かわたかわたかわた 2019-12-02 19:20:19 |
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( 客から寄せられた手紙への返事を書いている最中に、襖越しに声が飛び込んできた。客への適当な言葉を考えるのに集中していたため遣り手の足音も聞こえなかったのだろう。早月にとっては突然の声掛けにビクッとすれば、ちょうど書いていた言葉を乱してしまい )
え、はっ、はい! な、馴染み客......ですね、分かりました
( 手紙、書き直しだなぁなんて少々面倒さを感じつつ華絵の言葉にそう返せば、頭の中で華絵の言葉を繰り返す。相手は「馴染み客」になるあの人だ。今回で馴染み客かと思うと、いや、妙に強調されると変に緊張を覚えるような感じが体を走るが、意識して気にしないようにする。そもそもいつ呼ばれても良いように予めの準備は大方出来ていたのだろう。数十秒後には「準備、できました!」といつも通りの声音と笑顔で言って、襖を開けていて )
台詞とロルの改行見た目を、
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