悠 2019-11-21 12:32:56 |
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紅さん<、、いいや、十分凄いよ。自分の信念を迷いなく真っ直ぐ貫く、普通の人じゃなかなか出来ない物だよ。それは能力が使えるか否かの問題じゃ無いよ、僕は君を、一人の人間として見て、凄いと思うよ。それに唯の人間でもかなり強いよ、異様に観察眼が優れている人もいれば、身体能力が凄い人もいる。本当に人間は素晴らしいよ、、
A<あらあらぁー、どうかしたのぉ?浮かない顔して、何かあったの?相談ぐらいなら乗るわよぉ?(浮かない顔してる相手を見て、肩を力強く叩く)
ミナト<俺の剣って名前意味がそれなんだよ。信念を曲げずに真っ直ぐに貫く。俺はこの名前に恥じない人間でありたい。だから諦めないし信念は曲げない。絶対に解決の糸口はある。見つけて見せる。(部屋の中をじっと見て観察する)
ミナト<俺みたいになっても意味がないだろ。ミナトは柊煌をモデルに作られたんだろ?それで俺みたいになっても俺をコピーしただけた。俺は俺、ミナトはミナトだろ?お前の良さはお前にしか出せないんだ。七海だってそれは解ってるはずだろ。皆がお前は人形だって言うけど俺はお前を人形だと思って見ていない、一人の人間として見ている。ピノキオだって人形だったけど最後は人間になれたんだ。お前だってなれる。(おとぎ話だと呆れられそうだと思いながらも)
紅さん<、、、そっか、、そうだよね、、ありがとう、、本当にありがとう、、(嬉しそうに)、、ピノキオ、か。僕もいつかブルーフェアリーに会えると良いなぁ、、
A<まぁ!!デリカシーの無い男ねぇ!!そんな男モテないわよ!!、、、、それは一旦置いとこうかしら、何かあったの?それとも今ここでじゃ言えない事?言えないんだったら今晩私の部屋に来なさい?良い酒を出すわよ?
C<ほぼ強制的に言わないといけないって事やないけ!!それにそれは表商売の酒やろ!?そんな簡単にだしちゃあかんやろッッ!、、、、まぁ、ホンマに大した事じゃ無いねんよ。せやけど、ここで言うのはアレやなぁ、、ハァ、わかった、今夜寄ってくねんよ?
紅さん<うん、そうだね。例えそれは非現実的でも、無理な話でも、少しだけ、ほんの少しだけでも夢を見ることなら、許されるよね、、(微笑み)、、、、、うん、僕達も頑張らないと、ずっと軟禁されている訳にもいかない。それに、七海なら、きっと、きっとすぐに来てくれるよ。それまで何か抜け出す方法を見つけないとだね!(相手の言葉に感化された様に、希望に満ちた目をしながら)
A <ええ!大歓迎よぉ!大丈夫よぉー!今日だけ特別に開けるわ!可愛いAの為なら一本や二本ぐらい、うちのバーに支障なんて無いわよ!!(ケラケラ笑い、相手の背中を叩く)
C <痛い痛いぃ、痛いんよ、ホンマやめてくださいなぁ、、(小さな声で、相手に聞こえない様に)もうホンマ何処からそんな強い力が出せるんやぁ、ヒョロヒョロの癖に、、
(独房を探索し、紙とペンを見つけた。そしてフロアマップを描きながら、ぶつぶつと脱出の計画を立てる)
、、、今俺がいるのはA区としよう、ここから一番近い脱出口のD区、つまり食堂だ。此処は食堂から遠い部屋だ、それにあそこに行くなら此処の外の廊下、一本道しかない。そこに行くには多くの看守や囚人に見られることは免れない、、どうする、囚人ならともかく、看守に見られたら非常にヤバイ、脱出はほぼ無理に近い、、どうしようか、、(足音がこちらに近ずいているのを聞こえ、そそくさとペンと紙を隠す)
ミナト<この部屋はAIに管理されている。能力は首輪がある限り使えない。何か他の手を考えるしかない。(何かないか部屋を見渡しながら考える)
紅さん<、、AIのセキュリティなら、僕に任せて、昔七海から貰ったこのハッキングディスクを使えばもしかしたら行けるのかも知れないよ。首輪までは外れるほど凄い物じゃないんだけどね、AIを壊すのと敵側に壊れた事を知らせない事ぐらいまでなら行けると思うよ。(そう言い、そのハッキングディスクと言うものを相手に見せる)でもそれを何処に挿せばいいか分からないんだよ、、そこまでは聞いてなかったんだ、まさかこんな事が起きるとは思って無くて、、
警察官<ハイハーイ、オッケーオッケー。んー、わざわざ君が呼びに来てくれたのぉ?ふふっ、ありがとうねー!(思いっきり相手と繋がれてる手枷を引っ張り、バランスの崩れた相手を受け止め、頬にキスをする)ふふっ、ご褒美だよ?
