霧島二郎 研究者 2019-11-25 02:08:16 |
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人間なんてそんなものです。
都合の悪いことは全部バグ,自分の作ったものに好意を抱くなんてことありえませんし。
(相手から目線を逸らし,さらりと暴露しつつ歩いて)
ッ……えぇそうですよ!恋ですよ恋!恋心!自分自身で作った人形に恋心を抱いてしまったんですよ!僕っていう馬鹿は!
(半ばヤケクソになり,そう叫んで地団駄を踏み)
そっか、ふふ…ありがと。でも、この場合どうすればいいかな…?霧島くんが私を好きだって言ってくれる気持ちはとっても嬉しい、だけど恋心っていうのは私の中のデータベース上にはあるけど感覚が伴わないっていうのかな…知識としてはわかるんだけど…曖昧でごめんね
(眉尻を下げて苦悩した表情で)
えー…一度言ったことを取り下げるなんて男らしくないよ?一世一代の告白、今更取り消しは不可なんだよ。それに私は人を幸せにしてあげたい、私が生まれてきた意義そのものだって思ってる…そして幸せにしてあげたいのは霧島くんだってそうなんだよ?だから、後学のためにも恋ってどういうものなのか霧島くんが教えてくれないかなーって、ダメかな?
(行手を遮るように回り込んで満面の笑顔を浮かべながら小首傾げていて)
わかりました……告白取り消しっていうのも自分で言っておいて情けないですし……
えぇ,腹を括りますとも、こうなったらとことんまで貴女を人間の女として作り上げます、恋というのは何なのか、須くを教え,貴女を女にしますとも!
(相手の言葉で腹を括り,ぐっと拳を握り込むと珍しくやる気になってそう叫び,しかし言い方から嫌らしく聴こえて)
おぉー、すごい霧島くんいつになくやる気だ、燃えてるねー!じゃあ恋がなんたるかをレクチャーをお願いしちゃうね
(元気いっぱいにウインクをして)
______恋というのはですね………恋,恋心…?
…その,ですね,説明が難しいんです,簡単に言えば相手を思う感情ですし…というか現社会でも解明されてない心について説明を求められましても………
よっ、要するにですね!
(自信満々に説明しようと口を開くものの,先の勢いは何処へやらと言いたくなるほど小声でぼそぼそと言い、そして結局言い訳に走った後,要するにという言葉の直後に相手の?に口づけをし,こういう事です!と意味不明な行動をして)
なるほど…霧島くんの頭脳を持ってしても難解なのが恋なんだね……あっ、でも今みたいにキスとかされるのはなんだか高揚感があっていい感じかも
(唐突なキスに驚いて身を竦めて、その後嬉しげに笑って)
というか証明不可と断じられていますし……
そういうことです,高揚感,そんな感じです。
(ぼそぼそと未だ少しだけ言い訳じみた事を続けるものの,相手の発言を利用してあたかも計算通りのような事を言って)
それはそうかもしれないけど、今日の非常識は明日の常識っていうじゃない?つまり解明出来ないと言われてたものがある日突然解明される可能性だってある訳だよ、でも私が感じているこの感覚が恋に繋がるものだって言われると恋っていいものだなーって気持ちにはなるかな
(腕を組み何度か頷いて)
限りなくゼロに近いですが……ええ,まぁ,そうですね。
僕は恋は良いものとは思えませんね……この頃研究にも手がつきませんし,だけども,告白したら色々と腫れましたよ。
良い気持ち……何ですかね。
(ツンデレのような感じでそう言い返して)
なんだか霧島くんらしくないね、霧島くんは基本的に自分の利にならないこととか合理的じゃないことは切り捨てるタイプだと私の中にあるデータではなってるけど、あまり良く思わない気持ちを持ち続けてるんだもんね?
(うーん、と考え込んで)
人は矛盾し,それを認め,前に進み。
そして時に後退して考えを正す,故にその内僕も後退します。それが人間である僕のサガです。
(色々難しいことを言ってのけるものの、要するに言い訳で)
つまり私は今まさに霧島くんの転換期を目の当たりにしちゃってるんだね、せっかく霧島くんが変わろうとしているのに肝心の私がまだ恋についてわからないのは少し申し訳ないなあ…
(そう苦笑いをして)
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