ふれんず 2019-12-13 15:47:39 |
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そんなことはないけれど…
約束を破るのはよくないことだから
でも、そんなふうに言ってくれてありがとう
(どうやらこちらの気持ちを和らげるためにあえて冗談っぽい口調で話す相手の気遣いに心が和み
お礼を言って)
…あたしのこと、友だち、って言ってくれるのね?
……嬉しい…
(相手の口から、自分のことを友だちと呼んでもらうと
今朝の情けなく悲しい気持ちや、寂しかった気持ちや、生まれて初めて友だちができた喜びがごちゃ混ぜになって湧きあがり
その感情は目から涙となって溢れだし、口許をおさえて嗚咽を漏らして)
なるほどねー…うん、それは確かにそうかも、約束破るのは良くないことだよね。それじゃあつむぎちゃんにはしっかり元気になってもらって後日埋め合わせしてもらわないといけませんなー
(約束を破られたという認識もそのことを責めようという気持ちも全く持ち合わせてはいなかったが、彼女の言葉に何やら思いついたとばかりに少しだけ悪い笑顔を浮かべればわざとらしい口調で相手を軽く責めるような言葉を口にして、早く元気になって学校へ来れるようになればいいという願いを込めてついでにちゃっかり後日の約束を半ば強引にとりつけては小さく肩を竦めて。友達という言葉に感激して涙を流す彼女に、それほどまでに嬉しく思ってくれるなんて…とこちらまで幸せな気持ちになって友達と勇気を出して口にしてみて良かったと思い「うん、そう、つむぎとミキは友達!…仲良くなった証に今日からつむぎって呼んじゃうけどいいよね…?」自分にとっても自ら友達として受け入れたのは彼女が初めてであり、距離感を間違っていたりしないだろうかと少し不安を感じ、そんな気持ちが現れたかのようにクラスでよく絡む他の生徒たちには何の躊躇いもなく出来た呼び方を変えるという行為も彼女相手には、やや躊躇いがちに本人の意思を確認するというワンクッション置いていて)
もぉ、ミキさんったら…
(約束を破った代わりに元気になることと後日の埋め合わせを要求されると、その優しい言葉と冗談めかした口調に涙をぽろぽろ溢しながらついクスクスと笑ってしまって)
うん
少しでも早く元気になるし、必ず埋め合わせはさせてもらうわ
約束よ
(今度こそ必ず約束を守る、と心に言い聞かせながら返事をして)
…?!
…じゃあ、あたしは
ミキ、って呼んで、いいの?
(ちゃんさん付けで名前を呼び合うことすら昨日までの自分にはハードルが高かったのに、更により高いハードルをいとも簡単に越えさせようとする相手を眩しげに見ながら
彼女となら、こんな自分でももう少し高く飛べるようになれるかもしれないと希望が胸に満ちるのを感じて
自分も相手を呼び捨てにしてもいいのか質問することで、相手の問いかけに対して肯定の意思を示して)
はいはい、もう…泣かないの。とにかく約束したからね、この約束は守ってくれなきゃ怒っちゃうからそのつもりでね
(止めどなく流れる涙に濡れて泣き笑いのような表情になっている相手へと手を伸ばし指先で涙を拭ってやり、新たに交わした約束は自分にとっても一際大事なものとなれば、こればかりは約束を破ったら今度は怒ると軽いノリで言うが、目は真剣で。本人の口からハッキリした了承はもらえなかったが、反応を見るに好意的なことは確かであり、それならば勿論こちらの返事は一つで「ダメなんて言うと思う?つむぎが相手ならなんだって許しちゃうよ」早速彼女を呼び捨てで呼びながら、そうするのが当然のことであるかのように親指立てて首肯し)
だって…
ミキさ…
……み、ミキが優しいんだもの
嬉しくて……
(涙を拭われるとはにかみながら鼻をすすりあげて
涙が出るのは相手のせいであると訴えながら、こちらも呼び捨ての許可を得ると照れながらも相手の名前を呼んで)
なんでも、なんて軽々しく言っちゃダメだよ?
あたし、なにを言い出すか分からないよ?
