溺愛先生 2019-12-05 21:51:06 |
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ふぅ…食った食った。流石にお腹いっぱい。でもアイスは別腹!
( 食べ放題も終盤になるとぺったんこだったお腹は少し膨らんでいて相手が言ってくれた通りお腹いっぱいに食べていて。でもアイスだけは別。どれだけお腹いっぱいでも何故か焼肉のあとのアイスはぺろりと食べれてしまう。相手が頼んでくれたアイスを3口で食べてしまえば物足りなさはあるもののパチンと手を合わせて「ごちそうさま…!」と元気よく挨拶して、相手が美味しそうにアイスを食べるのをニコニコと見守って。「はる兄、今日は焼肉連れてきてくれてありがと!…でさこのあとはる兄に家遊びにいってもいいか?」もっと相手と一緒に居たいと思えばどうせ家に居てもゲームをするか漫画を読むかなので家に行きたいと申し出て )
(/明けましておめでとう御座います!返信はゆっくりで大丈夫ですよ。病み上がりで苦労も多いかと思いますが良いお年をお過ごしください。今年もよろしくお願いします。)
ああ、どういたしまして。いいよ、遊びにおいで。
( 自分の部屋には彼の部屋にあるくらいにゲームも漫画もあるわけではない。それは何度もうちに来ている彼が知らないはずはないけど…いつも二人で話したりテレビ見ながらやっぱり話したりが主になる。つまらなくなければ良いんだがと思わずにはいられない。しかしかなりの頻度で彼は遊びにきたいと言ってくれるのだ。此方もこれから用事もないし断る理由もないためいいよと彼に笑いかけてバニラアイスをもう一口口へと含んでは「アキ、俺の部屋ってあんまりゲームとか漫画ないけど面白いか?」今更だけど自分の部屋って面白いか?と彼に聞いてみて。パクリパクリとアイスを全て食べ終えるとごちそうさまでしたと手を合わせて。伝票を手に「さて会計だな。これ終わったら俺の家行こうな」彼にそう声をかけると鞄を持ってレジへと会計へと向かって )
(/ ありがとうございます。明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。あなた様にとっても良い年でありますように…。)
やったッ!…え、ンなの面白いに決まってるじゃん。てか面白いと言うより俺ははる兄と一緒にいたいからはる兄の家行くんだけどな。兄ちゃんいればオールOKみたいな?
( 相手の家に行けると分かれば小さくガッツポーズをして満面の笑顔を浮かべて喜ぶも次ぐ相手の問いかけにキョトンと目を瞬かせて。自分が相手の家に行くのは好きな相手と居たいから。優しい相手の匂いや体温を少しでも傍で感じていたいからで、極論相手さえ居れば漫画とゲームがこの世から無くなっても一向に構わない。だからニッと笑うと素直な気持ちを述べて好き全開で笑顔を向けて。でもきっと弟としてしか見られないだろうなーなんて思っていれば会計に向かう相手に気づき慌ててその後を追いかけて「ちょっと待ったー!母さんが払ってくれるって言っただろ?今は俺が出すけどあとで母さんから返してもらうってことになってるから。今兄ちゃんに出させたら怒られるの俺なの。だから兄ちゃんは財布しまって!」と相手の手を掴んで止めては早口に述べるうちに学生鞄から自分の財布を取り出してギリギリ入っている分のお金で足りるとホッと息を吐いて会計を済ませてしまい。「よーし、じゃあ行こうぜ!」財布を鞄の中にしまって相手の手を取っては店の外へと出て車に向かって )
(/ありがとうございます!このあとですがお兄様の家にお泊りの流れですが何かしたいことはありますか?)
そうか、よかった。俺もお前と一緒だと楽しいよ。…ああ、悪い悪い…そういうことか。アキの手持ちが心配だったのもあってさ。ほらどのみち金貰うにしても家に帰ってからになるだろうから俺が支払っておいた方が良いのかと思って。
( 自分がいればそれでいい…殺し文句みたいな台詞はどこで覚えたんだろうなんて思いつつも彼から言われるなら嫌な気どころか嬉しくて自分も彼と一緒に居られるのは楽しいと口にして。予め彼が母親にお金を貰っていた場合はそこから払って貰えば良かったが急に食べに行くことが決まったこともありお金を貰っていない彼を気遣ってのことで。もちろんお金を出して貰う体であるのは理解していたが素直に彼の財布の中身が心配だったことを伝えて謝って。しかし何とか事足りたようでこちらもホッとして。どのみち足りなければ自分が出していたから良いのだが彼を手間取らせたのは申し訳なくて苦笑いを浮かべて。「ああ、行くか。」彼と共に車へと向かい乗り込めばシートベルトをしてエンジンをかけてはまっすぐ自宅へと向かって )
(/お泊まり…良いですねぇ…一緒にお風呂入ったり…まったりしたり…翌日が学校お休みならデートさせたりとかもしたいですかね。)
えへへ、そっか。…行く!
( 相手の言葉に納得して頷くと店を出て相手の車に乗り込み相手の家へと到着して。「お邪魔しまーす!」車から降りると相手に家の扉の鍵を開けて貰うなり我が家のようにお邪魔しては隠していた耳と尻尾をピョコンと出して家の奥へ入っていき鞄をポイッとリビングの端に放り投げてソファに「どーん!」と効果音付きでダイブして。「…はる兄のにおい。あ、手洗わなきゃな。」クンクンとクッションに染み付いた相手の匂いに頬を緩ませて尻尾を振るも、帰ってきたら手洗いうがいなのを思い出してハッとなってはガバッと起き上がって洗面所に行き手洗いをはじめて )
(/一緒にお風呂良いですね。翌日お休みでデートも楽しそうです。おでかけするなら何処がいいか希望はありますか?無難に遊園地とか…あとはデートっぽくはないですがゲームセンターとかボーリングなど思いつきました。)
……偉いなアキ。俺も手洗うか。
( お邪魔しますと家に共に入った彼の尻尾や耳がひょっこり現れたのを見逃しておらず効果音付きでソファにダイブする彼に耳、尻尾撫でまくりたい…可愛い…との欲求が沸き上がる中、思い出したように手洗いを始める良い子な彼に習って自分も手を洗って。撫でたい撫でたいと呪文のように頭を占める欲求に比例してチラチラ手洗いしている彼に視線を向けて。「……ア、アキ…その…チョコアイスあるけど食うか?…それで…その…もふって良いか…?」親しき仲にも礼儀ありなため勝手に触れないこともあり彼に耳やら尻尾をもふもふしたいと素直にお伺いを立てて )
(/陽彰はアキくんを洗いたがると思うので洗わせてあげて下さい(笑)良いですね!ボーリングやゲーセン行かせましょうかっ。アキくんと一緒なら楽しそうです!そのうち遊園地も行かせましょうか!なんかデートの定番ですよね。)
うん!手洗いうがいもはる兄に教わったことだからな!
( 偉いと褒められると嬉しそうにニッと笑いふさふさの尻尾をブンブン振って喜びを顕にして。手洗いうがいを終えるころ、相手の視線に気がつくとなんだろうと首を傾げれば、こちらとしては願ってもないお願いをされて。相手にならいきなり触られても全く問題ないが、尻尾や耳は敏感な部分なのでこうやってちゃんと聞いてくれる相手はやっぱり好き。相手の問いかけにパッと表情を明るくさせて「勿論!あ、でもアイスはさっき焼肉屋で食べたから今日は止めておこうかな…食べたいけど食べすぎると母さんに怒られそうだし。その代わりいっぱいもふっていいぞ!」さっきはバニラアイスだったからチョコアイスもめちゃくちゃ食べたい。だが今はアイスよりも相手にモフモフしてもらうほうが魅力的に思えればバッと両手を広げて笑顔で待機して )
(/はい!アキもお兄様に洗って貰うのは大好きなので是非洗ってやってください!では翌日にゲームセンターとボーリング行かせましょう。ちなみに開始ロルでアキがベッドの中で抱き枕にしていた肉のクッションは小学生くらいのときにお兄様にゲームセンターで取って貰ったという設定だったら嬉しいなーと思っています。ですね、遊園地もいつか行きましょう!)
…はは、俺が教えたからか…。ありがとな、アキ…あっちのソファでいっぱいもふもふさせてくれ。
( 自分が教えたからと手洗いうがいを欠かさず行う愛らしい彼にきゅんきゅんと何度目か分からない胸キュンが襲う。此方のアイス付きのお願いもアイスは食べなくてもさせてくれると言ってくれる彼の姿に謎のダメージを追いつつやっぱり可愛い彼に笑みは溢れる。此方も手洗いうがいを済ませてはタオルで拭いてはフライング気味に彼の頭を耳に触れる感じでワシャワシャ優しく撫でてはちょいちょいと手招きしてソファへ腰を下ろすとポンポン自分の膝を叩いて彼に笑いかけて )
(/ありがとうございます!その前にもふもふタイム。陽彰の大好きな時間の一つです。もう…アキくんが可愛すぎて…陽彰と悶えております…!はい!ボーリングもゲーセンも行きましょう!そしてまさかのお肉抱き枕は陽彰がゲーセンで取ったんですかっ!なんて素敵な設定!大事にしてくれているのもきゅんきゅん止まりません…)
…おう!えへへ、はる兄あったかい。…でも俺最近でっかくなったから重たくないか?
( ここでモフモフタイムかと思ったらどうやらソファでモフモフしてくれるようで。大好きな相手に存分に触って貰える、期待以上の相手からの申し出に勿論と元気よく頷いてはワシャワシャと撫でてくれる手が擽ったくて目を瞑って笑い。それから相手についていき手招きされると尻尾を振って飛んでいき座る時だけ気をつけて相手の足の間に座って。相手の体温が背中から伝わってきて軽く凭れながら柔く微笑むも、ふと気になることがあって。それは最近成長期で自分の身体が大きくなったこと。中学生のころから順調にスクスク大きくはなっていたが遅れてきた成長期なのか、高校にあがって暫くして相手に一気に身長が近づいて。体重があまり乗らないように気をつけてはいるものの相手が潰れてしまわなか心配しつつも、相手にモフモフしてもらえる嬉しさが隠しきれずに尻尾が揺れて相手の顎下を擽っていて )
(/モフモフタイム、アキもとても喜んでいます。そして悶えていただけて嬉しいです。お兄様の前ではかっこよくありたいと思っていますが、ついつい子供っぽくなってしまうアキです。ちなみに学校ではもう少し落ち着いていてクールに決めてます。ただお兄様の授業のときだけ好きが溢れてしまうのでクラスメートの一部には本当は子供っぽいことバレちゃってます。
はい!お兄様に欲しい!とおねだりして取って貰った設定です。何年も使って汚れていてお母さんにもう捨てたら?と言われているのですが、断固捨てずに大事にしています…!)
…重くはないけど…やっぱりでかくなったな…アキ…こんなに小さかったお前がこんなにでかくなるなんてな…。
( 膝の間に座る彼が気にしているのは重くないかということ。そんなことを気にする彼も可愛くてそんなことはないと告げつつ身長も伸びて大きくなった彼を見て染々と成長したんだなと思って。幼い頃も今も彼は自分にとって可愛くて堪らないのは変わりない。耳や尻尾をもふもふさせて貰いながらそのふわふわな感触を目一杯楽しんではたっぷりと癒されて。感情を如実に表すように揺れる彼の尻尾も愛らしい。きゅんきゅんと高鳴る胸に幸せだなぁと感じていて。「あ、そうだ。アキ、後で一緒に風呂に入らないか?髪も体も俺が洗ってやるよ」まったりした後にでも一緒に風呂に入らないかとお誘いしてみて )
(/アキくんにも喜んで貰えて嬉しいです!ふふ…クラスではまた違ったアキくんなのですね…可愛い…。そしてクラスメートにはバレているというのも何だかほほえましいです。うう…可愛すぎです…アキくん…!あ、新しい抱き枕とか陽彰に何か取らせましょうか?お肉も新しいのもアキくんは大事にしてくれそうですし。)
へへ、今までは兄ちゃんに守って貰ってばっかだったけど今度からは俺が守るよ。
( 大きくなったと言われると照れて頭を掻きながらも得意げに笑って、今まで半獣という理由で友人同士多少の衝突があった時は相手が相談に乗ってくれて助けてくれたが今度は自分が相手に何かあったときは守ると伝えてはニコニコ笑い。それから一緒にお風呂に入らないかと言われるとパッと表情を明るくして「…入る!でも俺も兄ちゃんの髪洗いたいなー。」二つ返事で頷くと嬉しさのあまりバシバシ相手のほっぺたを尻尾で軽く叩いているのに気付かずにいて、モフモフタイムを満足いくまでして貰うと相手の足の間から立ち上がって「はる兄!…はやく風呂入ろう」と相手の手を軽く掴んでグイッと引っ張り )
(/可愛いと言って頂けて嬉しいです。いつかお兄様の可愛い一面も見てみたいなと思います。おお、いいですね。ぜひ、お兄様に新しい何かと取っていただきたいです!その通りです。大きなぬいぐるみでも新しい抱き枕でもお兄様に取って頂けたものなら何でもアキは喜びます!)
…ああ、ありがとうな。頼りにしてるよ、アキ。
( 彼が小さい頃は今以上に甘やかして可愛がっており、彼を傷つけるものから護ってきていた。自分自身も護ってやりたいと思ってやってきていたこともありそんな彼から護ると言われれば何だか染々感傷に浸ってしまう。それがもちろん嫌な訳じゃなく誰かを護りたいという気持ちを抱いてくれたことが嬉しい。加えて自分を護りたいと言ってくれたこともそれに拍車をかける。礼を言い頼りにしていると口にしてはお風呂のお誘いも二つ返事で了承して貰え待ちきれないとばかりに早く入ろうと腕を引かれれば大きくなったとは言え自分に見せてくれる顔はあの頃と変わらないなとクスッと笑っては「わかったわかった…入るから。でも着替えの準備しなきゃな?今日泊まって行くんだろ?俺の服貸すから準備したら行こうな?」ソファから立ち上がりつつ先に着替えの準備しなきゃなと声をかけて反対側の手で頭を撫でてはタンスからバスタオルや着替えの服を用意して彼と共に脱衣場へ向かって )
(/可愛い一面…陽彰にあったら良いんですが…。見たいと言って貰えて嬉しいです!あはは、何でも喜んでくれるのは有り難いです。大きめの何か取らせますか。アキくんボーリング上手そうですよね…陽彰も得意なので二人に勝負させて勝ったら何でもいうこと聞くとか何か奢るとかやらせてみたいなと思ってます。)
…ん、ありがと!
( 自分が護ると言ったら相手の雰囲気が少し変わって間違ったことを言ってしまっただろうかと気にするも、一緒にお風呂に入るときになればあまり気にしないようにして、色々準備をしてくれる相手にお礼を言って。脱衣所に来ると相手とは小さい頃から何度もお風呂に入っているのでパパッと服を脱いでしまい、相手より一足先に浴室に入る。浴室側から脱衣所に顔を覗かせて「はる兄、はやくー!」とはしゃいだ様子で急かしては椅子に座って尻尾をゆらゆら揺らして相手が入ってくるのを待って )
(/ボーリング…実はアキはあまり経験ありません。持ち前の運動神経で何とかなりそうですがボールなので追っかけたくなっちゃうかもです。
勝負で何か賭けるのはおもしろそうですね。
勝敗はどうやって決めましょう?あみだかサイコロで大きい数字が出たほうが勝ちとかにしますか?流れで決めても大丈夫です。)
わかったわかった…すぐいくよ。
( お互いに何度も風呂には入っていることもあり、今更裸になるのを照れるということはなく先に服を脱いで浴室へ行ってしまった彼の楽しそうな様子にクスリと笑っては自分も服を脱いで浴室へ。既に彼が椅子に座っていることもあり、先に彼の髪から洗ってしまおうと思っては「アキ、先にアキの髪から洗うな。流していくから目瞑ってろよ?」と声をかけながらシャワーを出して温度を確かめてから彼の髪を濡らしていき。そしてシャンプーを手に泡立てて髪を丁寧に洗っていって。「痒いとことかあったら遠慮せずに言えよ?」隅々まで綺麗に洗いつつも彼に痒いところはないかとあれば言ってくれと告げて )
(/追っかけたくなるアキくん可愛い…。賭けの承諾ありがとうございます!んー…どんな感じでも楽しそうなので流れでにしちゃいましょうか。)
はーい…ふふ、兄ちゃんの手気持ちいい。
( 相手も浴室に入ってくると待ってましたと言わんばかりに尻尾をぐるんと回して、目を瞑るように言われれば元気に返事をして言われた通り目を閉じて。丁度良い水温と地肌に当たる指の感触に夢見心地で頬緩めつつ痒いところがないか聞かれて「…んーと、右耳の後ろがちょっと痒い。」とケモミミの右耳を器用にピクピク動かしてアピールして。でもふとあることが気になってしまえば目を閉じたまま口を開き「兄ちゃんってさ……、今まで付き合ってきた人たちとも一緒にお風呂入ったり髪洗って上げたりしたのか?」と少しやきもちを含んだ声色で声を小さめにして尋ねて )
(/ちなみに完全な狼の姿になったらお兄様限定でおすわりやらお手やらボール取ってこいします。勝敗は流れですね!了解いたしました。そしてアキがお兄様に探りを入れております。)
そうか?ならよかった…右耳後ろ…ここか?
( 手が気持ちいいと彼は嬉しそうに言いながらも痒いところを教えてくれればピクリと動いた右耳にきゅんと胸がときめくのが分かって。ああ…半獣最高…可愛すぎ…。ポーカーフェイスを貫きながらも動くケモ耳や尻尾にそう思わずにはいられない。なんでこんなにも可愛いんだろう…彼だから特にだろうな…半獣は元々好きだったが彼を一目見てその愛らしさに完全に心臓を撃ち抜かれ今に至る。背も伸びて大きくなって来てもやっぱり彼は可愛い。流石に幼い頃のままの認識ではいないものの甘やかし癖がどうにも直らなくて。でも彼から嫌がられることもないからこのままで良いかななんて思いつつも何やら彼から歴代の恋人には風呂に入ったり髪を洗ったりしたのか?と問われれば「…いや、そう言えば無いな…アキだけだよ。寧ろアキ以外と風呂は入ったことないな。恋人はいたけどアキと一緒にいる方が多かったからさ」そう言えばないなと改めて思い返すもやはり彼以外と風呂に入ったことがなかったためそのままに伝えて。恋人がいたと言っても彼と過ごす時間の方が圧倒的に多かったこともあるし、何より彼以外の髪や体を洗ってやりたいとも思わなかったこともあって。「…洗いはオッケー…よし、流すぞ」彼の髪を洗い終えては流すぞと声をかけてシャワーを出し、熱すぎないように温度を確かめてから丁寧に髪を流し始めて )
( / 長くなりましたのでこちらに…。おお…!狼の姿になってもアキくんは可愛らしいです…!勝敗の了承、ありがとうございます!ふふ…アキくん気になっちゃったんですね…ヤキモチ焼いてくれて嬉しいです。でも陽彰はヤキモチとは気づいておりませんね…本当に鈍感な男です…。)
ンン…そこ!気持ちいい…。
( かゆい場所を指摘すると相手の指が的確にその場所を掻いてくれてその気持ちよさにうっとりと頬を緩めては少し濡れた尻尾をパタパタと静かに揺らして。こうして耳を触らせるのは家族にも滅多にさせない。大好きな相手だから触って欲しくて撫でて欲しくて。そんな相手からの質問の返答はやきもちを焼いていた自分にとっては嬉しいもの。俯かせていた顔をパッと上げると少しだけ相手に振り返って「本当か!? ヘヘ、俺だけかぁ…。ふふ、俺だけのはる兄だな。…これからも兄ちゃんが他の人とお風呂入ったらやだって言ったらどうする?」すぐに前を向いて嬉しさを全面に表情に出す。恋人との大切な時間を自分に割かせてしまっていた事実は少し申し訳なく思うも、優越感と嬉しさのが勝って。これかからも相手とのお風呂は自分だけがいいなと少し独占欲を抱いては少し遠慮がちに問いかけつつ、丁度いいお湯の温度に心地よさげに目を細めて泡を洗い流して貰って )
(/鈍感なところもお兄様のかわいいところだと思います。アキもお兄様大好きですがその好きがまだ家族愛よりで恋愛的好きなのかは自分でも分かっていません。ただお兄様の一番近くにいたいのは確かです!)
そうか、他にも痒いとこ出てきたら遠慮なく言えよ?
( 掻いた位置がよかったのか気持ちいいと尻尾を揺らせる彼。合ってて安心したとばかりに息を吐いては他に痒いところが出てきたら言うようにと笑み浮かべては自分の返答に嬉しそうに笑う彼に続けて言われた言葉にキョトンとしつつもすぐに笑って「別にお前以外と入りたいとは思わないから別に良いけど…じゃあアキも俺以外と入らないこと…なんて、お前は友達と家に泊まったりもするだろうからそれは無理だよな」特に入る予定もなければこれまで入らなかったということは彼以外の誰かと風呂に入る必要性はないということで頷いて了承して。だったら彼も自分以外と風呂には入らないようにと口にしてみせてから彼の場合は友達が家に泊まりに来たりもするだろうから難しいかなと思っては言葉を濁しながらも髪を流し終えてはついでだからこのまま先に彼の体も洗ってしまおうとタオルにボディーソープをつけて泡立てると「アキ、先にお前の体も洗っちゃうな?痛かったり力弱かったら言えよ?」優しいながらも適度に力を入れて彼の首や背中から洗いつつ力加減に問題があれば言うようにと伝えて )
(/ありがとうございます…!そう言って貰えると嬉しいです…!まだ分かっていなくとも健気なアキくんがいじらしいです!)
ん、さんきゅ。…え?うーん…確かに友だちが泊まりにくることはあるけど一緒にお風呂入るのはありえないよ。入ったとしても修学旅行とか集団で入ったことがあるくらいかな。だからこうやって一緒にお風呂入るのはハル兄だけだぜ。
( 他にも痒いところはないか聞いてくれる相手にお礼を言っては続く言葉に今度はこちらがキョトンとして。それから考えるように小さく唸ると一緒にお風呂に入るのは相手だけだと屈託なく笑い。体も丁寧に洗ってくれる相手にやっぱり好きだなーと思いながら頬を緩め「力加減完璧!でも今度は背中がちょっと痒いかも。肩甲骨らへん」と遠慮せずに痒いところを告げては、お湯で濡れてしぼんだ尻尾をゆらりと揺らして )
そうか、なら…これからも一緒に入ろうな。
( 彼の言葉にこうやって二人きりで入るのは自分だけだと教えて貰っては本当に嬉しくて、だっらこれからも一緒に入ろうなと告げて。「肩甲骨な…ここだな…」素直に痒いところを言って貰ってはそこを力を入れすぎずにタオルで擦ってやって。濡れながらも揺れる尻尾を見ていると何だかムズムズとある欲求が沸き上がってはパクリとケモ耳にかぶっと甘噛みして。あむあむ痛くない程度の力で耳をかじっては「…悪い…何かちょっとかじりたくなった。痛くなかったか?」痛みを与えるくらいにはかじりついてはいなかったが敏感な耳なため本当は痛かったのなら申し訳なくて苦笑い混じりに謝罪しつつも体の隅々をタオルで丁寧に洗って )
もちろん、兄ちゃんとお風呂入るの大好きだから。…ッ!!
