研究室 そこに不思議な人が居る。

あら、ファーストネーム呼びはお気に召さないかしら？
それとも、もっと別の呼び方の方が萌える？
例えば…そうねご主人様とか( 首傾げ )

……なんかもう疲れたんで好きにしていいですよ。
（呆れたように相手の顔を見たあと、机の上に突っ伏して）

そう？
なら、好きにさせてもらっちゃおうかしら
＿＿…ご主人様？( 耳許囁き )

ッ！？______！！？
（耳元で囁かれると弾かれたように起き上がり、盛大に椅子から転げ落ちる、その顔は驚愕と表現するのが相応しく、声も出せず）

ふふふ、そんなに慌ててどうしちゃったんですか？
ご主人様…( ニヤリ )

ッ……！
やっ、やっぱりその呼び方却下！却下しますッ！（ビクッと震えると後ずさり、珍しく慌てたように相手を指差すとそう叫んで）

ざーんねん、まあ…二郎が取り乱すところが見れて楽しめたしこれぐらいにしておいてあげる( 自身の唇を指先でなぞり )
＿＿さてと、ウブな貴方を揶揄うのはこれぐらいにしておいて…
今日は二郎の分もお弁当作ってきてあげたの、一緒に食べましょ？( お重をドンと置き )

揶揄いが悪質なんですよ貴女…。
昼食？結構です。
（ため息をつきつつ丸椅子に坐り直すと、相手の提案を速攻で却下するものの、腹は空いていて、ただ相手と食べる、というのが苦手なだけで）

甲斐性なしね( ぼそ )
せっかくの私の愛妻弁当が食べられないっていうの？
＿＿ほーら、唐揚げに玉子焼き、俵型のおむすびの中身はなんだろなー…？( お重の中身見せびらかし )

愛妻じゃないので。
……その程度で僕が釣れるとでも？
（きっぱりと否定したあと、懐から食べるゼリーを取り出すと、それに口をつけて飲むと食べるを同時に行い、相手の食材には少し心揺らいだものの、もう一押し、何かが必要で）

なるほど…( ふむ )
欲しがりさんなんだから
じゃあ、はい、あーん…( おかずを箸でつまんで差し出し )

__________________はむっ（食べ物に罪はないと自分を何度か納得させ、相手を何度かチラ見したあと、仕方なさそうに差し出されたおかずを口にして）

あら？あれだけ拒否してたのに…
身体は正直ね( 艶っぽい笑み )
＿＿さ、次は何が食べたい？

____________特に無いです、何でもいい。
（咀嚼を終えるとそう言葉を返し、一時的にそっぽを向いて）

相変わらず素っ気ないわね
それとも、あーん、だけじゃ不満？
口移しを御所望かしら？( 首こて )
＿＿なんちゃって、じゃあ次はおむすびね( おむすび指先でつまみ口元へ )

そんな訳無いでしょう……
（呆れたように相手にそう言いつつも、口元に運ばれてきたおむすびを食べて）

どうだか、なんといっても二郎だしもっと過激な事を考えていたとしても不思議じゃないわ( くすくす )

＿＿そうしてそのあともこんな調子で昼食をゆっくりと食べ進め

どう？私の愛妻弁当、ご満足いただけたかしら？( 空の重箱片付け )

人への評価が低すぎませんかね、僕は貴女なんかに興味ありませんよ。（そう言いつつも黙々と食べ続けて）

……中々じゃないですかね、
（適当にそう答えて）

これは、そうね…
美味かった、また機会があれば作ってきてくれ…といった感じかしら( ふむふむ )

何解釈してんですかアンタは！？
（そう叫ぶと机をバンと叩いて反論し）