ふれんず 2019-12-13 15:47:39 |
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そうなんだ?
ミキがそう言うからにはいい部長さんなのね
え?
ミキの性格だと当たって砕けろ的に見切り発進しそうだけれど
(陸上部の部長さんの人柄については疑う余地はないと思えたけれど、ミキの性格を考えるに例え勝算がなくても友だちのお願いならなんとかしようとするのではないか、とくすくす微笑みながら指摘して)
あ~
もうこんなに無くなってる?!
もぉ、ミキったら一人でたべすぎー
(彼女の言葉にお菓子を入れたお盆を見ると半分くらいなくなっており
目を丸くしながら呆れた様子で相手を非難すると、こちらもお菓子を一つ手に取ってぱくっと口にすると幸せそうな笑顔を浮かべて)
あはは…ミキのことをよくご存知で…でも、本当こういう時はちゃんと考えるよ、ほら、人と約束する時は自分でなんとかできる約束だけにしておいた方が角が立たないでしょ?
(確かに今回の件で彼女の為に少しだけ思考が暴走したのは否めないが、それでもどうにか自分でどうにか出来るキャパは超えてないはずと自負しており、普段からいかに他人との付き合いが打算的なものであるか、その片鱗を言葉の端に覗かせて。言われてようやくお菓子が減っていることに気づいたらしい彼女に向けて全く悪びれもせず「ふふーん、これはほら、据え膳食わぬは男の恥…はちょっと違うか、いや、ミキはそもそも女の子だし。…まあ、それはともかく、そんな感じだからつむぎもどんどん食べないと、ね?」食べ過ぎと言われても全く遠慮するそぶりも見せず、昨日見た限り食の細い彼女にもしっかり食べてもらおうとわざと急かすように言ったのけ)
…たしかに
本人にそのつもりがなくても結局約束を守れなかったらウソをついたって思われるかもしれないものね
(ミキの言葉を聞くと、顎に指を添えて少し考え
相手の言いたいことは理解できると話して)
でも…
あたしは、もしマネージャーになれなくてもミキがいい加減なことを言ったなんて思わないし、適当な気持ちで引き受けてくれたのでないことを知ってるわよ
(マジメな顔で相手をじっと見ながら、自分の気持ちをはっきりと言葉にして)
ぷっ!
なにワケ分かんないこと言ってるのよっ
(ミキの突拍子もない例え話を聞くとおなかを抱えてケラケラと大笑いして)
……あー、もうおなか痛い
あんまり笑わせないでよね~
(涙目を擦りながらようやく笑いが落ち着くとお菓子をひとつ手に取って少しかじり、友だちとおしゃべりをしながらたべるお菓子はこんなにもおいしいものかと幸せそうな笑顔を見せて)
…もう、つむぎは本当にどうしてこんなに可愛くていい子なんだあー
(友達の言うことなら信じる、他人と意図的に壁を作って生きてきた自分には眩しすぎるぐらい純粋な考え方を持つ彼女の頭を胸元に抱え込むように再び抱きしめてしまい、そう声をあげながら頬ずりをして。決してウケ狙いで言った訳ではないにも関わらず大爆笑の彼女を見て「ちょっ、つむぎ笑い過ぎじゃない?いいけどさー…」ムッとして指摘したが、なんだかんだ彼女が笑ってくれたならそれでいいかと思えてこちらもしょうがないなといった風な調子で笑って)
ちょ…ミキ…
(相手に抱きしめられ頬ずりまでされてしまうと、かぁ~っと赤くなって
今度は相手が離れてしまう前に、遠慮がちではあるけれど背中にそっと手を添えて)
あたしが可愛いか、いい子かは分からないけれど
でも、そう思わせてくれたのはミキ自身なのよ?