( 一緒に入ろうと言われて痒い部分もタオルで掻いて貰えば幸せそうに頬を緩めて。そんな時、突如耳にピリッとした刺激が走ればビクッと身体を震わせてピンと濡れた尻尾が伸びて。相手の口が離れてもまだゾクゾクした感覚が残っていて小さく身体を震わせながら少しだけ相手に顔を向けて「…うう…痛くないけどびっくりした。でもいいよ。…ちょっと気持ちよかった。」伸びていた尻尾をタランと下に下げるも表情は少し蕩けていて、謝る相手に首を横に振ると気持ちよかったと口にして。そして丁寧に洗ってくれる相手に大人しく前を向くも先程のゾクゾクした感覚が忘れられずにもじもじして。「…はる兄、さっきのもう一回してほしい。」と顔を俯かせたまま小さな声でおねだりして )
…ん、よかった。耳は敏感だから心配になった…かじってから言うのもあれだけど…って気持ち良いのか…さっきの。
( びっくりしたけど痛くないとの返答にホッと胸を撫で下ろす。心配していたと口にするもかじってからだから嘘臭く聞こえるかもしれないなと思いつつも続けられた言葉に半獣の彼の耳は噛まれるのが気持ちいいことなのかと認識を改めるようにぽつりと呟いて。体も全て洗えたためそろそろ流そうとシャワーに伸びた手も聞こえてきた小さなお願いにピタリと止まる。「……さっきのって……これ…?」もじもししている彼を見ているとまたさっきのムズムズと言うかウズウズとした気持ちが沸いてきては意地悪く目を細めてケモ耳裏を擽るように指で触れてからかぶっと再び甘噛みする。耳の縁側を唇で啄むように触れて耳の付け根側は少し歯を立てるようにかじかじしながら“さっきのって…”と楽しそうに問いかけて )
…ッン…ぁ、それっ…きもち…
( 耳の心配をしてくれる相手に嬉しくなりつつもまた触ってくれるのを期待する自分がいて、ついに相手の指が耳裏を擽ると息を詰めてピクンと小さく身体を揺らして。焦らすように当たる唇の柔い感触にゾクゾクと背筋が震えて、付け根の部分にチリチリとした痛みが走れば堪らず甘い声を漏らしてうっとりと気持ちいいと目を細める。でも小さいころから甘やかされてきた身体と心は些か欲張りで、片耳では飽き足らずにもう片方も触って欲しくなればそれをアピールするようにもう片方の耳をピクピクさせて )
……何かエッチな声…聞こえるな…? そういう気持ちいいなのか…?こっちもピクピクして…。
( 耳をかじかじした途端に彼から上がるいつもとは違う甘えた声。支配欲が満たされる感覚にクスっと笑いながら“エッチな声”と揶揄しつつ気持ちいいの意味合いが自分が認識したものと違うことに気がついて問いかけて。ピクピクと触れられていない方の耳まで触ってとアピールしているのが可愛らしくて付け根を撫で付けるように指で触れてやりつつ、もう片方の耳にまたかじりついてはペロリと舌先で付け根を擽るように舐め上げてから甘噛みを続けて。蕩けたような表情を鏡越しに見やりながらゾワリと背中に駆け抜ける甘い痺れにこれ以上は此方がヤバイなと消えそうになる理性を奮い立たせちゅっと頭に口づけては「…はい、おしまい。アキ…体、流すぞ?俺の髪洗ってくれるんだろ?」そう優しく言葉をかけシャワーを手に取り温度を確かめてから彼の体についた泡を流していき )
違ッ!そんなんじゃ…ンんッ…ふぅ…
( エッチな声と言われると頬を染めて恥ずかしそうに否定する。本当にそんなつもりなかったが指摘されるとそんな気持ちだったように思えてきて意識してしまえば更に身体は敏感になって。舌先の感触や相手の息遣いが耳を擽ってビクビクと身体を震わせてもっと欲しくなるもそこで相手がおしまいと言って離れてしまえば、ホッとする気持ちと残念な気持ちが同時に押し寄せて。結果名残惜しい気持ちが強く欲を秘めた瞳のまま大人しく泡を流して貰い。「…ありがとう、兄ちゃん。じゃあ今度は俺が髪洗うな。」また頼んだらしてくれるかな…と思いながらお礼を言って場所を交代すると今度は自分が相手の髪を洗う番。気持ちを切り替えて相手の真似をしてお湯の温度の確認をすると相手の髪にお湯をかける。でも雑な性格が出て豪快にシャワーを頭のてっぺんからぶっかけては自分ではよく出来ているつもりでわしゃわしゃと相手の髪に指を通して髪を濡らしていき「痒いところあるかー?」とこれも相手の真似をして楽しそうに聞いて )
ああ…大丈夫だ。気持ちいいよ、アキ。
( 違うと否定しつつも甘い声を上げていた彼は今自分の髪を洗ってくれている。次第に興奮は収まり消えそうになっていた理性も戻ってきて。多少豪快なやり方だが温度を確かめてくれる優しさやあの小さかった彼がと思ったりでそれも嬉しくて。自分の真似をして痒くはないかと問う姿に笑み浮かべ大丈夫だと答えて気持ちいいと彼に告げて。彼の内情に気づけぬままに彼の手が髪を洗ってくれるのに身を委ねてふう…と息を吐いて。 )
えへへ…良かった。次はシャンプーだな。
( 相手に気持ちいいと言って貰えると照れ臭そうに笑い、一度シャワーを止めると次はシャンプーで髪を泡立てていって。これも相手の見様見真似。くしくしと目にだけは入らないように注意して洗っていくもふと好奇心が湧いて。自分は半獣で耳や尻尾が敏感。では相手はどうだろうと気になって。自分は相手に触られて気持ちよかったから相手ももし気持ちいいならお返しがしたくて。お返しの気持ちもあるがちょっといけないことをしているみたいでドキドキしながら相手の耳の裏に指をスーと滑らせてみて )
……っ…アキ…そこ…何か擽ったい…。
( あくまでも自分の見よう見まねでシャンプーを泡立て髪を洗い始める彼。意外ときちんと洗えていることにそのまま安心して任せているも耳裏を彼の指がツツーと滑っていくのが分かればピクッと体を僅かに跳ねさせる。耳の中や縁は特に何も感じないが普段自分ですから髪や体を洗ったりする時に洗う以外意識して触らない耳裏はどうにも弱い場所で。一撫でされただけなのにゾワゾワとしたものが背中を這い上がる。彼も洗ってくれているだけだろうと思ってはその手を止めることはなくただ擽ったいとだけ告げて )
え…ここ?…でも兄ちゃんも気持ちよさそうな声だぞ。
( 少しの好奇心とお返しのつもりで触れた相手の耳裏、どんな反応をするんだろうとドキドキしていれば相手から漏れる普段よりもほんの微かに甘さを含む声色にドキッとして。初めて聞く相手の声、なぜだか分からないがお腹や胸の辺りがムズムズして無意識に口角が上がり尻尾がゆらゆら揺れる。止められていないし気持ちいいのかな?と思えば更に好奇心は強まって少しだけ悪戯っ子な声で話掛けては、もう一度、今度は先程よりも長く耳裏をさわさわと指の腹で擽ってみて )
っ…ん…っ…ア…キ…っ…、
( 気持ち良さそうな声だと意地悪な声が聞こえる。鏡に映る彼の表情は悪戯っ子のように楽しげで耳裏を触るのをまだ止めるつもりはないよう。執拗に苦手な所を触れられれば抗議の声も上がりそうになる甘さを含む声と共に手を当てて一緒に塞いでしまいながら彼の名前を呼びせめてもの制止にして。耳裏は結構ヤバイ。ゾワゾワとした快感が否応なく沸き上がる。「…アキ…髪…洗ってくれるん…だろ…?…っ…」何とか言葉紡ぐも上擦る声に途切れ途切れになってしまいつつ髪を洗ってくれるんだろ?と尋ねて )
(/すみません。確認なのですがお兄様が手を当てたのは口でしょうか?耳とも迷って違っていたらすみません;;勝手な判断で口をさせて頂いたことを報告します)
…そう、だよな!うん、ちゃんと洗うぞ。
( 相手の口から漏れる声にムズムズが大きくなりもっと聞きたいと思ってしまうも口を塞ぐ様子を見て本格的にいけないことをしている気分になり。髪を洗ってくれるのか聞いてくる上擦る声にドキドキしながらもこれ以上はやってはいけない気がしてコクンと頷いては耳裏から手を放してしっかり髪を洗い始め。そしてシャワーで泡をしっかり洗い流すと泡立てたボディタオルを相手に渡しながら口を開き「…兄ちゃんさっきはごめん。…よくなかった?」と気持ちいいとは言わなかったしきっと嫌な気持ちにさせただろうと思えば耳と尻尾をしゅんとさせて謝って )
(/ああ…悩ませてしまってすみません。手を当てたのは口です!分かりづらくて申し訳ないです(汗)いえいえ、大正解なので寧ろ汲み取って頂き感謝です…)
…ああ、ありがと。
( ちゃんと洗うと言って耳裏に触れるのを止めてくれた彼にホッとしつつあのまま触られ続けていれば理性ゲージが枯渇して本当にヤバかったと胸を撫で下ろして。彼に襲いかかりでもして怖がらせ挙げ句に今のこの関係も壊していたかもなんて思えばゾッとして。彼のことは初めて会った時から好きだがその期間が長くあまりにも今では距離感も近い。いっそのことこのまま兄弟になってしまうのも良いかなと真面目に思いもしたが、先程の甘えた声を出して快感に酔いしれていた姿を思い出せばやっぱりより彼の近くにいたいという気持ちも湧いてきて。泡立てたタオルを渡しながら謝る彼にそれを受け取りながら口を開く。「……謝らなくていいよ。アキは俺が気持ちいいならしたいと思ってしてくれたんだろ?…寧ろ良すぎてエッチな気分になるから…お前だったら触られるの嫌じゃないけど、俺も男だからさ…お前に変なことしないか心配なんだ。まぁお前が兄ちゃんと一線越えたいって言うなら…いつでもどうぞ?あ、体冷えるからアキは湯船先に浸かってな」耳と尻尾を垂らせしゅんとした顔をしている彼の頭を空いた手でポンポンしながら意地悪くニッと微笑んでは髪も体も既に洗い終えている彼に先に湯船に入るように声をかけて。 )
(/いえいえ正解でよかったです。お手間を取らせてしまいすみません;
ではまた背後は一度引っ込みますね*)
うん…。え…!?
( 謝らなくても良いと優しく微笑んでくれる相手に安心して撫で受けながら耳をペタンとさせてコクンと頷くも、エッチな気分になると聞けば驚いて顔を上げて。そのあと続く言葉の意味は分からないほど初心ではない。しゅんと沈んでいた表情は驚きに変わり顔が赤くなっていっては今度は恥ずかしさで顔を俯かせて。しかし、体の冷えを心配されてはひとまずその言葉に従って湯船に先に入り。温かなお湯に包まれる感覚は好きで湯船の中でゆらゆら尻尾を揺らしながら体を洗う相手を見て「さっきの話だけど…俺兄ちゃんとなら別になにがあっても嫌じゃないぞ…。その一線超えても平気だし…って兄ちゃんは冗談で言ったんだよな。…へへ、ちょっと本気にしちゃった。」もし相手が冗談で言ったとしたらドン引きされるか困らせてしまうと思えば、笑ってごまかして自分の頭をカキカキして )
(/いえ、こちらこそ…また何かわからないこと等あれば遠慮なく聞いて下さいませっ。では私めも失礼致します。)
……アキは優しいな。俺に気を使わなくて良いぞ?アキは好きな子とかいないのか?ほら俺が独占しちゃってるだろ?本当はその子と一緒にいたいとかあったら俺のことは気にしなくて良いからな?
( 自分の言ったことに好意的に返してくれる彼に長い付き合いだから合わせてくれたのだと思っては気を使わなくて良いと告げて。彼もそろそろ色恋に目覚めるお年頃なこともあり、自分以外に誰か好きな人がいるならその子と会ったり遊びにいったりして良いんだからな?と優しく伝えて。もちろん強制ではない。自分だって出来るなら彼と共に過ごしたいし遊びにだって行きたいのだから。あくまでも彼が自分以外に一緒にいたいと思う人がいたらの話で。「…ま、お前に好きな人がいないなら出来るまで俺がずっと一緒にいてやるから。…さっきのは冗談ってわけじゃないから、アキが次同じことしてきたらそのつもりだって思っちゃうからな?」彼にとってきっと自分は良き兄ちゃん。恋愛感情を抱いてくれているとは思っていないため微笑んでそんな風に言葉を返して )
好きな子もいないし俺が好きなのは兄ちゃんだけだよ。だからいっぱい独り占めしていいぞ。ほら、兄ちゃんも体洗ったなら早く一緒に入ろっ!
( 気を使わなくていいと言われて心がズキンと痛んで俯く。自分の選択によって相手の人生を左右するかもしれないのが怖くて、まだ高校生の自分にはこちらを優先してくれる相手の優しさが少し荷が重く感じて。でも相手もまた自分がまだ高校生だから色々考えてくれているのは何となくわかっているし、自分のことを特別に可愛がってくれているのは十分に伝わっているため、すぐにニパッと屈託なく笑っては体を洗い終えた様子の相手の腕をグイッと引っ張って湯船に誘って「てか、俺の一番大好きはこれからもはる兄だけだかんな!だから俺の好きな人はずっと兄ちゃんだもんね」ニコニコ無邪気に笑いながら言うと湯船の中で尻尾をピチャンと跳ねさせて )
…ありがとう…それって…何か…愛の告白みたいに聞こえるな…?なんて…アキは俺の事、兄ちゃんとして好きでいてくれてるのに変な事言って悪い。
( 彼のストレートな物言いにドキリと胸が高鳴る。彼が自分を好きと言うのは兄としてでしかないのにポリポリ頬を掻きながら愛の告白みたいと告げて。でもそんなことないだろうと持ち前の鈍感さが発揮してしまって既に悪いと素直に彼に謝罪して。彼に誘われるままに体も洗い終えていたこともあって湯船に浸かって。自分には程よい温度で彼は大丈夫だろうかと問いかけて。まるで愛の告白のようだと溢しドキドキと鼓動を速める心臓に表情には出ないようにして変な事言って悪いときちんと謝罪して )
そういうこと言う兄ちゃんも俺のこと弟としてじゃなく好きみたい。…なんてな。温度はちょうどいいよ。
( 相手が鈍感なのは昔からなのでこの心の痛みにも少しは慣れていてニコニコ笑顔を向けてはこちらも少しだけ試すように言うもすぐに肩を竦めて冗談ぽく笑っては温度はちょうど良いと頷いて。「ねえねえ兄ちゃん、明日休みだろ?一緒にお出かけしようよ。久しぶりにゲーセン行きたい。あとボーリングも!せっかくの休日…俺といてもいいならだけどさ。」気を取り直して楽しいことを考えようと思えば明日一緒にでかけたいと願い出て、肩まで湯船につかりブクブクさせながら相手を見上げて問いかけて )
…そうか…よかったよ。
( 再び彼から意味深な事を言われるもドキドキとまた胸は高鳴りながらも平成を装いその後に続いた彼の返答に答えて。こんな切り返しをしてくるなんて彼もやっぱりあの頃の小さな少年じゃないんだなと改めて思って。そんな彼から明日ゲーセンやボーリングへ出掛けようと遠慮がちに誘ってくれる彼にきゅんとなって「いいよ。行こうか。アキとなら楽しめそうだしな」誰かとより彼と出掛けたいと常に思っていることから仁辺もなくいいよと伝えて。ブクブクする彼をやっぱり可愛いと思わずにはいられなく彼の紙をポプホプ撫でて )
やったね。明日超楽しみ。今ゲーセンで限定のクレーンゲームあって欲しいクッションあんだよね。でも難易度超高いからはる兄に取って欲しい!
( 相手の反応気にしつつも特に返答はなかったため自分も気にしないようにして明日一緒に遊んでくれるのを聞けばパァと表情を輝かせて喜び。撫でてくれる手が心地よくて頬を緩めてはお湯から顔を上げて、欲しいクッションがあることを相手と遊べる喜びから興奮気味に伝えて。「兄ちゃん、クレーンゲーム上手いから見てて楽しいんだよなぁ。…そろそろ上がるか?」ニコニコと楽しそうに笑っては湯あたりするといけないしそろそろ上がろうかと問いかけて )
良いぞ、クッションな。絶対取ってやるから。そだな、アキが温まれたなら良いけど逆上せたら心配だから上がるか。
( 昔から何故かクレーンゲームは得意で。彼が欲しいというクッションやら抱き枕やら取ってあげていて。何やら今回も取って欲しいものがあるようで楽しみと喜ぶ彼に何だか自分も嬉しくて必ず取ってやると意気込んで。彼から自分がクレーンゲームをしているのは楽しいと褒めれられると共にそろそろ上がるかと言われれば「取れなかったらごめんな?そうだなアキが逆上せたらダメだから上がるかと告げて。「上がったら何飲みたい?ジュース?お茶か?」彼の飲みたい物はその日によって変わるため何が飲みたいか尋ねて )
んーー、じゃあグレープジュースが飲みたい!
( クレーンゲームのクッションを絶対に取ってやると言われると明日がより楽しみになって上機嫌に頬を緩ませながら相手と一緒にお風呂から出て。そして脱衣所にて身体をタオルで拭きながら何が飲みたいか聞かれると少し考えたのち、葡萄ジュースが飲みたいと嬉しそうにして。「…兄ちゃん、尻尾ドライヤーで乾かしてくれるか?」身体が拭き終わり髪を乾かせばあとは尻尾を乾かすだけ。全部自分でできるし別に自然乾燥でもいい。でも尻尾を乾かすときはどうしても自分ではやりづらくて雑になってしまう。相手にモフモフして貰うならちゃんと乾かしてモフモフを楽しんでほしいのと、相手に甘えたいのと両方でドライヤーを相手に差し出しながら首を傾げて )
わかった、ブドウジュースな…用意するよ。
( 上機嫌な彼は葡萄ジュースが飲みたいと屈託なく笑い答えた彼はやはり可愛くて条件反射のように胸キュンしながら頷いて用意すると答えながら髪や体を拭いている彼に続いて自分も髪や体を拭いて持ってきた着替えに袖を通し終わり着替えを終わらせ髪も乾かし終えた頃、何とも可愛らしいお願いをしてくる彼にふわりと柔らかく微笑めば「いいよ、乾かしてやる。…熱くないか?」髪を乾かし終えた彼からドライヤーを渡されては受け取って丁寧に彼の尻尾を乾かしていき。温度は確かめてから尻尾に当てているが耳と同じく敏感な尻尾。火傷させたくはないため問いかけて )
ん、ばっちり。たまに母さんにやってもらうけど雑だから兄ちゃんに乾かしてもらうのが一番落ち着く。
( 相手のドライヤーの使い方には細かな気配りがなされていて安心できて。ばっちりと笑っては完全に安心しきった様子で乾いてきた尻尾をゆらゆら揺らして。それから尻尾が乾くとくるっと相手に振り返り「ありがと兄ちゃん。」とちゃっかり相手に抱きついて尻尾を揺らしてお礼を言って。「んじゃ、ジュース飲もう!あ、兄ちゃんは何飲むんだ?」パッと相手から離れると服はもう着ていたため先にリビング向かい、自分の家のごとく台所に入っては冷蔵庫に手をかけて )
そりゃよかった。よし、乾いたな…っと…どういたしまして。
(一番自分に乾かして貰えるのが落ち着くと言われ当たり前に嬉しくて口元緩めて。よかったと口にしつつ尻尾が完全に乾けばくるりと振り返った彼にお礼を言われながら抱きつかれれば受け止めてされるがままになっていて。すぐに離れてリビングへと向かった背中に続くように自分も移動して。冷蔵庫を開けるのを見やり、彼なら別に構わないため「俺はもちろんビールだな。」葡萄ジュースを取るついでに自分のも取ってくれるのか何を飲むと聞いて貰えれば風呂上がりは大抵ビールが多くて。お茶も飲んだりするが先程の外食先でお茶を飲んでいたこともあって。風呂上がりに酒なんてオッサン臭いかな…なんて思いつつもビールをお願いして)
ビールだな!了解ッ!
( ビールを頼まれると嬉しそうに相手に乾かしてもらってフサフサ度が増した尻尾を振り、ひとまず自分用の葡萄ジュースをペットボトルからコップに注いでから缶ビールを出して。両手にそれらを持つと相手の元へ行き缶ビールを差し出しつつ、葡萄ジュースを一口飲んで。「ほいビール。…ビールって風呂上りの一杯!ってよく聞くけどどんな味するんだー?」おやじ臭いなんて一切思うことはなく、いつも美味しそうに両親や相手が飲むのを見ているので気になっていて。当然自分は未成年なので飲んではいけないのだが興味はありジッと飲みたそうな顔をして相手を見て )
ありがとう、アキ。お?ビールの味に興味あるのか?でもお前に飲ませたら菜月さんにガチで怒られるし…あ…良いこと思い付いた。
( 風呂上がりにビールなんてオヤジ臭いとからかわれるかなと少しばかり思っていたが実際はそんなことはなく。自分のお願いを嬉しそうに尻尾を振って聞いてくれる彼にやっぱり可愛すぎ…と内心思って。彼から差し出された缶ビールをお礼を告げながら受け取りポルタブを開けては興味津々にビールの味を聞いてくる瞳と視線が交われば自分の好きなものに興味を示してくれたことは嬉しくて少しくらいならと思うもそんなことをすれば彼の母親の雷が落ちるのは確実だなと考えを改めるもダメと片付けてしまうのは何だか可哀想で何か良い方法がないかと考えては妙案を閃いたようでぽつりと呟けばビールに口をつけ一口、二口と飲んでビールを片手に持って空いた手で彼の頬に触れ少し上を向かせるようにしてはそっと唇同士を触れ合わせて。飲ませられないならせめてと思っての行動。キスをしていると認識はないようて暫くくっつけた後にスッと唇を離して「…どうだ?味…わかったか?…こんな少量じゃわかんないよな…お前が二十歳になったら兄ちゃんと一緒に酒飲もう。お前が美味しいって思う酒、一緒に探すのも良いよな」ビールの味はわかったか?と問うも唇についたほんの少量のビールでわからないよなと苦笑い浮かべるもすぐに笑みに変えて二十歳になったら一緒に酒飲もうと告げ、ビールも良いけど彼が美味しいと感じる酒を一緒に探してやりたいと思えばそう遠くなく訪れるそんな未来が何だか今から楽しみで嬉しくて柔らかく微笑んで。ポンポンと彼の髪を優しく撫でては「立ちっぱも何だし、ソファに座ろう」冷蔵庫前で立ちっぱでいるのも何だしとソファに座ろうと声をかけて缶ビールを手に先に移動して腰を下ろして。トントン隣を叩いて彼に目配せしてビールをまた一口飲んで )
…??
( 流石にビールは飲ませてもらえないかと少しだけ肩を落とすもそれも相手が自分を思ってくれてのことだと分かっている為そこまでがっかりはせずに。でも相手は何か名案を思い付いたようでなんだろうと首を傾けては相手がビールを口に含むのを不思議そうに見遣り。すると相手の手が頬に触れて綺麗な顔が近づいてくればトクンと鼓動が跳ね、こ、これはまさか!と思ったときには唇が重なっていて。触れ合う部分から熱が伝わり、正直ビールの味どころではないが、自分の頬は飲んでもないのに頬が赤く染まっていき、柔らかな感触が気持ちよくて耳としっぽがタランと下がってとろんとした表情になって。甘い時間はすぐに終わるも唇が離れていっても暫くボーっとしていて頭の中で、キスってレモンの味がするって言うけど本当はビールの味なんだななんて考えていて。ボーっとキスの余韻に浸っていたが相手の声とソファを叩く音に我に返ってはそちら見て「そうだな…。ただビールはちょっと苦くて苦手かも。でも兄ちゃんとお酒飲めるのは楽しみ。」と頷いて少しゆっくりめにソファへ近づいては相手の隣に座って。そして暫く考えた後、葡萄ジュースの入ったコップをソファ前のテーブルに置いて相手に少し体を向け「…やっぱビールの味、ちょっと分からなかったからもう一回さっきのして?」とまだ少し赤みがさす顔で相手を見詰めてはビール缶を持っていないほうの相手の手に自分の手を重ねて、顔を少し近づけやや眉を下げて首を傾げ )
そっか、なら色々一緒に探そうな。
(あんな僅かなビールで味が分かった彼を凄いと思いつつビールは苦手と言われるも自分と酒を飲めるのは楽しみと言って貰えてはホッとして一緒に探そうと改めて伝えて。葡萄ジュースが入ったコップををテーブルへと置いた彼にどうしたんだろうと視線を向けてはやはりあんな少量ならビールの味は分からなかったと告げる彼にもう一度さっきのをしてとおねだりされては叶えてやりたくなって。顔を近づけ空いた手を取る彼に「わかった…ん…」わかったと伝え、再びビールを飲むと唇を彼の唇へと合わせて )
…ん…、さっきよりも甘く感じる…。
( 相手はおかわりのおねだりを嫌な顔せずに聞いてくれて再び唇が重なればまたペタンと耳が垂れて。半獣で鼻がいいこともあり少量でもビールの匂いを少しだけだが感じられてやっぱり苦く感じたが気持ちよくてうっとりと目を細めて微笑み。そっと唇を離すと相手の唇をペロッと舐めて少し残ったビールを舐めとれば、悪戯っ子のような笑みを零して感想を述べて。「…ふぅ、満足。はやく大人になってはる兄と一緒にお酒飲みたいな。20になったら初めてのお酒ははる兄とって決めてるからよろしくなー。」ニッといつもの調子に戻して笑えば葡萄ジュースを持ち直してグビグビと美味しそうに飲んで、やっぱ自分にはこれだなぁと思いながら尻尾を振って )
ふふ…そうか…俺も甘いよ。
(耳が垂れてうっとりとしている彼の表情にはもちろん気づいていて。ペロリと唇を舐められては目を細め彼になら嫌ではないため笑み浮かべて彼の言葉に同意して。彼は二十歳になった避けは自分と一緒に飲むと決めていると言ってくれるのを嬉しく思いながら「そうか、俺もお前と飲めるの嬉しいよ。二十歳になったら一緒に飲もうな」と彼に伝えて。今の彼には葡萄ジュースの方が合うようで美味しそうに飲んでいるのを眺めて )
ん、…
( 頷いてくれる相手に嬉しそうに目を細めつつ葡萄ジュースを飲み終わるとコップをミニテーブルの上に置いて。それから急に眠気が来てはふわっと欠伸を零して相手の肩に寄りかかって。「もう眠くなっちゃった。…今日も一緒に寝てくれるよな?」目を擦りつつ相手と一緒に寝るのは小さいころからのお決まりなのでその流れで一緒に寝ようと誘うとビール缶を持っていないほうの相手の手をキュッと握り )
…ああ、いいよ。一緒に寝ような。
( ご飯も食べて風呂に入ればもう眠るには良い時間。彼は既におねむなようで欠伸を一つ溢しては肩へと寄り掛かってきて。このままソファで寝させられないし、寝かせるつもりもない。いつも彼と一緒に寝ているのは自分の寝室のベッド。一緒に寝てくれるか?と問う彼にいいよと微笑んでは握られた手を握り返しビールを煽って空にすればミニテーブルへ缶を置いては繋いでいた手を一旦やんわり離してはソファから立ち上がり彼に腕広げて「ほら、だっこ。寝るならベッドな?」自分に掴まるようにそう優しく声をかけて )
んんー……
( 此方が一緒に寝ようと誘うと快く頷いてくれる相手にやっぱり兄ちゃんは優しいなぁと眠たいながらほっこりした気持ちになり頬を緩めて。離れていく手を目で追い相手が先に立ち上がり腕を広げるのをぼんやり見ては嬉しそうにして誘われるままに此方も立ち上がると相手の腰に腕を回して抱きついて。しかし小さかったころの自分とは違い、もう自分は相手とさして身長差はない。なので腕の中にすっぽりという訳にもいかずに。「……このままだと兄ちゃん潰しちゃうかも。だからこのまま歩いて移動しよ。」抱きつくのをやめるという選択肢はなく、相手に抱きついたまま移動することにしては言葉通り相手の腰に腕を回したままカニ歩きするように寝室に歩を進めようとして )
俺意外と力あるからアキならだっこ出来ると思うんだけど…はは…スゲー横歩き。このままベッド行くのか?