(相手の言葉を聞くと、気持ちを嬉しく思いながらも自分がどんな無茶振りをするか分からないことをちょっと冗談っぽく話して)
つむぎってば大袈裟なんだから、これぐらいは当然でしょ?友達…なんだからさ
(それにしたってそこまで泣くほどのことかと苦笑いをして、自分にとっても初めて出来たといっても過言じゃない本当の友人、それがこちらからの一方通行ではないことを確かめるように改めて友達という言葉を口にして。本人はどうせそのつもりは無いだろうに、そんなことを冗談めかして言う彼女に対しクスッと笑えば「本当に無茶なお願いするような人はさ、まずそんなこと言わないんじゃないかなあ?まあ、つむぎのお願いなら大抵のことなら聞いてあげるつもりだけど」そんな風に予め忠告をしてくれる時点でもう人の良さを隠し切れていないことを指摘して、そしてそんな彼女の為なら実際に多少の無理ぐらいは聞いてあげることも吝かではないと断言して)
当然、なのかしら?
ミキが初めての友だちだから
これからは覚えておくわ
(カーディガンの裾で赤い目を擦りながら
ようやく涙は止まって)
分からないわよ?
例えば……くちゅん!
(確かに、そんな無理を言うつもりはないけれど無条件に大丈夫と思われればつい冗談も言いたくなって
彼女が面食らうであろうお願いを思いついて口にしようとした途端、両手で口をおさえてくしゃみをして)
例えば…って、大丈夫?あんまり玄関先でこうしててもなんだしミキはそろそろ帰るよ
(どんな要求をされるのか興味本位で尋ねてみようとしたところで、彼女がくしゃみをしたのを見て、今日は体調が悪くて休んだんだったなと思い出してそろそろ潮時かと今日のところはこの辺で引き揚げようと彼女へとそう断りを入れて帰ろうとして)
あ、ミキ……
(こちらの体調に気を遣って帰ろうとする彼女を思わず呼び止めて)
……あ、あの
もしよかったら、だけど…
あたしの部屋、上がっていかない?
お茶くらい入れるよ?
(今まで家族以外が入ったことのない自分の部屋に彼女を誘うのはすごく緊張したけれど
もっと話がしたい、もっといっしょにいたいと思うとこのまま帰したくないと思い
相手の都合も考えずに思いきって誘ってしまい)
えっ、いいの?でも誘ってくれるのは嬉しいけど、身体は大丈夫?
(帰ろうとしたところを思いもよらない言葉に引き止められると目を丸くして、本当のことを言うならもう少し彼女と一緒に話しをしたりしたいと思っていたのも事実で誘いを嬉しく思うその一方で、体調が良くないなら無理はさせられないしちゃんと休んだ方がいいだろうとあくまでも一般論としてそう考える自分もいて少し心配そうに彼女へと問いかけて)
…今は大丈夫だけど
ホントはおとなしく寝ていたほうがいいとは思うんだけど
実は退屈で…
(相手に心配されると少し言いにくそうに、今は体調は落ち着いていることと退屈を持て余していることを話して)
それに
少しだけでもミキといっしょにいたいから…
(今度は恥ずかしそうに、相手の顔をチラッと見ながら反応を伺って)
なるほど、つむぎにそこまで言わせて帰ったりしたら女が廃るってものだね。それじゃあ今日はミキの家庭訪問ってことで、お邪魔しちゃおう
(確かに顔色はそれほど悪くなさそうで、体調が比較的良いとなれば1日ずっと大人しく一人で寝ているというのは中々退屈かもしれないなと思い、それに何よりもっと話したい、一緒に居たいという気持ちが同じだということが嬉しくて乗り気な様子で不敵に笑えば冗談めかしてそんなことを口走りながら中へと入って「お邪魔しまーす!」そう元気よく口にしながら靴を脱いで)
うぅ…
家庭訪問なんて言われるとちょっと緊張しちゃうけど
どうぞ、入って
(今日も昨日と変わらず元気いっぱいな彼女を眩しそうに見て
ちょっと緊張した様子で、相手を広々とした玄関に通して)
上がって
あたしのお部屋、三階なんだ
(はいていたサンダルを脱いできちんと並べると、ミキのためにスリッパを出して
先に立って歩きだして)
外から見てて思ってたけど、つむぎの家ってもしかしなくてもお金持ち?お嬢様だったりする?
(用意してくれたスリッパへと履き替え、相手の後に続いて歩いていき、家の外観で感じたイメージ通り廊下ひとつとっても広い家の中をキョロキョロ見回しながら階段を登りつつ率直な疑問をなげかけて。もしもそうだとすれば彼女の落ち着いたような淑やかな雰囲気も頷けるなと、そんなことを考えていて)
う?ん
どうなのかな?