警察官<ハイハーイ、オッケーオッケー。んー、わざわざ君が呼びに来てくれたのぉ?ふふっ、ありがとうねー!(思いっきり相手と繋がれてる手枷を引っ張り、バランスの崩れた相手を受け止め、頬にキスをする)ふふっ、ご褒美だよ?
ミナト<この首輪は能力を不能にする事が出来る物だよな。陰陽道の森羅万象の力は別物。使えるかも知れない。やってみるか?低級だか嗅覚の優れた奴を召還すればそいつ教えてくれるはずだ。(試してみるか?とアイコンタクト)
紅さん<成る程、、そんな物があったんだ、、!!凄いね!もしかしたら行けるのかも知れない!(目を輝かせ)やってみる価値はある!、、あー、でももし駄目だったら君の首が飛んじゃうかも知れないし、、うぅ、でも今はこの方法しか無いし、、、
(食堂に着いて、自分の番号の付いたフードトレイを受け取る、そして番号通りに座る)んー、、意外と食べ物の量少ないんだねー、、、って隣うるさ、、(隣の方に振り向く、かなりムキムキな男と病弱そうな男どうやら食べ物の奪い合いで喧嘩してるらしい)
大柄な男<嫌ですよ!!本当にやめてくださいよ!あなた自分の分があるじゃ無いですかぁ!なんで僕の分を取ろうとするんですかぁっ!(半泣きになりながらも相手に向かって怒鳴る)
ミナト<これを無理矢理外そうとすればそうなるんだろうな。俺は優秀じゃ無かったけど御子の血をひいているからな。やってみるか。稲荷の神よ、我らを迷わす障害を見抜き行く末をてらし導きたまえ。出でよ、イズナ。(小さな狐の神のイズナを呼び出し)イズナに情報を与えれば探してくれる。
紅さん<かっっっかわいい、小さいッッ、、(目を輝かせながら)えっと、じゃあ僕は、、ハッキングディスクを見せてあげればいいの、、?
大柄な男<だっっっ駄目だよ!!あの新人ってあれじゃ無いか!!猟奇的快楽殺人鬼じゃんッッしかも気に食わなかった奴を全員一気に東京湾に沈めたとか言うとんでもないヤクザじゃ無いかッッッ!!?こんな奴に関わらないほうがいいよ!!!手を出したらただじゃ済まされ無いよう!!(相手の手を掴んでなんとか落ち着かせようとする)
病弱そうな男<ん??????なにそれwwええwwどこから聞いたのwwそんな変な噂wwwwwwwwええww全然心当たり無いんだけどww
病弱そうな男<ハァ!??こんな女顔で、ヒョロヒョロで、女の尻をめちゃくちゃ追いかけてそうな、アホそうな奴がそれが、どう見てもなんだ?りょーきてき???殺人鬼じゃないかだろうがッッッ!!離せッッ、、、、ところでりょーきてきってなんだ?(ピタっと止まって考え始める)はッッッッ!!もしかしてあれかッッ!?新しい食い物の名前か!!?
大柄な男<、、、、、ぷッッ(頑張って笑いを堪えてる、でもあまりにも相手の言ってることが可笑しくてプルプルと震えてる)、、食い物じゃないよw、辞書、、あとで辞書引いてきなww
看守<えぇ!?僕/俺様 なんもしてない よ/ぞッッッッ !!(二人とも慌てて、同じタイミングで同じ台詞を話した)
三人<ほぼ同じタイミングでも同じ台詞とか仲良しかよッッッッ!羨ましいなッッ!!兎に角お前らは騒ぎを起こした、だから処罰房行きだ!!いいな!??
