図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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______あっ、あぁ、当然だろ、何でもしてやるよ。
(かなり迷い、そして戸惑った末にそう自信満々に答え、頭をぽんぽんと叩いて)
空気が甘いのもあるだろうが、お前が辛いからだろ。
(七味を大量にかける相手を見ると、自分まで辛くなったような気がして苦い顔をして舌をべっ、と出して)
『はいっ、約束ですからね!それではご飯を食べ終わって食器を片付けたら私のお部屋に行きましょー』(くすぐったそうに目を閉じて微笑みながらゆるりと首を傾げ、無邪気にはしゃぐような口調でそう言って)
…まあ、もうこの際なんだっていいですけど、お姉ちゃんを泣かせるようなことをしたら絶対に許しませんのでそのつもりで(一足早く食事をかきこむようにして食べ終えると食器を持って立ち上がり、最後にそれだけ言い残して先にリビングを出て行き)
はいはい、分かったから落ち着いて食えよ、もう少しなんだからな。(はしゃぐ相手に子供のような感情のシンパシーを感じるものの、軽く微笑んで言葉を返し、子を諭す親のようにそう告げて)
誰が泣かすか、いやまぁ、ワンチャン泣くかも知れねえけどよ……(キッパリとそう言い張るも、詩歌が出ていったのを確認すると、聞こえないようにぼそりと呟いて)
はふぅ…御馳走さまぁ…うぅ…口の周りがとんでもなくヒリヒリしてますよー…(どうにか残すことなく完食し、疲れ切った声でそう呟き)
…さてと、それじゃあ三郎さんの分も片付けちゃいますね!ちょっとの間まっててください(少しだけ休んでから調理は二人に任せる分、片付けぐらいは自分がしようと腕まくりをすれば相手の分の食器も手にキッチンへと向かい)
ほら、水だ。
片付けなら俺でもできる、お前は座ってろ。
(相手にさっきまで飲んでいたのとは違うコップを渡したあと、腕をまくる彼女にそう告げると、流れるように相手の手から食器を受け取ると、キッチンへ歩いて行き)
あわわ、三郎さん!?まってくださいよー、それならちょこもお手伝いします。三郎さんが洗い担当でちょこが拭き担当です(手元から食器がとりあげられると受け取った水を一気に飲み干し慌てて後を追いかけて、キッチンへと入り。有無を言わさない様子で隣でニコッと笑い)
それなら楽でいいんだがな、そこまで言うなら頼む、手際はいいんだろうな?(皿を置くと、笑う相手にそう言い、問いを投げたあとに皿洗いを初めて)
任せてください!皿洗いと食器拭きには定評があるちょこですから!(そう自信満々に満面の笑顔で答える様子は調理を任せて貰えないため、いつも食器の片付けをしていたことを察せられて)
…えへへ、なんだかこうしていると本当に新婚さんみたいですねー(しばらく相手の洗い終えた食器を黙って拭き続けていたが、ふと思い出したように相手の方を見ると照れ臭そうに、それでいて幸せそうに笑っていて)
そうだな……まぁ、歳的にまだまだ結婚はできない訳だが。(幸せそうに笑う彼女に向けてそう訂正の言葉を放つと、皿洗いを終え、相手に最後の食器を渡して)
あはは、こういうのは気分の問題なんですよー。大丈夫です、ちょこは三郎さんが大人になるまでちゃんと待ってますから!(最後の食器を受け取り拭き終えると、相手に向き直り真っ直ぐにその顔を見上げて力強くそう断言をして)
気分……確かにな、そう思ってるなら本人としてはそうなるか。(相手が正論を言ったことに驚いたような顔をして顎に手を置いて考え、結果、微笑みながらそう答え)
……おおよそ3年はかかる、か、なげえな……
(窓から月の光が差し込み、それを眺めながら儚げにそう呟いて)
確かに待ち遠しいですよね、でも逆に考えれば良いんですよ!結婚できない期間が長いということはそれだけ恋人でいられる時間が長いということです!(どこか憂いを帯びた相手の表情を小首傾げるようにして覗き込み、持ち前のポジティブシンキングで得意げにそう言ってのけ)
そのポジティブさは見習うべきものがあると俺は思う。
まぁ俺としては恋人である事はかなり不都合として働くんだが……。
コホン、じゃあお前は自分の部屋に戻るんだな、甘える云々は明日にしてくれ、3日も眠ってて逆に疲れた。
俺はリビングで寝るから。(相手を見て見習うべきと言った後に笑い、その後にボソリと何かを呟き、その後に約束を一時保留にするように伝え、そのままふらふらしながらソファに寝転がって)
えぇー…そんなぁ、楽しみにしてたんですよー!?…でも、また明日もありますから今日は勘弁してあげますね!おやすみなさい(少し不満そうにするが一緒に住んでいるという気持ちの余裕からか、すんなり引き下がり自身も自室へ戻っていき)
じゃなー、おやすみー……
(ソファ越しに手をぶらぶらと振り、相手が自室に戻ったのを確認すると。)
…さて、と、そろそろ動くか。
(ソファから跳ね起きると、キリッとした顔で足音一つ立てずに玄関の方へ向かって)
……三郎さん……?(深夜、トイレに起きれば帰りにふと彼の寝顔でも見ていこうと思い立ちリビングへと立ち寄り、もぬけの殻のソファを見れば身体をわなわな震わせて)
……!(そしてすぐ、何の手がかりも無しに家を飛び出して)
……痛……くそ、容赦ねえな……
(高校の屋上に無断で侵入し、手には模擬戦用竹刀が握られているものの、少し前に何者かに付けられたであろう、
腕や?、様々なところにある痣を撫で、その後に素振りを繰り返して)
三郎さん…!(居場所としてまずは一番可能性のある図書室を探そうと校内へ無断で侵入し、相手の名前を呼びながら校内を練り歩きつつ図書室を目指して)
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