溺愛先生 2019-12-05 21:51:06 |
通報 |
ああ…大丈夫だ。気持ちいいよ、アキ。
( 違うと否定しつつも甘い声を上げていた彼は今自分の髪を洗ってくれている。次第に興奮は収まり消えそうになっていた理性も戻ってきて。多少豪快なやり方だが温度を確かめてくれる優しさやあの小さかった彼がと思ったりでそれも嬉しくて。自分の真似をして痒くはないかと問う姿に笑み浮かべ大丈夫だと答えて気持ちいいと彼に告げて。彼の内情に気づけぬままに彼の手が髪を洗ってくれるのに身を委ねてふう…と息を吐いて。 )
えへへ…良かった。次はシャンプーだな。
( 相手に気持ちいいと言って貰えると照れ臭そうに笑い、一度シャワーを止めると次はシャンプーで髪を泡立てていって。これも相手の見様見真似。くしくしと目にだけは入らないように注意して洗っていくもふと好奇心が湧いて。自分は半獣で耳や尻尾が敏感。では相手はどうだろうと気になって。自分は相手に触られて気持ちよかったから相手ももし気持ちいいならお返しがしたくて。お返しの気持ちもあるがちょっといけないことをしているみたいでドキドキしながら相手の耳の裏に指をスーと滑らせてみて )
……っ…アキ…そこ…何か擽ったい…。
( あくまでも自分の見よう見まねでシャンプーを泡立て髪を洗い始める彼。意外ときちんと洗えていることにそのまま安心して任せているも耳裏を彼の指がツツーと滑っていくのが分かればピクッと体を僅かに跳ねさせる。耳の中や縁は特に何も感じないが普段自分ですから髪や体を洗ったりする時に洗う以外意識して触らない耳裏はどうにも弱い場所で。一撫でされただけなのにゾワゾワとしたものが背中を這い上がる。彼も洗ってくれているだけだろうと思ってはその手を止めることはなくただ擽ったいとだけ告げて )
え…ここ?…でも兄ちゃんも気持ちよさそうな声だぞ。
( 少しの好奇心とお返しのつもりで触れた相手の耳裏、どんな反応をするんだろうとドキドキしていれば相手から漏れる普段よりもほんの微かに甘さを含む声色にドキッとして。初めて聞く相手の声、なぜだか分からないがお腹や胸の辺りがムズムズして無意識に口角が上がり尻尾がゆらゆら揺れる。止められていないし気持ちいいのかな?と思えば更に好奇心は強まって少しだけ悪戯っ子な声で話掛けては、もう一度、今度は先程よりも長く耳裏をさわさわと指の腹で擽ってみて )
っ…ん…っ…ア…キ…っ…、
( 気持ち良さそうな声だと意地悪な声が聞こえる。鏡に映る彼の表情は悪戯っ子のように楽しげで耳裏を触るのをまだ止めるつもりはないよう。執拗に苦手な所を触れられれば抗議の声も上がりそうになる甘さを含む声と共に手を当てて一緒に塞いでしまいながら彼の名前を呼びせめてもの制止にして。耳裏は結構ヤバイ。ゾワゾワとした快感が否応なく沸き上がる。「…アキ…髪…洗ってくれるん…だろ…?…っ…」何とか言葉紡ぐも上擦る声に途切れ途切れになってしまいつつ髪を洗ってくれるんだろ?と尋ねて )
(/すみません。確認なのですがお兄様が手を当てたのは口でしょうか?耳とも迷って違っていたらすみません;;勝手な判断で口をさせて頂いたことを報告します)
…そう、だよな!うん、ちゃんと洗うぞ。
( 相手の口から漏れる声にムズムズが大きくなりもっと聞きたいと思ってしまうも口を塞ぐ様子を見て本格的にいけないことをしている気分になり。髪を洗ってくれるのか聞いてくる上擦る声にドキドキしながらもこれ以上はやってはいけない気がしてコクンと頷いては耳裏から手を放してしっかり髪を洗い始め。そしてシャワーで泡をしっかり洗い流すと泡立てたボディタオルを相手に渡しながら口を開き「…兄ちゃんさっきはごめん。…よくなかった?」と気持ちいいとは言わなかったしきっと嫌な気持ちにさせただろうと思えば耳と尻尾をしゅんとさせて謝って )
