溺愛先生 2019-12-05 21:51:06 |
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……そうなのか?…ちなみに相手は…って俺が欲しい…?……それは…どう捉えたら…アキ…それ…他のやつに言うなよ…?
( 少しくらい経験があるんだと膨れっ面から得意気に笑う彼にそれが本当なら一体誰に何をされたと言うのだろうと沸々黒い感情が沸き上がりその相手は誰なんだと問いそうになるも欲しいものを聞かれた彼は満面の笑みで自分が欲しいと口にして。その真意や意味は…?此方も言葉通りに受け取るなら…と考えれば照れ臭さから僅かに顔を赤くして手の甲で口許を隠しつつ戸惑いながら言葉紡ぐ。しかし他のやつに同じことを言ったなら彼の身が危ないと思う気持ちと自分以外に言って欲しくない気持ちが混ざり合い彼を見つめて自分には言わないようにと告げて )
相手?相手は……へへ、はる兄照れてるのか?可愛いな
( 少しだけだが相手に黒いオーラが見えた気がしてその理由は分からずに聞かれたことに返そうとするもその問いは最後まで聞かれずに、自分が言ったことに対する反応が返ってきて。口許を抑える仕草がいつもの相手とどこか違って少し可愛く思い、それが自分の発言によって引き起こされたことだと思うと嬉しくて。からかう訳ではなく純粋にかわいいと思ったことが漏れればニコニコ笑い、他のやつに言うなと言われればきょとんとして「言わないよ。だって俺が欲しいのは兄ちゃんだけだもん。…どう捉えればって…強いていうなら愛の告白?なんつって…あはは」自分が好きなのは他でもない相手だけなのではっきりと告げては、質問には少し迷って本気と冗談半々の口調で愛の告白だと言って。でも本気だと囚われてドン引きされたら自分の人生終わりのため、結局笑って誤魔化しては相手の手を取って「兄ちゃん!次は1階にあるパフェ食べに行きたい。あそこの巨大パフェ20分以内で食べると無料になってなんか貰えるんだってさ。…失敗したらパフェ代2500円だけど…。挑戦してみてもいいか?」と話を切り替えて相手を見て問いかけて )
…馬鹿…可愛いのはお前だろ…。
( 自分が照れたせいなのか彼が経験したと語る人物の情報は残念ながら告げられることはなくて。可愛いのは彼の方だ。そう告げるもなかなか頬の赤みは消えてくれない。そんな彼からトドメの愛の告白だなんて言われてしまうもすぐに違う話題に話を変えてしまう様子に冗談なのか?と変に期待しない方が彼のためかと思っては取られた手はそのままに「アキがしたいならいいよ。挑戦してみな」と気恥ずかしそうにしながらも微笑んで頷いて。彼が挑戦したいものら挑戦させてやりたい。例え失敗してもそれも彼にとって経験になるためなるべくはさせてやろうと思っていて )
兄ちゃんのそういうノリのいいところ好き!あ、二人でも参加できるから兄ちゃんも食べてな!
( 馬鹿と言われても相手の照れている顔を見れば嬉しさが込み上げて頬が緩んで。いつか誤魔化さずに気持ちを伝えられるときがきたら、相手は同じように可愛い顔をして照れてくれるだろうかと考えつつパフェの挑戦に乗ってくれる相手にニパッと喜びの笑顔を向けて。一応二人までは参加OKの挑戦なので相手も食べられるだけ食べてくれとお願いしては早速一階の巨大パフェのあるお店に移動して。席について巨大パフェを注文してしばらく透明な大きな容器にこれでもかというほどゼリーやコーンフレーク、アイスにケーキに生クリームやチョコ菓子が詰め込められて綺麗に飾られた巨大なパフェが運ばれてきて。「わあ!兄ちゃんスゲー!俺の顔余裕で隠れる!」その大きさにはしゃいではパフェの後ろに隠れてわいわいして )
…俺もか?良いけど…あんまり期待するなよ?つまみ系なら底なしなんだが…甘いものは好きだけど…そこまで入らないと思う…。
( 彼の言葉の真意は結局掴めないまま。でも今はそんな関係ですら何だか嬉しくて。彼と共にその巨大パフェがあるという店に到着しては早速彼はそのパフェを頼んで。自分はパフェを手伝うということもありブラックコーヒーを頼んで。彼にも飲み物を頼むように告げようとするもこの挑戦が終わってからでいいかと思い。そしてでかすぎるパフェの登場。本当にこんなの食えるのか?と思いながらも彼と二人の共同作業なこともあり内心俄然やる気は出していて。巨大パフェを見てはしゃぐ彼にときめきつつ「はは…すげーパフェだからテンション上がるのはわかるけど…ほら、食い始めないと制限時間あるんだぞ?アキはどれ攻める?」それをもちろん咎めはしないがやんわりと制限時間があることを伝えつつも何から彼が攻めるのか?と問いかけて )
もちろん!兄ちゃんが食べられるぶんだけでいいぞ!食べられなくなったら俺のこと応援して。…っとそうだった。じゃあ俺はこのガトーショコラから、いただきます!