( 首に手を回してくれたが、ねむねむながらも彼は自分を気遣ってくれてその手は腰に回りカニ歩きで歩く彼に釣られるように歩きながらポツリと呟くも何だかあまりしない歩き方に可笑しくなってしまい、吹き出すようにクスクスと笑い声を漏らして。別に行こうと思えばこのまま寝室へは行けるし問題はない。ねむねむな彼は自分にくっつきたがるのは小さい頃から変わらないしくっつかれて自分も満更ではないのでこのままで良いかと思えば「…よいせ、ほいせっと…よし、アキ部屋の前まで来たからな。はい、ドア開けて…よし中入るぞ?もうちょっとでベッドだからがんばれー」カニ歩きのまま寝室の前までやってきて。彼に声をかけながらドアを開けて中に入っては閉めてうつらうつらしている彼に声をかけつつベッドまで到着しては掛け布団を捲ってぽふりと彼と共にベッドへ横になって。「ほい、お疲れさん。頑張って偉かったぞ。おやすみ…アキ」捲った掛け布団をかけてやりポンポン一定のリズムで叩いて腕枕にと伸ばした手で彼の髪を撫でてあげて )
ええ…本当に?じゃあ俺だってはる兄のこと抱っこできると思うぞ。今度試そうか?…ふふふ
( 自分を抱っこできると言われれば目を丸くして眠たそうにしながらも楽しそうに本当に?と笑い、大きくなったので自分も相手を抱っこできると何処か得意げにして。抱き合ったままのカニ歩きに相手も付き合ってくれて、相手が掛け声をかけてくれる度に耳元をその声が擽るのが心地よく目を細め、ねむねむのまま導かれるままベッドに身を沈めて。すぐに相手が隣に横になってくれるのに安心感を覚えつつまだ話したい気持ちになるも心地よいリズムと頭を撫でられる感触に一気に眠気が深くなりフワッと大きな欠伸を零して。「んー…兄ちゃん匂い落ち着く。…明日はいっぱい遊ぼうな。ボーリング…負けな、い…から…」むにゃむにゃとしながら言葉紡ぐも最後のほうはほとんど音になっておらず、相手と一緒に寝られる幸福感から頬を緩ませたまま尻尾を相手の足に絡めるようにして眠りに落ちて )
アキぐらいだっこ出来るさ。ふふ、じゃあ今度試してみような?
( 嬉しそうに問いかける彼に頷いてみせては彼くらいならだっこ出来ると断言して。他の誰かをだっこするつもりもないが彼くらいはだっこしたいと言う願望もあっては眠たげな彼からの自分をだっこ出来る発言を受けるもお互いに試してみないことにはわからないため今度やろうなと笑って告げて。彼の睡魔は完全に彼を飲み込んだのだろう明日はいっぱい遊ぼうとボーリングは負けないと漏らして完全に瞳を閉じた彼の愛らしい姿に思わずその額に口づけては足に絡む尻尾をそのままにその可愛い寝顔眺めているをふあと自分の口から出た欠伸を最後に次第に瞼は落ちて眠りについていて )
…はる兄…、
( 翌朝、小鳥の鳴き声で意識が浮上し始めるも相手の体温と匂いが心地よくて、いつも朝は相手に起こしてもらっていることもありむにゃむにゃと微睡んで。もっと相手を感じたくなれば寝ぼけたまま相手を抱き枕の如く胸元に引き寄せるとその首筋に顔を埋めてクンクンと匂いを嗅いで頬を緩め、尻尾も夜の時と同じように足に絡ませて )
っ…ふふ…アキ…擽ったい…っ…。
( 小鳥の囀ずりに意識は覚醒してきたが少しだけ微睡んでいたのだが彼に引き寄せられ首筋にかかる鼻息が擽ったくてクスクス笑っては目は完全に覚めて。でもそんな所もやっぱり可愛くて目を細めて。「…アーキ、そろそろ起きれるか…?今日は兄ちゃんとデートしてくれるんだろ?」そこまで急ぐ必要もないが朝御飯も彼に食べさせてやりたいしで起きれるか?と優しく声をかけつつなでなでと彼の髪を撫でて。今日の朝食は何にしようかなと思いつつ、彼の希望があるならそれにしても良いしと考えていて )
んんー……デート!! 起きる!起きた!兄ちゃんおはよ!
( 相手の匂いに頬を緩ませてスリスリ首筋に鼻先を擦り合わせてはもう少しだけこの心地よい微睡みの中にと目を閉じかけるも相手の笑い声が聞こえてきてデートと聞いた瞬間パッと目を見開いてガバッと勢い良く起き上がり。元気な声で起きたことをアピールしてはニコニコ笑って挨拶をして尻尾を振って。「はる兄、今朝は兄ちゃん特性のたまごサンドイッチ食べたい。」相手の家に泊まったときは自分が朝食をリクエストすると大抵作ってくれるので起きたばかりだと言うのにちゃっかりリクエストして )
おはよう、アキ。元気なようで何よりだ。
( デートという言葉を使ったからかは定かではないが勢い良く起き上がっては起きましたアピールしている彼に笑み溢せばおはようと返しつつ変わらず元気でいてくれて何よりと付け加えて。そんな彼から朝食のリクエストでたまごサンドを頼まれては「ああ、いいよ。早速作るからちょっと待っててくれな」仁辺もなく頷き了承しつつ揺れる尻尾にああ…やっぱりアキは可愛い…と心の中で思いながら髪を撫でては少し待っててなと告げてリビングへ移動して朝食の準備を始めて )
今日は兄ちゃんとデート~…ってはる兄は深い意味で使ってる訳じゃないの知ってるけど。
( リビングに向かった相手を見送りフフンと鼻歌混じりに先に洗面などを済ませてから着替えを始めて。着替えは急に泊ることはしょっちゅうなので何着か自分の着替えを置かせて貰ってるのでそれを着る。ゆるめのパーカーにジーンズとシンプルな格好。それでも気持ちはルンルンで上機嫌のままリビングに足を向けては、台所に立つ相手を見つけると口もとを緩めて後ろから近づいていき。「はる兄!なんか手伝うことある?皿とかコップとか出すぞ。」相手の手元を覗き込みつつやや大きめの声で話し掛けては尻尾を振りながら問いかけて )
ああ…ありがとな。じゃあコップとか茶の準備頼む。
( ちょうどトースターでタマゴサンドを作っていれば準備を終えたのか彼から声がかかって。何か手伝うことはないかと気遣ってくれる様子にありがとうとお礼を告げてはタマゴサンドをは焼いていれば完成するためコップとか皿の準備を彼にお願いしては「よし、完成。アキが手伝ってくれたから何か人気出てきたような感じはするけどもやはり頑張るからには何事にも真剣に取り組みつつ彼れのリクエスト通り良いなと思い始めて )
(/こんばんは。いつもお世話になっております。今回質問があり馳せ参じました!
お兄様の>97のロルの最後のセリフですが、アキが手伝ってくれたから助かった、的なニュアンスでよろしかったでしょうか?違っていたらすみません;;)
ん、任せておいてー!
( 台所からはパンの焼ける良い匂いがして目を細めつつ、頼まれたお皿やコップをテーブルに並べてお茶だけでなく自分用にミルクと、相手のコーヒーをコーヒーメーカーからカップに注いでテーブルに並べていき。その時、ちょうど卵サンドができたようで相手の声が聞こえればパッと目を輝かせるとテーブルに並べたばかりのお皿を持って相手の元へ近づいていき「どれどれ?おー!超おいしそう!朝から兄ちゃんのたまごサンド食べれるとか超贅沢!」と歓喜の声を上げながらお皿を差し出したまごサンドを乗っけてくれるのを待ち )
(/ああっ…すみません!睡魔に襲われていて不可解なロルを回していました…!すみません!お察しの通り、アキくんが食器とか準備してくれたから助かったって意味ですっ!本当にすみません!こんな駄ロルを汲み取って返事を返して下さり頂き本当にありがとうございます!(泣)そしてマジで申し訳ありませんっ!)
はは…喜んでもらえて何より。ほい、アキの分。コーヒー淹れてくれてありがとな。
( コップや皿だけでなく気が利く彼は自分のコーヒーも淹れてくれているのか良い香りがしてきて。彼の分に多めに焼いては皿を持って近づいてきてくれた彼に出来上がったばかりのタマゴサンドを多めに盛り付けてあげればコーヒーを淹れてくれたお礼も告げて。「じゃあ、冷めないうちに食べるか」自分の分も皿に移しては席についていただきますと口にしては彼の淹れてくれたコーヒーを飲んで「ん…コーヒーうまいな」と伝えてからタマゴサンドを手で掴んでかぶりついて。味は良い感じにに出来たと思うけど彼はどう感じているだろう…気になってはちらりと視線を向けて )
(/大丈夫ですよ!こちらこそ確認してお手数おかけしてすみません;
でもおかげで安心しました。もしもお兄様のお言葉を間違って捉えていたら申し訳ないと思っていたので…。ありがとう御座います*)
えへへ、ってボタン押しただけだけどなー。おー超うまそう!!いっただきまーす!
( コーヒーを淹れたことと美味しいと褒められると照れたように頭を掻いて。実際自分はコーヒーメーカーのボタンを押しただけだが、そんな些細なことも見つけて褒めてくれる相手はやはり大好きで笑みが零れる。当然相手の作るたまごサンドは見た目から美味しそうで輝いており、お皿に多めに乗せられたたまごサンドに声を弾ませては嬉々とその皿を手にテーブルに腰掛けて元気よく手を合わせて。そしてしっかり両手で持つと大口で豪快にガブリと頬張って。「んっまー!やっぱ兄ちゃんのたまごサンドは世界一だな。何個でも食べれる!」ほどよいパンの焼き加減にたまごの味付け。ほっぺたが落ちそうなほど美味しいサンドイッチに無我夢中でカブリついては多めに盛られたサンドイッチをあっという間にたいらげてしまい )
(/いえいえいえ…!あなた様が謝る必要はマジでありませんっ!元はと言えば私がワケわからんロルを回してしまったからですし…!(焦)それなのに、あなた様はお優しいです…感謝しかありませんです…。此方こそ本当にありがとうございます…こんな私ですが、色々気を付けて参ります…これからも宜しくお願い致します…。)
いやいや…ボタン押してくれなきゃ飲めないから、ありがとうで良いんだよ。おう、召し上がれ。
( 彼の気遣いで絶妙なタイミングでコーヒーを飲めたこともありボタンを押しただけと謙遜する彼に首を横に振って。いただきますと元気に告げて自分の作ったタマゴサンドを食べて世界一だと褒めてくれる彼に「…そうか、良かった…お前はほんとに作り甲斐あること言ってくれるよな。ってもう食べたのか?俺のもやるよ」目を細めて良かったと口にしては喜んでくれることが嬉しくて作り甲斐があると告げて。あっという間にタマゴサンドを平らげてしまう姿に慣れているため寧ろ此方が嬉しくて微笑みながらまだ皿に残るタマゴサンド二切れを差し出して。自分は一切れしか食べていないがそんなに好きだと言って貰えては全く惜しくはなく。自分は手頃に食べられるカップ麺でも食べるかなと席を立ってはストックが置いてある棚から一つ取り出してポットのお湯を入れて出来上がるのを待って )
(/いえいえ、自分もまだまだ未熟者で拙いロルで混乱させてしまうことがあるかと思いますのでその時はご指定くださいませ。こちらこそこれからも宜しくお願いします!
お兄様とのデート楽しみましょう*
こちらは失礼しますね!)
兄ちゃんは褒め上手だなぁ。俺そんな褒められたら兄ちゃんのことももっと好きになっちゃう。
( 再び褒められると嬉しくて冗談半分にもっと好きになっちゃうと笑ってはサンドイッチを頬張って。そんなサンドイッチも全て自分の胃袋の中。正直まだまだ食べられる。まだ食べたいなと思っていると二切れサンドイッチが乗った相手のお皿を差し出されて目をパチパチさせては相手とお皿を見比べて「え、でも兄ちゃんのは?」とびっくりするもすでに相手は席を立ってカップ麺にお湯を注ぎ始めていて。いいのだろうか…と思うもすでに口から涎が垂れておりじゅるりとしてはサンドイッチを一切れ手に持って「ありがとう、兄ちゃん!いただきまーす」と食べると決めたら遠慮なく大口でかぶりつき二切れのサンドイッチも瞬く間に食べ終えてしまい。「ふー、満足満足。ごちそうさま。……へへ、禁断の朝のカップ麺だな。って俺が兄ちゃんのサンドイッチ食べたからだけど。母さんだったら『朝からそんなもの食べちゃいけません!』って怒りそう。でもカップ麺ってうっまいよなー。」膨れたお腹をさすってはお湯が注がれて良い匂いをしだすカップ麺を見遣り、自分の母親の真似をしながら楽しそうに笑って )
(/そんな…あなた様のロルはとても素晴らしく勉強させて頂いております…!仮にもしあれば言わせて頂こうとは思いますが…。はいっ楽しみましょう!了解です、此方も失礼致します。)
…いや、思ったこと言ってるだけだが…。…ふふ…じゃあもっと褒めてやらないとな。
( 彼は自分を褒め上手だと言ってくれるが自分としては思ったことを口にしているのだと呟きつつ、褒められたらもっと此方を好きになると告げられれば冗談混じりな雰囲気なこともあって嬉しい気持ちもあるがそこまで本気にはしておらず笑みを浮かべてそれならもっと褒めてやらないとと伝えて。カップ麺がちょうど出来た頃に彼がタマゴサンドを食べ終えて満足そうにしつつ彼の母親の真似をする様子にクスッと笑って「お粗末様。あはは、菜月さんがいたら俺まで言われそうだな。だから内緒な?ああ、たまに食べたくなる」彼女がいたら間違いなく自分も言われていたなと答えては内緒と自分の唇に人差し指を当てて。彼もカップ麺は好きなようで自分もたまに食べたくなるんだと話しては割り箸と共に出来上がったカップ麺をテーブルへ運んでいただきますしては麺を挟んでツルツルと麺を啜って )
あはは、兄ちゃんは俺んところの家族みたいなものだからな。母さんなら兄ちゃんでも注意しそう。ん、分かった。兄ちゃんと俺の秘密だな。
( もっと褒めてやらないと言われて照れ笑いしつつも内心兄ちゃんあんまり分かってなさそうだなぁと思っていて。それでも相手との時間は楽しいのであまり気にはせずに、カップ麺のことで菜月さんに自分も言われそうという相手に笑いながら同意して頷いて。次いで相手の長い指が唇に宛がわれるのを見てはその仕草が綺麗で一瞬見惚れつつ、ハッとなって二人の秘密だとどこか嬉しそうに頷いて。「……お、俺、兄ちゃん食べてる間に洗い物しとくな。そのほうがこのあと沢山遊べるし。」相手がカップ麺を食べ出すと美味しそうな匂いが部屋に漂い出して。さっきお腹いっぱいになったばかりなのにまたあふれ出す食欲。それだけでなくて相手の綺麗な口元に麺が吸い込まれていくのが妙に色っぽく感じてそんなことで下世話なことを考える自分に恥ずかしくなっては慌てて席から立ち上がってそれっぽい理由を早口に告げつつ空いたお皿や食器類を持って台所に向かい洗い物を始めて )
そう思って仲良くして貰えるのはマジで有り難いよ。何か菜月さんって俺の母さんより母さんらしいよ。
( 彼の言葉に笑み浮かべたまま家族と思って仲良くしてくれるのは有り難いと言葉紡ぎ。自分も両親とは仲が悪いわけではない。しかし基本的に放任主義な両親なこともあり何だか彼の母親が実の母親より母親らしいと告げて。彼の母親はまさに自分にとっては理想の母親像のようなもの。自分のことを気にかけてくれコミュニケーションを取ろうとしてくれる所なんてまさに理想で。そんな感情からか母の日には自分の母親だけでなく彼の母親にまでプレゼントを送る始末。母親に贈っても反応は薄いが(実際は陰でめちゃくちゃ喜んでいるのは知らない)彼の母親に贈ると物凄く喜んでくれることも嬉しく思っていて。自分がカップ麺を食べていると食器等を洗ってくれると告げられ「悪いな。良いのか?ありがとな、助かる」彼が邪なことを考えているなんて思いもせずにやっぱり良い子だと内心感心しつつお礼を伝えて麺を啜って。汁まで全て完食すればごちそうさまでしたと手を合わせ、割り箸やらカップ麺の器やらを小さくしてゴミ箱へ捨てて )
それ聞いたら母さんめっちゃ喜ぶよ。でも俺、兄ちゃんの母さんのことも好きだぞ。…最近は連絡取れてるのかー?
( 実の母親よりも自分の母のが母親らしいと言われれば、自分を褒められたわけではないが嬉しい気持ちになって照れ笑い。相手の母親とは最近顔を合わせていないが、小さいころは隣近所ということもあって顔は合わせていて。半獣の自分も拒絶することなく受け止めてくれて、大好きな相手と似た匂いがすることから自分が心を許す数少ない人間の一人でもあり、相手の母親も好きだぞ大きく頷いて。ただ何かと忙しい人なのか最近は姿を見ていない気がすれば首を傾げて問いかけて。「おお…美味しいサンドイッチも作って貰ったしこれくらいはな。」気持ちを落ち着かせつつ洗いものを始めては軽く相手に返事しながら手を動かして。そこまで食器類多くなかったのですぐに洗い終えると相手の元へ行き「終わったぞー。ゲーセン行くか?あ、ボーリングが先がいいかな?」と洗い物している間にすっかり気持ちも落ち着きはしゃいだ様子で聞いて )
はは…それこそうちの母さん聞いたら…喜ぶ…とは思うんだけど…あの人、ポーカーフェイス過ぎて感情が読めないからなぁ…ああ、たまに電話来たりメール来たり…何だかんだ連絡は取ってるよ。父さんからは旅行のお土産とかで謎の郵便物届くし…置き場に困ってクローゼットにぶちこんでるけど…。
( 自分の母親ながら感情が読めずにコミュニケーションが取りづらい。電話口でも此方から近況報告するのだが『ああ…』とか『ふーん』とか最終的には『元気にしてんなら良い』と一方的に電話を切られる感じ。幼少期から変わらないからそういう性格なんだろうといい加減慣れたが子供の頃はもう少しなんかないのかと…そう思ったもので。その逆で父親はとにかくはっちゃけている。仕事もきちんとするが遊びも全力。旅行も好きで母親と行ったり一人でも行ったりで律儀にお土産を送りつけてくるのだがそのセンスが謎。とにかく変な使い道に困るものを送ってくる。小さなモアイ像とか部屋に合わなさすぎてどうすれば良いんだろう…とりあえず郵便物の大半はクローゼットにぶちこんでいることを明かしつつ、洗い物を終えた彼が此方に戻ってくれば「アキ、お疲れ。そだな、ボーリングが先の方が良いかもな。よし、そろそろ行くか」労うようにポンポン頭を撫でては時間的にもボーリングが先の方が良さそうで返事を返しつつそろそろ行くかと声をかけて二人玄関に向かい。靴を履いては彼と共にどちらも近場にあるためバイクで行こうと思い、二つあるヘルメットのいつも彼が乗る時に被る方を手渡して自分もヘルメットを頭からすっぽり被ってつけては「アキ、危ないから乗る時はしっかり俺に捕まるんだぞ?」声をかけてはエンジンもかけバイクに跨がり彼も乗るのを待っていて )
はは、確かにはる兄の母ちゃんあんま笑ってるの見たことないけど兄ちゃん大好きってのは分かるぞ。あー…あの土産はまともなのもあるけど俺個人のは変なのあったかも。でもイグアナの貯金箱はお気に入りで使ってる。( ポーカーフェイスと聞くと確かに相手の母親はあまり感情が表情にでないなと思い頷き。でも人間も動物も愛情を注ぐとき独特のフェロモンを発して、それは怒りの感情や悲しい時もそれぞれ違う匂いのようなものがある。半獣の自分は嗅覚が敏感だからなのか動物性が強いからなのか、全てではないがその微妙なフェロモンを感じられる時があって、相手の母親が相手を見るときのフェロモンはいつも甘くて良い匂いがするので、相手の母親は相手のことが大好きだと自信を持って頷きニッと笑って。そして相手の父親、確かにあの人も変わっている。たまに自分の家にも海外のお土産を送ってくれる時があって、家族に対しては割とまともなお菓子だったりするのだが、自分宛のは何処かの民族のお守りだったり置物だったりしたなぁと思い返して。その中でも超リアルなイグアナの貯金箱は勉強机の上に鎮座しておりお気にいりだと嬉しそうに頷きつつ、相手はもっといろんなものを貰っていそうなのでクローゼットの中身を想像しては可笑しそうにクツクツ笑い。それからボーリングを先にすることが決まり二人で準備しては外へと足を進め。外に出た瞬間尻尾と耳を引っ込めると渡されたヘルメットを嬉しそうに受け取り。「俺、兄ちゃんのバイク乗ってるところ好き。超かっこいいから。…おう、ちゃんと掴まるよ。えへへ、兄ちゃんの後ろ久しぶりだなぁ」ヘルメットをしっかり装着してからバイクに跨る相手を見てはその様になるかっこいい姿に胸をときめかせつつ後ろに跨って。普段も普通に相手に抱きついたりすることはあるが、最近は気持ちや年齢の問題もあってその回数も減っている。でも今は遠慮なく相手に抱きつけると思えば頬が緩み、えへへと笑いながら相手の腰に腕を回してギュムと抱きつき嬉しそうに笑って。そして目的地へ向かう途中、ちらりと後ろから相手の運転姿を盗み見てはドキドキと鼓動を早め「…兄ちゃん…好き、」と小さな声で呟いて。エンジン音もしているしヘルメットもしているからきっと聞こえない。でも聞こえていて欲しいという矛盾した感情を抱きながら腰に回す腕の力を強めてギュッとして )
そうなのか?まぁアキがそう言うなら…信じるけど…。親父…お前にも変なの送ってるのか…悪いな。…アキが気に入ってるなら良いけどさ…。
( 母親が自分を大好きだと告げる彼。人の気持ちや感情を嗅ぎ取れる彼の言葉なら信用出来ることもあり信じるけどと告げて。自分以外にまさか彼にまで変なお土産を渡しているなんて今まさに知って。その中でも彼が気に入る物があったのなら良いと溢して。そんな彼からバイクに乗ってる自分がかっこいいから好きなんて言って貰えれば嬉しくないはずがない。「…そんな褒めても何も出ないぞ?」と冗談混じりに告げつつ彼がバイクの後ろに乗り自分にしがみついてくれれば「…よし、行くぞ…」確かに聞こえたエンジンの音に混じって彼の口から好き…と。トクンッと心臓が高鳴ったが彼はよく自分を好きと言ってくれることもあり兄として好きと言ってくれたのかもしれないと思っては「俺もアキのこと好きだよ…」呟くように口にしてはボーリング場へバイクを走らせて )
えへへ、俺は兄ちゃんが傍に居て、一緒にこうやって遊んでくれるだけで充分幸せだから!