紅さん<えぇぇぇッッ危なぃぃぃぃッッッ、、(相手がコンセントをあっさり外して、何ともなくケロッとしてるのを見て)ぇ、、ぁ、、心臓が止まるかと思ったぁ、、やめてよ、本当に、何かあったらどうするんだよぉ、、、本当に心臓に悪すぎるよ、、(腰が抜けてヘタリと地面に座る)、、、ハァ、んでこれは、差込口、、?(差込口に目を向けて)
新人&病弱そうな男<(小さい声で)いや事実だろ、でも仲間に入りたいのにどうやって入ったらいいかわからないとか、なんか面白くない?ww
三人<ハァ!??誰が仲間に入れて貰いたそうにしてるんだよ!!全ッッ然羨ましくなんか無いんだがぁ?????しかも何だよ!!女子の陰湿なイジメかよッッッッ!!もう何なんだよ!オメエら!大人しく処罰房に行きなッッっ!!
紅さん<うん、大丈夫だよ、、(何とかして立つ)もう本当にやめてよ、、もうちょっと慎重にしてよぉ、、心臓が口から出てくるかと思ったよ、出ないけど。(まだちょっと怖がってる顔しながらマジレス発言をかます)
(ギャーギャー騒いでたら他の看守や警察官、勿論他の囚人たちまで集まって来た)
看守<、、、、あー、其奴ら俺が処罰房に連れてきますんで、と、とりあえず先輩落ち付いてください(苦笑し)
他の囚人たち<コラコラ!!集まらない!!自分の席に直ちに戻りなッッ!!
(このなんかまるで茶番の様な状況を見て、改めて自分は本当に刑務所の中に居るのかを疑う)、、もう何なんだろうww全然刑務所っぽく無いんだけどww
ミナト<俺はダミーの確信があったからな。それにイズナの嗅覚もな。危険ならイズナも俺に教えてくれる。だから大丈夫だったんだよ。それはそうと、ここにディスク入れられるんじゃないか?(指差し)
紅さん<え、、、あ、そうだったね、、ビックリし過ぎて忘れかけてたよ、、もう、(むすっとした表情をし、差込口にディスクを設置する。そして電気が消えて、部屋が一気に真っ暗になる)わっっ!暗っっ!紅さんどこ??大丈夫??
(処罰房に連れて行かれた三人、処罰はどうやらただの掃除らしい)
病弱そうな男&大柄な男<、、、なんか思ってたのと違う処罰だね、なんか想像してるイメージと違うんだね、刑務所って。
新人<あぁ?お前が何想像してるとかは知らねえけど、ここは意外と住みやす場所だぜ?飯は食えるし、着替えもある、風呂は三日に一度だけど、まぁ大したことないじゃ無いだろう!あと普通に作業してれば給料も貰えるぞ?でもまぁ、甘い物は食えないけどなぁ、それは元パティシエの俺にとってかなり苦しいだよッッ(クゥッッと涙目になる)
新人<うん、彼の言う通りだよ。此処はもう所謂楽園に近い、他の刑務所よりもずっと甘いぐらいだよ、だから此処から出たく無いって人も結構居るみたいなんだよね。わざわざ再犯してまで此処に入りたい奴もいる程だよ?でもまぁその殆どが此処じゃ無い別の刑務所に派遣されるんだけどねー。それに此処、平和で良いよー、もう二度と出たく無いぐらいだよ。(それを言い、小さな声で)、、それに此処から出ても、行く当てないしなぁ、、
紅さん<、、、あれ、見える様になった、、?凄い、、こんな術があったなんて、、(そう油断して居たら、突然紅さんでは無い誰かの声が部屋に響いた)
(ミナトの目線を向けた先には裏道七海と同じ顔の人が立って居た)
二人とも<いやぁww二人とも、待たせて悪かったね?迎えに来たよ!!何とかして刑務所から脱出してきたんだ!!いやー意外と楽勝だったよーww
大柄な男<えww君パティシエだったの?ww人って見かけによらないねーww
病弱そうな男<へー、、そうなんだー、、(ちょっと考え、掃除してる手を止めて相手に笑顔を向けて)ねぇ、君、此処の情報、フロアマップや囚人達の人間関係、幾らで売ってくれる?お金なら実は隠し持ってるんだ、高過ぎない限り買うよ?
七海と同じ顔の人<え、、?七海、、?本当に、七海なの、、?
