霧島二郎 研究者 2019-11-25 02:08:16 |
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まぁ,そうですけど,そんな事を証明できたらそれはもう人としての終わりが近づいている頃でしょう。
振る舞いは人間そのものですよ,しかし,人のことをマスターと呼んだり、メモリーデータだのなんだの,そんなこと言うのは機械だけでしょう?
(落ち込む相手を励ますのかイマイチわからない物言いをし,結局言動について言及し)
そこは…ほら、複雑な乙女心?私自身ロボットであることを自覚しているし自分と人の違いもわかっているけど出来るだけ人と同じように過ごして人として扱って欲しいと思って過ごしてるんだよー。
…だけど、そうやって日頃肩肘張ってると時々疲れちゃうじゃない?私の正体を知ってる霧島くんの前でぐらいは時々気を抜いても許されるかなーって
(首を傾け、自分の中にあるジレンマを言葉にして説明をして)
なんですかそれ,乙女心とか,そもそも高校生活上ではちゃんと人として扱われてるんですから,それでいいじゃないですか。(相手の思想はよく分からず,人間として扱われているのだからいいだろう,と言って)
それくらいは許しますよ,何せ貴女を作ったのは僕,貴女の面倒も見ますし,成長の過程も観察します。
(パタンと本を閉じると,少しだけ柔らかな笑みを返して)
そうなんだよね、みんな私の正体には全然気づかないんだよねー。いやぁ?私の演技力も捨てたもんじゃないなって思ったよね、みんなを騙してるみたいでちょっとだけ心苦しさもあるけど
それじゃ、面倒ついでにそろそろ甘い物欲しいかなーって、そろそろエネルギー切れちゃいそう、もといお腹ペコペコなんだよね…
(得意げな笑顔から苦笑へと変わり、エネルギー残量低下を示すように腕に巻かれた腕時計状のリストバンドが赤く点滅していて)
バレないようにしっかりと人間らしく作りましたし,貴女はそう在るように生きて……いえ,稼働してもらわないと困ります。(そこだけしっかりと言い直して)
……いや,持ってませんけど。
(甘いものと言われても丁度切らしていて,きょとんとした顔で相手を見て)
どうしてそこでわざわざ言い直すかなー?私はあくまで人間として扱ってっていってるのに霧島くんって意地悪なとこあるよね、そういうの良くない。うんうん
持ってないなら食べに行こう!最近街の方に美味しいパンケーキのお店があるんだって!生地がフワフワでほっぺた落っこちちゃうぐらい美味しいって評判なんだよー?これはもう行くしかないねー?
(立ち上がり研究室の入り口の前へ行き、そこからくいくいと手招きをして)
僕は貴女を作った本人です,何を言おうと自由でしょう。
意地悪なんていうつまらない事はしません,これから貴女を人として扱うので,別にいいでしょう。
…はぁ、人らしく,振る舞ってくださいよ,仕方ないので付き添います,どうせ貴女,お金持ってないでしょう。
(呆れたようにため息をつき,成長の過程を見るという目的もあるため財布を取り出してそう言って)
なるほど、確かに私は文字通り霧島くんの所有物だからその理屈はわかるよ?でも、あんまり横暴だと反抗はしなくても軽蔑はするんだからね?
…なんてね、私は出来たロボットなので人として扱って貰えさえすれば文句や不満を言ったりはしないのです、素直で真っ直ぐに育って良かったよねー
うんうん、わかってるよー。心配しなくても霧島くんだって私が人前で上手くやってるの見てて知ってるでしょ?だからそんな心配より早く行こう?霧島くんがいないと私はパンケーキはおろか、う◯い棒一本だって買えないんだから
(早く早くと財布を手にした相手の手首を掴み引っ張っていこうとして)
あのですねぇ、僕は2人きりではない時は貴女を人として扱っていますし,2人きりの時でも出来る限り人として扱ってますよ,あと所有者と言うより親です。
全部知ってますよ,だから安心してます……
引っ張らないでください!行きます!行きますから!
