図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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本当に!?ありがとう──その代わり、探し終わったら二度とここへは来ないって約束しますから。
…へ?5863???
(告げた内容の信憑性の無さは重々承知しており、すぐさま叩き出されてしまう事を覚悟して重苦しい雰囲気で相手の返事を待っていたが、予想外の喜ばしい答えにぱぁっと瞳を輝かせながら目的が済めば出て行くと誓い、早速本棚の方へ向かおうとしたところで聞こえてきた謎の数字に足を止め振り返り、キョトンと小首を傾げて)
探し終わったらな。
言った通りだ,この図書室にある本の数は6000近い,お前1人で見るのに何ヶ月かかるだろうな。
(探せる終えれるワケがない,と自信満々に意地悪い笑みを浮かべながら絶望的な数を告げて,よく図書室を見回してみると意外に広く,奥の部屋もあるようで彼の言っていることに間違いはなく)
そ、そんなに…!?…で、でも何ヶ月かかろうが探すしかないんです、時間ならたっぷりありますし──ってことなので、しばらくはお邪魔させて貰いますねっ!
(聞かされた数に衝撃を受け、ぐるりと図書室を見回しながら青ざめるがそれでも決意は固く、自身を奮い立たせるように笑顔を作ると相手に向かってぺこりと一礼し、パタパタと足音を立てて本棚の方へ駆けていき)
…昼間はくんな,夜もくんな,睡眠妨害も営業妨害もすんな,というか来て欲しくないが…
仕方ねえ,俺も手伝う,さっさと終わらせて俺は寝る。
(眠いところを侵入によって邪魔された事を思い出すと途端に不機嫌になり,相手の来訪を拒否するような発言をするものの,本棚の方に駆けていく相手の後を追い,持ち前の記憶力で相手の横で本を探し始めて)
なにそれ滅茶苦茶すぎない!?…ほんとに探させてくれる気あります~?
──ていうか、桐島さんでしたっけ?委員長とか何とか言ってたけど、昼も夜もずっとここに居るんですか?ま、まさかここに住んでるのっ??
(不機嫌そうな相手をジトリと睨みながら不満げに抗議してみるが、それでも何故か手伝おうとしてくれている相手の行動を横から不思議そうにじっと眺め、ふと思いついた疑問を次々とぶつけてみて)
ぶっちゃけ無い,探させる理由メリットは俺にはねえし,でもお前はきっと断っても来るだろ,だからすぐに終わらせるんだよ。
俺はここに住んでるが,それが?
(指を本棚に入った本に滑らせ,順々に辿っていくと説明を同時に行い,そして相手の方を見ると,当然のことのように言って)
…い、いいもん!叩き出されないだけでも大進歩だし!
今までいろんな施設に潜入して本を探そうとしてみたんですけど、何故かすぐに見つかって追い出されちゃって……全っっっ然探せてないんですよね~。でもここに住んでる桐島さんのお墨付きなら安心です!ちゃちゃっと探して、ぱぱっと出ていきますっ、
(予想通りの答えに肩を落としたかと思えば次の瞬間にはもう気持ちを切り替えていて、聞かれてもいない事をへらへらと語り、やる気満々な様子で上の方にある本を取ろうとプルプル震えながら背伸びをして)
馬鹿なのかお前は?不法侵入は咎められて当然,通報されなかっただけマシだ。
当然探すことにも対価を払え,タダで犯罪者を居座らせてモノ探しをさせるほど俺はお人好しじゃない。
(不法侵入を繰り返していた相手に呆れ,当然のことを述べると対価の話を始め,相手に背中から覆いかぶさるような形になると,上のほうにある本を密着しながら確認して行って)
不法侵入…?もしかしてあたし、かなり悪い事しちゃった感じ?だからみんなあんなに怒って──、
っ、対価?対価って言っても、お金なんて持ってないですよ…?
(まるで聞き慣れない言葉を聞いたかのように首を傾げ、それでも相手の反応で何かを察した様子でしんみりとした表情を浮かべると独り言をブツブツと呟き、相手との距離の近さにぴくりと反応し目を瞬かせつつも話の内容が気になるようで、たどたどしく振り返りながら相手を見上げて)
なんでそんなことも知らねえの?馬鹿なの?世間知らずなの?
安心しな,女なら(たぶん)誰でも持ってるものだから。
(本の確認を終えると別の本棚に向かう前にしんみりとした相手の顔を何度も人差し指で呆れたように突き,突き終えるとニヤリとした嫌らしい笑みで相手を指差して)
うう"……知らないというか知る機会がなかったというか…たった今気付いたら極悪人になってました……!
女なら誰でも…?……………っえ?あ……、っはあ!?あ、あげないよ!?
