√ 2019-12-01 19:16:44 ID:13df25f07 |
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>要するに、常に腹ペコのヴァンパイアに出会って5秒で血を吸われて、その後はお喋りしたりデートしたりする場所。
⇒提供は何やかんや言いつつも、屋敷を訪れる獲物が可愛くて仕方ない様子。
>提供の牙からは特殊な毒が分泌されており、咬まれれば痛みではなく快楽を覚える仕組み。
⇒因みに唾液には怪我を治癒させる効果がある。
>ヴァンパイアは食事の後に獲物を解放するが、気に入られればお屋敷に閉じ込められてしまう。
⇒ヴァンパイアは基本的にお屋敷から出る事が出来ず、貴方の訪問を待っている。
>お屋敷へ自由に入る事は出来ても、一応はヴァンパイアの許可が無ければ出る事が出来ない仕組み。
⇒基本的には、食事が終わればヴァンパイアは獲物をその都度解放する。
>時間帯はいつも夜、そして外は常に猛吹雪。
⇒氷雪に閉ざされた森と峡谷の奥にひっそり佇む、神秘的なお屋敷なのだ。
>耽美で甘い空間がモットー、けれど勿論裏行為は厳禁。
⇒どんな形であれ、糖度高めの也が出来れば本望。
※まだレス禁。
■服装は全員ステレオタイプのマントコート。生地はサテンのブラック、裏地は白い肌に良く映える赤。海外ヴァンパイアあるある。
□アンデッド種ゆえに体温も脈もなく、身体を傷付けても出血しない。全員血の気が無く、文字通り死人の様に白い肌。
■手足の爪は長く鋭く、少しでも口を開けば真っ白の艶やかな牙が覗く。
Ⅰ.アミルカル / 外見26歳 / 185cm
エメラルドの流し目、穏やかな微笑がデフォ / 物腰柔らか、その実はドSで気に入った獲物には嗜虐心全開
「どうしたの、そんなに怯えて。もう大丈夫、此処には"恐ろしい怪物"なんて居ないから。…ね?」
「嬉しいな、またこうして君に会えるなんて。ふふ、君はとっても美味しいから」
Ⅱ.イェルノーグ / 外見28歳 / 187cm
ルビーの桃花眼、常にしかめっ面 / 傲岸不遜、その裏でお気に入りは依怙贔屓しドロドロに甘やかす
「騒がしいぞ、何事だ。…見ない顔だな、此方へ寄れ。良いから早く咬ませろ」
「フン、俺の牙が忘れられなくなったか。丁度良い、俺もお前の味が恋しくなっていた」
Ⅲ.ウルスラ / 外見27歳 / 192cm
シトリンの釣り目 / 来る者拒まず去る者追わず、しかし一度執着すれば病的な独占欲を発揮する
「わァ偉いこっちゃ、怪我しとらん?そら何より。…お?キミ綺麗な首筋しとるやん」
「そんな良ぇ香りさして、俺の事誘っとるん?可愛ぇ子やなァ、早よこっちおいで」
※標準語にも変換可能。指名時にお気軽にリクエストを。
Ⅳ.エメリス / 外見30歳 / 188cm
アメジストの俯し目 / 裏表のない変態紳士、お気に入りは監禁してしまう癖あり
「おや、膝を擦り剥いているね。勿体無い――嫌、失礼。さあ、私に消毒させておくれ」
「参ったな、そう熱っぽい瞳で見つめられては少し意地悪をしたくなってしまうよ」
Ⅴ.オルフェリア / 外見18歳 / 184cm
サファイアのぱっちり二重 / 元気溌剌天真爛漫、けれども実は大ヤンデレ
「わわ、大変怪我してる!俺が治してあげるねっ、ちょっとだけ痛いの我慢出来る?」
「ねえ、何で他の奴がお前の味を知ってるの?お前は俺だけの獲物なのに。許さないから」
※まだレス禁。
■Profile
登録:(無登録希望の方はここに"×"を)
指名:(初回のご指名を。2度目以降、指名は自由に変更し放題)
名前:(世界観的に英名推奨)
種族:(自由ですが物理的な力関係は提供>募集)
年齢:
容姿:(身長必須)
性格:(特徴を捉えていれば簡潔なものでOK)
備考:(息子様へ肉付けしたい事があれば何でも)
ロル:(猛吹雪の中で道に迷い、命からがらヴァンパイアのお屋敷へ逃げ込み助けを求める場面を。この時、体の一部から出血を伴う怪我をしている事。)