(手をぐいぐい引っ張られるとそう叫んで出口の方へ歩みを進めて)
わかってるってー、いつも仲良く大事にしてくれて感謝してるよー?私がやさぐれたりしないでここまで来れたのは霧島くんのおかげみたいなものだし
早く早く、時間は有限なんだよ?タイムイズマネー!時は金なりだよ
(手を離し、ハイテンションで駆け出して)
…偶然できたモルモットなんか大事にしません,ただ僕は,創作者として当然のことをしたまでです。
そこだけは人間らしいですね,貴女は。
(呆れたように微笑むと,相手の横につき,歩き始めて)
またまたー、そんなこと言っちゃってー。大事じゃないんなら私を使ってもっと実験とか色々してみたりしちゃってるんじゃない?なんといってもこの世界初と言ってもいいぐらいの高性能AIだよー?メモリーを強制的に書き換えてみたり極限状態に追い込んで反応をみたり…そういうの、マッドサイエンティストのお約束だよねー
そこだけじゃなくて他にも人らしいとこいっぱいあるでしょー!もう…
(むっ、と頬をふくらませて文句言いながら歩いて)
…それ良いですね,よく考えたら貴女をそのままにしておく理由も特にありませんし,実験用にした方が有意義です。
さすが高性能AI,強制的に糖分を奪うなりなんなり,色々試しますね。(冗談でそう言い)
ありますけどね,糖分を摂取してる貴女が一番人間らしいですよ。(文句を言う相手に弁解して)
わー!ウソウソ、冗談だからね!?もしも私から甘味を奪った日にはどんなことをしでかすか私自身もわからないよ!?
ふふふ、そりゃそうだよー。やっぱり甘いものを食べてる時が一番幸せだからね…っと、着いた!ここが噂のお店だよ
(感情豊かにコロコロ変わる表情でしばらく歩くと一軒の喫茶店の前に到着して)
少しぐらい何しでかすか決めてから発言しましょうか,それだと中途半端な脅迫ですよ。
あぁ,此処ですか……
すみません,このパンケーキを一つと………
この飲み物を一つ、お願いします。
(相手に連れられてやってくると,店員に注文をして,そのまま二人用のテーブルの片方の椅子に腰掛けて)
うーん…それじゃあ、私に搭載されたこのロケットパンチ(付いてません←)で街行く人々を通り魔的に襲って所有者の霧島くんに全責任を負わせるとか
あれ?霧島くんは食べないの?パンケーキ
(おやっ?と首を傾げ問いかけて)
貴女を国家に売り飛ばしてその責任をぶん投げますよ,それで終わります。
僕はいりません、甘いもの嫌いですし。
(甘いもの類より珈琲が好きなタイプな為,聞いてくる相手をそうあしらい)
うわ、酷い!酷すぎるよー!流石は鬼畜系科学者は言うことが違うよねー
まあまあ、そう言わないでほら、騙されたと思って一口食べてみなよー。すごく美味しくてほっぺた落ちちゃうよー
(届いたメープルシロップたっぷりのフワフワパンケーキを食べて、一切れだけ相手の口元へ差し出して)
そもそも貴女がそんなことしなければいいんです,事実しないでしょう。
結構です!どうせ貴女糖分消費率高いんですから,出来る限りエネルギーは補給してください!僕の財布が持たないんですから!
(差し出してくる相手を押し返し,たまらずそう叫んで)
しないというかそもそも出来ないというか…なんなら本当にロケットパンチ搭載してくれてもいいんだよー?勿論悪用はしないって約束するし
ざんねーん、可愛い女の子にあーんしてもらうチャンスだったのにねー?あ、でもやっぱり霧島くんは私みたいなロボットよりも人間の女の子からの方がいいのかなー?
(押し戻されたフォークの先のパンケーキを食べて笑って)
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