( 相手の父親が自分にも珍しいお土産を送っているのは初耳だったようで相手の言葉に相槌を打ちつつ、次ぐ相手の褒めても何も出ないという言葉にふるりと首を横に振り相手が居てくれるだけで充分だと無邪気に笑って。でも強いていうなら少しだけ、許されるのならば今以上の関係になりたい。と内心思いつつバイクに跨り小さく呟いた言葉。相手にはきっと聞こえていないだろうと思ったが、エンジン音に混じって返ってきた相手の声はしっかりと自分にも届いて。相手の好きという言葉が自分とは異なるのは知っている。それでも嬉しくて、少し甘酸っぱい気持ちになりながら相手の背にヘルメットを軽く擦り付けて。
相手の背にしっかり腕を回して抱きつき、この時間がずっと続けばいいのいなぁと思いつつもこの後の時間もとても楽しみで。ゲームセンターやカラオケもあるボーリング場に着くと名残惜しいが相手から離れて先にバイクから下りて「とーちゃく!兄ちゃんありがと。ボーリング楽しみだなぁ」しゅたっと効果音がなりそうな勢いで地面に降り立つとヘルメットを外して相手にお礼を言って上機嫌に頬を緩ませて )
…なら俺で良いならいくらでも一緒に居てやるし、遊んでやるよ。
( 可愛くていじらしい彼の言葉に胸キュンが止まらない。表情も綻び、彼が望むならいくらでも一緒に居てやると告げて。自分の言葉が届いていたのか背中に何か擦り付けるような感覚を感じ嬉しいとき彼は擦り寄ってきてくれるため目を細めて。そのままボーリング場の駐輪場へバイクを停めエンジンを切ってはヘルメットを脱いで息をはけばバイクのハンドル部分に引っ掻けて。一足先に降りた彼からお礼を言われて楽しみだと笑う様子に「どういたしまして。俺も楽しみだよ。行くぞ、アキ」彼の外したヘルメットに手を伸ばし受け取り反対側のハンドル部分に引っ掻けては再び手を伸ばしてよしよし撫で付けるように彼の髪を撫でながら自分も楽しみだと答え、受付を済ませるべく店内へと二人で入って )
そんなこと言ったら俺毎日兄ちゃんの家に入り浸るぞ。そしたら兄ちゃん恋人も作れなくなるけどいいのかー?
( 一緒に居てやると言われれば嬉しそうに笑い、半分本気ながらおちゃらけた口調で笑い。自分がずっと相手の傍にいれば相手は恋人を家に呼べないし自分のことだけを考えてくれる。我ながら醜い考えかただが相手を誰かに取られるくらいなら相手には弟としてでも自分を見ていて欲しくて。ヘルメットを相手に託して行くぞと言われれば「おう!」と元気よく返事して一緒に店内へ入り。会計は子供のころは互いの親が出してくれていたが、最近は相手が出してくれている。出して貰ってばかりでは悪いので自分も働けるようになったら相手に恩返ししようと決めていて。会計を終えてはボーリング用のシューズに履き替えて指定されたレーンへと行き。電子画面にはすでに受付で書いたそれぞれの名前が表示されて、俄然テンションがあがれば自分に合ったボールを探して「んー、これかな?……あ、親指はまった。」順番にスポスポ指を確認するうちにズボッと綺麗に親指が嵌まってしまい、ちょっとがんばれば抜けそうだったが面白そうだったので相手のほうを向いて「兄ちゃん見てみて!親指嵌まった!」と空いてる手をブンブン振って笑い )
無理して作るものでもないしな…アキが一緒に居てくれるんならそっちの方が嬉しいけど。
( 彼から告げられたのは毎日一緒にいる宣言。冗談めかしのその口調に目を細めて恋人は無理して作るものじゃないから寧ろ彼が居てくれるのであればそっちの方が良いと伝えて。実際、無理して作った結果が傷つけなくていい人を傷つけてしまったこともある。どちらかと言わなくても自分は彼に居て欲しいのだ。彼が色々考えているとは思いもよらず彼と共にボーリングシューズに履き替え指定されたレーンへ。ボールを選ぶ彼を見やり自分もボールを選び始めて。すると見てみてとはしゃぐ声が聞こえては視線を向け「ははっ綺麗に嵌まったな?でも、それ抜けるのか?突き指する可能性もあるから…ちょっと貸してみ。…アキ、こっちの手でボール押さえといて。…んー…どうだ?抜けそうか?」そこには綺麗に親指がボールの穴に嵌まっている。見事なまでのすっぽりさに笑っては近づいて。すぐに抜けるなら良いが突き指でもしたら大変だと、空いた手でボールを押さえるように伝えつつそっと彼の手に触れて。するすると嵌まった指を回すように優しく動かしては抜けそうかと尋ねて )
( 恋人は無理して作るものではないという相手にその表情がどことなく寂しげに感じれば「じゃあやっぱり俺がずっと兄ちゃん傍に居るよ!」と明るく答えて。相手といるのはやはり楽しく、親指がボーリングの球に嵌まったなんて小学生のようなおふざけも笑って乗っかってくれて。それだけじゃなくて突き指の心配までしてくれるのに心をぽかぽかさせては、相手がボーリングの球を押さえてくれるのに合わせて親指を引っこ抜き。「んんー…!…あ、抜けた!俺の親指も無事だぞ!」スポンと親指が綺麗に抜ければグッと相手に親指を立てて見せてニシシと笑い、そのまま指の腹で相手の鼻先をチョンと押しては、パッと離れていって今度こそ自分に合ったボーリングの球を見つけてくると自分たちのレーンのボールリターンの上に置いて。「よし出来た!まず兄ちゃんのお手本みたいな。」相手がボーリングする姿をじっくりみたいと思えばゲームを始める前にお手本がみたいと笑顔でおねだりして )
…ああ、ありがとう…嬉しいよ。
( 明るく笑いながらずっと傍にいると告げてくれる彼に物寂しく感じる心は温かくなっていく。ありがとうと口にしては柔らかく微笑んで。彼の嵌まっていた親指がボーリングの穴から綺麗に抜ければその指の腹で鼻をちょんとされ目を細めて。「アキの指が無事でよかったよ。…お手本?ああ、良いよ。…よっと…」指が無事でよかったと言葉返しつつ彼からお手本が見たいとお願いされれば断る理由もなく頷けば選んだボーリング球の穴に親指、中指、薬指を入れて持ち反対側の手を添えて利き脚を前に出して滑らか且つ勢いのあるボーリングの球をレーンに放って。ゴロゴロと真っ直ぐに転がっていけば全てのピンは綺麗に倒れて。電子画面の自分の名前のところにストライクのマークが現れて )
オオオ!スゲぇ!ストライクだ!かっこいいッ!さっすが兄ちゃん!!
( 相手の表情が明るくなったことに安心しつつ、指の心配もしてくれてお手本を快く受け入れ貰えれば球を投げる様子をワクワクと見守り。美しく完璧、まさしくお手本の鏡といえるくらい綺麗なフォームで投げ出された球は吸い込まれるように10ピンに向かっていき、気持ちいい音を立ててストライクが決まって。その爽快さに目を輝かせては声を上げては思ったままを口に出して拍手をしてはしゃぎ、相手の元へ駆け寄っていくと周囲の目を気にすることなくハイタッチをしようと両手を相手に向かって突き出して )
はは…ありがとな。手本見せるだなんて言ってガーターはカッコ悪すぎるからな。
( 自分のストライクを喜んで褒めてくれる彼に微笑んで礼を言って。さすがに手本見せると言った手前ガーターだとかっこがつかない。久し振りなこともあって心配はしていたが何とか格好はついて内心ホッとしていて。差し出された両手にその意図をすぐに察すれば躊躇うことなくパンッと痛くないように気持ちの良い音を響かせてハイタッチを行って。「次はアキの番だな。楽しんでがんばれー」次はいよいよ彼の番。楽しむ気持ちを忘れずにがんばれと声をかけて。あまりボーリングには来なさそうな彼。自分も彼とは来たことがないためその腕前は未知数。見守るように視線を向けて )
あはは、でも頑張って手本見せてくれようとしてガターなら俺はカッコ悪いなんて思わないぞ。それにガターのお手本にもなるだろ?
( パチンと両手が合わされば楽しそうに笑いを零し、次ぐ相手のことばにも笑顔を向けたままで、たとえ失敗したとしてもお手本を見せてくれようとした気持ちが嬉しいのでガターだとしても自分はかっこ悪いとは思わないと頷いて。それにガターのお手本にもなると少し冗談を述べてはニシシと歯を見せて笑い。「おう!楽しんでやるよ。兄ちゃん俺の勇姿を見ててくれよな。」自分の番になり楽しんで頑張れと言われればコクンと頷き、グッと親指を突き出して。意気揚々とボールを手にしてはレーンの前に行き、先程の相手のフォームを真似て静かに深呼吸して、狙いを定めると息をスッと吸ってボールを勢いよく送り出し……「ッと、と……あーー……思いっきり気持ちいいくらいのガターが決まりました。」結果はガター。勢いあまりすぎてボールを離すタイミングを間違えて自分の身体ごとレーンの前に出てしまい、ボールは転がるというよりボトンと落ちてゆっくり転がっていくとすぐにガターレーンに落ちて。ボールはガターレーンの途中で止まる始末。それを暫くボーっと見たのちボソボソ呟いては後ろに振り返って「どうだ、見たか!」とこれがガターのお手本…というより失敗も全く気にしない様子でどや顔を向けて笑い )
はは、ある意味すごいな。これぞ特殊なガーターの手本だな。お前がボールにならなくてよかったよ…まぁマジでそうなりそうなら俺が止めるけど。
( ガーターだが落ち込んだり拗ねたりしないで寧ろどや顔全開な彼の姿にすごいと褒めつつ手本だなと楽しげに笑って。少し危ないボールの投げ方で冗談めかしに彼がボールにならなくてよかったと口にしつつも当たり前だが実際にはそうなる前に自分が止めるとも伝えて。次は自分の番でボールを持っては左側を意識してボールを投げて。ゴロゴロとボールは転がりピンを全て薙ぎ倒していき。電子画面の自分の名前のところに二つ目のストライクのマークが表示されて。「…よし。久々だから腕鈍ってるかと思ってたけど…意外とストライク出るものだな…。アキ、ボール投げる時は力みすぎないで…左側を意識してボールを投げるとストライク狙いやすいぞ。フォームが不安なら俺が手取り足取り教えてやるけど、最初はアキが投げやすいように投げればいいぞ」自分が投げ終われば次は彼の番。ストライクが取りやすいアドバイスをしつつ投げる時のフォームは彼の好きな投げ方でいいぞと優しく告げて )
えへへ、それほどでも。……って次も失敗かぁ
( どや顔を向けると相手もそれに乗っかってくれて褒められれば頭を掻いて冗談半分に照れ笑い。係の人に途中で止まってしまったボールを取ってきて貰い、1フレームの二投目を投げるも次もガター。相手の番になればその様子を見守って。相手はまたもや綺麗にストライクを決めて「すごいすごい!」とパチパチ拍手して。「左を意識して投げればいいんだな!とりあえずやってみる!」コツを教えて貰うとぴょこんと椅子から立ち上がりボールを持って再びレーンの前へ。相手のフォームを真似たかったがまだ難しそうなので、投げやすいようにとの言葉をそのまま受け取ればボールを両手でしっかり持つと邪道の下投げでボールを投げて。ボールは少しだけ弧を描いてピンの元へいき、次はガターに落ちずにまっすぐにピンに当たって。しかし当たったはいいものの、残ったピンは7ピンと10ピンで端と端。初心者にはますスペアが狙えない位置のピンが残ってしまい。「うげェ、これ絶対無理なやつ。…兄ちゃん。」本来であればもう一回自分が投げるが当たる気がせずに、相手に振り返っては少しあざとく見つめ名前を呼んでは、ニッと笑って )
どんまい。…お、当たったな。…わかったわかった。失敗しても恨むなよ?
( 再び失敗した彼にどんまいと告げつつ自分の次に再び投げやすいように投げ出した彼。その甲斐あってかかなりのピンを薙ぎ倒していき。下投げだろうが彼にとって投げやすいなら問題はなくて。しかし残ったピンの位置に問題があった。初心者には難しい左右の端に残ってしまったピン。彼が皆まで言わずとも此方の名前を呼べば自分に倒してくれと言っているようにしか聞こえなくて。わかったと告げつつもミスをしても恨むなよ?と付け加えて。ボールを構えて大体この辺りかなと思い、ボールを投げては左側のピンに当ててそのピンは反対側のピンへと飛んで行って凪ぎ倒して。見事にスペアを取ることに成功して )
おォ!! さっすが兄ちゃん!! かっこいい!
( 自分の意図を汲み取ってくれて代わりに投げてくれる相手にやっぱ兄ちゃんって優しい!っと心の中ではしゃぎつつ、その様子を見守り。上手い人でもミスをすることあるピン位置。コクンと生唾をのんで送り出された球の行く末をじっと見遣れば見事に残ったピンは倒されて。電子版にスペアと表示されればパァと目を輝かせてまたパチパチと拍手をして。「やったー。これで俺の得点あがった!」とニシシと調子のいいことを言って笑い。次は相手の番。自分は座ったまま相手が投げるのを見守ることにするが、急にボーリング場内が暗転して。かと思えば大きなアナウンスと共にレーンに取り付けられたLEDがカラフルに光り出して『ボーナスターイム!一球入魂の一番勝負!今から1グループの中からお一人様のみ一球投げて頂き一発でストライクを取ったグループにはお写真のサービスと記念品を贈呈致します!』と一部ボーリング場でよくあるボーナスタイムなるものが始まって。「やった!兄ちゃんチャンスだぞ。一発決めちゃえ!」イベントごとは大好きなのでワクワクと瞳を輝かせては相手に声援をおくって )
だろ?…なんて、ほんとは当たるか心配だったけどよかったよ。…次は俺か…なんかアキの時に投げたからか変な感じするよ。
( 彼にかっこいいと言って貰えてはどや顔をしてみせるも、すぐに笑って実は心配だったけどと本音を漏らして。次は自分が投げる番。なんだか彼の順番で自分が投げたせいか変な感じがするなと思いつつもボールを構えた瞬間、辺りが暗転してはそのまま訝しげに止まっては聞こえてきたアナウンスの声。それにワクワクしてテンションが上がる彼の声を聞いては「…アキとのツーショットと記念品…どっちもゲットしてやるよ」キラリと瞳の奥を輝かせてはボールを構え直して放って。ゴロゴロと転がる球はガコンガコンとピンを薙ぎ倒していき…宣言通りにすべてのピンを倒し終えてしまって )
やった…!またストライクだ!!
( 変な感じがするという相手に笑顔を向けつつボーナスタイムでも見事ストライクを決めた相手に立ち上がってそちらに駆け寄り、すごい!とストライクを出した当人よりも喜んで。ボーナスタイムは静かに終わりを告げて場内が明るくなればまたほかのお客さんは各々ボーリングを始める。今回のボーナスタイムでストライクを取ったのは自分たちのグループだけだったようで暫くすると係の人が近づいてきて『おめでとうございます!これは記念品のキーホルダーと2階のゲームセンターで使えるお好きなUFOキャッチャー一回無料券です。お写真、被り物がありますがどうされますか?』と記念品と無料券を渡されて、写真用の今日の日付が掛かれたプレート共に頭に被る被りものを勧められて。その被り物はボーリングのピンの形をした結構恥ずかしいもの。一人分しかなかったが即挙手して。「はいはい、被る!兄ちゃんはプレート持って。」ノリ良く元気に笑っては係の人からかぶりものを受け取ってしっかりと頭に装着してからプレートを相手に差し出し「どうだー?似合ってるかー?」と楽しそうに笑って頭の上に乗るピンの形をしたクッションで相手の身体を軽く突いて遊んで )
ま、こんな感じだな。
( 彼絡みになると自分は些か勝負強くなるようでまたストライクを出すことが出来て。内心よかったと胸を撫で下ろすのだがどっちもゲットしてやると息巻いていただけに露骨に喜びすぎるのも照れ臭く笑みは浮かべるも平静を保っていて。店員が景品を手に何やら被り物を持ってきてはキーホルダーをを受け取り。被り物は一組しかないようだが自分の年でこれをつけるのは抵抗がある。どうしたもんかと思っていればまるで自分を助けるように彼が挙手していて。押し付けるような形になったことを申し訳なく思っていたが被り物を被った彼は何だか彼は楽しそうで自分の体にピンの形をしたクッション部分で突っついて来る様子に「はは…似合ってる…つか似合いすぎ。…写真お願いします」店員に声をかけてはぐいっと彼の肩を抱いて引き寄せて。カシャリと写真を撮って貰えれば帰りに渡してくれるそうで店員はそのまま去っていって。「よし、次はアキの番だな。がんばれ」とレーンに向き直り彼を応援して )
へへー、兄ちゃんとのツーショット写真だ。そういえばあんまり撮ったことなかったよなァ
( 相手が平静を装ってるとは知らずにその涼しい顔に大人でかっこいい!と思いつつもきっとはじける笑顔を見ても自分は同じことを思うんだろうなとニコニコ楽しそうにしていて。被り物を褒められればさらに上機嫌になって「だろー?」なんて言いながら写真を撮る際に肩を引き寄せられると少しドキドキしつつ此方からも相手の肩に腕を回して満面の笑みを浮かべてピースサインをして。店員から自分のスマホでも撮ってくれると言われたので当然お願いすれば、撮ったばかりの写真を眺め嬉しそうにして。とりあえずスマホで撮った写真を相手のLINEに送りつけるとボーリングへと戻って。「おう!…あ、兄ちゃん。俺が自力で一回でもストライク取ったらなんかご褒美ちょうだい?そっちのがモチベ上がるから。」がんばれと声援を送られるとニッと笑いレーンの前向かうも、パッとひらめいたように振り返ってはニッとした笑顔を向けて )
ああ、そうだったな…今度家でとか撮ろうぜ。
(彼に言われて気づく。そう言えば彼とツーショット写真はあまり撮っていないことに。いつまで彼とこうして一緒に過ごせるかわからない。彼が好きな人を見つけて自分から離れても彼が愛しい人であることに変わりはない。その思い出に浸るくらいは許されるだろうとここで撮った写真は大事だがこれからも彼といた思い出を残したくてそう伝えて。そして彼の番が回ってきてはこのゲーム中に一回でも自力出ストライクが出せたならご褒美が欲しいと他ならぬ彼からおねだりされては自分に断る意思はなくて。「わかった。お前が欲しいもの俺にやれるなら何でもやるよ」と告げて )
やった…!って言ってもまだ考えてないからゲームする間に何して貰うか考えるな。あ、でも俺だけじゃフェアじゃないからはる兄も残りストライクとスペアだけだったら俺がなんでも言うこと聞いてやるよ!
( 写真を家でも撮ろうと言われると嬉しそうにコクコク頷き、お願いも聞き入れられればボールを持っていないほうの手で小さくガッツポーズをして。でもどうせなら相手にも残りのゲームを楽しんでほしくて自分も言うことを聞くと条件を出して。ただあまりボーリングのことを分かっておらず出した条件がどれほど難しいことかはあまり理解しておらずに無茶ぶりを言いつつ嬉しそうに笑って。「よーし、じゃあ投げるからはる兄ちゃんと見ててな!」意気込みたっぷりに言えば次は相手のフォームを真似して投げてみようと思い下投げはやめて普通にボールを投げてみて。次は指から綺麗に抜けて右寄りのカーブで転がっていき、端のピンが4本ほど倒れて「おお、倒れた!」と倒れただけでもはしゃいでは早速2投目。既にストライクを逃しているのには気付かずに滅茶苦茶気合を入れて二投目を投げてはピンの配置が倒れやすい位置だったこともありマグレでスペアが取れて。「兄ちゃん見てたか!?全部倒したぞ!」バッと振り返ってはストライクを取ったようなテンションで相手に近づいていき一人はしゃいで )
ああ、それでいいぞ。…へえ…何でも良いのか?よし余計にやる気出てきた…。
( まだ何をして欲しいとかはすぐに思い付かないという彼。そんなところも彼らしいと思いつつゲームが終わるまでに考えてから言うと告げられればそれでいいと頷いて。そしで此方にもスペアとストライクのみなら何でも言うことを聞くと条件を出してくれる。結構難易度の高い条件だが俄然やる気が出てきては笑みを浮かべぽつりと心の声が口から漏れ出つつもボールを投げる彼の様子を眺めていて。一打目はピンを4本倒しフォームも下投げではなかったこともありその状態でボールを投げてピンを倒すのはやはり彼の運動神経の高さのおかげか。「倒れたな、凄いじゃないかアキ」と彼を褒めては二打目。残りのピンを全て薙ぎ倒し彼はスペアを取ってしまえば「ちゃんと見てたよ。おめでとうアキ。スペア取るなんてやるなー。これならすぐにストライク取れるんじゃないか?」パチパチ拍手をしてから片手を伸ばして彼の髪を撫でてからストライクも夢じゃないなと笑って。次は自分の番が回ってくる。自分が取れるのはストライクかスペアのみ。二打あるから何とかなりそうだなと思いつつもボールを構えてレーンへ投げて。珠はやや右に転がりピンをなぎ倒していくも左側のピンが一本残ったが飛んだピンが当たって幸運にも残ったその一本に命中して結果ストライクになって。「…なんか今日は運も味方してるな…」一本のみ残ったならばなかなかに狙うのは難しいため内心ホッとしつつそう呟くも次は彼の番。「アキ、ファイトー」応援しながらもストライクを取れたなら彼はどんなお願いを自分にしてくるんだろうとぼんやり思っていて )
えへへ…、もちろん!ストライク取るつもりで頑張る。
( 相手もゲームを楽しんでくれているようで嬉しく思いつつどんなお願いをしてくるんだろうと考えて。結局思い浮かばなかったが自分が取ったスペアを褒めて貰えれば尻尾を出しそうになるのを堪えて喜びを表情に露わにしてストライクを取ると意気込んで。そして相手の番。また見事にストライクが決まり、しかもギリギリながらもかっこいいストライク。その妙技に「すごい!」とパチパチ拍手を送り。そして自分の番になり相手に声援を送られればストライクを狙ってボールを転がすも結果は5本倒して二投目はガターに終わり。さすがに少し凹んでしゅんと肩を落として相手の元に戻ってきて相手の番だと言おうとするもそこで初めて周囲からの視線に気づき。どうやらストライクを連発する相手に気付いた人たちが好奇心から此方を観察してる模様。中には女子グループもいて自分の嫌いな匂いがしてはムッと眉寄せて「…なんかやりづらい」と少し不貞腐れたように口を尖らせて )
どんまい。まだまだ投げられるからな。…よし、俺の番か…。
( 彼はストライクを取れずに落ち込む様子にまだまだ投げられるからこれからだと励ましては次は自分の番。でも彼が何だか不貞腐れたような顔をしている。どうしたんだと思えばようやく周りの視線に気づいて。周りに視線があると彼はやりにくいのかなと思えば少し考えた後にボールを持ってはレーンに投げて。ゴロゴロと転がった珠はピンを逸れてガーターの溝にゴトンと落ちて。それを見ては此方を見ていた他客は興醒めの如く視線を向けなくなって。これで彼に何でも言うことを聞いては貰えなくなったが彼が延び延びとボーリングが出来るならいいと思って。「はは…やっちまった…ほら、次アキの番だぞ」と微笑んで )
…!兄ちゃん!