※冒頭にも書きましたが、原則は即レスリアルタイム式。ロルの長さ的に置きレスを希望される方はお気軽にご一報を。
■優遇
口では強がっていても身体は正直なタイプ / 従順な子も好きだけれど、只従順なだけでは物足りない / 何だかんだ一途な子 / 喰い合い / 誘い受け / 両片想い / 嫉妬深い / ヤンデレ、クーデレ
□冷遇
無関心無反応 / ビッチ系 / 敬語 / 男の娘、中性的な子 / いつまで経っても警戒してる、怯えてる等 / 自賛ロル / 半角カタカナ
>屋敷の扉は開かれた。
■たった今からレス解禁・募集開始
□一旦募集人数は無制限
■何かお問い合わせがあればお気軽に
□参加希望者以外はレス禁
■提供(>2)
(/今晩は、失礼します。素敵な世界観及び素敵なお子さまに惹かれ、お話しさせていただければと思います。プロフィールは以下の通りとなります。当方セイチャット不慣れなため、何か御指摘事項等がございましたらお申し付けいただければと思います。ご確認よろしくお願いします。)
■Profile
登録:×
指名:イェルノーグ様
名前:シリル(Cyril)
種族:狼男
年齢:24
容姿:タンザナイトの様な透き通る様な蒼い瞳は一重でつり目気味。薄目の唇。細身ではあるが適度に筋肉のついた体つき。犬耳、ふさふさの尻尾が生えており、爪は尖っていて長め。178㎝。
性格:ころころと表情が変わり、気分屋。負けず嫌いな気性を持っており、素直になれない部分も。気に入った方には犬よろしく全力で懐く。
備考:狼男のため、耳が良い。また狼部分(耳、尻尾)を触られることを嫌う。
ロル:(息を切らし凍える体を自ら抱き締める様にしながら脚を踏み入れたのは主人の分からない屋敷。道中分厚い雪に隠されていた植物によるものだろう脛に切り傷を負ってしまった様、叩き付けるような吹雪が落ち着けば鋭い痛みが己を襲い、呻き声漏らした。辺りを見回してみたところ如何やら誰か棲んでいる様子に安堵から小さく吐息を漏らし、すっと冷たい空気肺へ吸い込めば大きな声で'誰か、誰か居ないのか'と叫んで。)
>シリル
――獣の匂い。( カツンと上等な革靴の跫音を響かせ、霧の様に現れたのはまさに貴方の背後。ぽつりと呟いた声音はひどく乾いた無感情なもので、一歩背後から距離を詰めつつ「 それと血の匂い。馨しいな、迷える狼よ 」敵意とも悪意とも違う鋭い視線は、捕食者が獲物を吟味する様に煌々と赤く底光りしていて。小さく開いた唇からは、じわじわと立派な牙が伸びつつある。貴方へ詰め寄る歩みは止めず、このまま壁際まで追い詰めてしまおうか )
(/こんばんわ、初めまして。嬉しいお言葉ありがとうございます、無登録なのが残念なほど素敵な息子様とお話させて頂ける事、提供共々大変喜ばしく思っております。此方こそ、何か引っ掛かる点等ございましたらお気軽にお申し付けください。それでは今宵限りの戯れに興じるとしましょう。/本体会話蹴可)
>イェルノーグ様
っ、……お前、が…ここの主か?(鳴り響いた其の音を敏感な耳へ捉えれば_犬であれば全身の毛を逆立てているであろう_尻尾を低く下げつつ警戒心剥き出しで背後へ向き直り。元々良いとは言えない目付きを更に鋭くさせ乍じっと貴方を見詰める。其の姿見定める様に上から下までゆっくりと視線動かせば強張る唇そっと動かし左記を述べた。近付く相手に反射的に脚は後退りを始め距離を取るよう両腕を伸ばして。)
(/おっと…すみません、当方で入力しておきながら登録への×は唯の間違いだということをご指摘されて初めて気付きました、訂正させていただけますと幸いです。素敵なお子様と話せる今宵を楽しみにしております。)
>シリル