( 大きく頷いて相手の無理のない範囲内でいいと笑顔を向けて、残った時間は自分を応援してほしいとへらりと笑い。制限時間があることを指摘されるとハッとなって、急いでフォークを手に取ってはパフェに乗っかっているガトーショコラを刺してぱくりと一口で頬張り「うまぁ…。次はアイス!」もぐもぐ食べ進めるもアイスは中々の量で、お腹いっぱいではないが冷たいものを食べるあるあるで頭がキーンとなっては眉間に皺を寄せて「きくゥーー」とフォークを咥えながら渋い顔をして )
ああ、腹一杯になったらアキの応援するよ。ガトーショコラか、了解。
( 彼の言葉に頷き、それなら問題なく出来そうだと思っては自分が食べられなくなった際には彼の応援をすると笑って告げて。攻めるものを教えてくれた彼はガトーショコラを食べたのちに次にアイスを食べて頭がキーンとなっている様子を見れば「大丈夫か?一つの物を片付けるよりアイスの場合は違うものと交互に食べた方がその頭痛いのこなくなるぞ。んー…俺はコーンフレークでも食うか…いただきます…」可愛らしく思いクスクス笑いつつ冷たいものあるある頭キーンが来なくなるアドバイスを彼にして。自分は手がつけられていないコーンフレークを減らそうとスプーンを手に持ち掬っては口に運びバリバリと音を立てて咀嚼していて )
ン…そっか!ほんとだ痛くならない。…あとキーンってなったときこうすると良いって聞いたことあるぞ。ま、ほんとか分からないけど!
( 相手のアドバイスをしっかり聞き入れて早速実行してみると頭はキーンとならずにすごい!と言うように尊敬の眼差しを相手に向けてアイスとフルーツ、アイスとプリンなど交互に食べ進め。ふとテレビで見た情報を思い出すとアイスが入って冷たくなった取り分け用の器を手に取りそれを額に当ててみせてニッと笑い。パフェは順調に減っていき残りは三分の一ほど。自分もアイスが溶けて少しひたひたになったコーンフレークを口にしては美味しそうに頬を緩め。まだ美味しく味わう余裕があるが相手はどうかなぁともぐもぐ咀嚼しながら様子を窺って )
…だろ?…ああ、それなんかテレビでやってたな?覚えてて偉いぞアキ。
( 自分のアドバイスを聞き入れてくれつつテレビでやっていた情報も活用する彼が可愛くて笑み浮かべながら覚えてて偉いと褒めて。驚異のスピードで残るは3分の1ほど。改めなくても凄いなと思いつつ彼のサポートを影ながらしていた自分の限界が来ていて。無理をして許容力以上の甘い物を平らげたせいで気分が悪くなってきて彼の視線を受けたところで「…アキ…悪い…限界来た…うぷっ…後は任せた…頑張れ…」正直にこれ以上は無理だと告げて離脱するようにスプーンを置けば後は任せたと彼に“頑張れ”と口にして。顔面蒼白ながらも応援してブラックコーヒーで口直し。温かな苦味しかないコーヒーは甘さをも凌駕してくれて表情を和らげつつ彼の食べる様子を眺めて )
えへへ…って食べれるだけで良いって言ったのに。無理しすぎ。俺の胃袋が無限だって知ってるだろ?でも兄ちゃん頑張ってくれたからあとちょっとだ!