( 自分が周りの視線を気にしていれば相手は球を持ってレーンの前に立ち。周囲の視線は相手に集まりプクッと頬を膨らませて、きっと相手はまたストライクを取るんだろうなぁと思っていればその球は絶妙なカーブでガターに入って。今までの相手の球を見ていればそれが態となのだと分かって。周囲の視線が無くなればそれが自分のためなのだと分かると慌てて立ち上がって相手のほうへ近づいていき「…はる兄…、今の…。ううん、よし俺の番だな!次は絶対ストライク取るから!」しゅんと眉を下げるもあることに気付くとパッと笑顔を見せてボールを持つと意気揚々とレーンの前に立って。今まで一番真剣な目をしてコースの狙いを定めてはボールを投げて。ボールは軽くスピンしながら転がっていきピンの真ん中に当たるとカンッといい音を立ててピンは全て倒れ「やったー!ストライクだ!」とガッツポーズをするも電子版に表示されたのはスペアで。実は今投げたのはさっき相手がガターを出したフレームの二投目のボール。だから今出したストライク(実質スペア)は相手の得点で。「兄ちゃんスペアだからまだ何でも願い聞く条件続行できるぞ!…よし、じゃ俺の番だから行ってくる」ニシシと歯を見せて笑っては正規の自分の番が回ってきたので上機嫌にレーンの前に立ってボールを投げるも結果はストライクはとれず。そんなこんな交代で投げていっては最終フレームとなり、相手が投げる番になって )
あ…ごめん、アキ…ついストライク取った時の感覚でいた…せっかくストライク取れたのに…ごめんな…。
( 今までストライクを取っていたこともあり一打で終わりだと思ってしまっていたため自分の所にスペアのマークが付いたのを見ては彼に謝って。自分が二打目も投げていれば彼はストライク判定だったのにと謝って。本当に彼の順番が回ってきてはそんなことを気にしていないような彼の笑顔。それどころか自分はスペアだからまだお願い聞くのは有効とまで言ってくれる。申し訳ないやら胸が温かくなるわで感情が忙しない。結局彼は最終フレームでもストライクを取ることが出来なかった。そして自分の番。なんだがここで自分がストライクを取るのも申し訳ない気がして。でもここでわざと外したのなら先程自分が外した時のように何か勘づいてしまうかもしれない。どうするか悩んでいたがとりあえずボールを投げて。──結果はストライク。さっきの一件がなければ素直に喜べたのだが何だか微妙な心境になって )
(/こんばんは。いつもお世話になっております!今回はすこし訂正と確認のために参上致しました。今回此方のロルの未熟さ故に恐らく間違って伝わってしまったことがあります。
それは最終フレーム、今アキは投げ終わったことになっているかと思います。でも本当は先にお兄様から1フレーム目を始めたのでアキはまだ最終フレームを投げていない、つまり最終フレームが始まったところというのをお伝えしたったのですが此方の書き方がややこしくて混乱させてしまったようですみません;;(逆に伝わっていたら尚更すみません;)
背後さまが書いて頂いたロルを活かしたいので、このあとアキが投げる番になって結局ストライクは取れなかったという流れでもいいかなぁと思っています。
拙い説明で申し訳ありません。不明な点はご指摘くださいね…!
あ、あとお兄様のボーリングする姿かっこいいです*)
なんで?一緒に最後まで楽しめた方がいいだろ?それにこれはゲームだし俺は兄ちゃんとボーリング出来るだけでも充分だぞ。
( 謝る相手に不思議そうに首を傾げては申し訳なさそうにする相手に反して軽い調子でニッとピースサインをして笑って。そして最終フレーム。相手は見事ストライク。相手の電子版にはストライクとスペアのスコアが綺麗に並んでおり、相手がストライクを出した瞬間椅子から飛び上がって相手のほうへ駆け寄っていき「さっすが兄ちゃん!かっこいい!へへ、もう何してほしいか考えたか?…ってあんまり嬉しくない?」ハイタッチをしようと両手を出すも何処か浮かない顔をする相手に、さっきの自分の行動が原因だろうかと考えては思案するように難しい顔をした後、パッと何か閃いたように相手を見て「兄ちゃんちょっと…」と楽しそうな笑顔を浮かべ誰が聞くわけでもないのにヒソヒソ話をするためチョイチョイと顔寄せるように手招きして )
(/あわわっすみません!私間違えて捉えてましたねっ(汗)本当に申し訳ありません!理解力無さすぎです…よくよく読めばどこにも最終フレーム投げ終わったって書いてはいないのに…ごめんなさいっ完全なる此方の勘違いです…っ(土下座)寧ろ私がアキくんのストライクチャンスをもぎ取ってしまいました…っ…あなた様、アキくん…本当にごめんなさいっ(猛反省)…あなた様はお優しい…こんなミスロルを活かして頂けるのですか…?うう…ありがとうございます…以後ほんとに気を付けます…というか何回誤認するんだ…私は…穴があったら入りたい…(泣)マジで気を付けますので!…褒めて下さり、嬉しいです…陽彰、ボウリングは得意な設定にしちゃいました…でもポンポンとストライク取っちゃって面白味ないかも…?と心配していたので…何だか安心しました…。アキくんはとても可愛いです…なにしてても天使のように可愛いです…。)
……そりゃあな…アキは優しいな…ありがとう。
( どんな結果になってどこまでも明るい彼。勝ち負けを拘っていたわけではもちろんない、きっとお互いに。モチベーションを上げるために彼が出してくれた条件もボーリングを楽しむスパイスの一つだったはず。何も気にしていないようにニッと笑ってくれる彼の言葉に自分は色々考えすぎていたように思えて。一番の目的は二人でボーリングを楽しむこと。それを気づけば忘れていた。彼の明るさとその優しさに救われつつ、微笑んでお礼を告げて。でも申し訳ない気持ちは完全には消えなくてストライクを決めた自分に嬉しそうに駆け寄ってきてくれる彼との二度目のハイタッチは叶わずにしかしながらちょいちょいと手招きされれば彼に近づいて「内緒話か?周りに誰もいないぞ?」何だか彼のそんな行動が“彼らしくて”思わずふ、と口元に笑みが浮かぶ。もちろん馬鹿にしているわけではなく気が抜けたという表現が妥当な気がして )
(/いえいえ、此方がいきなり最終フレームに飛ばしたのがいけなかったですし兎に角背後さまは何も気負うことはないですよ!それにアキと同じく自分もこのやりとりですら楽しんでいますので大丈夫です!自分もミス多々あると思いますのでその時はご指摘ください。
はい!ストライク沢山出すのかっこいいです。アキも褒めてくださり有難う御座います。でも天使と言うよりは小狡いただの悪ガキだったりします。でもお兄様の前では良い子ちゃんしてる感じです。)
へへ…えっと、
( 優しいと言われるとフルフルと首を横に振りつつ嬉しそうにして、お遊びの内緒話にも応じてくれる相手にへらりと笑い、近づいてきた相手の耳元に手を添えて「やっぱりさっき取ったストライク俺が取ったことにしてくれない?」と悪戯っ子が悪巧みを囁くように楽しげに述べ、パッと離れて。「そんかわり俺も兄ちゃんの言うことなーんでも聞くぞ!」と両手を背中の後ろに回してニシシと笑ってはボーリング球を持って「じゃ、次はゲーセン!UFOキャッチャーやろ!あ、これ願い事じゃないからな?最初から決めてたことだから願い事のうちに入らないから!」ニッと調子良く笑うと持っているボーリング球を棚に返しにいってすぐに相手に元へ戻り「早く早く!」と急かすように相手の手を引いて )
(/うう…本当にお優しい…(泣)ありがとうございます…あなた様のお心の優しさに感服致します…!自分もミスっているのに…指摘なんて…でとあなた様がそう言って下さっているのに…私めに拒否はできません…気になることがあった場合はお伝えさせていただきますね。かっこいいですか?…嬉しすぎます…(きゅん)そんなアキくんにも萌えちゃいます…!良い子も良いですが子狡いくらいでアキならちょうどいいです。)
はは…良いぞ。これでお前も俺もハッピーだ。
(彼が耳に囁きかけてきたことは自分に取ってあまりにも都合がよくて。でも彼の微笑みは全てを許してくれそうで申し訳なくも甘美で。何より自分が憂い顔をしていては彼が間違いなく気にしすることだけは分かっていたため。彼の望みはUFOキャッチャーすなわちゲームセンターで。彼が望むなら自分はなんでも叶えてやりたい。彼の言葉に頷いて彼に手を引かれるままにボールを置いてついていき。彼の望むことなら本当に何でも叶えてやりたい。本当にそう思っていて。自分の願い…そんなものより彼の願いが最優先事項であることにら変わりなくて )
(/はい宜しくお願い致します!
お兄様のかっこよさは内面の優しさから溢れ出ていると思います。ただの見た目だけではアキは好きにならなかったと思いますし、根っからのお兄様の優しさと一緒に過ごしてきた時間がアキは大好きなんだと思います。
ではこのあともアキがうるさくて小狡いところあると思いますが一緒に楽しめたらと思います。背後は失礼しますね*)
おう、兄ちゃん笑ってると俺も嬉しいからな。
( 相手に笑顔が戻れば尻尾を振って喜びを表現したいのを我慢して嬉しそうに笑い。相手の手を引きまず靴を履き替えてから先程撮って貰った記念のツーショット写真を受け取りにいき、再び手を繋ぐと逸る気持ちを抑えてゲームセンターのある階へ向かって。ゲームセンターに来るといつもわくわくする。クレーンゲームが一番好きだが、他にも好きな筐体は沢山ありつい目移りしては店内を見回して「兄ちゃんはやりたいゲームあるか?」と手を繋いだままなのは気付かずにはしゃいだ声で問いかけて )
(/ こちらこそ宜しくお願い致します!アキくん…外見でなく内面を好きになって貰えるのは陽彰共々とても嬉しいです…。陽彰もアキくんの内面外面全て愛しております…。ありがとうございます…是非一緒に楽しみましょう!あなた様とお話出来てとても楽しかったです!此方も失礼致します。 )
…お前は…ほんとに良い子だな。そんなお前だから…俺は…。
( 素直すぎる彼の言葉はダイレクトに胸を打つ。別に良い子でなくとも彼なら好きであることには変わりないが良い子だなと口にしつつ秘めた思いはそこまで口に出そうになるも結局は出ずに。この気持ちを伝えてしまえば今の関係どころか全てが壊れてしまう可能性に臆病な心はその言葉を封じ込めてしまい。ウキウキな彼に連れられゲームセンターへ一緒に来れば何からやるかと問いかけられ「そうだな…アキのしたいやつからで良いぞ?やりたいのあるか?」と笑って問いかけて )
……?へへ、良い子なら頭撫でてくれてもいいぞ!
( 相手が言いかけた言葉。気になって首を傾げるも途中で終わってしまえばパッと表情を明るくさせていつもの調子でニカッと笑い。ゲームセンターに来て自分がやりたいのなら何でもいいと言われるとンーと悩み「じゃ、マリ〇カートしたい!俺はヨ〇シーだから兄ちゃん取ったらダメだぞ。」マ〇カは自分のお気に入りのゲームの1つ。家にもゲームはあるがゲーセンのマ〇カはゲーセンでしかないので滅多にできない。マ〇カのあるほうを指さしては、いつも自分が使ってるキャラクターをちゃっかり先約して悪戯に笑うと相手の手を引いてゲームの筐体がある場所へ向かって )
後でいっぱい撫でてやるよ。…アキは本当にこれが好きだな。でもゲーセンのって何か特別な感じするよな。…はいはい、わかってる。んじゃやるか。
( 自分の途切れた言葉に不思議そうにするも引きずることなく頭を撫でてくれていいと告げる彼に後でいっぱい撫でてやると笑って告げてはやりたいと指差すのは彼の好きなマ○カで。彼の家に遊びに行った際はよくやるゲームのマ○カでもゲーセンのはまた違った面白さがある。特別な感じがすると口にしては彼がよく使うキャラも知っているためわかってると伝えては手を引かれるままにやるかと告げて。彼の分の機械に先にお金を入れてから隣の機械へと乗り込んでお金を投入しては○コ○コを選んで )
(/ものすごい蛇足ですが、マ〇カやろうと言い出しておいて背後のマ〇カ知識はほぼ皆無です。ゲーセンでも2,3回しかやったことないので、ルールだったりアイテムだったりあやふやで思いっきり違うと思いますがご容赦くださいませ。此方は蹴り可です!)
兄ちゃん分かってる!やっぱシート座ってハンドル握れるってのがいいよな…!
(頭を後で撫でて貰うのを楽しみにしつつ相手と共にマ〇カの機械に来てはお金を入れてくれる相手にお礼を言って自分もシートに座り。相手もゲーセンでするマ〇カに賛同してくれるのが嬉しくテンション高めに笑いながらヨ〇シーを選択して。二人だけの一騎打ちも良いがどうせならと1CPと2CPのコンピュータも2キャラ追加して4人対戦にすると諸々の設定を済ませて最後にステージを選択する。ゲーセンならではで座席から伝わる振動と音や風が堪らなくゲーム好き心を擽ってわくわくしつつ隣のシートに座る相手をチラリと見て「前ははる兄に勝ち譲ったけど今度は負けないからな!」とニッと笑ってはスタートとの合図と共にアクセルを踏み込んで、最初のアイテム取得箇所で画面をイカスミで妨害して見づらくするイカスミアイテムを取ると相手に向かって投げつけて )
(/ふふ…すみません私…もゲーセンのマ○カしたことないんですけど…大丈夫ですか…?動画とかでゲーセンのマ○カしてる人のとかは辛うじて見た気はするんですけど…。…うん、お互いにこういう場合は適当でオッケーでございます。)
そうだな。マ○カ好きならアキは実際に車の運転とか向いてるかもな。
( 彼の言葉にこのマ○カの機械は他のゲームに比べて結構本格的なこともあり、これが好きなら実際に車の運転とかも向いていると思えばそのまま彼に伝えて。そしてゲームは始まる。スタートも問題なく他のコンピューターも二人参戦し、彼との勝負も始まって。負けないぞ宣言に嘘偽りなし。手に入れたお邪魔アイテムを躊躇なく使ってくる彼は自分に勝つ気満々で。イカスミが飛んでくれば寸前でそれを避けて後ろに走るコンピューターへそれは命中して。自分もアイテムのルーレットが開始され選択されたのは緑亀の甲羅。狙うのも難しい緑亀だがイカスミに当たらなかったもう一人のコンピューターが自分の操作する○コ○コを抜かしてきてはその瞬間にアイテムを使って見事に命中させて。得意なゲームなだけにやはり彼は速い。何とか後ろに食らいついていって )
(/本当ですか…?良かったです* 自分も配信でスイッチのマ〇カ配信は見たことあります!そうですね、適当でいきましょう…!お優しいお言葉ほっと致しました。ではではまた背後は失礼致します(*’▽’))
まじで?じゃ、俺が免許取ったら兄ちゃんに一番に乗って貰うよ。でもまだ先でいいかなぁ。だって俺兄ちゃんの運転する車好きだから。
( 運転が向いていると言われると嬉しそうに笑いもし免許を取得できる歳になって免許と取ったら相手を一番に乗せると笑って。しかし自分は相手の運転する車に乗るのが好き。だから当分は免許はいらないと悪戯っ子のように笑って。「おー、兄ちゃんやるぅ!これは俺と兄ちゃんの一騎打ちになりそうだな。」ゲーム画面の端っこにかろうじて相手がCPに甲羅を命中させるファインプレイが見えれば拍手したい気持ちを堪えて嬉しそうに笑い。そんなこんな二週目に差し掛かってアイテム取得場所に来ると次に出たのはバナナ。早速アイテムを使ってコースにバナナをたくさんばらまいては、相手以外のCPがバナナに引っかかるのを見てニシシと笑いつつ、相手はどうかなーとコースを進みながら反応を窺って )
(/よかったと言って頂けて私もよかったですっ。完璧に分かっていなくても大体で良いのです…合ってなくともなり茶の世界…それも良いのです…(自分にも言い聞かせてる)私もあなた様のお言葉でホッとしています…。はい、また後程ですかね…?お話しできて楽しかったです。此方も失礼致しますねー)
そうか、じゃあアキが免許取っらた最初に隣に乗せるのは俺だからな?それまでは俺の隣はお前の特等席にしといてやるよ。
( 彼が免許を取った時、彼が望むならもちろん一番最初に彼の運転する車に乗りたいと思っていて。でもまだ自分の隣に座っていたいという彼の気持ちも尊重したく彼が本当に免許を取った暁には自分が一番最初に隣に乗車することとそれまでは自分の車の助手席は彼の特等席にしておくと伝えて。ゲームでは自分のファインプレーに彼が反応を返してくれて。自分の走る延長線上にバナナが落ちていては「…ああ…コンピューターキャラがくるくる回りまくってる…」彼の作戦を関心しつつも自分はぎりぎりでバナナを避けておればコンピューターキャラが次々に引っ掛かりくるくる回っている様にぽつりと呟きつつ彼になんとか追い付いていき )
勿論!…へへ、じゃ俺以外緊急時は除いて隣は誰も乗せたら駄目だからな!
( 当然のように頷いては相手の隣を特等席と言ってくれるのに嬉しそうに笑って。ゲームでは自分の投げたアイテムを相手は鮮やかに躱して追いかけて来て。その差はどんどん縮まって最終コースの最後の最後で相手に抜かされてしまい、自分の画面には2位と表示されて。「あーー…負けちゃった。やっぱ兄ちゃんのじわじわ来る強さはすげーな!」悔しそうにしつつも楽しそうにしていてピョコンとシートから降りたつと拳を相手に向かって突き出してみて )
…了解。ま、元からそのつもりだけどな。
( 彼の言葉に短く返事を返しつつも元よりそのつもりだと口にする。彼以外にあまり人を乗せたいとは思わないこともありそんな彼からの言葉が嬉しくないわけがなくて。マ○カの結果は最終最後で彼を抜かすことが出来て。勝てるかどうかは微妙だったがよかったと思っては機械から降りて差し出された彼の拳に自らの拳をコツンと当てて。「ま、俺は粘り強いからな。そろそろUFOキャッチャー見て回るか?」彼のお目当てその二を挙げては結構広い店内。彼の気に入る商品の入ったものがあれば良いけどと思いながら問いかけて )
俺にも粘り強く粘着してくれてもいいよ。なんちゃって。…やる!さっき貰った無料券も使おう!
( 車の席のことを嬉しく思いつつ粘り強いと聞けば自分にも粘着してくれて良いと本心で言うも引かれるかなと思い、すぐに茶目っ気たっぷりに笑ってUFOキャッチャーの話に移行して誤魔化して。相手の誘いに嬉しそうに頷き早速UFOキャッチャーがたくさん並ぶコーナーに向かって。「おー!やっぱここ来るとわくわくする。なあなあ俺の取る前に兄ちゃんが気になるやつ挑戦してみたい!…あ、でも兄ちゃん気に入るのないかもだよなー」自分ばかりでは悪いと思い相手の気になるのをやってみたいと思うが相手はもう大人。子供っぽいものには興味はないだろうかと思いながら相手の手を引いてクレーンゲームが立ち並ぶ間の通路を歩いてキョロキョロ良い台はないか探して )
してるから…こうやって側にいるんだけどな…だな。せっかく貰ったんだ使わない手はないよな。
( 彼の冗談混じりの言葉にぽつりと呟く。続けられた言葉に頷いてはニッと笑って。彼の欲しい物を取るのが自分の喜び。しかし彼は自分にも楽しんで貰いたいと思ってくれているのだろう。腕を引かれながら気になるものはないかなと呟く彼と共に台を見て回っていれば珍しいおつまみの詰め合わせのような商品が並ぶ台の前を通っては「お、じゃあこの台に挑戦してみるかな」そう彼に告げて。100円を入れてはボタンを操作してお目当てのつまみが入ったボックスへとアームを近づけていき。見た感じたぶんアームの力は弱い。ボックスをがっちり掴んでもするりと滑って取れないことを察してはタグの所に引っ掻けるようにアームを操作して。一見すると検討違いの所にアームを移動させているように見えるがボタンから手を離せばアームの片方がタグへ見事引っ掛かって。そのまま片方のアームにタグが引っ掛かったまま落ちることなく穴に吸い込まれていき。「よし、取れた。アキの好きなのも入ってるから後で一緒に食おうな」満足そうに笑み浮かべて取り出し口からつまみの入ったボックスを掴んではよく見ればつまみにもお菓子にもなる彼の好きなものも入っていたため後で一緒に食べようと声をかけて )
兄ちゃんすげェ!こういうって大抵やり方あっても一発で取れることなんて滅多にないのにやっぱり兄ちゃん持ってるな!てか、俺が兄ちゃんの取りたいやつ挑戦したかったのに。
( 一発で相手がおつまみセットを取るといつもの如く大はしゃぎしてすごいと拍手して、やはり相手の腕前はすごいと絶賛して。ただ本当は自分が挑戦したかったので少しふくれっ面をするもすぐにニシシと歯を見せて笑っては、おつまみを分けてくれるという相手に「わーい!やった。じゃあカ〇パス貰う!」とおつまみセットの中に入っていた欲しいお菓子を明るく告げては次ぎのクレーンゲームを探して。次は比較的簡単に取れるひよこのスクイーズストラップ。さっき貰った無料券を店員に見せて2回分操作できるようにセットしてもらうと早速挑戦してみて。一回目は失敗。二回目で上手いことクレーンに引っかかり2つ取りできればパッと目を輝かせ「兄ちゃん2つ取れた!…はい、兄ちゃんに1こ。色違いでお揃いだな。」と2つのうちの1つを相手に渡しては嬉しそうに笑い、もう一個の自分の分のひよこスクイーズをグニグニ握って相手に見せて )
……ま、運がよかったんだろうな。はは、悪い悪い。
( 一回で取れるのすげぇとテンション上げながら自分を褒めてくれる彼に照れ臭そうにそれを誤魔化すようにぽりぽりと頬を掻いて一回で取れたのは運がよかったんだと告げて。笑っていたと思ったら膨れっ面をする忙しい彼がその拗ねた理由ににクスッと笑えばおどけたように謝って。そんな彼もすぐにまた笑顔を見せてくれてクレーンゲームへをプレイし始めたのを後ろから見守る。一度目は失敗してしまったが無料券は二回まで有効なため後一回は出来る。二回目は上手く成功したようでまさかの2つ取りを行えば差し出されたひよこのスクイーズストラップを受け取って「凄いじゃないか。俺の方よりアキの方が持ってるな。ありがとう、キーケースにでもつけるよ。お前とお揃いだし」嬉しそうに微笑んで自分もグニグニしては礼を伝えながら彼とお揃いのこのストラップはいつも持ち歩くキーケースにつけると告げて )
へへ、はる兄が傍に居たからそのご利益貰ったのかもな。まじで!?じゃあ俺も学校の鞄につけるよ。
( 自分も相手に持ってると言われると嬉しそうに照れ笑いつつも相手がそばに居てくれたからだと笑い。今取ったスクイーズをお揃いでキーケースにつけてくれると聞けば声を弾ませては同じようにニギニギしてくれるのがまた嬉しくて、ただのスクイーズのヒヨコがひとたび宝物になれば大事に鞄にしまって。「じゃ、肩慣らしは終わったから次は本番だな!俺が狙ってた新台!」ニッと笑うと再び相手の手を取って比較的景品が大きなクレーンゲームが立ち並ぶところに来て、目的のクレーンゲームの前で止まり。その景品は大きなぬいぐるみで誰も取らなさそうな不細工な猫のデザイン。目がでろんとしており手足がクタクタ。昔から人があまり好かないような変わったデザインが好きなところがあり、自分ではこれがかわいいと思っていて「兄ちゃん、これなんだけど。」と透明な箱の中に鎮座する猫のぬいぐるみを指さして期待を込めた目で相手を見て )
ご利益って…俺は神様か御守りか何かか?ああ、お前がよく持つ物につけて貰える方が嬉しいよ。
( 自分と居たからご利益があったなんて可愛いことをきっと彼は本気で言ってくれているのだろうクスクス微笑ましく笑いながら自分は神か御守りか何かかと問いかけつつも学校鞄にストラップをつけると告げて貰えては此方も嬉しくてぽそりと本音を漏らして。彼がスクイーズのひよこを鞄にしまう様子に自分は落としたりしないようにキーケースに公言通りにその場でつけてからポケットへと入れて。本番だと言いながら楽しそうな彼と共に大きなぬいぐるみなどがある区画へ移動してきて。お目当ての台へと一緒に向かえば所謂ぶさかわと呼ばれる猫のぬいぐるみを指差しおねだり顔の彼。「わかった、取ってやるよ」100円を入れてはボタンを操作してアームを動かしていく。しかしこれは一度で取れるタイプではないため一度目は次で取れるようにするための位置ずらしのアプローチ。わざと一見すれば外した位置でボタンから手を離して。もちろん下がっていくアームはぬいぐるみを掴まない。でもぐいーっと押し出すように初期位置から動かして。アームは戦利品を掴めずに戻ってきたが気にせずもう100円を投入口に入れてはボタンを操作していき )
んーー、神様と御守りよりもいいものかも。
( ひよこのストラップは帰ったらすぐに学生鞄につけようと決めながら相手の言葉を聞けば少し首を傾げて少し悪戯に笑って。しかしクレーンゲームが始まれば意識はそっちに向いて、相手が自分のおねだりを聞いてくれてクレーンゲームをはじめるのをわくわくした様子で見守り。一回目は失敗。いや、これも作戦。確実に景品を取る為の策略の1つ。ぐにゃんとアームに押されて猫の顔が歪むもその弾みでぶさねこのぬいぐるみは着実に穴へと近づいて。その華麗な技に目を輝かせてはドキドキとクレーンゲームと相手の手元を見比べて「…がんばれ兄ちゃん!兄ちゃんなら取れる!」と明るい声で声援を送って )
…そんなもの…あるのか?