(/ああ…悩ませてしまってすみません。手を当てたのは口です!分かりづらくて申し訳ないです(汗)いえいえ、大正解なので寧ろ汲み取って頂き感謝です…)
…ああ、ありがと。
( ちゃんと洗うと言って耳裏に触れるのを止めてくれた彼にホッとしつつあのまま触られ続けていれば理性ゲージが枯渇して本当にヤバかったと胸を撫で下ろして。彼に襲いかかりでもして怖がらせ挙げ句に今のこの関係も壊していたかもなんて思えばゾッとして。彼のことは初めて会った時から好きだがその期間が長くあまりにも今では距離感も近い。いっそのことこのまま兄弟になってしまうのも良いかなと真面目に思いもしたが、先程の甘えた声を出して快感に酔いしれていた姿を思い出せばやっぱりより彼の近くにいたいという気持ちも湧いてきて。泡立てたタオルを渡しながら謝る彼にそれを受け取りながら口を開く。「……謝らなくていいよ。アキは俺が気持ちいいならしたいと思ってしてくれたんだろ?…寧ろ良すぎてエッチな気分になるから…お前だったら触られるの嫌じゃないけど、俺も男だからさ…お前に変なことしないか心配なんだ。まぁお前が兄ちゃんと一線越えたいって言うなら…いつでもどうぞ?あ、体冷えるからアキは湯船先に浸かってな」耳と尻尾を垂らせしゅんとした顔をしている彼の頭を空いた手でポンポンしながら意地悪くニッと微笑んでは髪も体も既に洗い終えている彼に先に湯船に入るように声をかけて。 )
(/いえいえ正解でよかったです。お手間を取らせてしまいすみません;
ではまた背後は一度引っ込みますね*)
うん…。え…!?
( 謝らなくても良いと優しく微笑んでくれる相手に安心して撫で受けながら耳をペタンとさせてコクンと頷くも、エッチな気分になると聞けば驚いて顔を上げて。そのあと続く言葉の意味は分からないほど初心ではない。しゅんと沈んでいた表情は驚きに変わり顔が赤くなっていっては今度は恥ずかしさで顔を俯かせて。しかし、体の冷えを心配されてはひとまずその言葉に従って湯船に先に入り。温かなお湯に包まれる感覚は好きで湯船の中でゆらゆら尻尾を揺らしながら体を洗う相手を見て「さっきの話だけど…俺兄ちゃんとなら別になにがあっても嫌じゃないぞ…。その一線超えても平気だし…って兄ちゃんは冗談で言ったんだよな。…へへ、ちょっと本気にしちゃった。」もし相手が冗談で言ったとしたらドン引きされるか困らせてしまうと思えば、笑ってごまかして自分の頭をカキカキして )
(/いえ、こちらこそ…また何かわからないこと等あれば遠慮なく聞いて下さいませっ。では私めも失礼致します。)
……アキは優しいな。俺に気を使わなくて良いぞ?アキは好きな子とかいないのか?ほら俺が独占しちゃってるだろ?本当はその子と一緒にいたいとかあったら俺のことは気にしなくて良いからな?
( 自分の言ったことに好意的に返してくれる彼に長い付き合いだから合わせてくれたのだと思っては気を使わなくて良いと告げて。彼もそろそろ色恋に目覚めるお年頃なこともあり、自分以外に誰か好きな人がいるならその子と会ったり遊びにいったりして良いんだからな?と優しく伝えて。もちろん強制ではない。自分だって出来るなら彼と共に過ごしたいし遊びにだって行きたいのだから。あくまでも彼が自分以外に一緒にいたいと思う人がいたらの話で。「…ま、お前に好きな人がいないなら出来るまで俺がずっと一緒にいてやるから。…さっきのは冗談ってわけじゃないから、アキが次同じことしてきたらそのつもりだって思っちゃうからな?」彼にとってきっと自分は良き兄ちゃん。恋愛感情を抱いてくれているとは思っていないため微笑んでそんな風に言葉を返して )
好きな子もいないし俺が好きなのは兄ちゃんだけだよ。だからいっぱい独り占めしていいぞ。ほら、兄ちゃんも体洗ったなら早く一緒に入ろっ!