( 褒められると照れ臭そうに笑うも顔色の悪い相手を見てはムッと眉を寄せて。自分のために頑張ってくれるのは有難いが体調が悪くなるまでは申し訳なくなってしまって。しゅんと眉を下げるも一緒に頑張ってくれた相手の気持ちは嬉しくて相手のおかげだとすぐに笑顔を向けて。珈琲を飲んだことでいくらか落ち着いた相手に安心しつつその姿が大人でかっこいいなぁと思って。そう思ううちにも手は止まることなくがぶがぶと順調に食べ進めては残りの3分の1も残り時間7分で食べきって。「ぷはぁ…ご馳走様!兄ちゃんが応援してくれたから時間内に完食できた!あ…俺も珈琲飲んでみたい!」膨らんだお腹をぽんぽんと叩いて満足げに笑み、終わったことを店員に知らせたあとに相手が飲んでいるブラックコーヒーに興味を示して指差して )
悪い悪い、アキの胃袋疑ってたわけじゃないんだけど…共同作業だって思ったら頑張っちゃったよ。
( 笑っていた彼がムッとしたのを見れば苦笑い混じりに謝り。もちろん彼の底無し胃袋を疑っていたわけではないと話ながらそれでも彼との共同作業に張り切ってしまったのだと本音をぽろりと口にしてはコーヒーを啜って。そんな彼はすぐにまた笑顔になり巨大なパフェに果敢に挑む。怒濤のラストスパートになり残りの3分の1もペロリと平らげた彼にニッと歯を見せて笑い「アキ、お疲れさん。よく頑張ったな。ほんとに食いきるなんてお前マジですげーよ」と一旦カップを皿の上に置いてから少し腰を上げ伸ばした手は彼の頭に向かいわしゃわしゃ撫でて完食したのを褒めてやって。彼から自分が飲んでいるコーヒーが飲みたいとのお願いにじゃあ同じものを注文しようかと思ったが、彼が飲めないことも考えて今自分が飲んでいる飲みかけではあるがカップを掴み「俺の飲みかけだけど…飲んでみるか?まだ温かいから軽く冷ましてから飲めよ?もし飲めそうなら同じの注文したら良いし無理ならアキの飲みたい物頼んでいいから」と優しく微笑んではカップを差し出して )
へへ、兄ちゃんが一緒に頑張ってくれて応援してくれたからな。はる兄が居なかったら完食は出来なかったよ。
( パフェを全て完食して頭を撫でられるとまた耳が出てきそうになるのを堪えて嬉しそうにして、再度相手が居てくれたおかげだと無邪気に笑って。相手が零してくれた気持ちも心の中ではちゃんと分かっていたが口にされるのは段違いに嬉しくて安心出来て、ほわほわとした空気を纏い相手を見ていて。「…いいのか?ありがとう!じゃあ早速のんでみる!」珈琲を飲みたいと言うと相手は嫌な顔をせずにさっきまで飲んでいた珈琲を差し出してくれて、それだけじゃなくて色々と気遣ってくれて。かっこよくて優しい相手に惚れ直しながらパッと表情を明るくさせてはカップを受け取って。相手とは利き手が一緒なのでカップを持ったときに飲み口が同じになる。手に持ったときに初めてそれに気付くも小さいころから食べ物をシェアしてきたこともあって抵抗はなくて。しかし小さい頃“兄ちゃん大好き”の好きとはまた気持ち的には違うので少しドキドキして。まだ少し湯気のたつ珈琲をみつめてフーフーと息を吹きかけて冷ましては「兄ちゃんとの間接キスいただきー!」とふざけて見せてから黒茶色の液体を流し込み。「……うげぇ…苦っ。」口の中に広がる独特の苦み。自分にはまだ早かったようでカップをテーブルの上に置くと渋い顔を隠さずに舌を少し出して )
…アキ…ありがとな…。
( 途中で戦線離脱した自分に彼は“自分がいなければ完食は出来なかった”そんな嬉しいことを伝えてくれて。きゅんきゅん胸がときめきながらも表情を緩めてお礼を口にして。自分が差し出したカップを受けとり飲んでくれる彼。おどけたような台詞を口にしてはコーヒーを飲んだ彼だったが…やはり苦味のみをダイレクトに感じてしまったよう。顔にも素直に出てしまっている彼に「…大丈夫か?メロンソーダ、アイスオーレ、アイスココア…コーラフロート…どれがいい?」可愛すぎてクスクス笑ってしまいながらもテーブルに置かれたカップを掴んで皿へと置いてからそう問いかけて )
うぐぅ…じゃあコーラフロートにする!…兄ちゃんはかっこいいなぁ…
