星猫 2019-12-12 20:38:55 |
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>>オール
《霧の森》
其処は常に深い霧に覆われた地。
森林が遮り、その中心に巨大な樹木が聳え立つ。
未知と自然が広がる神秘的な景観。動物の囀りや木々の揺らめき、静寂が広がる中、踏み入れる者は善しか悪し、か……
そんな時、森林を歩く影が2つ。
錆びついたロボットがトコトコと器用に歩行しているのが見えるでしょう。それらは無銘、いや、ある世界では機械生命体と呼ばれていた存在。
機械生命体「ニイチャン……オオキイドングリ、ミツケタ」
機械生命体「モッテカエロウ。オウチニ。タクワエキャ、モット。ミンナノタメニ」
彼らはまるで其処に住んでいるかのように振る舞っています。声をかけるのも、あるいは偵察するのも、あるいは殲滅するのも自由でしょう。
【中間報告】
ステージ1:怪物と魔の集う城
>>1 伝説の始まり
>>2 始まりの一文
《ゴロツキタウン》
①裏通りにて殺人事件(>>17)
②エミヤ・オルタ、ブラッドスタークと交戦、結託する。その裏で動く陰謀(>>58)
《花の村》
①ルクスとエミリア、村で情報(>>21)を得て、城へ向かう。
《万魔の城》
①ルクス、エミリア、相澤、モータリオンと交戦中。ヴァルカン、介入。
《霧の森》
①導入(>>65)
【参戦キャラ】
・エミリア/Re:ゼロから始める異世界生活
・ルクス・アーカディア/最弱無敗のバハムート
・イレイザーヘッド相澤消太/僕のヒーローアカデミア
・球磨川禊/めだかボックス
・エミヤ・オルタ/Fate/Grand Order
・モータリオン/WARHAMMER40,000
・ヴァルカン/WARHAMMER40,000
・ブラッドスターク/仮面ライダービルド
・クレイ・フォーサイト/プロメア
・復讐者■■■■■/Fate Grand Order
・英雄王ギルガメッシュ/Fateシリーズ
・異次元の侵略者■■■■/■■■■
>機械生命体
(音も気配も完全に殺しながらかなりの時間歩き、やっと霧の森まで辿り着き、魔力で強化した視覚と聴覚を用いて辺りを慎重に見渡せば、ずんぐりと丸い錆びた二体のロボットを発見して。破壊するか偵察するか、それとも。)
お前達はここに住む生命体か?なら、他の者まで案内してほしい。事情は着いてから説明する。
(選んだのは友好的接触。これで駄目ならば、スクラップにしてしまえばいい。本人からすれば友好的なつもりだが、他人少し無愛想な様子で話し掛けて、)
>>エミヤ・オルタ
機械生命体「ボクタチ、キヅイタラココニイタ。ズットマエノハナシ。……ニイチャン、ドウスル?」
機械生命体「モシカシテ、ベツノセカイカラヤッテキタヒトカモシレナイ。……ソレナラムシデキナイ。アンナイシヨ」
兄弟と思わしき二体のロボットはお互いに頷き、友好的に接するエミヤオルタを案内するように、森の奥へと進んでいきます。
機械生命体「ヒトリハサミシイ。……“オウサマ”ハイッタ。テヲトリアエ、ト」
王様、と。彼らはずっと昔からこの地へ住まい、そして、彼らを束ねる者がいることを話します。
>>ルクス、モータリオン、ヴァルカン
エミリア「!? ……だ、誰!?」
相澤「新手か。……奴にとっては宿敵だと見受けるが、問題は俺たちにとって敵か、味方か、だ。……気を抜くなよ。此処は戦場だ」
直撃は避けられたものの、ルクスの一撃で痛手を負ったモータリオン。そしてヴァルカンの介入。エミリアは戸惑いながらも、凍結魔法を駆使して、着実に立ち回ります。
相澤「チッ、あの怪物に決定打を与えられねぇ……、使えそうなものがありゃいいが」
布では牽制にしか使えない、それこそ武器の類があれば多少はマシに立ち回れるはず、と彼は思考します。
>機械生命体
オウサマ…?――まあ、厄介な類いの王で無ければそれでいいんだがな。オレの話を素直に聞いてくれれば楽だ。
(彼らを束ねる王、それが無駄に賢ければ面倒くさいことになる。目の前を歩く二機をここでもう破壊してしまおうかと考えて…止めた。わざわざ非効率的な事をする必要はないだろう。相変わらずの皮肉を口にしながらも、素直に二機の後を歩いて、)
▽ヴァルカン▽
皇帝陛下の御名において、そなたを討つ!(一方、消太の懸念は既に払拭されており……即ち、ヴァルカンが得物とするハンマー、ヴァルカン自身の鍛造せし<ドーンブリンガー>は、かの渾沌の総魔長を打倒しうるものである。ヴァルカンは火山の噴火のごとき凄まじい雄叫びをあげてモータリオンへ向かっていき。)
▽モータリオン▽
貴様にこそ、ナーグル神の祝福を授けてくれようぞ!もはやかの腐屍の皇帝めには何もできまいが!