( 気を使わなくていいと言われて心がズキンと痛んで俯く。自分の選択によって相手の人生を左右するかもしれないのが怖くて、まだ高校生の自分にはこちらを優先してくれる相手の優しさが少し荷が重く感じて。でも相手もまた自分がまだ高校生だから色々考えてくれているのは何となくわかっているし、自分のことを特別に可愛がってくれているのは十分に伝わっているため、すぐにニパッと屈託なく笑っては体を洗い終えた様子の相手の腕をグイッと引っ張って湯船に誘って「てか、俺の一番大好きはこれからもはる兄だけだかんな!だから俺の好きな人はずっと兄ちゃんだもんね」ニコニコ無邪気に笑いながら言うと湯船の中で尻尾をピチャンと跳ねさせて )
…ありがとう…それって…何か…愛の告白みたいに聞こえるな…?なんて…アキは俺の事、兄ちゃんとして好きでいてくれてるのに変な事言って悪い。
( 彼のストレートな物言いにドキリと胸が高鳴る。彼が自分を好きと言うのは兄としてでしかないのにポリポリ頬を掻きながら愛の告白みたいと告げて。でもそんなことないだろうと持ち前の鈍感さが発揮してしまって既に悪いと素直に彼に謝罪して。彼に誘われるままに体も洗い終えていたこともあって湯船に浸かって。自分には程よい温度で彼は大丈夫だろうかと問いかけて。まるで愛の告白のようだと溢しドキドキと鼓動を速める心臓に表情には出ないようにして変な事言って悪いときちんと謝罪して )
そういうこと言う兄ちゃんも俺のこと弟としてじゃなく好きみたい。…なんてな。温度はちょうどいいよ。
( 相手が鈍感なのは昔からなのでこの心の痛みにも少しは慣れていてニコニコ笑顔を向けてはこちらも少しだけ試すように言うもすぐに肩を竦めて冗談ぽく笑っては温度はちょうど良いと頷いて。「ねえねえ兄ちゃん、明日休みだろ?一緒にお出かけしようよ。久しぶりにゲーセン行きたい。あとボーリングも!せっかくの休日…俺といてもいいならだけどさ。」気を取り直して楽しいことを考えようと思えば明日一緒にでかけたいと願い出て、肩まで湯船につかりブクブクさせながら相手を見上げて問いかけて )
…そうか…よかったよ。
( 再び彼から意味深な事を言われるもドキドキとまた胸は高鳴りながらも平成を装いその後に続いた彼の返答に答えて。こんな切り返しをしてくるなんて彼もやっぱりあの頃の小さな少年じゃないんだなと改めて思って。そんな彼から明日ゲーセンやボーリングへ出掛けようと遠慮がちに誘ってくれる彼にきゅんとなって「いいよ。行こうか。アキとなら楽しめそうだしな」誰かとより彼と出掛けたいと常に思っていることから仁辺もなくいいよと伝えて。ブクブクする彼をやっぱり可愛いと思わずにはいられなく彼の紙をポプホプ撫でて )
やったね。明日超楽しみ。今ゲーセンで限定のクレーンゲームあって欲しいクッションあんだよね。でも難易度超高いからはる兄に取って欲しい!
( 相手の反応気にしつつも特に返答はなかったため自分も気にしないようにして明日一緒に遊んでくれるのを聞けばパァと表情を輝かせて喜び。撫でてくれる手が心地よくて頬を緩めてはお湯から顔を上げて、欲しいクッションがあることを相手と遊べる喜びから興奮気味に伝えて。「兄ちゃん、クレーンゲーム上手いから見てて楽しいんだよなぁ。…そろそろ上がるか?」ニコニコと楽しそうに笑っては湯あたりするといけないしそろそろ上がろうかと問いかけて )
良いぞ、クッションな。絶対取ってやるから。そだな、アキが温まれたなら良いけど逆上せたら心配だから上がるか。
( 昔から何故かクレーンゲームは得意で。彼が欲しいというクッションやら抱き枕やら取ってあげていて。何やら今回も取って欲しいものがあるようで楽しみと喜ぶ彼に何だか自分も嬉しくて必ず取ってやると意気込んで。彼から自分がクレーンゲームをしているのは楽しいと褒めれられると共にそろそろ上がるかと言われれば「取れなかったらごめんな?そうだなアキが逆上せたらダメだから上がるかと告げて。「上がったら何飲みたい?ジュース?お茶か?」彼の飲みたい物はその日によって変わるため何が飲みたいか尋ねて )
んーー、じゃあグレープジュースが飲みたい!