( 相手のお礼にはふるふると首を横に振って笑い。舌の上に残る苦みと戦っていれば相手は馬鹿にすることなく甘い飲み物を勧めてくれて。その優しさに感謝しながらさっき巨大パフェを食べたばかりだと言うのにコーラフロートを選択しては偶々近くを通り掛かった店員さんにコーラフロートを注文して。ブラックを涼しい顔で飲む相手は大人でかっこよく素直にそれを口にして。暫くすると店員がコーラフロートと共に巨大パフェを完食したのでその無料引換券と景品を持って来て。景品はクジになっていてA賞からD賞までありお店の商品券や良いものだとテーマパークのチケットやゲーム機もあり。店員さんに穴の空いた箱を差し出されては少し悩んで「兄ちゃん引いてみて…!」と期待を込めた目で相手を見て )
…そうか?お前もそのうち飲めるようになるんじゃないか?…ま、ブラックコーヒー飲めるだけがかっこいいわけじゃないけどな。
( 彼が自分の挙げた飲み物の中から選択しそれを近くの店員に注文する様を見て柔らかく目を細め。ブラックコーヒーを飲める自分をかっこいいと彼は言ってくれるがかっこいいにも色々あるため彼も成長し味覚が変わればブラックコーヒーは飲めるようになるかもしれないことを伝えながらかっこいい男はブラックコーヒーを飲めるだけではないと言葉紡いで。彼との談笑を楽しんでいれば注文したコーラフロート共に何やらくじ引きの箱が店員により運ばれてきて。色々景品があるようだがてっきり彼が引くとばかり思っていただけに突如指名を受けては目をぱちくりさせて「俺が引いて良いのか…?まぁアキがそう言うなら引くけど…ハズレ引いても文句はなしな?」そう苦笑いを浮かべてくじ引きの箱の穴へと手を突っ込む。くるくると中を手で漁っては掴んだ紙を躊躇なく取りあげて。そのまま店員に渡せば紙は開かれ『おめでとうございます!A賞のテーマパークのチケット当たりましたー!お兄さん引き良いですね!此方がチケットになります。失効期日はありますのでご注意くださいね』と笑って告げられチケットが入った封筒を手渡されて。そのまま去っていく店員を見送り「なんか当たったな。アキ、これ一緒に行くか?」受け取った封筒をヒラヒラさせて未だに実感が持てない心境ながらもどうせ当てたのだから彼と行きたいと思ってはお誘いしてみて )
文句なんて言わないよ!兄ちゃん引いてくれるだけで俺は嬉しいから!
( ブラックコーヒーをいつか飲めるようになるになると言われれば嬉しそうにしつつ相手にかっこいいと言って貰えるように頑張ろうと意気込んで。相手はくじ引きを引いてくれるようでハズレを引いた時のことを言われるが、当たっても当たらなくても全く気にならないので首をブンと横に振ってニカッと笑い。それでもワクワク感は変わりないため相手がクジを引くところをジィと見てテーマパークのチケットが当たると、おお!と声を上げて。一緒に行くかと誘われてはヒラつく封筒と相手を輝く瞳で見比べて「行く!絶対行く!てか、やっぱりはる兄すげェな!一番いいやつ当てちゃうんだもん!巨大パフェ無料で食えて兄ちゃんとテーマパークでデートって超最高。当ててくれてありがとな兄ちゃん!」テンション高めの声ではしゃいではデートと言って嬉しそうに笑い、クジを当ててくれた相手にありがとうと笑いかけて )
……アキ…お前…なんでそんな可愛いんだよ…。
( 自分がクジを引くだけで嬉しそうな彼。そしてA賞を当てると自分以上に大喜びしてくれる姿にスッと席を立って彼の頭に手を伸ばし両手でワシャワシャと撫でてそう呟き内心の彼の可愛さに悶える気持ちを少しでも分散させようとしていて。気持ちが落ち着くまで撫でさせて貰い、モサモサになった彼の髪を手櫛で綺麗に元のように整えてやってから手を離して。「…あ、どういたしまして…悪いコーラフロート飲む邪魔して。テーマパークも近々行こうな」ありがとうへの言葉を思い出したように返し、彼のコーラフロートを飲む邪魔をして悪いと謝ってはふわりと穏やかに微笑み近々テーマパークへ行こうなと告げては席へと座り直して。いつぐらいが良いかなと考えながら少し冷めたコーヒーを飲み干して )
えへへ、それはな兄ちゃんにこうやって頭ナデナデしてもらう為だぞ!