(一方のモータリオンも、<ザ・サイレンス>を勢いよく振り下ろしてヴァルカンと壮絶に何度も撃ち合い。しかし先の深手が効いてか、競り合いは早々にヴァルカンが制しモータリオンの巨体が宙に飛び。エミリアや消太らを襲っていたデスガードの兵力はヴァルカンへ向かっていき。ヴァルカンはかの恐るべき疫病武器を何度も身に受ける……だが、その肉体は平然としており逆に<ドーンブリンガー>の一振りと、プラズマピストル<ファーネスハーケン>の閃光が片端からデスガードの戦列(ウォー・バンド)を血煙に変えていき。)
>エミリア
>消太
>ルクス
>>エミヤ・オルタ
機械生命体「オウサマ、ヤサシイ。キットハナシキイテクレル」
それから一時間ほど。機械生命体の後を進んでいくと次第に霧は晴れていきます。そして遂にその先には巨大な樹木が映ります。
機械生命体「ココ、ボクタチノオウコク。オウサマ……ココニイル」
聳え立つ樹木の中へと案内されます。
それから上へ、上へと進んでいきますが、その内部は蔓で覆われた自然と、其処に人が住んでいたかのような土管や鉄パイプ、家電などの人工物が散見されます。
そして……
遂に玉座と思わしき場所へと辿り着きました。
彼らの言う王様……それはなんと眼前に映る見窄らしい布を纏った少女でした。
機械生命体「オウサマ! キャクジン、ツレテキタ!」
シュヴィ「忠告、シュヴィは王様じゃない……。シュヴィはシュヴィ……。問、貴方は誰?」
しかし、ただの少女に非ず。
生気の感じられない無機質な雰囲気や、頭部に装着された器具が、彼女もまた造られし命でした。
【参戦キャラ】
シュヴィ・ドーラ/ノーゲーム・ノーライフ
>>ルクス、モータリオン、ヴァルカン
相澤「あのデカイの……やってくれるじゃないか。おい、そこの魔法使い! どうやらお前の氷は奴らには効果的だ。お前が奴の動きを止めろ。……雑兵は俺が引きつける。決定打はロボット乗り、お前に任せることになりそうだ」
エミリア「エミリア!! それが私の名前っ! ……いきなりそう言われても難しいけれど、やってみせるわ……!」
相澤が指示を下し、戦力がヴァルカンへと向けられている隙を見て、エミリアが足場を凍らせ、滑るようにモータリオンへと疾走し、射程内へと踏み入れれば、足元から直接、凍結させんと暴風の如き魔法を放ちます。
>機械生命体/シュヴィ・ドーラ
オレか?……そうだな、オレは――まあ、話したいことにも繋げられるし丁度いい。
(オウサマと呼ばれた少女を下らないモノを見るように見詰めた後、オウサマの問に少し悩む素振りを見せてから、まあいいかと考えるのをやめて、)