それは些末な事だ、お前の脛から流れ出るモノに比べればな( ふわりと目許にかかった一房の前髪をかき上げながらも、歩み寄る速度は落とすことなく維持して。警戒心を抱かれる事には慣れっこで、鋭い視線や下がった尻尾には寧ろ可愛げさえ感じながら「 此処へ足を踏み入れたのはお前だ。お前には血を捧げる義務がある 」状況の説明をするでもなく、堂々と詭弁を展開してゆく。やがて後退する貴方を壁まで追い詰める事に成功したなら、両手を端正な顔の両側の壁へ付き、身体を使って貴方を閉じ込める様な体勢を取り「 手を焼かせるなよ、狼。傷の手当は味見の後だ 」一応は治療をしてやる意思がある事を告げた後、引き締まった首筋へ容赦なく牙を突き刺そう。痛々しい見目に反して、その瞬間に貴方の身体を駆け巡るのは激痛とは真逆の感触だろう )
(/そうでしたか、承知いたしました。此方こそ楽しみにしております、何卒よろしくお願いいたします。)
>イェルノーグ様
ちょ、っと、待てって、…勝手に邪魔したのは謝るから…っ、(つかつかと歩み寄る相手へ警戒心と焦りにも似た様な感情を抱き、壁際へ追い詰められた事を承知し乍も尚抵抗するように身動ぎをした。貴方の口許より覗く美しくも鋭い牙視線に入ればいっそう恐怖に顔を歪めてみせた。遂に己の首筋へ其の牙突き刺されば此れまでの経験が先に立ち反射的に"いたッ…"と双眸固く閉じ呻き声にも近い声を漏らした。しかし、ふと首筋へ意識を遣れば其処に感じるものは痛みではなく快楽、行為と相反する感覚に混乱し短くそれでいて甘い吐息を一つ溢す。やり場の無くなった両手、相手の胸元に置けば其の服切なげに握り締めて"やめてくれ…!"と弱く抵抗の言葉を述べて。)
(/最初からお手数をお掛けしてすみませんでした。よろしくお願いいたします。此方の会話は蹴っていただいて問題ございませんので。)
>参加に関係のないレスの方々
(/失礼ですが、>4はお読みになりましたでしょうか。あなた方のなさっている事は荒らし行為です、通報させて頂きました。此処に関係のない書き込み、生産性のない行為はご遠慮ください。今後は荒らしレスにはこうして反応する事無く即通報をさせて頂きます。荒らしをするのは個人のモラルの問題ですが、人様に迷惑をかける行為はネット上・リアル関係なく自重しましょう。)
>シリル
――悪くない味だ( 啜った量は本当に味見程度、生命維持に支障をきたさないどころか貧血すら起こし得ない程度のもの。元より獲物を殺害してしまうまで吸血するつもりなどなく、首筋から牙をゆっくりと引き抜いては暢気に感想を呟いて。「 離せ、皺になるだろう。もう少しだけ大人しくしていろよ 」気付けば服を握られており、その可愛らしい仕草に満更でもなさそうにふと一瞬の笑い交じりの吐息を漏らして。首に穿った牙の痕へそっと舌を這わせれば、瞬く間にその傷は塞がり「 次は脛だ。手負いのまま吹雪の中へ放り出されたくなければ傷を見せろ、狼 」満腹には程遠いが、その分美味だった貴方の血に一先ずは満足したらしく、逃げ道を塞ぐ様にしていた両腕を引っ込めて。そのまま一歩下がれば、すぐ傍にある暖炉とソファを顎で示して )
>イェルノーグ様
、勝手な奴…。(牙を引き抜かれる感覚に身を小さく震わせ、貴方の溢した言葉聞き取れば少しばかり不満そうに独り言を呟いた。生暖かい舌の感覚に擽ったそうに首竦め貴方の指摘素直に飲み込み両手を離して、首筋へついた傷痕確認する様に触れると傷が無い、戸惑いの色を顔に浮かべ眉下げて。貴方を益々不審そうに見遣り乍らも此のまま外に出ては危険だと己も無論感じている。取り敢えず離れた体に安堵し、"手当て、お願いします。"と視線俯かせ乍告げ、促されるままソファへ歩みを進めた。暖炉へ近付く程其の炎の暖かみを肌で感じ"あったけえ…"と思わず口をつき警戒心も多少緩んだよう尻尾ゆるり揺らしながら、ソファへ腰掛け炎に手をかざして。)
>シリル
