図書委員長 2019-11-24 02:38:36 |
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……誰だお前?ほうほう、新しい来訪者か。
ヨロシ、適当にかけろ。
んで、要件は?
(貸し出しカウンター越しにそう言い、男は気楽にそう,あなたに話しかけた。さぁ、答えよう。)
こんにちはー!初めまして、私は神崎智代子(カンザキチヨコ)って言います!
それで私の容姿はですね、ピンクのワンピースの上に水色のジャケットを羽織ってます。
髪型は金髪のサイドテール、身長は150cm、体重は企業秘密です!
それと簡単な自己紹介もしておきますね!私神崎ちよ子ことちょこはですね新聞部所属、15歳のごく普通の高校生ですよ。スクープと撮れ高の為なら例え火の中水の中!今日は謎多き図書委員会の自称委員長さんに独占インタビュー!…とか出来たらなあって思って来ました!
あっ、でもいきなり根掘り葉掘り聞くのも失礼ですし、まずはお互い親睦を深めてからでも全然OKですので!
こんな私ですけど良ければ仲良くしてくれるととても嬉しいです!
______なるほど、新聞部と来たか。
最近場所を問わず己が新聞をそこらに貼りまくり教師に叱られたのにもかかわらず、まだスクープを求めるとは……
まずは神崎、お前を歓迎する。
名乗りに問題もない………だが!
〝自称″ではない!本物だ俺は!
コホン、まぁ良し、長い付き合いを期待しよう。
まずはちょこ…神崎。
親睦うんぬん言うが、お前本は好きか?
(久しい客人の為テンションが爆上がりし、なんだかもう自分でも言っていることの意味はわからないが、
ちょこといいかけた己が口を塞ぎ、気を取り直して。
取り敢えずいつも通りの質問を,カウンター越しに丸椅子に座り、相手に投げかけて)
多少お叱りを受けたぐらいでこのちょこの探究心は折れたりしません!何より生徒の皆さんに真実を伝えるのが新聞部としての責務ですから…っと、早速事前情報メモの訂正が必要みたいですね。謎の図書委員長は自称ではなく本物、と…(メモメモ)
あはは、わざわざ言い直さなくてもちょこで構いませんよー?本は…あんまり難しい内容でなければ、ですかねー?時々調べ物とかでそういう本を読む機会もあるんですけど途中で眠くなっちゃうんですよねえー….(遠慮せず愛称で呼んでくれて構わないと伝えて小首傾げ。投げかけられる問いに苦笑浮かべながら正直に答えて)
あ、それと私は悲しい過去とかそういうのとは無縁ですけど、少し無鉄砲過ぎるって周りによく言われるかもしれません
流石の研究心だな……
言ったからには真実を伝えろよ。
いや、その愛称は俺が呼ぶには少し無理がある、
こんな男だから、そもそも神崎で十分だし。
本はたまに読むか……読み過ぎもあまり良くない,
まぁ良しとしよう。
(自由に呼ぶにはまだ抵抗がある為、神崎とわざわざそう読んで、眠くなると言う部分は聞かなかった事にして、良いところだけをピックアップして脳で変換し,少し微笑んでそう答えて)
無鉄砲ねぇ……ま、良い、改めて宜しくな。
勿論ですよー。私は偏向報道とかは許せない質なので!…ただですね、真実しか書けないということは肝心の真実が謎ばかりでは記事にならないんですよー。つまり謎の図書委員長こと桐島先輩のことをちゃんとした記事に出来るかどうかは桐島先輩の協力も不可欠って訳ですね!(うんうん)
あららー、そうですか。ちょっぴり残念ですけどそう呼んで貰うのはもう少し親しくなってからの楽しみということで、当面は神崎で大丈夫です!智代子呼びよりはそっちの方がずっといいですし
あっ、ちなみにですけど桐島先輩的に漫画も本に入ります?そちらでしたら読破数も結構自信ありますよ!(呼び方については相手に一任することにして、本といえば…と思い出したようにそう問いかけて)
あーはいはい、協力してやるよ、できる限りはな。
真実を報道するなら俺も安心だ、噂ってのは肥大化するもんだからな、最近、俺が不良だー、俺がやべえ奴だー,
とか噂流れてるからな、解消してくれ。
神崎や、漫画というのは本だ、意外と俺も読むし、
偶に禁止だけど持ってきてる、気に入った奴しか読まねーけどな。(漫画は意外と好きらしく、うんうんと同意してそう言い)
ですよねー…いやー実は私も内心ここへ来るまではおっかなびっくりでしたよ、桐島先輩についてはヤバい噂しか聞かなかったので…だけど、実際にこうして話してみると噂されてるような人じゃありませんでしたし、改めて私みたいに真実をありのまま伝える役目を担う人が必要なんだと確信しました!ここは大船に乗ったつもりで私にどーんと任せちゃってください(胸をドンと叩いて)
そうなんですね!なんというかちょっとだけ意外でしたけど、今ので桐島先輩に親近感湧いちゃいました。ちょこの中の先輩観がグッと大きく変わりましたよー!(これまでは少なからず世俗離れしたように映っていた相手の印象が漫画を読んでいるというだけで一気に変わり胸元でこぶしを握って身を乗り出して)
