「主」 2019-11-24 22:36:01 |
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(大きな目を見開いた彼女の口から発せられた言葉に、大人気のかけらもなくあからさまに「げっ」という顔をしてしまった──先ほど観たニュースからもわかるとおり、一課は今一番忙殺的な部署で、ゆえに敬遠したかったポジションだ。非番の日の出勤要請は珍しくないが、いきなりの異動を伴うとなるとどうにもきな臭い。もっと仕事に手を抜いておけば声はかからなかっただろうかと後悔したが、後の祭りというもので。
さすがに彼女と組むことにはならないだろうが──なにせふたりとも他部署から参入する身だ、それぞれ偉そうにこき使ってくるベテランと組まされるはず──電話を切り、信じられないといった表情でこちらを見る彼女に対し、こちらも信じたくないと言いたげな表情をありありと浮かべた顔を向ける。なぜか刑事であるはずの自分がお縄になったような気分だ。苛立たしげにガシガシと頭を掻いて溜息をつくと、それでも動かねばならないと諦めて再び顔をあげ、これからのことを相談し。)
……各務はどうするよ。一旦家に帰るか? このまままっすぐ行くってんなら、シャワー貸すけど。
(/畏まりました、お気になさらず! ご丁寧にありがとうございます。
そして大変恥ずかしながら、安価を忘れてしまったのでこちらも再登校いたしました。申しわけありません…!)
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