図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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言いがかりと言いたいところだが……分かんねえなぁ。
手伝うなら詩歌いい気がするんだが、駄目なのか?
(相手を性的な目で見ていないと言えば嘘になる為、そう片目を瞑ってごまかし、自分の肩の上に乗る詩歌を降ろし、やらせればいい、と相手の気持ちも知らぬ事を口にして)
そりゃ大事だけどな,その言葉は忘れなさい。
(智代子の言うことに間違いは無いが、まだ早いとそう言って)
むー…女心がわからない人ですね、三郎さんは…それに、前までの詩歌ならともかく今の詩歌では流石に着付けは少し荷が重いですよー(相手だからいいのにという直球のアピールをしてから、真っ当な意見を述べて)
『パパがそういうなら忘れます…偉いですか?』(そう言って相手に何かを期待するようにじいっと見上げて)
女心は女しか理解出来ねえと思うんだ、俺は。
…まぁ、たしかに今のコイツには荷が重いな、こんな調子だし。(そんな相手のアピールも彼の耳をすり抜けて行き、そう飄々と言った後)
おー、よしよし、偉いぞー(適当に詩歌の頭をわしゃわしゃと撫でて)
むう…三郎さん、そんなんじゃダメですよ!物書きなら女の人の気持ちも絶対理解できた方がいいです!そういう訳ですから三郎さん、手伝ってくれますよね?(珍しくそれらしい発言を重ねては、満面の笑顔で小首を傾げて)
『んんっ…えへへ』(瞳細めて心地良さそうにしては、手のひらに頭を押し付けるようにして甘えて)
…一理あるな、よし、分かった,手伝ってやる
(作家として、と言う意味合いより、他の何かが彼を動かしたようで袖をまくって相手にそう言い)
…コイツやっぱ俺と似てないよなぁ
(懐いた猫のような様子の相手を見て、何かを試すように手を詩歌の背より高く上げ、猫のように飛びつくか下らない実験をして)
やった…それじゃあこちらのお部屋で着替えますよー!(お願いを聞き入れて貰えると嬉しそうに微笑み、上機嫌な様子で相手の手を引いて)
えー、そうでしょうか?物事に熱くなり過ぎないというかあまりムキにならないところなんてそっくりですよ。ほら、こんな時私なら絶対我慢出来ませんし
『…』(恨めしそうに離れていった手を見上げながらも飛び跳ねたりはせず、ただ悲しさを示すように耳はペタンと寝ていて)
分かった分かった、慌てんなっての(手を引く相手にされるがままにされつつ、溜息をついて歩みを進め)
お前は我慢弱いだけだろ。
(そうツッコミを入れると、詩歌の頭を再び撫でて)
えへへ…えっとそれじゃあちょっとだけ後ろ向いててくださいね……ここをこうして、それから……三郎さん、帯を締めてもらってもいいですか?クルクル回したりそういうお約束はメッですよ?(相手と二人きりになれば相手を後ろを向かせてから着替えを始め、衣擦れの音が室内に響き、それから少ししてピンク色に花柄の振袖の胸元を片手で、そしてもう片手で帯を押さえながら相手にお願いをし、冗談まじりにニヤリと笑って)
我慢は身体に毒なんですよー、ストレスの原因にもなりますし、ね?詩歌もそう思いますよね?
『お母さんはいつもパパを困らせてるので少しは我慢した方がいいです』(言うべきことはキッパリと言って)
・・・フリか?
(帯を手に取ると、相手の笑いに向けて割と真面目な問いを真面目なトーンで聞いて)
んーー、俺は特に困ってたりはしてないぞ、愛ゆえにな。
それよりお前は我慢し過ぎだ、何か一つ言うことを聞いてやってもいいんだぞ?
(キリッと少しキザっぽく言うと少し自爆したようで額を抑え,相手を指差して青い顔でそう言い)
ち、違いますよ!?今のこの格好でそんなことされたら大変なことになっちゃいますから絶対ダメですよ!?これは芸人的な押すなよ、絶対押すなよっていう方じゃなくてガチの方ですからね!(下手に冗談を言えば本当に実行に移してしまいそうな雰囲気を醸す相手に慌てて顔を赤くしながらそう訴えて)
『なんでも…ですか?』(思わぬ相手の言葉に目を丸くしながら首を軽く傾げ)
…えーっ、詩歌ばっかりズルいですよう…
えー……そこまで言われると、なぁ?
(ニヤリと先ほど相手が冗談交じりに笑ったように笑うと、スッ、と帯を少し引いてみて)
当然、何でもだ。(自信満々に親の威厳を見せつけるように、本音は未来の償いだが、それは隠して)
詩歌は今まで我慢してたんだから、お前も我慢すれば同じことが待ってるぞ?(相手を我慢の方向へ促すようにそう言って)
あーれー……あっ…ち、違うんです!今のは違うんです……って、見ちゃだめですー!(なんだかんだ軽く引っ張られただけで反応してしまうのが悲しい性というべきか、一人で勝手にくるくる回りお約束の声を発するも、すぐに自分の失態に気づき思いっきり赤面して手を顔の前でぶんぶん振れば前が思いっきりはだけてしまって慌てて後ろを向いて前を隠して)
『それなら夏になったら三人で海に行きたいです…今度学校の授業でプールがあるので泳ぎ方教えてください』(当然無茶なことをいいだすということもなく、子供らしい可愛いお願いで)
詩歌ー!ああ、なんていい子なんですか、この子は!天使ですか!?それに引き換え三郎さんは我慢しろ、なんて…三郎さんももっと詩歌みたいなさりげない優しさを遠慮なく向けてくれていいんですよ!?