( クレーンゲームのクッションを絶対に取ってやると言われると明日がより楽しみになって上機嫌に頬を緩ませながら相手と一緒にお風呂から出て。そして脱衣所にて身体をタオルで拭きながら何が飲みたいか聞かれると少し考えたのち、葡萄ジュースが飲みたいと嬉しそうにして。「…兄ちゃん、尻尾ドライヤーで乾かしてくれるか?」身体が拭き終わり髪を乾かせばあとは尻尾を乾かすだけ。全部自分でできるし別に自然乾燥でもいい。でも尻尾を乾かすときはどうしても自分ではやりづらくて雑になってしまう。相手にモフモフして貰うならちゃんと乾かしてモフモフを楽しんでほしいのと、相手に甘えたいのと両方でドライヤーを相手に差し出しながら首を傾げて )
わかった、ブドウジュースな…用意するよ。
( 上機嫌な彼は葡萄ジュースが飲みたいと屈託なく笑い答えた彼はやはり可愛くて条件反射のように胸キュンしながら頷いて用意すると答えながら髪や体を拭いている彼に続いて自分も髪や体を拭いて持ってきた着替えに袖を通し終わり着替えを終わらせ髪も乾かし終えた頃、何とも可愛らしいお願いをしてくる彼にふわりと柔らかく微笑めば「いいよ、乾かしてやる。…熱くないか?」髪を乾かし終えた彼からドライヤーを渡されては受け取って丁寧に彼の尻尾を乾かしていき。温度は確かめてから尻尾に当てているが耳と同じく敏感な尻尾。火傷させたくはないため問いかけて )
ん、ばっちり。たまに母さんにやってもらうけど雑だから兄ちゃんに乾かしてもらうのが一番落ち着く。
( 相手のドライヤーの使い方には細かな気配りがなされていて安心できて。ばっちりと笑っては完全に安心しきった様子で乾いてきた尻尾をゆらゆら揺らして。それから尻尾が乾くとくるっと相手に振り返り「ありがと兄ちゃん。」とちゃっかり相手に抱きついて尻尾を揺らしてお礼を言って。「んじゃ、ジュース飲もう!あ、兄ちゃんは何飲むんだ?」パッと相手から離れると服はもう着ていたため先にリビング向かい、自分の家のごとく台所に入っては冷蔵庫に手をかけて )
そりゃよかった。よし、乾いたな…っと…どういたしまして。
(一番自分に乾かして貰えるのが落ち着くと言われ当たり前に嬉しくて口元緩めて。よかったと口にしつつ尻尾が完全に乾けばくるりと振り返った彼にお礼を言われながら抱きつかれれば受け止めてされるがままになっていて。すぐに離れてリビングへと向かった背中に続くように自分も移動して。冷蔵庫を開けるのを見やり、彼なら別に構わないため「俺はもちろんビールだな。」葡萄ジュースを取るついでに自分のも取ってくれるのか何を飲むと聞いて貰えれば風呂上がりは大抵ビールが多くて。お茶も飲んだりするが先程の外食先でお茶を飲んでいたこともあって。風呂上がりに酒なんてオッサン臭いかな…なんて思いつつもビールをお願いして)
ビールだな!了解ッ!
( ビールを頼まれると嬉しそうに相手に乾かしてもらってフサフサ度が増した尻尾を振り、ひとまず自分用の葡萄ジュースをペットボトルからコップに注いでから缶ビールを出して。両手にそれらを持つと相手の元へ行き缶ビールを差し出しつつ、葡萄ジュースを一口飲んで。「ほいビール。…ビールって風呂上りの一杯!ってよく聞くけどどんな味するんだー?」おやじ臭いなんて一切思うことはなく、いつも美味しそうに両親や相手が飲むのを見ているので気になっていて。当然自分は未成年なので飲んではいけないのだが興味はありジッと飲みたそうな顔をして相手を見て )
トピック検索 |