(どよーんと湿ったオーラを放ちながら立ち尽くし、されるがままに突かれる度に脱力しきった頭が大袈裟に揺れて。すっかり放心状態でキョトンとしながら相手の表情と自分の体を交互に眺め、数秒後に何を思ったのかハッと顔を赤らめると途端に焦り出して1歩後退り)
指名手配されても仕方ねぇぞ,小さな事でも積み重ねれば巡り巡って帰ってくる,善行も,悪行もだ。
?,いいだろ,減るモンでもないし。
(揺れた頭を軽く両手でシェイクし,一旦落ち着かせると子供に言い聞かせるように教え,そして相手の反応を見て不思議そうに,減るモンじゃないと言って軽く詰め寄り)
はい…。あたし、本を見つけることしか頭になくて──これからはもう不法侵入しません。本は探さなきゃいけないけど、もっと他の方法を考えます…、
(指名手配という言葉に身を強ばらせ、神妙な面持ちで相手の言葉にコクコクと頷いて素直に謝り、他に探すあてはないものの不法侵入はやめると誓い)
へ、減る!減りまくるっ!好きな人じゃなきゃ──っ、
(答えているうちにますます頬を染めながら両手をバタバタと動かし、もう1歩後退ろうとしたところで背中が本棚にぶつかって)
そうか…そうだな,俺の家……俺のツテならそこらの図書館ぐらいなら漁れると思う,というか普通に入ればいいわけだが,それが無理っつーなら紹介してやってもいいぜ?
(改心した…というより思い直した相手に安心したような声を漏らすものの,少し考え,相手の姿を見て哀れに思うとツテで紹介してやろうか,と聞いて)
?,いや関係なくね?好きな人云々とか,周りの奴らも礼儀としてすることだろ。
(噛み合わない話に疑問をぶつけ,両手を同じ両手で掴むと本棚に押しつけ,そのまま更に詰め寄り,唇が当たりそうになる程近づいて)
いいの……?──ツテって言っても難しいと思いますよ?あたし、身分証もないし……。最初の頃は普通に入ろうとしたんだけど、受付みたいな所で止められて…身分を証明出来るものはお持ちですかー?って。
(相手からの嬉しい提案に一瞬瞳を輝かせるがすぐに悩ましげに俯き、言いづらそうにモゴモゴしつつも不法侵入するようになったきっかけを正直に告げて)
かかか、関係なくないでしょー!?──っ、……桐島さんは、好きでもない人と出来るの…?
(相手の発言を食い気味に否定し、押し付けられた両手と近づいてくる相手に目を見開いて驚き硬直したまま、真っ赤な顔と潤んだ瞳で不安そうに相手を見つめ)
なんで持ってねえの?お前本当に人間か?
あと判断が早えよ。
(相手に呆れを通り越して失望し,正直なところは良きと思い突くのはやめるものの,相手に不法侵入の判断が早いと,?をつねって)
んー……?できなくはないな,相手の上手さによるけど。
(どうして相手がそこまで動揺して恥ずかしくなっているのかわからず,矢張り噛み合わないために誤解を生むような発言を軽々しく口にして)
人間に決まってるでしょ?……一応。
いひゃぃ、ご、ごめんなひゃいぃ……!
(人外扱いするかのような質問に軽くムッとしながら即答するが、直後に自信なさげな呟きをうっかり漏らして、頬をつねってきた相手の腕をぺちぺちと叩いて抵抗しつつも反射的に謝り)
じ、じゃあやめましょう?し、した事ないから上手いわけないし──って、そうじゃなくて……!
(相手を説得しようと必死になるあまり混乱しており、墓穴を掘るような自分の発言のせいで耳まで真っ赤になりながら、至近距離にいる相手から顔を逸らして)
お前もしかして人間じゃねえの?それなら今すぐあの世に返してやる正直に言えコラ。
(謝る相手に問答無用と言うように漏らした単語を聞き逃さなかった彼は,?を更に強くつねり,不良のカツアゲのような絵面でそう問い詰め)
…は?お前した事ねえの?流石にねえわ。
…いやもうこの際やった事なくても良いか。俺がやる。
(相手のうまくないと言う言葉に反応し、ドン引きするような態度で流石にないと言うものの,少し考えた後で相手の目を見下ろすように見据え,舌舐めずりをするとまた誤解されることを言って)
ひゃぁぁ!に、人間れすぅ!人間のはず…なんれすけろぉ、……ちょ、ちょっと気になる事があるというか何というかでそれを知るために本を探してるんれすぅー!!
(恐喝まがいの相手の凄みに圧倒され、頬の痛みに顔を顰めながら正直すぎるほど正直にぺらぺらと隠していた内容を口にしてしまい)
ぇ、えぇっ!?ちょ、ちょっと、ま、待って──!!
(焦りに焦って何とかもがこうとするものの本棚に押し付けられているためそれも叶わず、相手の言葉にぎょっとして逸らしていた真っ赤な顔を再び相手の方へ向けると咄嗟にきつく目を瞑って)
分かるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!ってか前に聞いた事とそんな変わってねえよぉぉぉ!!
…もっとなんかねえの?山田じゃ無いお前の本名とか。
(相手の少なすぎる情報提供に絶叫しながら更に相手の?をつねり,冷静になるとにこりと恐ろしい笑みをしながら鬼気迫る勢いで聞いて)
?……良いから,別の部屋行くぞ,ここじゃ色々汚れる。
(目を瞑る相手に本当にわからないと言う態度を取ると、相手の腰に手を滑り込ませ,お姫様抱っこすると歩き始めて)
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