( 御守りよりも神様よりも御利益があるものなんてあっただろうか…そう思いつつ口から漏れた言葉。しかし彼の声援を受ければやる気も俄然出てきてはボタンを操作してここだという位置でボタンからてを離して。アームは下がっていきぶさかわにゃんこのぬいぐるみをがしっと掴めばそのまま穴へと運んでいって。途中で落ちそうになりも何とか踏み留まりアームは開いてぽとりと穴へとぶさかわにゃんこのぬいぐるみは落ちて。取り出し口からぬいぐるみを掴んで彼へと差し出し「ほら、取れたぞ」にっこり微笑んでは彼は喜んでくれるかなと思いつつ取れてよかったと安堵していて )
ふふ、あるけどヒミツ!
( そんなものがあるのかと相手の口から漏れれば教えようか迷うも楽しげに笑うと秘密と笑って。そしてクレーンゲームの行方。たかがゲームで自分は見ているだけだがわくわくして楽しくて堪らない。相手が自分の為に奮闘してくれているのが嬉しくて相手の隣に張り付いてクレーンゲームの中を見て。アームがぶさかわにゃんこを掴んで持ち上げると興奮のボルテージは最高潮。ぽとんと穴にぬいぐるみが落ちるとパッと表情を輝かせて「わあ!取れた!すごい!兄ちゃんさんきゅー!」両手を軽く上げて喜びを露わにしては差し出されたぬいぐるみを掴んで抱きしめて。その際、興奮のあまりに耳と尻尾がぴょこんと飛び出るも自分は気付いていなくて )
…秘密…か…アキも大人になったんだな…。
( 自分にも秘密と言ってのけた彼に自分が思うより随分大人になったなと思いつつぽつりと呟く。取れたぬいぐるみを抱き締め自分に例を告げる彼…喜びからか耳と尻尾が出ているのに気づけば自分の取ったぬいぐるみを抱き締める彼をガバッと抱き締め「…ああ、…お前のためだから頑張れた…つか出てんぞ色々と…」肩を回して周りから見えないようにしつつもペロリと頬を舐めてはようやく落ち着きだしてきて )
へへ、兄ちゃんと並べるようになりたいからな!…うわ!
( 大人になったと言われると嬉しそうにしていつもの子供のような笑みを浮かべてニッと笑い。景品のぶさかわにゃんこを抱きしめ喜んでいるとお前のためだから頑張れたと言われてまた嬉しくなるも突然抱きしめられれば驚いて声を上げて「…色々出て…?…あ、ほんとだ!…って、もう兄ちゃん!」色々出てると指摘されて何のことか首を傾げるもゆらりと自分の尻尾がゆらめくのが見えれば引っ込めようとして。しかし頬にあたる感触にピクッとしては尻尾と耳をすぽんとしまってから頬に手を当てて、相手が自分の為にしてくれたのだと分かっても軽く身を捩って少し赤くなった顔を相手に向けて )
……そういう所はまだまだお子様…だな?
( 自分が頬を舐めると耳も尻尾も瞬間的に引っ込んで。少し赤くなった顔で此方を見やり拗ねたような表情を浮かべる彼に目を細めて悪戯に口角を上げてそう言葉を返し「…よし、引っ込んだな…」耳が無くなった彼の頭をぽんぽん撫でてはすんなり体を離すと「…他に何か欲しいのは?」笑み浮かべたまま次はどれが欲しい?と彼に上機嫌で問いかけてみる。彼が欲しいと言うものは取れるものなら全て取りたいし叶えられるなら全て叶えてあげたくて )
む、…俺だってちょっとくらいは経験あるんだからな!
( お子様と言われてふくれっ面をするも強がり半分ふざけ半分でビシッと指を立てては少し得意げに笑って。頭を撫で受けるといつものように嬉しそうに笑い、他に欲しいものはないかと聞かれるとンーとぶさかわにゃんこを両手で抱きしめながら考えて、はっと思い付くとにんまり笑って相手を見て「じゃあ兄ちゃんが欲しい!」と冗談なのか本気なのか分からない笑顔を向けて「駄目かー?」とぶさかわにゃんこを首を傾げさせて )
……そうなのか?…ちなみに相手は…って俺が欲しい…?……それは…どう捉えたら…アキ…それ…他のやつに言うなよ…?
( 少しくらい経験があるんだと膨れっ面から得意気に笑う彼にそれが本当なら一体誰に何をされたと言うのだろうと沸々黒い感情が沸き上がりその相手は誰なんだと問いそうになるも欲しいものを聞かれた彼は満面の笑みで自分が欲しいと口にして。その真意や意味は…?此方も言葉通りに受け取るなら…と考えれば照れ臭さから僅かに顔を赤くして手の甲で口許を隠しつつ戸惑いながら言葉紡ぐ。しかし他のやつに同じことを言ったなら彼の身が危ないと思う気持ちと自分以外に言って欲しくない気持ちが混ざり合い彼を見つめて自分には言わないようにと告げて )
相手?相手は……へへ、はる兄照れてるのか?可愛いな
( 少しだけだが相手に黒いオーラが見えた気がしてその理由は分からずに聞かれたことに返そうとするもその問いは最後まで聞かれずに、自分が言ったことに対する反応が返ってきて。口許を抑える仕草がいつもの相手とどこか違って少し可愛く思い、それが自分の発言によって引き起こされたことだと思うと嬉しくて。からかう訳ではなく純粋にかわいいと思ったことが漏れればニコニコ笑い、他のやつに言うなと言われればきょとんとして「言わないよ。だって俺が欲しいのは兄ちゃんだけだもん。…どう捉えればって…強いていうなら愛の告白?なんつって…あはは」自分が好きなのは他でもない相手だけなのではっきりと告げては、質問には少し迷って本気と冗談半々の口調で愛の告白だと言って。でも本気だと囚われてドン引きされたら自分の人生終わりのため、結局笑って誤魔化しては相手の手を取って「兄ちゃん!次は1階にあるパフェ食べに行きたい。あそこの巨大パフェ20分以内で食べると無料になってなんか貰えるんだってさ。…失敗したらパフェ代2500円だけど…。挑戦してみてもいいか?」と話を切り替えて相手を見て問いかけて )
…馬鹿…可愛いのはお前だろ…。
( 自分が照れたせいなのか彼が経験したと語る人物の情報は残念ながら告げられることはなくて。可愛いのは彼の方だ。そう告げるもなかなか頬の赤みは消えてくれない。そんな彼からトドメの愛の告白だなんて言われてしまうもすぐに違う話題に話を変えてしまう様子に冗談なのか?と変に期待しない方が彼のためかと思っては取られた手はそのままに「アキがしたいならいいよ。挑戦してみな」と気恥ずかしそうにしながらも微笑んで頷いて。彼が挑戦したいものら挑戦させてやりたい。例え失敗してもそれも彼にとって経験になるためなるべくはさせてやろうと思っていて )
兄ちゃんのそういうノリのいいところ好き!あ、二人でも参加できるから兄ちゃんも食べてな!
( 馬鹿と言われても相手の照れている顔を見れば嬉しさが込み上げて頬が緩んで。いつか誤魔化さずに気持ちを伝えられるときがきたら、相手は同じように可愛い顔をして照れてくれるだろうかと考えつつパフェの挑戦に乗ってくれる相手にニパッと喜びの笑顔を向けて。一応二人までは参加OKの挑戦なので相手も食べられるだけ食べてくれとお願いしては早速一階の巨大パフェのあるお店に移動して。席について巨大パフェを注文してしばらく透明な大きな容器にこれでもかというほどゼリーやコーンフレーク、アイスにケーキに生クリームやチョコ菓子が詰め込められて綺麗に飾られた巨大なパフェが運ばれてきて。「わあ!兄ちゃんスゲー!俺の顔余裕で隠れる!」その大きさにはしゃいではパフェの後ろに隠れてわいわいして )
…俺もか?良いけど…あんまり期待するなよ?つまみ系なら底なしなんだが…甘いものは好きだけど…そこまで入らないと思う…。
( 彼の言葉の真意は結局掴めないまま。でも今はそんな関係ですら何だか嬉しくて。彼と共にその巨大パフェがあるという店に到着しては早速彼はそのパフェを頼んで。自分はパフェを手伝うということもありブラックコーヒーを頼んで。彼にも飲み物を頼むように告げようとするもこの挑戦が終わってからでいいかと思い。そしてでかすぎるパフェの登場。本当にこんなの食えるのか?と思いながらも彼と二人の共同作業なこともあり内心俄然やる気は出していて。巨大パフェを見てはしゃぐ彼にときめきつつ「はは…すげーパフェだからテンション上がるのはわかるけど…ほら、食い始めないと制限時間あるんだぞ?アキはどれ攻める?」それをもちろん咎めはしないがやんわりと制限時間があることを伝えつつも何から彼が攻めるのか?と問いかけて )
もちろん!兄ちゃんが食べられるぶんだけでいいぞ!食べられなくなったら俺のこと応援して。…っとそうだった。じゃあ俺はこのガトーショコラから、いただきます!
( 大きく頷いて相手の無理のない範囲内でいいと笑顔を向けて、残った時間は自分を応援してほしいとへらりと笑い。制限時間があることを指摘されるとハッとなって、急いでフォークを手に取ってはパフェに乗っかっているガトーショコラを刺してぱくりと一口で頬張り「うまぁ…。次はアイス!」もぐもぐ食べ進めるもアイスは中々の量で、お腹いっぱいではないが冷たいものを食べるあるあるで頭がキーンとなっては眉間に皺を寄せて「きくゥーー」とフォークを咥えながら渋い顔をして )
ああ、腹一杯になったらアキの応援するよ。ガトーショコラか、了解。
( 彼の言葉に頷き、それなら問題なく出来そうだと思っては自分が食べられなくなった際には彼の応援をすると笑って告げて。攻めるものを教えてくれた彼はガトーショコラを食べたのちに次にアイスを食べて頭がキーンとなっている様子を見れば「大丈夫か?一つの物を片付けるよりアイスの場合は違うものと交互に食べた方がその頭痛いのこなくなるぞ。んー…俺はコーンフレークでも食うか…いただきます…」可愛らしく思いクスクス笑いつつ冷たいものあるある頭キーンが来なくなるアドバイスを彼にして。自分は手がつけられていないコーンフレークを減らそうとスプーンを手に持ち掬っては口に運びバリバリと音を立てて咀嚼していて )
ン…そっか!ほんとだ痛くならない。…あとキーンってなったときこうすると良いって聞いたことあるぞ。ま、ほんとか分からないけど!
( 相手のアドバイスをしっかり聞き入れて早速実行してみると頭はキーンとならずにすごい!と言うように尊敬の眼差しを相手に向けてアイスとフルーツ、アイスとプリンなど交互に食べ進め。ふとテレビで見た情報を思い出すとアイスが入って冷たくなった取り分け用の器を手に取りそれを額に当ててみせてニッと笑い。パフェは順調に減っていき残りは三分の一ほど。自分もアイスが溶けて少しひたひたになったコーンフレークを口にしては美味しそうに頬を緩め。まだ美味しく味わう余裕があるが相手はどうかなぁともぐもぐ咀嚼しながら様子を窺って )
…だろ?…ああ、それなんかテレビでやってたな?覚えてて偉いぞアキ。
( 自分のアドバイスを聞き入れてくれつつテレビでやっていた情報も活用する彼が可愛くて笑み浮かべながら覚えてて偉いと褒めて。驚異のスピードで残るは3分の1ほど。改めなくても凄いなと思いつつ彼のサポートを影ながらしていた自分の限界が来ていて。無理をして許容力以上の甘い物を平らげたせいで気分が悪くなってきて彼の視線を受けたところで「…アキ…悪い…限界来た…うぷっ…後は任せた…頑張れ…」正直にこれ以上は無理だと告げて離脱するようにスプーンを置けば後は任せたと彼に“頑張れ”と口にして。顔面蒼白ながらも応援してブラックコーヒーで口直し。温かな苦味しかないコーヒーは甘さをも凌駕してくれて表情を和らげつつ彼の食べる様子を眺めて )
えへへ…って食べれるだけで良いって言ったのに。無理しすぎ。俺の胃袋が無限だって知ってるだろ?でも兄ちゃん頑張ってくれたからあとちょっとだ!
( 褒められると照れ臭そうに笑うも顔色の悪い相手を見てはムッと眉を寄せて。自分のために頑張ってくれるのは有難いが体調が悪くなるまでは申し訳なくなってしまって。しゅんと眉を下げるも一緒に頑張ってくれた相手の気持ちは嬉しくて相手のおかげだとすぐに笑顔を向けて。珈琲を飲んだことでいくらか落ち着いた相手に安心しつつその姿が大人でかっこいいなぁと思って。そう思ううちにも手は止まることなくがぶがぶと順調に食べ進めては残りの3分の1も残り時間7分で食べきって。「ぷはぁ…ご馳走様!兄ちゃんが応援してくれたから時間内に完食できた!あ…俺も珈琲飲んでみたい!」膨らんだお腹をぽんぽんと叩いて満足げに笑み、終わったことを店員に知らせたあとに相手が飲んでいるブラックコーヒーに興味を示して指差して )
悪い悪い、アキの胃袋疑ってたわけじゃないんだけど…共同作業だって思ったら頑張っちゃったよ。
( 笑っていた彼がムッとしたのを見れば苦笑い混じりに謝り。もちろん彼の底無し胃袋を疑っていたわけではないと話ながらそれでも彼との共同作業に張り切ってしまったのだと本音をぽろりと口にしてはコーヒーを啜って。そんな彼はすぐにまた笑顔になり巨大なパフェに果敢に挑む。怒濤のラストスパートになり残りの3分の1もペロリと平らげた彼にニッと歯を見せて笑い「アキ、お疲れさん。よく頑張ったな。ほんとに食いきるなんてお前マジですげーよ」と一旦カップを皿の上に置いてから少し腰を上げ伸ばした手は彼の頭に向かいわしゃわしゃ撫でて完食したのを褒めてやって。彼から自分が飲んでいるコーヒーが飲みたいとのお願いにじゃあ同じものを注文しようかと思ったが、彼が飲めないことも考えて今自分が飲んでいる飲みかけではあるがカップを掴み「俺の飲みかけだけど…飲んでみるか?まだ温かいから軽く冷ましてから飲めよ?もし飲めそうなら同じの注文したら良いし無理ならアキの飲みたい物頼んでいいから」と優しく微笑んではカップを差し出して )
へへ、兄ちゃんが一緒に頑張ってくれて応援してくれたからな。はる兄が居なかったら完食は出来なかったよ。
( パフェを全て完食して頭を撫でられるとまた耳が出てきそうになるのを堪えて嬉しそうにして、再度相手が居てくれたおかげだと無邪気に笑って。相手が零してくれた気持ちも心の中ではちゃんと分かっていたが口にされるのは段違いに嬉しくて安心出来て、ほわほわとした空気を纏い相手を見ていて。「…いいのか?ありがとう!じゃあ早速のんでみる!」珈琲を飲みたいと言うと相手は嫌な顔をせずにさっきまで飲んでいた珈琲を差し出してくれて、それだけじゃなくて色々と気遣ってくれて。かっこよくて優しい相手に惚れ直しながらパッと表情を明るくさせてはカップを受け取って。相手とは利き手が一緒なのでカップを持ったときに飲み口が同じになる。手に持ったときに初めてそれに気付くも小さいころから食べ物をシェアしてきたこともあって抵抗はなくて。しかし小さい頃“兄ちゃん大好き”の好きとはまた気持ち的には違うので少しドキドキして。まだ少し湯気のたつ珈琲をみつめてフーフーと息を吹きかけて冷ましては「兄ちゃんとの間接キスいただきー!」とふざけて見せてから黒茶色の液体を流し込み。「……うげぇ…苦っ。」口の中に広がる独特の苦み。自分にはまだ早かったようでカップをテーブルの上に置くと渋い顔を隠さずに舌を少し出して )
…アキ…ありがとな…。
( 途中で戦線離脱した自分に彼は“自分がいなければ完食は出来なかった”そんな嬉しいことを伝えてくれて。きゅんきゅん胸がときめきながらも表情を緩めてお礼を口にして。自分が差し出したカップを受けとり飲んでくれる彼。おどけたような台詞を口にしてはコーヒーを飲んだ彼だったが…やはり苦味のみをダイレクトに感じてしまったよう。顔にも素直に出てしまっている彼に「…大丈夫か?メロンソーダ、アイスオーレ、アイスココア…コーラフロート…どれがいい?」可愛すぎてクスクス笑ってしまいながらもテーブルに置かれたカップを掴んで皿へと置いてからそう問いかけて )
うぐぅ…じゃあコーラフロートにする!…兄ちゃんはかっこいいなぁ…
( 相手のお礼にはふるふると首を横に振って笑い。舌の上に残る苦みと戦っていれば相手は馬鹿にすることなく甘い飲み物を勧めてくれて。その優しさに感謝しながらさっき巨大パフェを食べたばかりだと言うのにコーラフロートを選択しては偶々近くを通り掛かった店員さんにコーラフロートを注文して。ブラックを涼しい顔で飲む相手は大人でかっこよく素直にそれを口にして。暫くすると店員がコーラフロートと共に巨大パフェを完食したのでその無料引換券と景品を持って来て。景品はクジになっていてA賞からD賞までありお店の商品券や良いものだとテーマパークのチケットやゲーム機もあり。店員さんに穴の空いた箱を差し出されては少し悩んで「兄ちゃん引いてみて…!」と期待を込めた目で相手を見て )
…そうか?お前もそのうち飲めるようになるんじゃないか?…ま、ブラックコーヒー飲めるだけがかっこいいわけじゃないけどな。
( 彼が自分の挙げた飲み物の中から選択しそれを近くの店員に注文する様を見て柔らかく目を細め。ブラックコーヒーを飲める自分をかっこいいと彼は言ってくれるがかっこいいにも色々あるため彼も成長し味覚が変わればブラックコーヒーは飲めるようになるかもしれないことを伝えながらかっこいい男はブラックコーヒーを飲めるだけではないと言葉紡いで。彼との談笑を楽しんでいれば注文したコーラフロート共に何やらくじ引きの箱が店員により運ばれてきて。色々景品があるようだがてっきり彼が引くとばかり思っていただけに突如指名を受けては目をぱちくりさせて「俺が引いて良いのか…?まぁアキがそう言うなら引くけど…ハズレ引いても文句はなしな?」そう苦笑いを浮かべてくじ引きの箱の穴へと手を突っ込む。くるくると中を手で漁っては掴んだ紙を躊躇なく取りあげて。そのまま店員に渡せば紙は開かれ『おめでとうございます!A賞のテーマパークのチケット当たりましたー!お兄さん引き良いですね!此方がチケットになります。失効期日はありますのでご注意くださいね』と笑って告げられチケットが入った封筒を手渡されて。そのまま去っていく店員を見送り「なんか当たったな。アキ、これ一緒に行くか?」受け取った封筒をヒラヒラさせて未だに実感が持てない心境ながらもどうせ当てたのだから彼と行きたいと思ってはお誘いしてみて )
文句なんて言わないよ!兄ちゃん引いてくれるだけで俺は嬉しいから!
( ブラックコーヒーをいつか飲めるようになるになると言われれば嬉しそうにしつつ相手にかっこいいと言って貰えるように頑張ろうと意気込んで。相手はくじ引きを引いてくれるようでハズレを引いた時のことを言われるが、当たっても当たらなくても全く気にならないので首をブンと横に振ってニカッと笑い。それでもワクワク感は変わりないため相手がクジを引くところをジィと見てテーマパークのチケットが当たると、おお!と声を上げて。一緒に行くかと誘われてはヒラつく封筒と相手を輝く瞳で見比べて「行く!絶対行く!てか、やっぱりはる兄すげェな!一番いいやつ当てちゃうんだもん!巨大パフェ無料で食えて兄ちゃんとテーマパークでデートって超最高。当ててくれてありがとな兄ちゃん!」テンション高めの声ではしゃいではデートと言って嬉しそうに笑い、クジを当ててくれた相手にありがとうと笑いかけて )
……アキ…お前…なんでそんな可愛いんだよ…。
( 自分がクジを引くだけで嬉しそうな彼。そしてA賞を当てると自分以上に大喜びしてくれる姿にスッと席を立って彼の頭に手を伸ばし両手でワシャワシャと撫でてそう呟き内心の彼の可愛さに悶える気持ちを少しでも分散させようとしていて。気持ちが落ち着くまで撫でさせて貰い、モサモサになった彼の髪を手櫛で綺麗に元のように整えてやってから手を離して。「…あ、どういたしまして…悪いコーラフロート飲む邪魔して。テーマパークも近々行こうな」ありがとうへの言葉を思い出したように返し、彼のコーラフロートを飲む邪魔をして悪いと謝ってはふわりと穏やかに微笑み近々テーマパークへ行こうなと告げては席へと座り直して。いつぐらいが良いかなと考えながら少し冷めたコーヒーを飲み干して )
えへへ、それはな兄ちゃんにこうやって頭ナデナデしてもらう為だぞ!
( 可愛いと言って貰えると本当は謙遜しつつも嬉しそうに照れ笑い、相手の綺麗な長指が髪を梳くのが気持ち良くて、なんでと言われたことに対して赤ずきんちゃんの『おばちゃんはどうしてそんなにお口が大きいの?』の返答ふうに少しおちゃらけて笑って返して。髪を整えてくれる手も優しくて尻尾が出ていたらゆらゆらと揺らしていただろうなと思いつつ微笑みを零して撫で受けて。「…行く!行くならやっぱ学校安みの土日かな?…ぷはぁ、コーラフロートもご馳走様!まだ兄ちゃんと遊んでたいけどそろそろ帰るか?」テーマパークに行こうという言葉には勿論元気よく頷いて、コーラフロートもあっという間に飲み干して相手もコーヒーを飲み終わっているのを見ると丁度時刻も夕方のため名残惜しいが帰ろうかとぶさかわにゃんこを膝の上に乗せながら尋ねて )
なんで赤ずきん風…?
(彼の口振りは赤ずきんのお話のよう。問いかけつつもそんな彼が可愛くてクスクス笑ってしまって。そんな彼からテーマパークは学校が休みの土日だと言われ「そうだな…日曜だと人が多そうだし…土曜日行くか?」自分もそこいらかななんて思っていたため異論はなくてそれなら日曜日だと人が多そうだから土曜日はどうかと思って問いかけて。コーラフロートを飲み終えた彼がそろそろ帰るか?そう尋ねられればもう時刻は夕方なんだなと改めて実感して。明日は学校だし、子供の彼をこれ以上自分に拘束してしまうのもなと思えば「だな…そろそろ帰るか。家まで送ってく…行くぞアキ」ぶさかわにゃんこを膝の上に乗せるという萌えポーズに胸キュンしつつもそう口にしては伝票を持ってレジへと向かい。会計を済ませるとバイクを停めた駐輪場へと彼と共に向かって。鍵を差しバイクのエンジンをかけては彼にヘルメットを手渡して自分もヘルメットをつけてバイクに跨がり「アキ、しっかり掴まるんだぞ?」と優しく声をかけて )
俺は狼だからな!
( なんでと聞かれると単に口から出ただけという理由もあるが自分は狼の半獣なので赤ずきんにしっくり来るかなと思い、ガオッと少し犬歯を見せてニシシと悪戯に笑って。「だな!俺も土曜日がいいと思う!そしたら日曜日にゆっくり休めるし賛成!…兄ちゃんごちそうさま!」相手の土曜日に行くという提案に大きく頷いては会計に向かう相手のあとについて行って会計を済ませた相手に向かって笑顔を向けて。「はぁ…また兄ちゃんの家に帰りたいなァ…ずっと一緒に居たから余計寂しく感じる。」建物を出て駐輪場に来て相手とお別れの時間が近づいてきたかと思えば少し拗ねてみせるも、今日はたくさん相手に構って貰ったので満たされてもいて。ぶさかわにゃんこはへにゃりと折り曲げてヘルメット入れに入れさせて貰い、相手からヘルメットをお礼を言って受け取るとしっかりと被って後ろに跨って。「ん、このまま一生離さない、なんてなァ」本当に一生離したくないなと思いながら冗談っぽく言ってはギュッと相手の腰に腕を回してしっかり掴まって )
…ああ、そういう事か…お前は発想がユニークだな。…じゃあテーマパークは今度の土曜日な。
( 確かに赤ずきんの話には狼は出てくる。そして彼自身も狼の半獣…捻りもなく直球だった理由にさらに笑みを深めて。土曜日にテーマパークへ行くことは決定。此方に賛同してくれ“ごちそうさま”と笑う彼に自分はときめき続けておかしくなるんじゃないかと本気で思い始める。自分と離れることを寂しがってくれるのも嬉しくてこのまま拐っていきたいとも思うも彼はまだ子供…できるはずもなく。「…俺もそうだよ、でもまたすぐに泊まりに来て良いから」と告げつつ渡したヘルメットをしっかり被り自分の後ろへ跨がった彼。きっと冗談だろうけど“このまま一生離さない”そんな言葉が後ろから聞こえてきて「……なら離すなよ…一生…」これも冗談かそれとも…。自分でも勝手に漏れ出た言葉に戸惑いながらもそのままバイクを発進させて。夕焼けで空が赤く染まり綺麗だな…なんて思いつつ彼の家まで真っ直ぐに送り届けて。「…んじゃ、また明日な…アキ。ちゃんと夕飯食って温かくして寝るんだぞ?兄ちゃんとの約束」いつも離れる時に自分は彼にこう言う。ヘルメットを外した彼の頭を撫でながら…そして“おやすみ”と最後に額へと唇を落とす。幼い頃から変わらない去り際の行動を今日もしては自分はまたバイクへと跨がって。そのままバイクを発進させて家路へと着いて )
ん、じゃあ離さない!