ワザとらしいっつーの、ってか、俺ら夫婦と殆ど同じなんだからよ,見ても良いだろ?(未だ乙女心を理解せず、?を掻きながら恥ずかしがるような態度の相手に向けてそう言って)
そんなんで良いのな、やっぱ智代子とは全く違えな。
いーこいーこ。(相手の小さなお願いにすぐにOKを出すと、猫を撫でるように相手の頭を撫でて)
そんなん知らねーっつーの…
(なぜか相手に厳しく、そう言って)
そ、それは…確かにそうなんですけどー…見られるにしても、もっとムードとかタイミングとかそういうの、あるじゃないですかー!…まあ、三郎さんになら全部見せちゃっても良いんですけど…なーんて、えへへへ…(乙女心を介さないような答えにもどかしそうにするが、すぐにだらしないデレデレしたような笑顔になって身体をくねらせていて)
『じゃあ約束…指切りします』(僅かに表情を和らげ、小指を立てた手を差し出して)
三郎さんがちょこにだけ冷たいですよう…でも、最近は三郎さんからならこんなのもアリだと思いつつある私が怖いです…
俺にはわからん、そう言うのとは一切合切無縁だったんだし(昔を思い返すように目を細めて肩をすくめ、そう言って)
……ほら、帯、結んでやるからこっち来い。
(相手が悶えている時に帯を手元に収め、ちょいちょいと手招きをすると帯を広げて)
んー?針千本のーますってヤツか?アレ地味に呪いの一種だからしたくねえんだけど……娘の頼みとあらば、断れないな(相手の頭を撫でていた手を詩歌の手の上に一度かぶせ、色々ブツブツと言った後、小指と小指を絡め、相手との手のサイズ差に何かしら感じつつもそう笑って)
……大丈夫か?(少し引いたように心配をして)
えへへ、ですよね?あの初めての夜なんて三郎さんのたどたどしさといったら…ふふ(相手の発言に何やら思い出したように含み笑いをして)
あ、はーい!よろしくお願いします、優しくしてくださいね…?(相手のことを全面的に信頼して両手広げて背中を向けてはそんな軽口を叩き)
『…指切った。…でも、本当に針千本飲んだら死んじゃいます…何か別のことの方がいいですか?』(指切りをしてから、内容について子供なりに真剣に悩んでいて)
大丈夫です!大丈夫ですからそんな目で私を見ないでくださいよー!半分ぐらいは軽い冗談ですからー!
…何のことやら、そんな事よりさっさと帯締めるから、じっとして黙ってろ。(帯を無駄のない動きで締めつつ、相手の笑いにとぼけた返事を返す、そしてすぐに締め終わり、ふう,と額を拭う動作をして相手から離れて)
問題ない問題ない、呑んでも死なねーよ。
(あっはは,と相手の悩みに豪快に笑いながらそう言葉を返し、いっちょまえに悩む相手の頭を両手でぐしゃぐしゃにして)
……詩歌、お前はあんな大人になっちゃダメだぞ。
(智代子を指差すと子供に言い聞かせるようにそう言い)
わあ、三郎さん上手ですね!…それでどうですか、私の振袖姿!見違えちゃいますか!?メロメロですか…?(バッチリ着付けてもらえばニコニコと楽しげに笑いながら相手の前でクルッと一回転して、小脇を締めて両手広げポーズを決めて、頬を僅かに赤らめながら上目で相手を見やり)
『わふ…く、擽ったいです……ん、パパがそう言うなら…』(頭を撫でつける手に軽く身を竦めながら頭へと手を伸ばし、言い聞かせるような言葉には素直に頷き)
詩歌ー!?うぅ…いくらパパっ子だからってあんまりですよう…お母さんも大事にしないと拗ねちゃうんですよ?
……どーだかな、そんな事よりさっさと行くぞ、ただでさえその服は動き難いんだから、変に離れて迷子になるなよ?(そう言って質問を誤魔化し、相手の手をキュッと握ると玄関の方へ歩き出し、途中で振り向いてそう伝えて)
聞き分けのいい子は好きだぞ、俺は。
智代子にも見習ってほしいぐらいだ。
(素直な娘に微笑みかけ,その後に智代子を見るとそう言って)
ちょこの渾身のアピールがスルーされちゃいました!?うぅ…もうっ、待ってくださいよー!……三郎さん、この手離さないでくださいね?(最初こそ慌ただしく相手の後を追いかけるだけだったが、途中から歩みはゆっくりになり手を繋いだまま半歩後ろを歩きはにかんだように笑い、そう言って)
『私もパパが好き…相思相愛…?』(目元を緩め、じいっと相手を見上げて)
とか言って、私がいざ大人しくなったら「何か変なものでも食べたか?」とかそういう失礼な質問をするのが三郎さんですからねー…だからもうそういう言葉に振り回されるのはやめます、ちょこはちょこですから!
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