…実は、ここに秘宝があるという噂が広がっていてな。それを聞き付けた頭の足りない野蛮人共が、何をしてでも宝を手に入れようと必死なようだ。ああ、つまりここら一帯、この森をまるごと火の海にしてでも盗ろうとしている訳だ。
(でっち上げの話だが、嘘を憑く素振りは全く感じさせない程に無表情なため、信じさせるには充分な様子で、)
オレはそのことを知らせに来た。もし秘宝の噂が本当だというなら場所を教えてほしい。オレはアンタ達を護るが、秘宝があるのならそれが最優先になるだろう。
(ここからが本題、ここに住むガラクタ共から星の欠片の情報を聞き出そうとして、)
>>エミヤ・オルタ
シュヴィ「……仮定。秘宝を狙う対象がいた場合、シュヴィ達で対抗する。現状、あなたの力添えは不要と判断。……けど、忠告感謝……ありがとう」
語られる仕草に一切の偽りを感じさせないエミヤに対して、シュヴィは淡々とした様子でそう断じます。
どうやら、容易くは欠片の場所を教えてはくれないようで、それ程までに彼女達にとって星の欠片が重要なものか伺い知ることができるでしょう。
>シュヴィ・ドーラ
余りにボロいから心配したが、戦えるというのなら上々だ。だが、せめて方角や罠の有無程度は教えて欲しい。この森を焼いて何も得られなかったとなれば、奴らは何をしてくるか分かったもんじゃない。アンタ達は移動するだけで済んでも、ここに住む生物やそれに巻き込まれた人はどうする?
(この様な機械、それも高度な人工知能が搭載された存在すらも大事にするような代物だ。隠し場所に未来的なトラップが仕掛けられていてもおかしくはない。こっそりと使用した解析魔術によって辺りのガラクタ共の弱点を把握し、これで駄目なら少女を殺さない程度に拷問し続けようと考えて、)
▽ヴァルカン▽
……!銀髪の娘!そなたの御業、借りるぞ!(と、何か閃いたヴァルカンは、エミリアの魔法の中に飛び込んで彼自身も半ば凍結されながらもモータリオンの元へ飛び。凍りつきそうになるのを、体を動かして氷を落としつつ防げば、モータリオンの真上を取り。先の疫病武器やエミリアの凍結魔法でなお生存しているのは、ヴァルカンが<永生者(パーペチュアル)>なる超常の肉体を持つ故だ。)
▽モータリオン▽
(一方のモータリオンも、渾沌神ナーグルに祝福された異形の肉体ゆえに生存していたが、凍結によって生じた隙にヴァルカンの接近を許し……勢いよく振り下ろされたヴァルカンの<ドーンブリンガー>に捉えられ、そのままヴァルカン諸とも落下していき……。)
おのれ……だが心せよ!ナーグル神の御名のもと、いずれ生ける屍骸めに真なる死を送ってくれようぞ!
