかずを箸で挟み、相手の口元へと持っていき)
すいません……じゃあ、いただきます。
(口元に運ばれたおかずを何の抵抗も示さずパクリと口に含むと、美味しそうに表情が綻び、しばらくすると今起きた出来事に気が付き顔を赤くしてうつむき)
あー…その、美味いか?
(何気なくやってしまったが、よくよく考えればこれはかなり恥ずかしい状況ではないかと思い直し、僅かに頬赤らめて相手から目を逸らしながら、そう問いかけるのが精一杯で)
え、あ、はい!美味しいです、手作りのご飯なんて何年ぶりかわかりません。
(赤くしている顔をがばっと上げると、久しぶりに誰かが自分のために作ってくれた料理の美味しさを伝えようと一生懸命話し)
そ、そうか、良かった。遠慮なく沢山食べてくれよ?(そう言って自分でもおかずを口に運びつつ間接キスだとかそんなことは考えちゃダメだと自分に言い聞かせ、それからさっきのようなのは恥ずかしいしやはり自分で食べる方がいいだろうと思い相手にも箸を手渡してやろうとして)
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