笑いすぎって言うけれどあなたの言うことがおもしろいからじゃない
こんなに笑ったのなんて生まれて初めてよ
(相手の褒めすぎの言葉には、ミキの言うことだから信頼できるのだということを話し
笑いすぎと言われれば、その原因はミキ自身にあることを指摘して
それにしてもこの子は、関わった時間はまだわずかだというのにどれだけの初めての経験を自分に与えてくれるのかと感謝で胸をいっぱいにして)
んー?つむぎは甘えん坊さんですなー、よしよし
(腕の中で大人しくしていた彼女の腕がそっと背中へと回されたことに気がつくと瞳を細め、にししと笑い背中をトントンとまるで子供をあやすように優しく叩き。正直に言えば自分はそんな風に信頼を寄せてもらえるような出来た人間ではないと思っていたが、そんなネガティブな感情は表にださず「そうなの?特にミキはそんな信頼を勝ち取るようなことってあんまりしてないような気がするけど…いやー、ミキって人たらしの才能でもあるのかなー?」軽いノリでそんな風に冗談めかすと頭を掻くような仕草をして「むむ、どことなくバカにされてるような…。そんな悪い子には…こうだ!」面白いから笑う、彼女の性格上決してこちらをバカにしているようなニュアンスはないだろうが表面上だけ面白くなさそうな顔をして、それからすぐに悪戯っ子のような笑顔になれば相手の脇の下に手を差し込んでくすぐって)
もぉ、からかわないでよぉ
せっかく勇気を振り絞ったのに~
(相手の言葉を聞くと耳まで赤くなりながらも離れようとはせずに、背中を優しく叩かれる感触に安心感を覚えて軽く寄り添っていき
続く相手の言葉と仕草にはくすっと微笑みを浮かべながら目を伏せて呟いて)
ミキにそんな才能があるかどうかも分からないけれど、少なくともあたしはたらされちゃってるわね、すっかり…
って、なに…?
ひっ……ちょ、み、ミキっ?!
こ、こらっ…ふふ…やめっ…くっくっ…くすぐ…うふふ…くすぐったいって!
(相手の手がふいに脇の下に挿し入れられると一瞬きょとんとして
くすぐり始めると身悶えをして、控えめに笑いをこらえながら止めるように訴えて)
あはは、ごめんごめん。つむぎはやっぱり純粋だよね、相手がミキだから良かったけど悪い人に騙されないようにちゃんと気をつけないとダメだからね?
(人の悪意など疑いもしないのだろう、短い付き合いですっかり自分に心を許し切っている様子の彼女へと冗談めかしてそう忠告をして。くすぐりに身悶えしている彼女の顔を見やり「どう?ギブアップ?」なんて少しSっ気のある笑顔で問いかけつつ、脇の下から脇腹へと手を動かしたりしてみて)
うふふ…だ、だれが…くっくっ…ギブアップなんて…くすくす…
するもんですかっ
(涙目で身を捩りながら、ギブアップするかという相手の問いに負けん気を出して拒否すると、こちらも捨て身の攻撃に出て相手の脇腹に両手をやりくすぐり始めて)
えっ、あっ…ちょっと…んっ…あははは!やめっ…ぎ、ギブ、ギブ…
(予想だにしなかった反撃に耐えきれずにゲラゲラ笑ってしまい、くすぐりには相当弱いようで必死で身を捩って逃れようとするが抜け出すことが出来ず、ヒーヒー言いながらあっさりとギブアップを宣言して)
勝利っ!
(相手を先にギブアップに追い込むと、細い腕を折り曲げて精いっぱいのドヤ顔で勝利のポーズを決めてみせて)
あたしはそんなに純粋とかじゃないわ
イラッとすることもあるし、だれかのことを妬んだり疑ったりもする
体が弱いだけの普通の女子よ
(くすぐりに負けてぐったりする彼女に手を差し伸べながら、自分のことを純粋だという相手にそんなことはないと否定して微笑みを浮かべて)
むむっ…悔しい。つまりつむぎは油断ならない子なんだね、ひつじの皮を被った狼だってよーく覚えておくよ
(得意げな相手を横目に悔しそうに軽くふてくされて、彼女に対する認識を改めるべきかと冗談っぽく笑いながら話しをそう飛躍させて)
ふっふっふ~
油断しているとミキのこと、たべちゃうわよ~
(相手の悔しそうな様子に得意げな笑顔を浮かべ
両手を広げると相手を抱きしめてしまうような仕草でパクッとたべてしまうことを表現して)
つむぎ母
「ただいま~
あら、つむぎのお客さん?」
(帰宅すると娘の部屋のドアをノックして、少しびっくりしたように二人を見比べて)
あ、おかえりなさい、お母さん
紹介するね、あたしの友だちの秋月ミキさんだよ
(母の驚いた顔を見るといかにも嬉しそうに、そして自慢げにミキのことを紹介して)
んー、つむぎになら食べられてもいいかも、優しくしてね…なーんて、ミキも大人しくされるがままになるような女ではないのですよ、つむぎこそ気を抜いて足元掬われるなんてことにはならないようにね
(いきいきとした表情でこちらを煽ってくる相手に、しなを作って彼女の発言を容認するような発言をしてみたりしたが、すぐに悪戯っぽい笑顔になって油断大敵とばかりに両手広げた手元に自ら飛び込む形でこちらから背中に腕を回し抱きついてみては、耳元で囁いてみて。そんな風にしてじゃれついたりしてみたところで彼女の母親らしき人物がやってくれば慌てて彼女から身体を離して「あっ、どうも、お邪魔してまーす!」彼女の紹介に続けて元気いっぱいに挨拶をしては人当たりの良い笑顔を彼女の母親へと向けて)
…って、きゃ!