よくお前は噂突っ切って此処まで来れたな、お得意の無鉄砲さか?……そーいえば。
何人か肝試しに来たから叩き返したな、それが原因かも……いや違う、と思う。
まぁ、頼りにしてるぞ、後輩。
(苦笑いをはは、とこぼして)
意外か……そりゃそうだろう、お利口さん気取って小説ばっか読んでても結局漫画も面白い、本って言うのは好き嫌い分かれるが、読まず嫌いする奴はいっぺん死んだ方がいいと思う。というか乗り出すな、カウンターが壊れる。
(そこら辺から分厚く、黒い本、木曜日のこども、と記してある本を持ってくるとカウンターに叩きつけ、その後、
声のトーンを下げてそう言い、メキィ、と嫌な音を立てたから、後輩を押し返して)
多少の危険程度で尻込みするようじゃ記者としてやっていけないんです、無鉄砲ではなく探究心と言ってもらいたいです(ふふん)
ああ、それって確か図書室に本を借りに行った生徒が桐島先輩に絡まれて全治2週間の怪我を負わされたっていう…あくまで噂でしたけど、でも、確かにここって中々雰囲気ありますよね…肝試しにはうってつけかもしれないですね…なーんて、冗談ですよ(スマホのカメラを起動してカメラ越しに図書室内をぐるっと見回し)
あわわ、ご、ごめんなさい!それにしても、随分と分厚い本ですねー…えっと、もしかしてこれを私に読めと…?(慌てて身を引き、カウンターの上に置かれたいかにもなハードカバーの本を見やり顔を引きつらせ)
なにそれ、全治二週間?ちょっと手首捻っただけなんだけど?その後慌てて逃げた相手に生徒手帳返そうとしたら階段から転げ落ちただけなんだけど?
広めた奴辞書の角でぶん殴っていい?てか殴るわ。
……此処な、ハロウィンとかクリスマスとか、特別行事はガキ呼んで色々してんだわ、ソレがあの、
未成年誘拐事件、の真相だ、てか自分で言ってヤバいな俺。(ひくひくと口の端を引きつらせながら分厚く、重い辞書を片手で持ち、その後に、カウンター下にあったダンボールを取り出し、その中には色々、仮装なりなんなり入っていて)
あぁ、読め、安心しろ、俺レベルなら1日で読み切れる。
(にっこりと笑って)
ははぁ…そんな風にして噂は尾ひれがついて広まっていくんですね…って、ちょっ、タイムタイム!落ち着いてくださいって、そんかことしたら血塗られた噂がまた増えちゃいますよー(流石にそれは洒落にならないと慌てて止めて)
なるほどー、桐島先輩って見かけによらず子供好きなんですねー。カルトな宗教説とか未来のテロリストを育成してるとかっていうのも全部でっち上げの捏造と…や、私は最初から信じてませんでしたよ!?(そう言いながらも口調は上ずっていて)
この分厚いのを一日でって、私からすれば化け物ですよー…私じゃ頭おかしくなって死んじゃいますって…あれ?そういえばさっき読まず嫌いをするやつは死.ねって…あわわ、私もしかして詰んでますかー!?
血塗られた噂ならもう沢山あるだろ、というか冗談だ、
するわけねぇだろ、俺はひ弱な本好きの青年に過ぎないんだからな、テロリストを育ててたら俺は間違いなく通っていた中学校でテロを起こす、ソレも足がつかないように。
(ふん、と辞書を置いてやれやれと言わんばかりに手を振り、目を暗くしてそう言い)
あぁ、読まなかったら当然取材は無し、即刻叩き出す。(にっこり)
いやー、冗談ですかぁ安心しました…
桐島先輩、闇が、闇が深いです!中学校で一体何があったっていうんですかー!?(あわわ)
わ、わかりました!わかりましたよう!読ませていただきます、でも一日で全部っていうのは多分ちょこの技量では難しいのでそこは大目に見てください…(半ば自棄になってそう言い放ち、上目でその点は譲歩してくれるようお願いをして)
聞きたいか?聞きたいのか?
教えねえけどな。(鼻で笑ってそう言い)
______1日半(譲歩してやった、と言わんばかりに半日増やすと、上目遣いでも全く動じず)
そんな思わせぶりなー!…流石は桐島先輩、中々手の内を見せてはくれませんね…(むむむ)
うっ…わ、わかりました、それで大丈夫です!……ふむふむ、ううう……(あんまり変わらないという言葉はどうにか飲み込むと本へと手を伸ばし読み始め、今は少しだけと思っていたつもりがついつい内容に引き込まれてしまい夢中で読み進め表情がころころ変化して)
手の内を晒すのはまだまだ先だ、てかお前の事もあんま良く知らねえし。(怪訝そうに顔を歪めて)
……どうだ?まぁまぁイケるだろ?(ニヤニヤしながらカウンターに肘をついてそう聞き)
なるほどー、それもそうですよね。そこのところはやっぱりフェアじゃないといけませんよね!ええ、大丈夫です、先輩ともっともっと仲良くなればいいってことですもんね、それは私としても望むところですから(にこっ)
はい…私には未体験の世界です…!なんというかゾクっとするんですけど本をめくる手が止まらないといいますか…(深いため息を吐いて本から顔を上げて)
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