ふれんず 2019-12-13 15:47:39 |
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うわ、つむぎって意外に辛辣…!そういうのはミキには向いてないの、やっぱミキは賑やかし担当で元気よくグラウンド走り回ってるぐらいが性に合ってるって
(珍しく少し毒のある返しをしてきた相手に軽く怯みながらも、自分の向き不向きというのは自分が一番わかっていて、黙ってお淑やかになんて柄ではないからと半ば開き直って相手に向かって満面の笑顔向けてピースをして。こちらにされるがままに拳同士をくっつける動作をした相手にコクリと頷き親指を立てて「そうそう、これでミキとつむぎは喜びを分かち合った相棒、同じ部の仲間だよ!」元々相手の入部を喜んでいた自分だが、こうして一緒に一つの目標に向けて活動したことで改めて部の一員として相手を認めると肩を抱いて)
くす
思ったことを言ったまでよ
でも、そうかもしれないわね
明るく元気なミキがきっといちばん輝いて見えるわ
(相手の言葉に、してやったりと少しだけ得意気に笑みを浮かべて
それから、屈託のない笑顔でこちらにピースサインを見せる彼女を眩しそうに見つめ、その自己分析に同意して
心の中で、そんなあなたにあたしは惹かれているの、と呟いて)
ありがとう、ミキ
あたしは跳んだり跳ねたりはできないけれど、あたしにできることで少しでもミキや部員の人たちの助けになれるようがんばるわ
(ミキの相棒、仲間、という言葉になぜか気持ちの高まりを覚えて、さっきの不安を忘れたわけではないけれど精いっぱいかんばろうと気持ちを新たにして
少し照れながら相手より控えめに彼女の肩に手を添えて)
…あはは、輝いてるなんてやめてよー、照れるじゃん
(相手に悪意はないし本心でそう思って言ってくれているであろうことはわかっていて、それでもお調子者を演じている自分自身の偽りの姿を見て輝いてるだなんて眩しいほどに純粋な瞳を向けてくる相手に言わせてしまったことに不意に胸が痛くなってしまい、これまでに多くの人と関わってきて感じたことのなかった感情の正体、それはズバリ罪悪感なのだと察すると表向きはいつも通りの軽い口調でおどけながらも、言葉の最後の方はこちらを真っ直ぐに見つめる相手から無意識に目線を逸らしてしまっていて。物理的にも縮まった距離感に同じ部の一員としてスタートを切った相手との絆の深まりを感じていると舞菜佳からの招集がかかり「あっ、部長が呼んでる。行こ、つむぎ」肩を組んでいた腕を解いて、今度は手を繋ごうと掌を開いて真っ直ぐ相手に差し出して)
あら、人を褒めそやすというのは案外難しいものね?
でもこれ以上ミキを調子に乗らせるわけにはいかないからそろそろやめておくわ
(相手の反応をとても可愛らしいと思いながら、これ以上ミキを調子に乗らせるのもどうかと思いイタズラっぽい口調で相手の希望を叶えてあげることを伝えて
ただ、無意識なのかこちらがこれ以上踏み込むのを拒むように目を逸らした相手の様子が静かな水面にほんの小さな小石を落としたように心の中に微かなざわめきを与えて…)
えっ、う、うんっ
(一瞬の自失後、相手の呼びかけに我に返ると目の前に差し出された彼女の手をまじまじと眺め、キュッと握り返すと一緒に部長の下へと歩み寄って)
ふう、動いた動いたー。…それにしても部員のみんなもつむぎのこと受け入れてくれて良かったね、みんなつむぎのことお人形さんみたいで可愛いって言ってて、ミキは誇らしかったよー
(朝練が終わり教室へ一緒に戻る途中、気持ちよく汗を流せた達成感に満足げにしつつ、あの後の部長から部員たちへの新入部員の紹介という大イベントのことを思い出しながら興奮気味に語って、部員たちの反応だけが心配だったもののマネージャーとしての入部を告げた時の相手の評価は概ね好評で、その中でも最も多かった声を挙げれば友人としてはやはり鼻が高かったと自分のことのように得意げに胸を張って。それだけ語って満足したのか鞄からカロリーメ○トを取り出し封を切って一本口に咥え、食べる?と尋ねるように袋の中から覗くそれを相手の方へ向けて差し出し)
お疲れさま
って、やめてよ、もぉー
みんないい人たちだからいいように言ってくれているだけだから
それにミキが喜ぶことでもないでしょ?
