図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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……(こちらも黙り込んで、ただただ幸せを噛みしめるように密着して相手の寝顔見つめ続けながら片方の手で相手の頭を撫でていて)
…目が覚めましたか?とてもお疲れだったみたいですね、すっごく良く寝てましたよ(にこっと微笑みかければ、自分がこうして布団に潜り込みキスをしたことにも気づかずに眠っていたことを楽しげに指摘して)
そうじゃなければ…三郎さんはちょこと一緒でそれだけ安心出来た、とか?…なーんてっ、とか言っちゃったりなんかして…やですねもうっ、三郎さんってば(テレテレとすっかり骨抜きな笑顔でそんなことを一方的に言いたい放題言ったかと思えば相手の肩をぺしぺし叩き)
______さぁな。(肩を叩かれたお返しと言わんばかりに相手の金髪をぐしぐしと荒く撫で、ベッドから降りて)
…っし、飯でも作るか、おまえは座ってろ。
(顔を叩き、引き締めるとキッチンの方へ向かい)
わわっ…はーい!ちょこはお腹ペコペコなので大盛りでお願いしますねー(荒い撫で方に少し驚くも、それすら幸せなのか笑顔でそう返事を返せばキッチンへ向かうその背中へとそう呼びかけ)
お姉ちゃん弱すぎ、相手になりません…(料理の完成を待つ間リビングで二人で対戦ゲームをすることにしたが、姉があまりにも弱過ぎて相手にならないようで詩歌は退屈そうな声を漏らし)
『はあ……ちょこはダメな子です…妹の遊び相手もロクに勤められないなんてお姉ちゃん失格ですね……』(一方、当の智代子はといえばかなり面倒くさい感じにへこんでいた)
まぁそりゃ、そいつにゲームは向いてねえよ、それよりほら、メシできたぞ、(苦笑いしながら焼き魚などの和食を主にした料理を皿に乗せ、歩いてくるとテーブルに料理を置いて)
がーん…三郎さんまで、酷いですよぅ!うぅ…あっ、いい匂い…(容赦のない追い討ちに更にショックを受けてどん底に落ちるかに見えたが焼き魚などの匂いにつられて顔を上げ、悔しさ悲しさより空腹の方が僅かに勝ったようで)
『うぐっ…見た目だけは一丁前ですね…』(料亭で出てきてもおかしくない見栄えの和食の数々に軽く怯むが、素直に凄いと認めたくないのかそんな憎まれ口を叩き)
なら早めに食え、冷めるぞ。
その憎まれ口はなんとかならんのか、いや、食えばわかるが。(智代子に微笑みかけ、その後に詩歌に皿を差し出し、食うように促して)
はーい!いただきまーす……んーっ、美味しいですよー!お店でこれを作ったシェフを呼んで褒めちぎりたい!ってぐらい美味しいです(微妙に訳の分からない例えを口にしながらぱくぱく食べ進め、美味しいという感情をストレートに表現していて)
『悔しいですが美味しいです…』(よほど悔しいのか深く吐き出すようにして感想を述べ、そうしてあっという間に空になったご飯茶碗と相手の顔をチラチラ見比べていて)
その例えはよく分からんし、作ったのは俺だ、あと魚、骨は頑張って抜いたから安心して食え、だけど喉に詰まるかも知れないから気をつけろよ、ほら水。(異様な程準備万端で、よほど相手に対して心配な心を抱いているのか、コップを置いてやり)
美味くて良かった、久し振りだから心配だったんだよ。
おかわりもあるけど、いるか?(はは、と微笑むと、チラチラ見てくる詩歌にそう提案し)
大丈夫ですー!ちょこは子供じゃな…うっ、むぐぐぐぐっ……ぷはっ!?し、死ぬかと思いました……(言ってるそばから喉に詰まらせ、顔が真っ青になりながらも慌てて目の前のコップ引っ掴み中身を一気に飲み干してどうにか流し込み事なきを得て)
『うっ…おかわりを見越して用意したんなら食材を無駄に出来ませんし食べてあげないこともないです。…それに食べ物に罪はありませんし』(ぷいっと顔を背けながらもご飯茶碗を少し乱暴に相手に突きつけるように差し出し)
まんまガキじゃねえか、実年齢を踏まえた行動をとってくれ。(智代子の背中をさすってやり、呆れたようだがいつも通りで安心したような声のトーンでそう言い)
!……そっか。(嬉しかったのか目を見開き、そう呟くと茶碗に色々よそって相手に手渡し、その目は、穏やかに笑っていて)
むう…無茶言わないでくださいよー、ちょこは確かにもう成人しているかもしれませんけど心はまだ高校一年生なんですー(普段なにかと年上ぶろうとするくせにこういう時ばかり都合よく実年齢と実感のギャップを持ち出して言い訳して)
『調子が狂いますね…全く』(相手の笑顔に苦虫を噛み潰したようような顔になり、視線を手元のご飯茶碗に落とせば、黙々と食べ進め)
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