あたし、お友だちのお家に行ったことないから分からないけれど
でも少なくてもお嬢さまじゃないわ
ちょっと体が弱い以外は普通の女子よ?
(先に立って階段を上がりながら、相手の質問に対して少し考えてから答えて)
体調が悪いときはこれがないと自分の部屋にも行けなかったの
おばあちゃんみたいでしょ
(階段を上りきったところに止まっている、イスの付いた昇降機に視線をやりながら自嘲ぎみの笑顔を浮かべて)
いやいや、どう考えても普通じゃないよ。普通の家にこんな凄い設備ないよ!?つむぎは本当に家族に大事にされてるんだね…
(お嬢様であることを否定する相手に、家の中の普通の家にはまずない設備を見やりそう鋭く指摘をして。仮にお嬢様でなかったとしても、彼女のために昇降機まで家の中に作ってしまうなんてよほど家族に大事にされているんだなと思い、微笑ましく思うのと同時に自分の家庭環境とのあまりの乖離に羨ましさも感じてほんの少しだけ自嘲気味な笑顔浮かべたかと思うと、すぐに満面の笑顔に変わって階段を登り切って)
そうなの?
まぁ、普通のお家じゃこんなの必要ないものね
うん
お母さんとお父さんには迷惑をかけてばかりだから
これからいっぱい勉強していつか恩返しをできる立派な大人になるのが今のあたしの目標なの
(苦笑いを浮かべながら、相手の指摘に対して少しずれた答えを返し
家族のことを聞かれると嬉しさと歯がゆさの混ざった複雑な表情を見せて
今までだれにも言ったことのない秘かに胸に秘めていた思いを話して)
…あたし
なにかヘンなこと言ったかしら?
(ふと振り返ったとき、相手の顔に浮かんだ微妙な表情の変化に気付いて心配そうに問いかけて)
あー…ごめん、そういう意味で言ったんじゃなかったんだけど。…つむぎってよく天然って言われない?
(普通という言葉の意味合いを違う方向に捉えてしまった相手に、確かに今のはこちらの表現も良くなかったかもしれないなと少なからず申し訳なく思って謝罪を口にしながらも、どこかズレた感覚の彼女を軽く茶化すようにそう投げかけ。彼女の家族への想いを聞けば、家族に大切にされているという事実は元よりそんな家族への感謝を口にする姿すらも眩しく思えて「あ、ううん、なんでもないよ。それにしても、つむぎは本当立派な子だねー、お母さん誇らしいよー」自分に対する追求はそれとなく躱しつつ、ふざけてあたかも彼女の母親のように振る舞って)
天然…なのかな?
それもあるかもだけれど、世の中にはあたしの知らないことばかりだから
これからミキにいろいろ教えてもらいたいわ
(もしそうだとしても今までそう指摘してくれる友人がいなかったわけで
それに世間の一般常識に少し疎い自覚はあるので、ミキに教わりたいと希望を話して)
もぉ、ミキったら
いつからあたしのお母さんになったの?
(時おり見せる相手の考え込むような様子を気にしつつも、屈託のない言葉に思わず反応してしかたないなぁといった笑顔をみせて)
ここだよ、あたしの部屋
入って
(TUMUGIとアルファベットオブジェが貼られた木製のプレートが掛かったドアを開けてミキを自室に招き入れて
広々とした部屋の中にはベッド、学習机、本棚、姿見などが綺麗に配置されていて、中心にはカーペットが敷かれその上にコンパクトな丸テーブルとクッションが置かれている
大きな窓からは近くの公園が見渡せ、壁にはディズニーキャラクターの大きなジグソーパズルが額に入れられて飾られている)
(/レス遅れてゴメンなさい…)
色々ねえ、オッケーオッケー、ミキに何もかもお任せ!…まあ、変なこと吹き込んでつむぎの両親に怒られない程度にね
(なんとも純粋な彼女らしいお願いに、悪戯心が湧き上がり変なことは吹き込めないなと含みのある笑顔浮かべながら冗談めかして肩を竦めて。相手のツッコミにてへっと舌を小さく出しつつ招き入れられた部屋に入って一番に感じた印象はいかにも女の子らしい可愛らしい部屋といったもので「おおっ…女の子っぽい!」と、当然のことを思わず感嘆したように口にして物珍しそうにキョロキョロと中を見回していて)
(/大丈夫ですよ!)
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