( 発想がユニークだと褒められて照れ笑いまた泊まりに行くことも楽しみに思って。一生離さないと言えば相手も離すなと言ってくれて頬を緩ませては相手の腰に回す腕の力を強めて元気良く離さないと頷き。自分の家がどんどん近づいてきて相手とは会おうと思えばすぐに会えるのに家につかなければいいと思うも当然現実そうは行かずに家についてしまい。一生離すなという言葉を少し本気にして家についてもギュッと離れずにいたが、相手がバイクから降りてしまえばしゅんとして。でも優しい言葉を掛けられれば笑顔を向けて「うん!兄ちゃんも俺のこと考えて寝てくれな!」とぶさかわにゃんこを腕に抱えて手を振って相手が走り去ってもしばらくそちらの方向を見て「一生離すなって言ったのに…」ムスッと一人頬を膨らますもすぐに口付けられた額に片手を当ててはへらりと微笑みを零して家に入っていき。その日の寝る前にぶさかわにゃんこと共にベッドに入るとスマホを取り出して“兄ちゃん今日はありがと!ちゃんと夕飯いっぱい食べたぞ。また明日なー”と明日も会うつもりでメールを送って布団をしっかりと被って目を閉じて )
( 約束した土曜日、昨日の夜は遠足前夜の小学生ばりに興奮して寝付けなかったが朝は相手のモーニングコールなしにすっきりと元気に目覚めて母親が作ってくれた朝ごはんを書き込むと昨日のうちに準備していた服に着替えて。服装はお気に入りのパーカーとジーンズ。それにリュックを背負っては「いってきまーす。」と元気よく家を飛び出して自転車で相手の家に向かって。「はる兄ぃ、おはよーー!」相手の家に付くと自転車をいつもの場所に停めて普段なら遠慮なくドアを勝手に開けて上がり込むがなんとなくチャイムを押しては元気よく声を掛けて )
( バイクで帰宅し部屋へと入っては手洗いうがいを済ませて自分の夕食を準備して。離さないと紡いだ彼の言葉を今更ながら胸キュンしつつテーブルへと簡単な夕食を準備しては脱いでハンガーへ掛けていた上着からスマホをポケットから取り出してはメールを確認して。それは愛しの彼からのメール。すぐに確認しては思わず表情は緩んで“俺も楽しかったよ。偉いな、アキ。また明日なと返事を送り。 )
…来たな。
( あっという間に彼とテーマパークへ行く当日へ。風呂も着替えも朝食も済ました朝。インターホンの音と彼の声が聞こえてくれば済ましていた鞄を持って玄関へと向かい。靴を履いて外に出て見つけた彼に「おはよ、アキ。楽しみだな」そう声をかけては自宅の鍵を閉めて彼へと歩みより。「車で行くか…アキ、こっち」確か今日は午後から雨が降る予報。帰りの事を考えては車で行った方が良いだろうと思えば彼にそう伝え駐輪スペースに停めてある車の鍵を開けて。彼も自分も車へ乗車すれば自分も彼もシートベルトを装着したことを見届けて車を発進させて )
…兄ちゃん!おはよー!おう、超楽しみで昨日はゲームもしなかったぞ!
( 相手の顔が見えればそのかっこいい格好に見惚れながら嬉しそうに歯を見せて笑い、ギュッと抱きついておはようのハグをして。楽しみすぎて相手と出かけることばかり考えてゲームのことも忘れていたことを告げながら相手から離れると相手の車に乗り込んで )
はる兄!やっぱりテーマパークに来たらまずあれだよな!
( 相手の運転で無事にテーマパークに着くと相手がパフェ完食のクジで当ててくれたチケットを使って園内に入って。腕にはワンデイパスの腕輪をつけているので園内全てのアトラクションを乗ることができ、園内に入った瞬間からテンションマックスで相手の腕を引いて一番最初に目についたお土産が売っている屋台のお店にいって「兄ちゃん、見てみて狼がウサギ。…兄ちゃんはこれつけてみて!」そこにはいわゆるテーマパーク定番の被り物が売っていて、お店の人に断りをいれてから白兎の耳がついたカチューシャを手にとって自分の頭につけて、自分が狼の半獣なので“狼がウサギ”と言って笑い、相手には黒猫の耳のカチューシャを渡してみて )
…はは、その耳も似合ってるぞ。まぁ一番はアキの耳だけど。…黒猫……髪色と合わせてくれたのか?アキはセンス良いな。…どうだ?似合うか?
( ゲームを忘れるくらいに今日を楽しみにしていてくれた彼。おはようのハグも可愛らしくてワジャワシャ髪を撫でてから車でテーマパークへと向かい。今は彼に連れられお土産物屋さんへ来ていて。ウサギの耳をつけてはしゃぐ彼の姿に可愛らしいのと何だかほっこり微笑ましいのと彼のおちゃらけた言葉に小さめに笑い声を上げつつ彼に似合っていると告げて。でもやっぱり自分が一番好きな耳は彼自身の耳なのだと事も無げに口にして。そんな彼は自分にもつけて欲しいのか黒猫のカチューシャを渡してくる。受け取りながらもマジマジと見てしまう。これを俺がつけるのか?似合わなさすぎて引かれるか周りから指差されて笑われるのではと懸念しながらもどうやら今は幸運なことに周りには人もおらずに。何よりはしゃいでいる彼に水を差すのはしたくなくて。表情には出さずに意を決してスポッと頭へと黒猫のカチューシャを付けてみては彼にどうだ?と問いかけてみて )
えへへ、…あ、もしかしてここなら耳出しててもバレないかな?…おー!ぴったり!はる兄似合ってる!かわいい!
( 自分の耳が一番だと言われれば嬉しそうに照れ笑い、ここならカチューシャを付けている人も多いし素の自分のままでもバレないんじゃないいかと冗談で言ってみて。相手は自分が差し出した黒猫カチューシャを少しためらいながらも付けてくれて、普段爽やかでかっこいい相手の頭にちょこんの乗った黒い猫耳が可愛らしく、おーと声を上げてはパチパチ小さく拍手して似合ってると笑い。「今日はこのまま付けてくか?」流石に人前だと恥ずかしいかなーと思いつつ少しだけ期待の込めた瞳で相手を見てみて )
いや、流石にアキの耳は生き生きしすぎてバレるかもしれないから…。…って、可愛い…?俺が…?
( 彼の冗談だと長年の付き合いで分かってはいるものの彼のこれからのためと本音を交えて、そう言葉紡ぎ。そして驚いたのは彼に自分が可愛いと言われたこと。まさか彼に言われるとは思っておらず、嫌な感情は抱くはずもなく。少し戸惑いながらも彼から言われた言葉は決して即答出来る問題ではなく。この土産物屋でのヒトコマと言う認識だったが彼のお願いなら叶えてやりたい欲が沸き出す。「…お前もそれ付けていくならな…。」彼の瞳に宿る少しの期待。それすらも自分は分かってしまう。だったら尚更叶えてやりたくて。遊園地に自分の知り合いがいる可能性は限りなく低いこともあってはそう言葉を紡いで )
可愛い…!いつもはかっこいいけどギャップ萌ってやつ。って、付けてくれるのか!?
( 自分の耳は生き生きしてるからバレると言われれば、確かに自分の場合耳を出したらそのまま感情が耳に表れるので確かにそうだなぁと納得がいって。可愛いかと聞かれればそこは即答。大きく頷いて力説するも、まさかの付けてくれるとの返答に大きく目を見開いて。少し期待していたがまず駄目だと思っていたので嬉しく目を輝かせて「もちろん、俺も付ける!あ…でも本当にいいのかァ?もし無理して合わせてるとかだったらいいんだからな。そのまんまの兄ちゃんも大好きだから。」自分も一緒に付けることも迷いなく頷くも、相手はパフェの時もそうだったが少し無理をしてしまうところがあるため本当に嫌だったら付けなくてもいいと微笑み )
…まぁ…俺が可愛い云々は置いておいて…お前がそうやって喜んでくれるなら…一日くらいつけてても…一人じゃないし…。
( ギャップ萌えとまで言われてしまえば気恥ずかしくなってくる。僅かに頬を赤く染めながらも自分が可愛いかは置いておいてと前置き、ただ恥ずかしいだけで彼と一緒ならこういうのも悪くはないと思ったこともあり、無理しなくていいと気遣いそのままの自分が好きだとまで言わせてしまっては外すという選択肢はなくて。ポリポリ頬を掻きながら彼が喜んでくれるならつけていたいと言葉にしつつ最後はごにょごにょと聞き取りづらくさせながら「…他に何か買っとくか?コインロッカーもあるみたいだし…買ったものは仕舞っておけるぞ?」他にも何か買いたいものはないか?と彼に問いかけ、ふと壁際の張り紙に“ロッカー、店の裏手あります”と書かれていたのを視界に入れてそのことも彼に伝えて )
そうだなァ…じゃあ兄ちゃんの母ちゃんと父ちゃんと俺の家族にお土産先に買う!あ、兄ちゃんも何か欲しいものあるか?俺今日お小遣い多めに持ってきたんだ。
( 無理はしていないと照れ笑う相手の表情に兄ちゃんやっぱりかっこいいけど可愛い!と内心興奮しつつ心の中だけで尻尾をブンブン振り回し喜びいっぱいの表情を向けて。他に何か買うかと問われて相手の視線の先のコインロッカーを見てはンーと唸って悩んだ後、真っ先に互いの両親に土産を買おうと頷き。相手の両親は何処に居るか分からないので郵送か次に会ったときに渡すことになりそうだがそれでも買っておきたくて。勿論いつもお世話になっている相手にも何かしたくて得意げにお小遣いを多めに持ってきたことを告げて。「はる兄は何か欲しい物あるかー?」と楽しそうに問いかけて )
…アキのご両親ならともかく…俺の…?いつ帰ってくるかも分からないのに…良いのか?気にしなくて良いけど、アキが買ってくれるって言うなら止めたりしないよ、ありがとうな。…俺にもくれるのか?嬉しいけど…アキが好きなもの買うのに取っておいた方が良くないか?…まぁ、そっちは俺が買ってやっても良いけどな。
( 彼のお土産を買いたい人に挙げたのはなんと自分の両親。いつこっちに帰ってくるか分からないため目をわずかに見開くもこういう所は彼の美徳。良いのか?と問いつつも彼が買いたいと言うのなら買わせてやりたいとも思って笑み浮かべカうさ耳チューシャのついていない後頭部に手を伸ばしお礼と共にクシャクシャ撫でてあげて。しかしそんな彼は自分にも何か買ってくれると言う。そのためにお小遣いを多めに持ってきたと楽しげな彼の表情にキュンとときめいてしまいながらも両親のも買って自分のもなんて彼のお小遣いが尽きてしまわないかも気掛かりで。彼が欲しいと思ったものを買えるように取っておいた方が良くないか?と尋ねつつ、でも彼の厚意を無下にもしたくはなくニッと歯を見せ笑っては交換条件とまではいかないながら彼の欲しいものは自分が買っても良いと告げて。お土産は何が良いかと笑顔の問いかけに「んー…そうだな…何かお揃いのやつ買うか?」考えるように顎下に手を当てては首傾げて )
おう、だって兄ちゃんのことも兄ちゃんの家族も大好きだから。…んー…はる兄の好きなものは俺の好きなものでもあるから平気だぞ。って、さすがはる兄!じゃあ欲しいものが出来たら遠慮なく言わせて貰うな!
( 良いのかと聞かれると勿論と頷いて相手のことは特別好きだがそれも含めてみんな大好きと笑顔で頷いて。自分のお小遣いの心配をしてくれるのにやっぱり相手を好きだと実感しながら相手の好きなものは自分もきっと好きだから大丈夫だと頷いて。それでも自分のすきなものは相手が買ってくれると聞けばニシシと嬉しそうに笑って。「お揃い!買う!学校に持っていけるものがいいな。兄ちゃんは俺のだってさり気なくアピできるし。」お揃いと聞いて食い気味に声を弾ませては冗談っぽく本音を言って「どれにしようかなー」とお土産売り場を見回して )
…アキ…俺もアキとアキのご両親が大好きだよ。父さんも母さんも…皆、お前のこと大事に思ってる。…そんなお前だから色々したくなるんだよ。ははっ…ああ、いいよ。その時はマジで遠慮なんかするなよ?兄ちゃんがなんでも買ってやる。
( 彼の言葉はキラキラ温かい。自分だけでなく自分の両親も大好きだと言ってくれる彼に双眸を和らげて笑み浮かべ自分も彼と彼の両親が大好きだと改めて伝えて。そんな彼はまたもや自分を嬉しくさせることを言ってくれる。自分の好きなものは彼の好きなもの…そんな風に言ってくれるのなんて彼くらいではないだろうか…。だから色々なこと…世話を焼いてしまうんだと呟きつつ彼から欲しいものが出来たら遠慮なく言うと歯を見せて笑う様子に吹き出すように笑い、何でも買ってやると頷いて。どうせ買うならお揃いはどうだ?と持ちかけて見たら思っていた以上に何だか喜んでくれているようで。自分のだとアピール出来るしと冗談なのか本気なのか彼の真意は掴めないながらも意味深な発言に「…それって…マーキングみたいなもんか?学校持っていけるもの…ストラップとか…キーホルダーとか…?」彼は狼の半獣。狼は縄張り意識が強いと聞くが…落ち着ける場所にマーキングするようなものだろうかとまさか彼が自分に惚れているなんて夢にも思っていないため緩く首を傾げ。お揃いのものを彼と共に探しつつ学校に持っていけるものでお揃いとなれば結構絞れてくるため思い付いたものを挙げていき )
えへへ、ありがと!でもまた俺に何でも買って甘やかしてると俺の母ちゃんになんか言われるから気をつけろよー。
( 自分の家族も大好きだと言って貰えれば頬をぽりぽり掻いて照れ笑い、何でも買ってやると言われれば自分としては嬉しく問題ないのだが母親が何かいいそうだなーと思えば悪戯に目を細めて笑って。「んー、そんな感じかも!お、じゃぁキーホルダーがいいなー。でも兄ちゃんあんま子供っぽいものは目立つところ付けたくないか…?」おそろいを学校に付けていくことについてマーキングと言われれば確かにそうかもしれないと納得すれば首を捻りながらも大きく頷き、相手の手を引いてキーホルダーが並んでいる棚に来て。テーマパークなのでキャラクターものが多く、自分は好きなので構わないが相手は気にするかなーと思えば相手に視線を向けて )
それは…まぁ…菜月さん…怒ると怖いからな…。でも…アキが本当に欲しい物は買ってやるから。俺の買って貰っといてアキには何も買わないとかそれこそ有り得ないからな。
( 彼に言われた言葉は最も。彼の母親はしっかりしていて常識人。あまり彼に物を買い与え過ぎても怒られることは既に経験済み。その恐ろしさは一度味わえば忘れられず。苦笑い浮かべながら彼の言葉に同意を示しつつも本当に彼が欲しいものになら金を出すのを惜しまないことも伝えつつ彼に自分だけ何か買って貰うだけなんてそんな状態は一番ダメなこと。その事も告げつつお揃いに挙げたキーホルダーに食いついてきた彼に「ん?キャラクターものでも割かし落ち着いたのもあるぞ。これとかなら俺でもつけられそうだ…でもアキはあんまり好きじゃないデザインか?」此方のことを気にしてくれることに笑みを深め自分が手に取ったのはゴシック調のうさぎのキーホルダー。可愛いけどシックなデザインでこれなら自分も付けて大丈夫ではないかと思いつつも彼の好みではないような気もしては伺うように視線を向けて )
そうだぞー、母ちゃんは人間だけど怒ると頭からツノが出てくるからな。あ、今言ったこと母ちゃんには秘密だぞ。…ンー、でも多分俺の本当に欲しいものは兄ちゃんには買えないと思うな。というかお金じゃ買えないものだから。
( 自分の頭に指でツノを作ってケタケタ笑うもこれを言ったと母親に知られればそれこそ母親が鬼に変貌しかねないため秘密と口元に人差し指をあてがいニシシと笑い。ついで相手に本当に欲しい物を買ってやると言われるも自分の本当に欲しいものは他ならぬ相手で。多分今の言葉を言っても相手に伝わることはないのだろうなと少し目を伏せるがすぐに顔を上げると屈託なく笑顔を向けて。自分が買うなら相手も買わないとありえないとまで言う相手に驚き少し眉を下げるも、相手がお揃いのキーホルダーを見つけてくれればそちらに食いついて。「好き!あんまり持ってないデザインだけどかっこいいしこれがいい!」とキーホルダーがとても魅力的に見えたのでうんうんと目を輝かせて )
あはは…俺は言わないけど、アキが直接言うなよ?…金で買えないもの、ね…アキもお年頃なんだな?頑張れよ。
( 自らの指を立てて母親が怒れば鬼になると笑いながら告げる彼に菜月さん、普段は優しいけど怒ると物凄く怖いのを知っているためクスクス笑って彼が内緒にしてくれと頼んだことは自分から誰かしらに言うようなことはしないため寧ろ、そんな彼がポロリと本人を前にして言わないようにと楽しげに忠告しつつお金では買えないものが欲しいと口にした彼に何だかんだ言っているがやはり彼も恋人が欲しいお年頃かと成長を喜ぶ反面巣立ちも何だかそれはそれで寂しいなと感じながら彼には頑張れよとだけ伝えて。自分が勧めたお揃いのキーホルダー意外にも彼は気に入ってくれたようでこれがいいと目を輝かせる様子に「んじゃこれにするか…アキの分は俺が買ってやるから俺のはお前が買って。その方がなんかお揃いっぽいだろ?」にっこり穏やかに笑ってはお揃いっぽいだろと口にして )
おう、気をつける。…俺いつも頑張ってるんだけど中々伝わらないんだよなァ。
( うっかりを忠告されれば自分だと本当にしかねないので強く頷き、頑張れと応援されると少し胸がツキンと痛んで相手の心情は知らずにやっぱり自分は脈なしかなーと思いつつ愚痴を零すように相手を見ては眉を少し下げて笑って。「それ名案だな。じゃぁ俺は兄ちゃんの買ってくる!」相手の提案に大きく頷くと早速自分は相手の分のキーホルダーを手に取り、自分の家族と相手の家族分のお土産もパパッと手に取っては精算しにいきテーマパークの袋に入れて貰い、相手のところへ戻ってきて「荷物ロッカーに入れたら何か乗り物乗ろうぜ!」と軽く相手の腕を引っ張って )
そうなのか…?だったら言葉より行動で示したらどうだ?キスとか押し倒してみるのとかは良い手だと思うんだけど…。
( 彼の気を付けるとの言葉にクスクス笑いながら頷くも、どうやら彼の想い人はかなり鈍感なよう。そんなタイプにはこうしたら良いんじゃないか?とアドバイスをしてみるも何だか急に寂しくなってきて。これで彼とその想い人がくっつきでもしたら自分なんてもうお払い箱だろうと悲しくなり。でも彼の幸せのために表情には出さずに彼の提案に頷いて「そうだな…アキはどれ乗りたい?」会計を済ませてロッカーへ彼と共に向かい、荷物を仕舞って。何を乗りたいと彼に問いかけて )
んー…キスはしたことあるんだぞ。それに抱きついたりもしてる。…押し倒したら気付いてくれるかな?
( 相手のアドバイスにまた少し胸を痛めるもそんな鈍感なところも相手の良さのため受け止めては少し考える仕草をしてしたことがあることを告げて。小さい頃はよくプロレスごっこをして押し倒して遊んでいて、今も抱きついたりくっついたりすることはあるがしっかりと押し倒したことはない気がして。アドバイスをする本人が言うのなら今度こそ気付いてくれるかもしれないと意味深な視線を向けて問い掛けてみて。荷物をしまって何に乗りたいか問い掛けられれば気持ちを切り替えて、ンーと腕を組んで楽しそうに考え「…じゃぁ、ジェットコースター!一番高いやつ…!」とテーマパークの中でも一際目立つコースターをわくわくと指差して )
そうか…でもそんな奴(子)でも流石に押し倒されて告白までされたら…伝わると思うけどな。チャレンジしてみたらどうだ?そんなこと兄ちゃんがアキにやらたら付き合っちゃうかもな…なんて。アキの気持ちがそいつに伝わると良いな。
( 相手の子はどれほど鈍感なのだろう。彼の想い人の性別は分からないながらも流石に伝わるだろうと言葉を返し。これで彼が想い人と付き合えたら良いなと思いつつも振られてしまえばまた自分と一緒に居てくれるかな…そんな風にも思っては“俺ってどれだけ最低だよ…”と内心落ち込みつつもタダでは折れない屈しない精神で自分が彼にそんなことをされたら付き合っちゃうかも…なんて冗談混じりに本音を告げていて。意味深な彼の瞳にも気づかない自分はワシャワシャと彼の髪を撫でて。雰囲気を一転させ乗りたいものを口にした彼。指差す方に視線を向ければなかなかハードめなコースター。別に乗り物酔いや三半規管が弱いわけでもないがその見た目のインパクトに最初から凄いの行くな…と思いつつも「ああ、じゃあ行くか」コースター系はこう見えて自分も好きなこともありニッと楽しげに笑えば行くかと告げて歩き出して )
んー…そうかな?ってはる兄!俺兄ちゃんのこと大好きだから本当にしちゃうぞ!……兄ちゃんも好きな人にはそうするのか?
( 相手が考えていることは知らずに相手が零した本音混じりの冗談に此方も本音を冗談っぽく返して。これで振られたら立ち直れないだろうなと思うも、この方法を勧めてくるということは相手もしたことがあるのだろうかと思って。逆に自分にしてこないということは脈なしなのかなとまた少し落ち込みつつ撫で受けて。一度は区切りがついた話だがジェットコースターに向かいながら問い掛けてはジェットコースターの最後尾に並んで相手の返答を待って )
…勧めといてあれだけど…俺は…出来てない…なんか…卑怯な話だけどさ…俺の事、本当に好きかどうか分からなかったり…関係壊れるかもしれないってやっぱ躊躇して、な…。
( 彼の言葉はきっと冗談なんだ。でも分かっているのに胸の鼓動は速まる。静まれ落ち着け…そう何度も言い聞かせいつも通りに装ってみる。しかし彼からの無邪気な問いかけに何だか年上風吹かせてアドバイスしておいて自分は出来ていないことに後ろめたさを感じつつ素直に口にして。何だか落ち込んでしまったような彼に何だか此方も胸がざわめく。どうしてそんな顔…そんなにその想い人に気持ちが伝わらないのが悲しいのか…そう思っただけでチリチリと胸の奥が燻る。こんな感情を抱いて…彼が本当にその想い人と恋人になったなら…果たして自分は本当に笑顔で祝福が出来るのか…。そんなもやつきも生まれ気づけばジェットコースターの順番が回ってきていて目の前にコースターが止まる。今は…楽しまないと…彼が笑っていられるように…「アキ、俺達の順番だ。乗るぞ…一緒に…楽しもうな」心の燻りにはとりあえず蓋をして純粋彼とのデートを楽しもうと笑顔向けて声をかけて )
俺も好きな人と今の関係が心地良いし多分その人にとっても今がいいんだろうなって思う。でも俺…すごく怖いけど頑張ってみるよ。いつまでも臆病になって自分の気持ちに嘘ついて好きな人と居るのも悪い気がするし、勇気出してみる。まあ玉砕覚悟だけどその時は兄ちゃん慰めてな!