(心地よさげな相手を笑顔で労いつつ、朝からこれだけ動いてちゃんと授業を受けられるのか心配になって
そしてさっきの部員への紹介のときのことを蒸し返されると恥ずかしさがよみがえってきて、白い頬にほんのりと朱が差して
確かにミキと仲の良さそうな部員の子たちが歓迎ムードを作ってくれたおかげで特に反対もなくすんなりと受け入れてもらえて
その上で洗礼とばかりに可愛い可愛いともてはやされて危なく勘違いしてしまうところだった
でも、気のせいか自意識過剰かもしれないけれどミキや自分に敵意とまでは言わないけれど不服、不満を持っているような視線を感じたりもしていて…)
…え?
なにコレ?お菓子?
(ミキの、食べる?という声で我に返って
目の前に差し出された棒状のものを物珍しげに眺めながらなんなのかたずねて)
そんなことないって、時代がつむぎの可愛さに追いついたんだよー、間違いない。それにさ、友達が褒められたら自分のことじゃなくても嬉しいものじゃない?
(相手の容姿は十分に可愛らしい、それについては同性の目から見ても確かなことであり、恐らくはこれまで病室での生活がメインだったであろう相手が学校へ通うようになってそれが表立って評価されたまでのことだと自信を持って言い切ってどんな形であれ友人が褒められれば嬉しいと感じるのは当然ではないかと問いかけ、ニコッと屈託のない笑みを向けて。差し出されたそれが何なのか分かっていない様子の相手に、まさかそんな反応が返ってくるとは思わず意外そうな顔をしたがすぐに気を取り直し「まあ、お菓子といえばそうかな。運動とかしてちょっと小腹が空いたなーって時にこれが丁度いいんだよね」と、それがなんであるかを簡潔に説明し、再び「いる?」とゆるりと小首傾げて)
なにソレ、もぉー…
でも…
ミキにそう言ってもらえるのはなんだか嬉しいし、たしかに
ミキがだれかに褒められたり称賛されたりしたらきっとあたしも嬉しいと思う
(時代が…などという相手の大げさな物言いに可笑しみを感じ、彼女にも可愛いと言われると他の人に言われるのとまた違った気恥ずかしさを感じ照れ笑いを浮かべ
そのあとのミキの言葉にも納得して頷いて)
…ビスケット、のようなものかしら?
じゃあ、少し…
(好奇心に輝く目でソレを観察して
再びたべるかとたずねられるとお試しでたべてみたいと思い、こくんと頷くと遠慮がちに手を差し出して)
おー、つむぎもそう思ってくれてるんだ?つまりミキとつむぎは相思相愛ってことだね
(相手も同じようにこちらが褒められれば嬉しく思ってくれるとわかり、お互いに同じように思い合っている関係を相思相愛だなんて揶揄しうれしさのあまりはしゃいで、調子に乗って両手を広げて相手を腕の中に抱きとめて受け入れようとしていて。こちらの説明に興味を持ったらしい相手の手に、小食気味な印象が強い彼女のちょっとだけという言葉を汲んでそれを半分に割って片方を差し出して「はい、どーぞ召し上がれー」にっこり笑顔で勧めて)
そ…?!
(相思相愛、などと言われれば思わずその言葉の響きに恥ずかしくなり、頬を上気させて俯いて。
追い討ちをかけるようにハグされると、ボッと頭から湯気を吹き出してガクンと魂が抜けてしまいそうになり)
…はっ!
あ、ありがとう…
(差し出していた手に、ミキが半分に割ったお菓子(のようなモノ)を手渡されると、ハッと正気に戻って。
彼女がもしゃもしゃとソレを口にしているのを見ると、おそるおそるといった様子で端っこを少しかじって)
…おいしい!
あれれ、なんか顔真っ赤だけど大丈夫?もしかしてちょっと無茶しちゃった?部活への参加も急だったし…
(自分としては同性相手にする分には全く躊躇いもなく意識すらせずにやれてしまうことをしたまでのことで、それで彼女がまさか照れているとは思いもせず顔の赤みを熱でもあるのだろうかと考えて、顔出しだけの筈が結局活動することになってしまったのも影響があるのではないかと心配をして問いかけるが、こちらの心配をよそに受け取ったそれを口へと運ぶのを見て具合が悪く見えるのは気のせいだろうかと考えつつ「美味しい?それなら良かったー、お茶いる?美味しいけど口の中パサパサになるでしょ?」ペットボトルの紅茶を差し出しては軽く首を傾げ)
へ、平気!
