高校 図書室にて、図書委員は在る。

おまえらしくない、なんかキモいな、ちゃんと怒れよ。（冗談でそう言いつつ、上機嫌に笑う彼女に向けてペシペシと?を弱めに張って）

むむむ…未来の奥さんに向かってキモいってなんですかー！(両手振り上げ、ぷんすか怒り)

すまんすまん，だがな智代子。
未来は簡単に変わる。それだけは覚えておけ。
（ぽんぽんと相手の頭を叩くように撫でた後、キリッとした目つきでそう答え）

うぅ…脅かさないでくださいよー…、でもちょこは嫌われたり愛想尽かされないように頑張りますから、だから三郎さんの隣にまだ居させてくださいね！(相手の発言に、たじろぎながらも健気にそう力強く微笑み)

まぁ……がんばれ。
（フフッと笑うとまた相手を撫でてやり）

なんだか三郎さんがとても投げやりですよー…でも、嬉しくてにやけちゃいます…(適当な物言いに不満そうな声を漏らしながらも、頭を撫でられると嬉しさが抑えられないようで複雑そうな様子で)

ならなんて答えりゃいいんだよ、おまえをずっと側に居させる的な？（苦笑いしながらそう答え、嬉しさを抑えきれない相手をそのままひょいと抱えるといっしょにベッドに倒れて）

そうそう、そういう甘ーい言葉が女の子は欲しいものなんです…でも、あんまり我儘いって三郎さんを困らせたくないので頭撫で撫でとキスで我慢します(そう言って相手の口許へと口づけをして)

______キスもいいんだがな智代子。
月末が近いと言うか，あと26時間で年が明ける。
俺は月末忙しいんだ、今は離してくれ。
（片付けが済むとその場から立ち上がり、うーん。と大きく伸びをして時計を指差す、そして自室へ戻ろうとして）

あっ、そうですよね…だけどせめて年明けぐらいは一緒に過ごしましょうね(残念そうにしながらも素直に相手の言葉を聞き入れて)

そうだな……年明けには色々作ってやる，一緒に居てやる。だから、今は我慢してくれな。（ニッ、と笑い、部屋に戻っていって）

はい！約束ですよー(元気よく手を振って相手を見送り)あれ？詩歌？…さっきまでここで寝てたと思ったんですけど…

『ん…パパ…』(いつの間にやら相手の部屋についてきたらしく相手の膝上に上体を預けて眠っていて)

……う…む……寝てたのか……記憶が曖昧だな…例のアレは完成してる……みたいだが。
（なんと膝上に居た詩歌に気づかないほど集中していたらしく、朝気がつくとそう意識を疎かにして呟き、猫を撫でるように詩歌を撫でて）

『パパ…？おはようございまふ……くぅ……』(一度相手の膝上で目を覚まし相手の顔を見上げ寝ぼけ眼で微笑むも、またすぐに寝息立て始め)

(一方その頃リビングでは)…んー…えへへ……あけおめですよ、三郎さん…詩歌……(どうやら昨日は夜更かしをしてリビングで年を明かし、そのまま眠ってしまったらしく、コタツのテーブルに伏して一家団欒の幸せな夢を見ている様子で)

……さて…もう一越え……（フフ、と軽く笑うと、PCに向き直り片手でマウスを操りながら、もう片方の手で眠る詩歌を優しく撫でて）

…んにゅ……すぅ……すぅ……(耳をピクピクと動かし、身体を丸めて)

…いい加減起きろ！（気が付けば夜が明け、未だ呑気に眠り続ける詩歌をペシペシと叩いて起こそうとし）

『ふぁい…おはようございます…』(眠たそうにしながらも目を開けて身体を起こせば相手をにこやかに見やり)

三郎さん！詩歌！おはようございまーす！いい朝ですよー！(ドアをバンと開け放ち部屋へと飛び込んできて)

たっく……呑気しやがって…
（相手の猫のような仕草に思わず苦笑いをし、目の下にクマを作りながらも相手の頭を撫で、脇に手を入れてグイッと持ち上げてやり）

知ってるよ、毎度毎度元気だなお前。
（続け様に苦笑を返すと、愛らしさを含む相手に向けてそうにこやかになると言葉を返し）

『んん…パパ、くすぐったいです…』(脇の下に手を入れられると少しだけ身を捩りながらも抵抗せず抱き上げられていて)

そりゃそうですよ！新年から三郎さんの顔が見られてそのうえ家族水入らずで過ごせるんですから、テンション上がらない方がおかしいです！(ビシッと敬礼ポーズをとり、にぱっと笑い)