(相手を抱きしめるふりをしたところにカウンターみたいな形でタックルを受けるとふたりでもつれるようにクッションに倒れこんで)
もぉ
ミキったら、なにを言ってるんだか
(顔を見合わせるとふたりでプーッと笑いあって)
つむぎ母
「つむぎがお友だちを家に連れてくるなんて初めてのことだから私も嬉しいわ
ゆっくりしていってね
それにしても…
つむぎったら、今朝熱が出て学校に行けないって分かったらね…」
お、お母さん!
もーいーでしょ、出てって!
(母がニンマリ悪い笑顔で今朝のことをミキに話そうとしていることに感づくと、かぁっと顔を赤くして慌てて母の背中を押して部屋を追い出して)
おやおやー?つむぎのお母さんはさっき何を言いかけたのかなー?熱で学校行けないとわかったらミキに会えないのが寂しくてわがままでも言っちゃった?…なーんてね
(意味深な言葉を残して半ば彼女に追い出される形で部屋を出て行った母親を見送り、その時の彼女の慌てように少しだけ悪戯心がもたげて、思い上がりかもしれないが自分はそれなりに彼女に大事に思われてると自負しており、もしかしたらという思いを抱きつつそう問いかけ、最後に悪戯っぽくそう笑って見せて)
んな…?!
な…そ、そんなわけ…
(まるで朝のできごとを見ていたかのようにミキにだいたいの事実を言い当てられたことにびっくりして
動揺を隠せずに、また相手の悪戯っぽい笑顔を見るとそれを認めてしまうとなんとなく負けたことになる気がして、慌てて否定しようとして…言葉に詰まり)
…そ、そうよっ
だって…昨日友だちになったばかりで約束を破ったら嫌われちゃうって思ったんだもん!
…わ、悪い?!
(相手にウソをつきとおすことができず、恥ずかしく思いながらも相手の言葉を認め
最後に照れ隠しの捨て台詞を放って)
ふふふ、素直でよろしい。さっきも言ったと思うけどミキはそこまで短気じゃないし、むしろつむぎが体調悪いのに無理して学校に来てそれで悪化したりしたらミキは私のせいだって思っちゃうしそっちの方が嫌かなー
(否定をしかけて結局素直に自分の言う通りであることを認めた相手にヘラリと笑って、改めて相手の心配しているようなことはまずあり得ないことと逆に自分との約束のせいで無理をさせてしまったら何より自分で自分が許せないだろうと言い切って)
…そっか
自分が良かれと思ってすることがかえって人に迷惑をかけたり傷つけたりすることもあるのね
(ミキの言葉を聞いてまるで目から鱗が落ちたように目を大きく開いて
顎に軽く手をあてて俯きかげんに、考えごとをしながらぶつぶつ呟いて)
勉強になったわ
ありがとう、ミキ
あと…
約束のことが気になったのはそうだけど
ミキに会いたかったの
だから
…びっくりしたけど、来てくれて嬉しかった
(顔を上げると彼女のおかげで人の気持ちについて勉強になったことにお礼を言って
それから、ちょっと照れくさそうに口ごもりながら、家に来てくれて嬉しかったことを伝えて)
ミキもそうだよ、つむぎのことが気になって早く会いたくて、そう思ったらいてもたってもいられなくて課題を届ける役目を引き受けてた。だからこうして家にまで招き入れてもらえて嬉しいよ、すごく
(ただ、顔がみたかった、思えば自分の行動もそんな単純な気持ちが原動力だったかもしれないなと彼女の言葉を聞いてそう思って。会えて良かったこと、その上一緒に過ごせて嬉しいことを素直にそのまま彼女へと伝えれば彼女の両手を握ると明るく微笑んで)
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