(落下と同時にモータリオンは凄まじい疫病の瘴気を撒き散らしながら爆発四散、デスガードやナーグルのデーモン達もそれに巻き込まれるように姿を消し。)
【モータリオン一時退場】
>エミリア
>消太
>ルクス
>>エミヤ・オルタ
シュヴィ「…………、妥協。罠は無い。けど、そこへは決して辿り着けない。厳重にロックされてるから」
思考した後に、彼女は答えます。
大樹の何処か、其処へ行き着くにはロックを解除しなければならない。しかし、今の姿勢でそれ以上のことを聞き出すのは難しいでしょう。
>>ルクス、ヴァルカン
エミリア「えっ!? あ、危ない……!!」
足止めに放った凍結魔法に敢えて突っ込むヴァルカンに驚きを示しつつ、その隙を突いて強敵たるモータリオン、そしてその眷属達を撃退するに至りました。
エミリア「もう……、当初はどうなるかと思ったけど……」
相澤「安心するのはまだ早い……が、先ずは一難を逃れたな」
>シュヴィ・ドーラ
処理が面倒だが…仕方ない。解錠方法も話してもらう。
(少女の両足の健と両肘に何処からか取り出した二丁の銃で発砲し、回りのロボットには破壊するのに特化した徹甲弾を装填してから発砲して、)
>>エミヤ・オルタ
シュヴィ「……典開(レーゼン)!! この可能性は推測していた。当機は貴方を敵と判断。」
唐突な発砲に、瞬時にシュヴィは武装を展開し、狙われた箇所へピンポイントで発生したバリアで防ぎます。しかし、彼に気を許していた周囲の機械生命体はその不意打ちに対応できず、呆気なく、儚く破壊されていきます。
機械生命体「ア、アッ……、ニイチャ……! ナンデ! コウゲキスル! ボクタチ、ナニモシテナイノニ……!!」
機械生命体が嘆きます。前触れのない、突如訪れた死に対して、彼らは理解などできるはずもなく。
シュヴィ「みんなは避難誘導……、当機はこれより交戦に突入……!」
腕先がレーザースナイパーへと変形。それをアーチャーへと据えれば、そのまま一条のレーザーが放出されます。
>シュヴィ・ドーラ
チッ、やはり防御機構があったか。―――ッ……仕えた相手を恨め、ガラクタ共。お前達の薄情なオウサマは自分可愛さにお前達を見殺しにしたぞ。
(辺りから聞こえる機械生命体の嘆きに無意識の内に顔を辛そうにしかめながらも、余裕を持って少女を嗤う。それから変形して現れたライフルからのレーザーを間一髪で避ければ、壊し損ねたロボットに向けて執拗に発砲して、)
>>エミヤ・オルタ
機械生命体「ソンナ……オウサマ……! オウs……」
機械生命体「タスケ…テ……! タスk」
彼の言葉に動揺する機械生命体。
彼らは機械でありながら確かな意思を持ち、そして命を乞います。しかし、それらの言葉が届くことはなく、彼らはアーチャーの放つ魔弾に、尽くが破壊され、物言わぬガラクタへと成り果てます。
シュヴィ「……ッ、やめて……! これ以上は……ッ! 偽典・森空囁(ラウヴアポクリフェン)……!」
それまで機械然とした落ち着きは無くなり、さながら人のように、その表情が綻び……。
武装の形状が変わり、無数の真空の刃がアーチャーへと殺到します。
(瘴気の毒煙が散った後には何も残っておらず、ヴァルカン一人が油断なく<ドーンブリンガー>を構えて残心しており。そのまま確実にデスガードの無力化を確認すれば、天へ<ドーンブリンガー>を掲げて雄叫びをあげて。それから、デスガードとの戦いを生き残った者達へその巨体を向き直らせ。3mを超えるその巨人は、赤い目を光らせながら近寄り……目線を合わせるように膝を折り、威圧的な風貌に似つかわしくない親しげさで話しかけ)
……見事、よもやこの人数でモータリオンとデスガードを相手取り、生き残るとは。我が名はヴァルカン。スペースマリーン第18兵団総主長である。卿らの活躍は敬服に値する。
>エミリア
>消太
>ルクス
>シュヴィ・ドーラ
どうした、図星を突かれて動揺したか? お前がプログラム通りに動く人形なら、ここまで被害は大きくならなかっただろうな。
(懐からアンプルを二本取りだし、飲み干す。魔力回路に流れる魔力が多すぎるあまりに激痛が走るが、その程度最早気にする程ではない。自らにかけた強化魔術と防弾加工の効果も相まって、全身血塗れになるものの、致命傷には程遠い。)
I am the born of my sword.
<―――体は剣で出来ている。>
残ったガラクタ共が殺されたくないのなら、秘宝を寄越せ。
(詠唱し、弾を『起源弾』と呼ばれる礼装の一つに変更する。これは、一発でも命中すれば好きなタイミングで相手の体内から無限の剣を生やすことが出来る。――つまりは、当たれば必殺である。今までのように急所を狙うのではなく、弾幕を張るように撃って、)
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