なんでもないわ。
(自分がヘンに相手の行動を意識してしまっていることを悟られまいと体調の心配をする言葉を即座に否定して。
それでも頬の熱はすぐには引かず。
もらったお菓子を口の中でもしゃもしゃとはんでいるとたしかに相手の言う通り、口の中の渇きを感じて)
ありがとう、いただくわ。
(相手がペットボトルを差し出してくれると話題を逸らすのにも渡りに船とばかりにありがたく受け取って。
そのまま直接口を着けて一口いただき、お礼を口にしつつペットボトルを返して)
……あ
ミキ、ごめんなさい。
飲み口を拭ってなかったわ。
(ハンカチを出しながら一旦返したペットボトルを取り返そうと手を差し出して)
そう?…確かにそんなに熱くはないから大丈夫だと思うけど…無理はしないでね
(平気だという彼女の言葉に徐に額へと手を伸ばし触れると、確かに手のひらを通して伝わる体温はそれほど熱くなく、顔の赤みには引っかかるものはあるものの食い下がることはせずひとまずはその言葉を信じて大人しく引き下がり。一口だけ控え目に口にして帰ってきたペットボトルを受け取ると飲み口を拭おうという相手の言葉よりも一足早く自身も乾ききった喉を潤すためすぐにペットボトルへ口をつけてお茶を口に含んで「……あー、いいよいいよ、相手がつむぎなら別に気にしないよ?」よくよく考えれば間接キスだが相手とならそれも別に気にしないと平然とした様子で述べれば小さく身を竦めて微笑み)
…心配してくれて、ありがとう。
(体調は決して悪くないし、熱があるときの不快な気だるさも感じられないのになぜだか顔ばかり熱っぽさを感じていて、おでこにあてられたミキの温かそうな手でさえヒヤッと心地よく)
ちょっと、ミキ…?!
きゃあ……っ
(ペットボトルを取り返すより先に自分が口を着けたのと同じように相手も飲み口に口を着けてしまうと、恥ずかしさのあまり小さく悲鳴をあげ両手で顔をおおってしまって)
つむぎってば反応がオーバー過ぎ!女の子同士なんだから間接キスぐらいどうってことないと思うんだけど……これってミキが変なのかな?
(顔を覆って赤面までする彼女に驚いたような表情を浮かべ、自分としてはそれほど重大なことをしてしまったという自覚はなく、むしろそんなリアクションをオーバーだと言ってのけるがあまりにも恥じらう彼女をみているとだんだん此方まで照れ臭いような気になってきてしまい、僅かに朱に染まった頬を指先でポリポリと掻いて自分の考えが間違っているのだろうかと俯いてしまって)
ご、ゴメンなさい!
ミキは悪くないわ。
きっとあたしがヘンなの。
……ちょっと頭冷やしてくる。
(顔を隠した指のすき間からミキが戸惑う様子を見ると罪悪感と、自分の感覚が普通の人と大きくズレているのではという不安が湧きあがって。
頭を振ってミキの言葉を否定すると彼女のそばにいたたまれなくなり、頭を冷やすと話してとにかくこの場から離れようとして)
あっ、つむぎ待って…!……って、何やってんだろ…
(これまでに付き合ってきた人たちとのやり取りでは感じたことのなかった初めての感覚に戸惑うあまり我ながら見苦しい姿を見せてしまったという自覚があって、自分の目の前から離れていこうとする彼女へと伸ばしかけた手をゆっくり下ろして「今更になって友達だなんて調子に乗るから痛い目に遭う…何を期待してたんだろ…私に真っ当な人付き合いなんてできっこないのに…」気づかないうちに彼女に拒絶されるようなことをやらかした、そんな風に思い込みやはり自分には友情だとか情に心を動かされるような人付き合いは向いていないのだと自らを卑下し、こんな欠陥品の心に痛みなんてないと自分自身に言い聞かせながら教室へとゆっくり歩いて戻り)
(ミキのもとを離れるとどこへともあてもなく校舎の廊下を歩いて。
歩きながら、ミキの言うようにたかが間接キス、しかも同性どうしでのことに大げさに騒ぐ自分が間違っている、感覚がおかしいのだろうかと思い返して。
でも…
例え自分がおかしいのだとしてもあのとき感じたドキドキは紛れもなく自分の本心だし、なによりミキのいない学校生活などもはや考えられなくなっていて。
戻ったら彼女に謝って自分がおかしかったと伝えよう。
どんな形であれミキがそばに居てくれさえすればそれでいい、それで充分だと思って)
…あら、ここはどこかしら?
