霧島二郎 研究者 2019-11-25 02:08:16 |
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アンタ子供ですか……それなら別に良いですよ,どうせ僕一人暮らしなんで,色々押し付けますよ。
嘘です,それほど怖いならウチに来てください。
(薄く微笑むと言って)
あはは、私は人間で言えばまだ生まれたての赤ちゃんみたいなものだし間違ってはないよ。あれ?でもよくよく考えたら赤ちゃんはみんな生まれたてなんだからわざわざ生まれたてのって説明はいらないはずだよね、日本語って面白いね
わっ、本当!?本当にいいの!?良かったぁー…それじゃあよろしくね、霧島くん。そのかわりと言ってはなんだけど沢山コキ使ってね、高性能AIパワーでなんでもバッチリ完璧にこなしちゃうから
(胸を張ってガッツポーズして)
そもそも貴女作りたてです,生まれたてじゃありません。、
日本語は面白いですが、貴女の方がよっぽど面白いですよ,ソラ。
えぇ,言われたからにはぁ様々な用途でコキ使いますし,覚悟してくださいね,
(にこりと笑うものの,その笑みは恐ろしく)
ちゃんと人間で言えばって前置きしてるんだからそういうツッコミを入れるのは無粋ってものだよ?そう例えるなら…クリスマスのたびにサンタさんにどんなプレゼントをお願いしようか純粋に楽しみにしている子にわざわざサンタさんっていうのは君のお父さんお母さんのことなんだよって教えるぐらい無粋だよ
う…が、がんばるよ!人の幸せは我が身の幸せだからね、壊れない程度には一生懸命!
(ふんすと鼻息荒くして)
そうですか。
……程度がわかりませんけど。
簡単に壊れられると困ります,何せ作ったの僕なんですから,ガラクタを作るために貴女を作ったんじゃありません。
だから,あまり無理はしないでくださいね。
(辛辣ではあるものの一応心配していて)
えー!でも仕方ないかぁ…霧島くんはいかにも人の心の機微に疎そうだもんね
その点は全然心配してないよ、なんといっても私はメイドイン霧島くんの高性能ロボットだからね
(パチンとウインクをして)
えぇ,まぁ,他人の心を知るなんて人間には不可能ですし,僕はその点割り切って過ごしてますし。
ハイハイ,分かりましたよ。
(少し投げやりに返事をすると,くすりと微妙に微笑み歩き出して)
それにしたって割り切り過ぎだと思うけど…もう少しぐらい人の心を推し量ろうっていう気持ちがあってもいいんじゃないかな…って、ロボットにそれ言われちゃおしまいだね、あはは!
(悪びれずに笑いながら後をついて行き)
あらら、へそ曲げちゃった…。ごめんごめん軽いジョークだってばー、霧島くんだってそんな風に言われたら気分悪いよね、人の心がわかってないのは私の方だったよー…
(慌てて前に回り込んで顔を覗き込んで)
本当に必要ありません,何かを作るものとして心なんて入りませんし,事実,貴女も心があるように振る舞ってますけど,本当は心なんてないんでしょう。
(回り込んできた相手の顔を少しグイッと押し返し,赤くなった自分の顔を手で隠して言って)
そうなのかな…私が甘いものが美味しくて幸せだと感じる気持ちとか、初めて見たものにときめく気持ちとかも所詮は全部データなのかな…私は身体の機能とかは殆ど人間と同じように作られてるんだよね?だとしたら人間の心はどこにあるんだろう…
(俯きがちに歩みを止めて)
……少し言い過ぎました,貴女には心があります。
システムプログラムNo.1 ココロ。
これも一部のシステム,ですが,僕の心を文字通り捧げた代物です,あってもらわないと,困るんです。
(歩みを止めた相手に振り向くと手を取り,ブツブツと呟くと最後の最後で相手の手を相手の胸に押しつけ,ツクリモノではあるものの心音を感じさせて)
本当に?良かったぁ、霧島くんにあんなこと言われて辛い気持ちまで作り物だったら悲しいもん
…それにしても、霧島くんって案外大胆なことするんだね?
(胸元に一緒に押しつけられた手を見下ろし、顔を上げてニヤリと笑って)
本当です,辛いというのも感情の一つ、心は必ず貴女に宿っていますよ。
?………!?,いや,あの,勢いです,場の流れです。
(なんのことかと首を傾げるものの,気付くと相手から手を離し,焦ったように弁解して)
あはは、大丈夫大丈夫私は気にしてないよ、そもそも霧島くんからすれば私はやっぱり自分で作ったロボットだろうしいかがわしい気持ちも何もないよね
(にぱっと笑って)
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