( 相手の話を聞いて相手にも好きな人がいるんだと少し落ち込むも相手も似た感情を持っているんだと知って少し驚いて。自分も相手との今の関係が壊れるのが怖くて、大好き、好きと言い続けてもそれは幼馴染の弟としてしか言ってこなくて。でも本心を隠し続けて相手と一緒にいるのも失礼な気がするし自分の気持ちにも嘘を吐きたくなくその気持ちをなるべく明るい口調で伝え。好きな人は勿論相手、本人にこんな話をして慰めてくれなんて変な話だが、もし振られて玉砕したとしても自分は変わらずに幼馴染の弟として相手から離れるつもりはないので慰めてとお願いして。胸が痛んだが相手もこの時間を楽しもうとしてくれているのが分かれば自分もいつものテンションに戻して「おお、やっと俺たちの番!しかも一番前だぞ!ラッキー!兄ちゃん怖くなったら叫んで俺に抱きついていいぞ!」コースターの順番が回ってくると相手と一緒に一番前のトロッコに乗り込んでウキウキとして声を弾ませ、隣の相手を見てニシシと笑ってはジェットコースターが動き出すと前を見て。コースターは緩やかなカーブを進んだところで一番最初の大きな山に差し掛かり音を立てながらゆっくり上っていき「ドキドキしてきたな、兄ちゃん。」とまだ余裕な声でジェットコースターからの景色を楽しんで )
ああ…もちろん、お前がフラれたらしっかり慰めてやるよ。だから頑張れ、アキ。
( 彼の心情の全ては悲しいかな理解は出来ないが、彼のその想い人を思う気持ちは本物であることは間違いなくて。ズキズキと痛む胸を気づかないフリをして振られたら慰めてと告げた彼の背を押すつもりで口にして。彼の幸せが自分の幸せ。彼が幸せにその人と笑っていられるなら…。少し元気のなかった彼は気づけば元通り。テンション高い彼と共にジェットコースターに乗り込んで。席に座りバーが降りてきていよいよコースターは走り始める。最初の山場に差し掛かり彼の声に「ああ…俺も…」共にドキドキしてはいるがきっとまだ余裕で。コースターからの景色を楽しむ彼の横顔を見つめながら一気にコースターは下降していき )
( 胸は酷く痛んだが笑顔でいれば相手が笑ってくれるため普段から笑顔がトレードマークの自分はこういう時都合が良いなと思いつつ心からジェットコースターを楽しみ。最初の山を下り始めればジェットコースターは速度を上げて急降下、ほぼ垂直に落ちていってふわりと浮く感覚と共に風を切るのがたまらなく気持ちよくて「ヒャッホー!兄ちゃん気持ちいいな!」とテンション高めの声を上げて相手を見ればニコニコ笑い、つい出てしまった耳を手で抑えて。ジェットコースターはすぐに終わってしまい乗り場に戻ると出ていた耳を引っ込め「へへ、兄ちゃん髪ボサボサ。」自分もかなりボサボサになっているが相手を指差して楽しげに笑い先に降りると相手に手を差し伸べて )
ふ、お前もだろ…アキ。てか耳が出てたよな?ありがとう。ほら…男前が台無しだぞ?
( 彼がいればこんなにもジェットコースターは楽しい。こんなに楽しいのは幼少期以来だなんて思っては彼と共に楽しんで。程なくして終わりを迎えたコースターは終点地点へ向かい停車しては彼から髪がボサボサだと笑われて。彼の髪もまごうことなきボサボサなのに何だか可笑しくて小さく笑いながら差し出された手をしっかり掴んでコースターから降りては礼を告げ、途中で耳が出ていたことを指摘しつつ彼の髪に手を伸ばして丁寧に整えてあげて。でもなんだか彼が少し元気がないように見えるもそれを指摘するのはこの時は謀られて。彼の想い人は誰かは分からないが…幸せに…なんて思うもズキズキ胸は相変わらず痛んで。しかし大人な自分がそれを表に出すことはない。ましてや惚れている相手には出したくない。カッコ悪い姿をなるべくみせたくない。自分であればいいのに…そう思わずにはいられないならがも彼の思い出にこのデートが楽しいものでありますようにとそうしなくてはと強く思って。「次は何乗る?」穏やかに微笑んでは髪を直した手を彼から離しながら問いかけて )
えへへ…あ、バレてた?興奮しちゃって。…次は、ンンーあ…真実の口やってみたい。
( 自分の髪のボサボサも指摘されば照れ笑いながら大人しく整えて貰い、耳が出ていたのも気付かれていたと知ればポリポリと頬を掻いて。ジェットコースターを降りて何をしたいか聞かれれば、次は相手が乗りたいものをと思ったが以前父親が見ていた映画の中に出てくる真実の口のレプリカがこのテーマパークにはあるのを思い出して。レプリカでももしあの迷信『嘘や偽りの心を持つ人間が手を入れると手を噛み切られる』だとか『抜けなくなる』だとか、それが本当なら自分の手はおさらばになるなーと呑気に思い。このテーマパークの真実の口はSNSでも話題になっていて、真相は定かではないが本当に抜けなくなった人が居るらしい。「確かあっちにあったはずだ。…兄ちゃんも一緒にやろ。」と記憶していたほうを指差すと相手の手を取って首を傾げて )
可愛かったから俺は全然良いけど、なるべく気を付けろよ?真実の口…?へえ…何か面白そうだな…良いぞ、一緒にやるか。ん、あっちだな…行ってみよう。
( 頬を掻く彼も興奮して耳を出してしまう彼も可愛らしくてこちらの表情も緩み、可愛かったから自分は良いと告げるも一応は気を付けるようにと笑み浮かべたまま告げてポンポン頭を撫でてから手を離して。次に乗りたいもの等聞いてみれば彼の口から出てきた言葉にきょとんとしつつ何かそんなのが出てきた映画なんてのがあったな…なんて思いながら彼が行きたいならそれだけで行く理由になるため仁辺もなく頷いては有り体の嘘つきは手が抜けなくなるといった噂も聞くがあまり信用していなくて。手を引かれるままに着いていけば真実の口のアトラクションへ到着。そこには立体的な顔を模した壁に手が入るくらいの穴がぽっかり開いておりその出来は良すぎてレプリカだろうが、テーマパークにはどこか不似合いの異質さは少し不気味ですらあって。「…よく、出来てるな…もっと簡易なの想像してたけど…とりあえず…何かあったらことだから、まずは俺から入れてみるな。…よっ、と…ん、見たままの固くはない柔らかい材質だな…中には…何もない、か…でもそこまで深くなくて手首より少し上辺りまでしか入らないみたいだ…っ…!?」不可思議なものに大事な彼の手を入れさせるわけには行かず、まずは自分からと服の袖を軽く捲ってはゆっくり手を穴の中に入れていき。中の材質は人が怪我をしないよう柔らかな材質で出来ており程よい弾力がありまるで人肌のよう。そのまま奥まで手を差し入れるもそこまで中は思っていたよりも深くなく自分の手首より3、4cm上辺りまでしか入らなくて。実況中継のように中の具合等、彼に伝えては中には何もないため後は抜くだけ。まぁテーマパークのアトラクションだから良くは出来ているが所詮はこんなもの…そう思い、手を引き抜こうとした瞬間に驚きから息を詰めて。…手が抜けない。いや待て…そんなことが現実にあるわけがない。あんなのは映画の中でのフィクションであって現実に起こるわけが…落ち着けと自分に言い聞かせつつ手を引く。しかし一向に抜ける気配がなくて。……自分の気持ちに嘘をついているから…いやいやいや…流されるなっ!俺っ!そしてパニクるな!俺!大人なんだから落ち着いて毅然とした態度で…──実は後から分かったことだがこのアトラクション、緊張等で変に体に力が入ると中が締まり場合によっては抜けなくなる場合があるらしい。そうとは知らない自分は顔こそ笑顔だが抜けなくてパニックを起こしそうになっていて。しかし歳上の威厳を保ちたいが故に助けを求めることが出来なくて「…ッ…この口よっぽど俺の手、気に入ったみたい…なんて…ん…っ…く…、」冗談混じりでそう軽口を叩きつつ、引き抜こうとする手を締め付けられピクッと反応して )
ええー…兄ちゃんなんでネタバレしちゃうんだよー。俺先にやりたかったのに。…クク、はる兄面白い。
( 真実の口に来ると相手が心配してくれてなのか返答を言う前に先に手を入れて。別にそこまでは良かったのだがなぜか実況を始め。自分はゲームで映画でもそうだが前情報なしに楽しみたいタイプなのでムウと頬を膨らますも言葉ほど対して気にしていなくて。相手の実況を面白可笑しく聞いていれば相手の様子がおかしなことに気付いて。「兄ちゃんもしかして抜けなくなったのか?ふふ、多分深呼吸すれば抜けるぞ。」冗談かと思ったがそれにしては長いのでほんとうに抜けなくなったのかと思えば深呼吸をすすめてみて。少し焦ったが見えづらいが注意書きに気付き、稀に抜けなくなる場合があると記載されていてその原因も書かれていたため多分それかなぁと思えば肩を揺らして笑い。相手が深呼吸する前に擽りでも緊張は解れるかと思い悪戯心もあって後ろから相手の横腹を突いて)
…あー…悪い…ついな…深呼吸…っ…アキ…ちょ…擽ったい…っ…、
( 拗ねたような口調が耳に届けば今こうして抜けなくなってしまうことを少なからず予測しそんなことが彼に起こってしまわないように少しでも情報をと実況なんてしてしまっていて。しかしすぐにクスクス笑う彼にそこまで怒っていないのか…?とホッと胸を撫で下ろしつつ、表情を緩めながら彼からのアドバイス通りに深呼吸しようとするもまさにその瞬間に横腹を突っつかれビクッと体を跳ねさせながらも擽ったさに身を捩り。しかし突っつかれると無意識に少し体に力が抜けたがまたすぐに入るようでまだ手は抜けそうになくて。しかし擽ったさを感じる横腹に触れられた時、少しでも抜けた体の力にほんの一瞬、手が抜けそうにはなったため「…アキ…擽ったいけど…何か手抜けそうかも…もうちょっと触ってくれるか…?…擽ったいのは死ぬ気で我慢するから…」一縷の望みをかけて漸くここで彼にやんわりと助けを求めるように声をかけて )
よーしッ、任せとけ!渾身の擽り攻撃してやるよ!
( 自分の擽りは効いたようで手が抜けかけるも完全には抜けずに。相手がくすぐったそうにするのは面白いが相手のピンチで助けを求められたとあらば此方も本気で擽ろうと思って周りに人が居ないのを確認してから耳とふさふさの尻尾を出すと相手に背を向けてふさふさの尻尾を相手の服の下に入れ込むとそのままブンブン振り回したりゆらゆらゆっくり揺らしたりして相手の素肌を擽って、届き脇の下や横腹にわざと掠めさせて )
ッ…?!…アキ…っ…普通に…擽らない…ン…っ…のか…っ?!…ふふ…っ…や…っ…アキ…ッ…!
( 触ってくれと言ったのだが彼は全力で何と尻尾を服の中に入れてきて。ぎょっとしたのも束の間、素肌を直にフサフサと尻尾に擽られては擽ったさといけない感情が沸いてくる。普通に擽らないのかと口にしつつも彼も彼で自分を助けようとしてくれているのだと前向きに捉えるも何だかゾクゾクとしてしまい。とりあえずこのまま擽られては敵わない。早く手を抜かないとと擽ったさとゾワゾワした感情に堪えながら手を引き抜こうとするも脇の下や横腹に尻尾が掠っては「…っ…アキ…ちょ…っ…一旦…ストップ…ンン…ッ…」苦手な箇所への擽りに瞳に水膜張らせストップと彼を見やり )
ンンー?これ昔から超効くだろ?ってストップ?
( 尻尾を服の下にいれて擽るのは小さい頃からのじゃれ合いでやっていて相手の擽ったそうな声に嬉しくなってもっと尻尾を振るもストップの声が掛かると尻尾を止めて振り返り。そこで相手の瞳が潤んでいることに気がつくと目をぱっちり見開いて。「え、兄ちゃん泣いてるのか?…てかちょっとエロい顔してるぞ…」相手の潤んだ瞳に吃驚しながら尻尾を服の下から引き抜くと相手の顔を覗き込んでその顔にドキドキとして。思ったことをそのまま告げて「大丈夫かー?」と心配そうに眉を下げて「やり過ぎてごめん。」と尻尾を下げて謝って )
昔ならな…お前もでかくなってんだから…加減してくれ…あ…抜けた。
( 超効くだろ?と言いながらも自分がストップを掛けるとちゃんと止まってくれる彼の言葉に昔なら超効いていたが今は彼も成長したことによりやはり何らかしらが変わっていることを告げるも彼のお陰で腕が抜けてはポツリと呟き「エロい顔はしてない。…いいよ、俺がお願いしたんだし。アキのお陰で取れたよ、ありがとな。もう大丈夫だ」彼のお陰で手は無事に外れてはきちんとお礼を告げて。彼がいなかったらきっと従業員を呼ぶ羽目になっていてかなりの注目を浴びていたかもと思えば「…晒し者になるとこだった…アキが協力してくれてマジで助かった…。俺のヘマで長々悪いな…なんかやって欲しいことあったら言えな?俺が出来ることあったら何でも聞いてやるから」と彼に伝えては微笑んだままそう告げて )
えへへ…ごめん。でも抜けて良かった!別にこれくらいどうってことないぞ。兄ちゃんのピンチに助けるのは当たり前だからな!
( 加減してくれと言われれば頭を掻いてへらりと謝るも抜けた手を見ると心の底から安心してニコリと笑い尻尾を振って。助かったと言われると得意げな表情をして尻尾をしまって当然のことだと大きく頷いて。「それより俺も試してみたい!」相手の手が挟まってしまったことは全く気にしておらず明るく笑って自分も試してみたいと目を輝かせて真実の口を指差して )
…ん、マジありがとな…アキはほんとに良い子だな…って…アキ…?!…何ともないか…?
( 彼は少し自分のこの状況を楽しんだだけできっと心配させてしまったのだろうと思いつつ、謝る彼に首を振って再度礼を口にしてはピンチの時は駆けつけるといい、優しい彼の言葉に表情を綻ばせて。彼もずっと試したかったようで真実の口へと手を入れてしまえばいきなりのことに驚いたものの彼の様子を注意深く見ては異変にすぐに気づけるような体勢になりつつも心配で何ともないか?と問いかけて。もちろん彼の手が挟まった際は自分にできることは何でもするつめりでいて )
あはは、はる兄焦りすぎ。俺まだ手入れてないって。これから入れるとこ。
( お礼を言われて嬉しそうにするも急に慌てる相手にキョトンとして。その理由が分かると肩を揺らして笑いまだ手は入れてないとアピールして片手をひらつかせて。心配してくれる相手に大丈夫だよと頷いて今度こそ少しドキドキしながら真実の口に手を差し入れ「ほんとだ、中はあまりかたくないんだな。…ン?なんだコレ。」とペタペタ中を探れば相手が実況した通りの感触がして。しかし相手の手より少し小さい自分の手は相手よりも僅かに奥まで入り指先に何か当たって、何か気になってその出っ張りを探って )
アキ…待たせててごめん…。本当にごめんな…俺、体調崩してて…熱と倦怠感が酷いんだ…って…言い訳してるな…。落ち着き次第返事返したいって思ってるんだけど…お前がもう待てないって言うなら…俺はそれに従う…。本当に…悪かった…。
えー、何それ!なんでそんな寂しいこと言うんだよ?俺は平気だよ!それより兄ちゃんが心配。体も怠いんだから俺のことは気にせずにしっかり休めよ。その代わり元気になったらいっぱい構って貰うから。気長に待てしておくからもう謝るのなしな!とりあえず元気になるようにハグ( ぎゅう )
…アキ…お前の返事見て…にやけちゃった。あまりにも可愛くて…早くアキの戻りたいって思った…ありがとう。本調子とまではいかないけど…ゆっくり返事返させてくれ…待て出来て偉かった…アキ…(抱き締め返し、ワシャワシャ頭撫でて)
悪い…何か先に手入れてるから…心配で先走った…。
(自分は緊張し過ぎていたようで彼からまだ手はいれていないと言われては気恥ずかしそうに頬掻いて。先に手を入れてしまった身として彼が心配で堪らなく柄にもなく慌ててしまっては彼が穴に手を入れるのを固唾を飲んで見守り。すると彼は中の感触の感想を述べつつも聞こえてきた呟きに「…どうした…大丈夫か…?アキも挟まったのか…?」理由を推測出来ずに自分と同様に手が挟まってしまったのかと心配になれば堪らず声をかけてそう尋ねて)
会いに来てくれてありがとう!あまり無理するなよ?( 嬉しそうに撫で受けて )
兄ちゃん心配し過ぎだって、挟まるのが醍醐味のアトラクションみたいなもんなんだから。…なんかボタンみたいなのがあるんだよ。押してみてもいいかな
( 心配する相手を見ておかしそうに笑いながら大丈夫だと笑い、中のでっぱりを探りつづけて。それはボタンのような形状をしていて押してもいいかと尋ねながら答えを待ちきれずにポチッと指で押してみて。すぐに何か起きるかと思ったがうんともすんとも言わずシーンとしており首を傾け。「なんにも起きないや。…故障かな?」つまらないのと手を引き抜くと無事な手をひらひらさせて。今起こった変化にはこの時は気付かずに「次は何するかは兄ちゃんが決めて!」と相手の手を掴んで笑いかけ )
そうだよな…はは…ん?ボタン…いや、ちょっと待てアキ…っ!
( 自分が経験している以上、彼には味わわせたくない…なんて思ったがこのアトラクションの醍醐味と言われてしまえばそれもそうだなと笑み浮かべ。しかし彼にボタンがあることを告げられては自分の手では届かなかった位置にそんなものがあったのかとアトラクションにあるボタンなため害はないのだろうと理解は出来るもその未知のボタンにやはり心配で待ったをかけようとするが好奇心旺盛な彼が待てるはずもなく…。暫くするも何も起こらずにホッと胸を撫で下ろしては手を穴から抜いてヒラヒラし此方の手を握り笑っている彼に「…お前絶対に押すなって書かれてるボタン躊躇なく押すだろ…はぁ…寿命が縮まった…何もなかったからよかったけど…次は俺が決めるのか…そうだな…じゃあ…あれ行くか?」苦笑いを浮かべて押すタイプだろと口にしつつ息を吐いては彼の無事を喜びながら次は自分が乗るものや何をするか決めてと言われては辺りを見渡し、視界に映ったのは高さを誇る急降下型のアトラクション。一際目立つそのアトラクションが落下しては聞こえてくる叫び声に期待出来そうだなと目を細めて。この時は自分もこのボタンの効果もといそれに伴う変化に気づけずにいて )
ええー…流石に絶対押すなって書かれてたら押さないって。ま、それが遊びって分かってれば押すけど非常ベルとか緊急停止ボタンとかは押さないぞ?ただすこーしだけ押したい気持ちになったことはある。
( 心配性の相手に大丈夫なのにと思いながらも心配してくれるのは嬉しくてにこにこ笑い。続いて言われた言葉に心外だと口を尖らすも、遊びと分かっていれば躊躇はしないだろうと頷き。ただ小学生のころに廊下にあった非常ベルを押したらどうなるんだろうと好奇心を抱いたことはあって、実際押すことはなかったが押したい気持ちになったことはあると人差し指を親指で少しと隙間を作ると悪戯に笑って。「おお、フリーフォール!超楽しそう!乗る!行く!」相手が指差したほうを見れば絶許系アトラクションで興奮気味に頷くと相手の手を握り直して手を引いてアトラクションの最後尾に並んで。ちなみにボタンの作用は真実の口なだけあって隠していることを暴露したり本当のことを言ってしまうという作用でまだその効果には気付かないでいて )
はは…そりゃ失礼。ってあー…それはちょっと分かる。俺も押さないけど。
( 可愛らしく拗ねる彼が愛しくて笑いながら失礼と口にするも彼から言われた非常ベルやら緊急停止ボタンは自分も彼くらいの年には押したくなったなぁと無論彼と同じく押すことはしなかったが。なんだか懐かしさすら覚えつつ可愛い彼の頭をワシャワシャ撫でて。自分の提案したフリーフォールにこれまた彼は無邪気に食いついてきてくれる。乗る気満々の彼は待ちきれないとばかりにテンションマックスで自分の手を引いてアトラクションの最後尾へと共に並んで。そう言えばさっき彼が押したボタンの効果がどこかに書いてあった気がするな…なんて思いつつ、朧気な記憶では思い出せずに程なくして回ってきた自分達の番に彼と二人で乗り込んで。下がってくるバーがカチャリとしっかり固定される音と共にプルルルと発進音が鳴り響いてはゆっくりフリーフォールは上昇していき )
だろー?押すな押すなって言われると押したくなるのなんでだろうな。
( 相手も似た経験があったようで嬉しく思いながら楽しそうに話しアトラクションに乗り込むと更に気分は高まって。「おー、たっけぇ!遠くまで良く見える。そろそろ落ちるみたいだぞ、兄ちゃん!」一番高いところまで来ると遠くの街や海まで見えて興奮で尻尾や耳が出てきそうになるのを抑えながら隣を見てニッと笑い。アトラクションのFiveからのカウントダウンが始まると前を見て、Zeroと共に風を切って急降下してふわんと体が浮けばヒャッホー!とテンションマックスで声を出して。アトラクションはあっと言う間に終わり。髪の毛ボサボサになりながら隣の相手を見て「楽しかったな!もう一回乗ろう!」と無邪気に笑いつつ相手は大丈夫だったかなとアトラクションから降りて顔を覗き込んで )
押すなって言われると興味沸くからじゃないか?なんで押したらダメなんだろうとか、思うから余計にだと思う。
( 彼の言葉にあくまで自分の感じたことだが話してみて。フリーフォールが上がっていくのにも彼は興奮しているよう。無論、自分も強かに興奮しているのだが、大人なためそこまで全面には出さない。一気に急降下していくフリーフォールに下腹部がひやっとしてしまうのは一部の男にはあること。彼の言葉にしかしやはり楽しくも感じていて。あっという間に終わってしまえばボサボサになった彼の神を直してやりつつ「アキが乗りたいなら俺も乗る。ちょっとひやっとするけど楽しいからな」と素直に口にしてはクシャクシャ彼の頭を撫でて一旦フリーフォールから降りて。彼と共にまた最後尾へと並んで )
なるほどなぁ。でも俺は兄ちゃんに抱きつくなって言われても言われなくても抱きついちゃうけどな!
( ふむふむと頷きながらやっぱり保険医の相手は言うことが違うなぁと思い、冗談混じりニシシと笑って。フリーフォールを終えてから髪を直してくれる相手の手が気持ち良くて目を瞑りつつもう一回の誘いに乗ってくれる相手に笑顔を向け「ありがと!一人で乗るよりはる兄と乗ったほうが楽しいからな。」と相手の言うひやっの本当の意味は分からなかったが一緒に乗ってくれるのが嬉しくて。結局そのあと空いていたこともあって4回乗って大満足。フリーフォールから降りて暫く歩くと相手の髪を見て「兄ちゃんの髪ちょっとボサボサだから直してやるよ。」と手を伸ばして相手の髪を撫で付けて )
はは…それはダメとは言いたくないし言わない。アキならいつでも抱きついて良いぞ。
( 自分に抱きつくのは…と言う彼に可愛いなぁと思ってはクスクス笑いつつダメと言わないと口にして。彼の嬉しそうな顔を見るのは自分も嬉しくて「ああ、一緒に楽しもうな」自分も嬉しくなって彼ならいつでも良いと口にしつつフリーフォールの順番が回ってきて彼と共に乗り込んで。何だかんだ彼が乗りたがって4回乗ることになったがやはり男ならではの下半身のひやっと感は拭えなかったが何だかんだて彼と一緒ならやっぱり楽しくて。髪を直してくれる彼に「ありがとな…アキも直してやる」頼んでは自分も彼の髪を直してやって )
さんきゅ、兄ちゃん!
( いつでも抱きついて良いと行ってくれてフリーフォールの後に自分も髪を直して貰えれば嬉しそうにはにかんで、抱きついていいと言って貰えたことを真に受けてギュッと抱きついてみて。「へへ、兄ちゃんあったかい。」スリスリと胸元に擦り寄ったあとに離れては手を繋いで「次はおばけ屋敷行こ。ここの怖いらしいぜ。」ニッと笑うとはやくはやくと相手の手を引いてお化け屋敷があるほうへ向かって )
どういたしまして。…俺も温かい。
( 嬉しそうにはにかみ胸元にすり寄る彼は大人っぽくはなったがやっぱり小さい頃と変わらない。でも気持ちの面では色々変わって成長していく時期。一番近くで見守っていてやりたい。嬉しいことも悲しいことも今までと変わらずに分かち合っていきたい。その気持ちはこれからだって変わることはないだろう。そこに恋慕が絡もうと根底にあるものは揺らいだりしない。彼から次はお化け屋敷に行こうと誘われてはニヤリとつられて笑い「お化け屋敷か…いいな、行くか。寧ろ俺らがお化け役脅かしたら怒られるかな?」待ちきれずに手を引く彼に引っ張られながらお化け屋敷に向かいつつ、実はやってみたかったことをポロリと口にしては彼を見やり )
へへ、…って流石に脅かしたらまずいんじゃないか?
( 相手が温かいと言ってくれて嬉しそうに笑ってはまた抱きついてもいいかなと思い。お化け屋敷の誘いにも乗ってくれて二人で向かう途中相手から言われた意外な一言に目をぱちぱちさせて。自分が言うならまだしも相手から。脅かしてみたい好奇心はあるがちょっとダメな気もする、でもやってみたい。その狭間で揺れて「じゃ、怒られる時は二人で。…どうやって脅かす?やっぱ俺の牙で脅かすか?」ガルルと半獣になったときの真似を軽くして笑いつつお化け屋敷の最後尾に並んで )
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