当然だ、此処は俺の屋敷なのだからな( 耳に届いた不平の言葉を無視することは、エベレストよりも高い自尊心が許さなかった。自分勝手な振る舞いを悪びれもなく正当化すれば、予想に反した素直で礼儀正しい言葉に案外すんなりと機嫌を戻し「 狼男には野蛮な者しか居ないと思っていたが、お前は違う様だな。狼、名は何と言う? 」生きていくうえで炎の温度を必要としないアンデッドの自身とは違い、熱の恩恵を受ける貴方の穏やかな横顔を眺めれば意外そうに自分の冷たい顎先を撫でる。その後隣へと腰掛けながら、珍しく興味を引かれたのか名を問いかけつつ「 俺はイェルノーグ、この屋敷の主の一人だ。…脚を此方に 」揺らめく炎が長い睫毛に影を落とすのを感じつつ、未だ香り高い血が流れ続けているであろう傷口を見せるよう再度要求し、指をくいと手前に曲げて )
>イェルノーグ様
それは、そうだけど……。(貴方の行為を正当化する物言いに何も言い返す言葉を見付けられず語尾弱めて俯いた。しかしその後続いた相手の言葉へ反応示し"狼男にだって個体差があるんでね、礼ぐらいは当たり前だろ?"まるで子供の様に得意気に鼻を鳴らして左記告げ"俺はシリル。名を名乗ったからにはもう狼って呼ばないでくれよ。"と、先程から貴方に呼ばれる名称が多少気になっていたようで。暖かさに気を取られていた為痛みへの意識は仄かになっていたよう、尚も血の滴る脛へ視線遣れば眉顰め、大人しく膝を立て相手の方へ脚を差し出した。"イェルノーグさん、ね。"貴方の名を反芻する様に口にし、貴方へ視線遣れば其の端正な顔立ちに視線逸らせなくなってしまった様、まじまじと見詰めて。)
>シリル
狼、と呼ばれるのは不快だったか。それは悪い事をしたな、シリル( 名を知らぬ相手へ種族名で呼び掛ける事に悪気はなく、価値観の違いを純に受け止めれば、いつものしかめ面を引っ提げながらも僅かに決まり悪そうに眉を下げ。いきなりの吸血行為は元より、貴方を攻撃したり害したりする気は端から無かったのだ、という気持ちが伝わるようにと願って、優し気な手つきで怪我をした片足にそっと触れて「 敬称を付けるのならば"様"が好ましいな。…そのまま見惚れていろ、直ぐに終わる 」顔へ視線を感じ、ふと傷口から貴方の顔を見遣れば目線がかち合い。照れるでもなく、ふ、と吐息だけの短い笑いを落としてから、冷たい手でそっと優しく傷口に触れて。指先から漏れた淡い青の光は、瞬く間に傷を癒し、痛みを遠退かせるだろう。 )これで良し。他に痛む所は?
>イェルノーグ様
…いや、…良いんだ。(貴方が予想していた反応とは全く異なるものだったため、呆気を取られた様に暫し沈黙を。はっと気付けば首を横に振り当初の印象とはまた違う貴方の表情や優しく傷口へ触れる手つきに密かに目を細めて笑みを浮かべた。見惚れて居た事に貴方が気づいたことに決まり悪そうに視線逸らし、まるで其の醜態隠すように"イェルノーグ様って呼べって?…なんかそれは嫌だなあ。"態とらしく悪戯に唇を尖らせ。彷徨った視線を傷口に移せば傷を癒す貴方の力に素直に"すげぇ…。"と感嘆とも取れる言葉を漏らせば好奇心からだろう暖かな炎によって乾き先程より柔らかぬ見える尻尾を横へ揺らしてみせた。相手の問いかけへ"他はない、…ありがと。"ぶんぶんと首横に振って否定を見せ、多少気恥ずかしそうに弱々しく感謝の言葉を述べて。)
>イェルノーグ様
…いや、…良いんだ。(貴方が予想していた反応とは全く異なるものだったため、呆気を取られた様に暫し沈黙を。はっと気付けば首を横に振り当初の印象とはまた違う貴方の表情や優しく傷口へ触れる手つきに密かに目を細めて笑みを浮かべた。見惚れて居た事に貴方が気づいたことに決まり悪そうに視線逸らし、まるで其の醜態隠すように"イェルノーグ様って呼べって?…なんかそれは嫌だなあ。"態とらしく悪戯に唇を尖らせ。彷徨った視線を傷口に移せば傷を癒す貴方の力に素直に"すげぇ…。"と感嘆とも取れる言葉を漏らせば好奇心からだろう暖かな炎によって乾き先程より柔らかぬ見える尻尾を横へ揺らしてみせた。相手の問いかけへ"他はない、…ありがと。"ぶんぶんと首横に振って否定を見せ、多少気恥ずかしそうに弱々しく感謝の言葉を述べて。)