( 可愛いと言って貰えると本当は謙遜しつつも嬉しそうに照れ笑い、相手の綺麗な長指が髪を梳くのが気持ち良くて、なんでと言われたことに対して赤ずきんちゃんの『おばちゃんはどうしてそんなにお口が大きいの?』の返答ふうに少しおちゃらけて笑って返して。髪を整えてくれる手も優しくて尻尾が出ていたらゆらゆらと揺らしていただろうなと思いつつ微笑みを零して撫で受けて。「…行く!行くならやっぱ学校安みの土日かな?…ぷはぁ、コーラフロートもご馳走様!まだ兄ちゃんと遊んでたいけどそろそろ帰るか?」テーマパークに行こうという言葉には勿論元気よく頷いて、コーラフロートもあっという間に飲み干して相手もコーヒーを飲み終わっているのを見ると丁度時刻も夕方のため名残惜しいが帰ろうかとぶさかわにゃんこを膝の上に乗せながら尋ねて )
なんで赤ずきん風…?
(彼の口振りは赤ずきんのお話のよう。問いかけつつもそんな彼が可愛くてクスクス笑ってしまって。そんな彼からテーマパークは学校が休みの土日だと言われ「そうだな…日曜だと人が多そうだし…土曜日行くか?」自分もそこいらかななんて思っていたため異論はなくてそれなら日曜日だと人が多そうだから土曜日はどうかと思って問いかけて。コーラフロートを飲み終えた彼がそろそろ帰るか?そう尋ねられればもう時刻は夕方なんだなと改めて実感して。明日は学校だし、子供の彼をこれ以上自分に拘束してしまうのもなと思えば「だな…そろそろ帰るか。家まで送ってく…行くぞアキ」ぶさかわにゃんこを膝の上に乗せるという萌えポーズに胸キュンしつつもそう口にしては伝票を持ってレジへと向かい。会計を済ませるとバイクを停めた駐輪場へと彼と共に向かって。鍵を差しバイクのエンジンをかけては彼にヘルメットを手渡して自分もヘルメットをつけてバイクに跨がり「アキ、しっかり掴まるんだぞ?」と優しく声をかけて )
俺は狼だからな!
( なんでと聞かれると単に口から出ただけという理由もあるが自分は狼の半獣なので赤ずきんにしっくり来るかなと思い、ガオッと少し犬歯を見せてニシシと悪戯に笑って。「だな!俺も土曜日がいいと思う!そしたら日曜日にゆっくり休めるし賛成!…兄ちゃんごちそうさま!」相手の土曜日に行くという提案に大きく頷いては会計に向かう相手のあとについて行って会計を済ませた相手に向かって笑顔を向けて。「はぁ…また兄ちゃんの家に帰りたいなァ…ずっと一緒に居たから余計寂しく感じる。」建物を出て駐輪場に来て相手とお別れの時間が近づいてきたかと思えば少し拗ねてみせるも、今日はたくさん相手に構って貰ったので満たされてもいて。ぶさかわにゃんこはへにゃりと折り曲げてヘルメット入れに入れさせて貰い、相手からヘルメットをお礼を言って受け取るとしっかりと被って後ろに跨って。「ん、このまま一生離さない、なんてなァ」本当に一生離したくないなと思いながら冗談っぽく言ってはギュッと相手の腰に腕を回してしっかり掴まって )
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