常連さん 2019-12-14 21:25:09 |
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……じゃあ、お言葉に甘えて。ココアかミルクティーが良いです!
(相手の言葉を聞くと、開き直ったように飲みたいものを口にし。「確かに久しぶりで楽しいです」と口元を笑みの形に綻ばせ)
ん、了解
(相手の要望を聞いて購買へと向かい、目的のものを買って待たせていた相手の元へ戻り「ほい、お待たせ。それじゃあ、適当に空いてる教室さがして一緒に飲もう」二人分のホットココアを手に再び廊下を歩き出し、やがて中に誰もいない教室を見つけて中へ入り)
わ、ココア!ありがとうございます。
(相手の手の中にあるココアに胸を弾ませながら、後ろを付いて歩き。空き教室に入ると「……ここ、何の部屋でしょう」と部屋をぐるりと体を回転させて見渡し)
ここは確か、去年までは一年生の教室として使われてた場所だな。少子化とかで段々入学する生徒数も減って今年からはクラス数も減ったから空き教室になってるんだ
(この教室について少しだけ考えを巡らせてから思い出したように説明をして、窓際の適当な席に腰を下ろせば「はい、日下部の分」とココアの缶を手渡して)
ほぇー、最近は入学者が減ってるんですか。私の時はパンパンだったんですよ!
(両腕を広げ自分がいた頃の人数の多さを表現しようとするが上手くいかず。相手が差し出してくれたココアを「ありがとうございます。」と礼を述べて受け取り)
だろうな、多分俺と日下部じゃ世代に結構開きがありそうだ。そういう意味じゃ俺が先輩って呼ばれてるのはちょっと変な感じだな…どっちかっていうと日下部が先輩じゃない?
(一生懸命身振りを交えて説明してくれようとする相手を微笑しげに見つめ、呼び方にこだわりはそこまでないが思ったままそう問いかけるとまだまだ温かいココアの缶を開けて一口飲んで)
んー…………まあ、生まれた年としてはそうなんでしょうけど。でもやっぱり、見た目は先輩の方が大きいじゃないですか。ほら、私一年生で時間止まってますし。
(相手に倣って自分も缶にそっと口を付けながらしばらく相手の質問への答えを考え。自分の現状を苦笑しながら話すと、呼び方が嫌だったろうかと少し不安そうな顔になり)
そういうもんか…まあ、どちらだっていいんだけどさ。確かに今更日下部を先輩とかさん付けで呼ぶってのも違和感あるし
(相手の答えにそれでいいならと頷き。よくよく考えれば自分としても現状維持の方が変に気を張らずに済んでいいなと結論づけて)
私も先輩と呼ばれるのはこそばゆいので今のままが良いです!…………ところで先輩は、どうしてこんなに私とお喋りをしてくれたり、良くしてくださるんですか?
(相手にわかってもらえて満足げに頷きながら、美味しそうにココアを飲み。会った時から今までの会話を思い起こし、不思議そうな顔で相手に質問し)
うーん、そうだなあ…日下部が本当に寂しそうな顔してたから、それで放って置けなかったんだと思う。幽霊だろうと生きてる人間だろうと孤独ってのは辛いもんな
(相手の問いに缶を傾け、残り少なくなったココアを飲み干して考えた末に出した結論はなんともお人好しな答えで)
へっ……?私、そんな寂しそうな顔しちゃってました?……義之先輩やっぱりスゴく優しいんですね。ありがとうございます。
(相手の答えに一瞬目を見開いて固まり、しばらくして照れたように頭を掻きながら恥ずかしそうに笑い。相手の方を見ると、嬉しそうに歯を見せて笑いながら、相手に感謝を示し)
あ、ああ…それこそそのまま放って帰ったら化けて出そうな恨めしそうな顔、みたいな?
(飾り気のない満面の笑顔で優しいなどと言い切られると照れ臭く、当然相手がそんな顔などしたことはないが、思いっきり話しを盛って茶化すことで感じた照れ臭さを誤魔化し)
えぇーっ?!そんな、そんな顔してたんですか?……よく逃げないでくれましたね。
(相手の話に心底驚いて、手に持った缶を落としそうになり。真剣な顔でしげしげと相手を見つめると感心したように言い)
冗談だよ、むしろ日下部は全然怖くない。今んとこ幽霊感ゼロ、なんならまだ幽霊だなんて信じられないぐらい
(疑うということを知らないのか、こちらの冗談を真に受けて驚きの表情を見せた相手に思わず吹き出し、正直にそう言って)
むむぅ、それはそれで幽霊としてどうなんでしょうか。………がおーーーっ!怖いですかーーっ?!
(相手の言葉に何故か反抗心を抱き、ムキになって自分の中で精一杯の怖い顔をしてみせ)
ははは、ごめん、やっぱ全然怖くない。ていうかむしろ可愛い
(恐怖とは正反対の感情が湧き上がり、笑いを堪えきれなくなってお腹抱えながら、無意識に可愛いと口にして)
何だとぉ、って………か、かわ、かわいいですか……私が?
(ノリで話しを続けていると途中で相手に可愛いと言われたことに気が付き、顔を真っ赤にしながら慌ててうつむいて)
あ、ええと…い、今のは…確かに事実といえば事実なんだけどそういうんじゃなくて…と、最終下校時刻だしそろそろ今日は帰らないと
(相手の発言に自分も勢いで何を言ったのかを思い出し、狼狽えていたが、少しして下校時刻を告げるチャイムが鳴ればその音に反応して席を立ち、誤魔化そうとして)
ごめん、日下部。俺ももう少し居てやりたいんだけど、最終下校時刻も過ぎちゃったからさ…また明日、今度は昼休みに今日会った場所と同じ場所で会おう、約束だ
(後ろ髪を引かれる想いだったが、このまま学校に泊まるわけにもいかないため、必ず明日もこちらから会いに行くからと約束をすることで相手に納得をさせようとして)
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