(いつの間にか学校のまだ来たことのない場所に来てしまっていたようで。
どうやら運動部の部室が並んでいる場所のようで、ぎりぎりまで朝練をしていた運動部員らしき生徒が慌てて教室に向かって駆けていくのとすれ違って。
自分も早く教室に戻らないとと思い、踵を返そうとしたそのとき壁の向こう側から聞こえてきた声に足が止まって)
「秋月が連れてきた新しいマネージャー、先輩よりも先に秋月にドリンク渡してましたよね。
礼儀が分かってませんよね」
「あーゆーことを見過ごしたらますます秋月が調子にノるからな、一度部内の上下関係をびしっと分からせてやらないとな」
(壁越しで顔は見えないけれど、どうやら陸上部の部員のようで。
さっきの自分の軽率な行動でミキに迷惑がかかるのではと思うとがくがくと足が震えて息が苦しくなり、逃げ出そうと考えてしまい。
でもミキのことを考えると逃げてはダメだと思い、なけなしの勇気を総動員して壁の向こう側に足を踏み出して)
あ、あの…
立ち聞きしてすみません!
さっきの行動はあたしが勝手にやったことでミキには関係ありません。
今度から気を付けますから、ミキにだけは手を出さないでください。
お願いします!
「あ?
さっきのマネージャーか?
分かってるならいいんだ、今度から気を付けろよ」
(二人がその場を立ち去るとへなへなと腰が抜けてしまい。
でもとりあえずミキに迷惑をかけずに済んだと思うとホッと胸を撫でおろして。
よろける足で立ち上がると始業時間ぎりぎりに教室に戻り、精いっぱい何事もなかったような顔でミキの前の席に座って)
(/長くなってしまってスミマセン。
勝手に話を作ってしまいましたが大丈夫でしょうか?)
……おかえりー、つむぎ"ちゃん"。授業開始ギリギリじゃん、間に合ってよかったね
(裏では完璧に築き上げてきていたはずの人間関係にそんな綻びが生じつつあることなど夢にも思わず、自分よりもかなり遅れて教室に入ってきた彼女の方を見やれば一瞬いつも通りの距離感で接してしまいそうになるが、彼女は友達ではなくクラスメートの1人に過ぎない、深入りするのはもうやめようと自らにそう言い聞かせて普段他のクラスメートや部員に対してするようなよそ行きの笑顔を貼りつけて、呼び方も元に戻して今までで一番壁を感じさせるような口調でそう声をかけるとウインクをして。仕草こそフレンドリーではあるものの、今日までの付き合いからすれば彼女が違和感を覚えるには十分過ぎるほどの変化ともいえて)
(/大丈夫ですよー!ただ、ミキは基本的につむぎ以外の他人とは当たり障りのない関係を築くのがとても上手いという設定で先輩に対しては特にそういうのを気にして接してきているかと思うので生意気だなんて裏で言われるのには少しだけ違和感が…なので、つむぎと出会って関わるようになってそれでミキが少しずつ外面のいい自分を演じることが出来なくなりつつある変化の兆しという形で補完させていただきますが構わないでしょうか?)
(背中から声をかけられるとその違和感に思わず後ろを振り向いて。
今朝と変わらないように見える笑顔が、まるで作られた仮面であるような錯覚を抱いて一瞬茫然とミキの顔を見つめて)
……う、うん
あ、あのねっ……
(さっきのことを謝ろうと口を開きかけると教師が入室してきて起立のかけ声がかけられ)
……またあとでね。
(開きかけた口をつぐむと前を向いて席を立って。
――いま、つむぎちゃんって言った?
やっぱりヘンな態度をとってしまったから嫌われちゃったのかしら……
イヤ……そんなの、絶対イヤ……
席に着いて、授業が始まっても上の空で。
ミキの空虚に響く声だけが何度も何度も頭の中でリフレインしてイヤな考えばかりが心に広がってしまい)
(/違和感を感じさせてしまってすみません。
そして優しいフォロー、ありがとうございます。
そうですね、ミキの内部的な変化とつむぎの少し常識や人の感情の機微に疎い行動で彼女の人間関係にひずみができてしまったということで大丈夫でしょうか?
あと、先輩はモブなのであまり深い掘り下げは必要ないと思いますが設定としては1年時は期待の新入生としてもてはやされていたけれど進級してから記録が伸び悩み、追い打ちをかけるようにミキの存在で立場が危うくなっている、ミキへの不満というより自分への苛立ちを転嫁しているということでご理解いただけますでしょうか?)
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