>シリル
…何か不服でも?( 驚いたかのような表情は此方としても予想外で、怪訝そうに片眉を歪めて。しかし貴方の表情が笑みを描いたのを視認すれば「 お前の表情は四季の様に移ろうのだな 」どこか調子を外されてしまったかのように肩を竦めて。「 ならば特別にイェル様でも構わん 」冗談とも本気ともつかない堅い面はそのままに、けれども確かに特別という単語は落とそう。視界の端でご機嫌に揺れる尻尾を横目で一瞥し、どことなく触れたくなる衝動には気付かぬ振りをして「 ふむ。五体満足の狼男であれば、吹雪を物ともせず進めるだろう。今度は迷うなよ、シリル 」照れくさそうな貴方の頭上に手を伸ばし、ピンと立つ狼の耳の間に掌を置けば1度だけわしゃりと撫でて。直後ソファから立ち上がり、カツカツと跫音を響かせながら巨大な扉の前に立ち、貴方へと振り返り「 次迷い込んでくれば、味見程度では済まさんぞ 」脅しのつもりか、貴方の美味な血の味を思い出してしまえば、赤い舌先をちろりと覗かせ舌なめずりを。 )
>イェルノーグ様
四季のよう?ああ、とても慌ただしく過ぎ去る四季みたいで退屈しないだろ?(貴方の例えに満足したように口角上げてみせ、首を傾げ問い掛けながらも半ば強制的に同意を求め。併せて'特別'などという言葉を耳にすれば、己を単純だとは感じているため態とらしく不服そうにして見せながらも"じゃあイェル様って呼んで遣るよ。"と大人しく其の提案に乗った。撫でられる事が好きなのであろう、其の冷たい手で撫でられると隠すこと無く尻尾を横に振って頬を緩ませ表情貴方から隠すように口許を手で覆った。立ち上がった貴方の後を急ぐ様に早足で追い凍えそうな外を想像しぶるり、と体震わせ己抱き締めるように腕回せば此方を振り返る貴方と視線が合ってしまう。視線を外さない儘短い沈黙の末、"迷うのも吸血も好きな訳じゃないけど、アンタには亦逢うのは悪くはない。"とまるで独り言のように呟き顔を背け扉に手を掛けて。)
>シリル
確かに、分かり易い獲物は扱い易い( 得意げな表情は爽やかな初夏を彷彿とさせるな、その感想は胸にしまい込み、自分と貴方双方に言い聞かせる様に獲物の二文字を態々引き出して。撫でられて心地良さそうにする様は愛らしい動物を思わせ、無意識のうちに少しだけ口元を緩めて「 お前の場合、御主人様、の方が似合うかもしれんな 」変わらぬ不遜な軽口を叩きながら、逸らされてしまった貴方の横顔を見詰め、僅かに瞠目。すぐに気を取り直す様にパチリと指を鳴らせば、自動的に重い鉄扉が両側に開いてゆく。途端に屋敷へ吹き込んでくる冷たい暴風に暖炉の火は消え去ったが、体温の無い己は寒がる素振りすら見せず「 …どうするかはお前の自由だ、シリル。だが、俺は忠告したぞ 」最初に出会った時のように、音もなく貴方のすぐ背後へと距離を詰めれば、獣の耳にそっと唇を寄せて「 では、またな 」暗に再会を仄めかしつつ、吹雪の中へ去って行くであろう貴方を見送るだろう )
――今宵は一旦下がらせて貰おう。楽しい時間を有難う、また会える事を願っている。
>イェルノーグ様
…まあアンタが退屈しないなら、何より。('分かりやすい'や'獲物'といった言葉に多少不服そうに眉根寄せ、そういう意味じゃないんだけど、など思った言葉は喉の奥へと飲み込んだ。"御主人様なんて絶対に呼ばねえ。"と流石に其の提案には乗らない様、子供がする様に拒否の感情を首を振ることで表してみせると、想像通りの外界の寒さに身を縮めた。気を取り直すように外を確りと見詰め心を決めていたところ、鋭い耳へ貴方の甘い声色を聞き取り、ふ、と白く甘く吐息を漏らした。"また、な。"くぐもった声で此方も呟けば降り積もった雪へ脚を踏み入れ、直ぐに真っ白な吹雪へ其の姿は飲み込まれて。)
此方こそ、ありがとう。…きっと、亦会えることを願って。
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