紅さん<わからない、、わからないけど、、そうだって信じたいよ、、罠なのかも知れない、でも、でも、でも本当に七海だったら、、、(頭を抱えてしゃがみ込む)僕は、僕はどうしたら良いの、、?(本当かどうか判断出来ない、からこそ混乱状態になってしまう)
病弱そうな男<え?いやだって君、異様に外の事に詳しいじゃん、テレビじゃ放送されない囚人の犯行理由まで知ってるしさー?それに君は最初嘘付いたよね?君は本当は知ってるんじゃ無いの?俺が冤罪だって、でもそう言うとこの大柄な男が俺を殴るから、なんとかソイツを怖がらせようと嘘付いたんじゃ無いの?
病弱そうな男<あー、それは簡単だね!君は俺の事散々言ってきたけど、今、君は俺の事を怖がっていないよね?流石に初対面で、そんな噂が有る奴が居たら普通は隣に居ても怖いだろ?なんで?君は普通に俺とお喋りしてたじゃんwそれは全て知ってるからなんじゃ無いの?ねぇ?(目を細め、相手を見る)
七海?<お前が本当の七海だって言う証拠はあるか?(相手を見据えて)
ミナト<落ち着け、ここで混乱したら冷静な判断が出来なくなる。(ミナトを自分の背で守りながら)
七海?<ここが普通の場所ならお前を信じても大丈夫だろうが、ここは普通の場所じゃない。だからお前が本当の七海だと信じる事が出来ない。それはお前も同じじゃないか?ここに居る俺とミナトが本人じゃなくて罠だったらどうする?お前が何の警戒も無しに俺達に声をかけてきた。それはどうしてだ?
ミナト<少しでも良い。本当の七海と何か違う物がないか観察してくれ。(相手に小さな声で伝える)
剣<んーそれはねー?確信出来てるから警戒してないんだよwwちょいとここに来る前に奴らの資料をパクって見たからさー?ほらね?(資料を二人にチラリと見せ)
ミナト<(相手に近ずき、優しく相手の頬に手を当てる)、、、怖がらなくても良いのに、こんなに俺の事が怖いの?ずっと、牢の中でも君の事を考えてたのに、酷いなぁ?まるで幽霊でも見たかのような表情してるじゃ無いか、でもそれはそれで可愛いけどね?ふふっ、(相手に口付けをしようとしていたが、相手に引っぺがされた)、、わっ!なぁに?どうかしたの?
裏道七海<(目頭を抑え、ゆっくり言う)ハァ、、完敗だ。、、君がどんな理由で此処にいるのかははっきりとまでは分からないけど、何と無くは想像付くかな?それに君は此処から出たいんだろ?それは辞めといたほうがいいと思うよ?君が外に出たら、絶対に表社会と裏社会からの勝ち目のない命懸けの追いかけっこが始まるよ?警察は勿論、ヤクザやマフィアもきっと君を狙うよ。君は、白鳥蒼に目を付けられたでしょ?皆んな君の脱獄を待っているんだ、だって君が出たら奴らは君を捕まえる事が出来るだろう?君を捕まえればかなりの賞金が貰えるらしいよ?辞めときな?
大柄な男<、、、うん、つまり僕が情報屋って事がバレたって事だねー
病弱そうな男<んー、でも俺誰かと約束しちゃったしさー、迎えに行くってねぇ?流石に約束破るのは自分でも癪に触るしさぁーwwまぁ死んだら元も子もないけど、俺には時間がないんだよ。それにこう言う白鳥蒼の楽しいデスゲーム、初めてじゃないしさぁ?だからさ、心配とか良いから売ってくれない?ww
ミナト<やるじゃん、ミナト。(軽くガッツポーズをして)
七海?<さて、それであんたは誰?やけに七海にそっくりに化けてるみたいだけど。(警戒はしたままたずね)
ミナト<、、、、へぇー、君達まだそんな清い関係だったんだーwwいやーwバレちったwwテヘペロ!
(そう言い、七海の姿は消え、代わりに一人の大体10歳程度で、透き通った瞳、そして艶のある銀髪のした少年が現れた、その顔はまるで紅剣の幼い頃の顔とそっくり)
二人とも<ふふっ、僕はこの部屋のAI、君たちが壊そうとしていたAIだよ?(胡散臭い笑顔を二人に見せる)
ミナト<もしかしたらディスクが壊したのはAIの外側だけで中身がコイツって事じゃないか?それに何で少し俺に似てんだよ?(少し腹立たしく思い)
剣<(ニヤニヤと)んー?これは君が10歳のときの姿だよー?かっわいーいww嫌なの?嫌なら今の君の姿になるけど良い?ww(可愛い姿と裏腹に、どうやら性格はクソに近い)
二人とも<あぁー、それはねー?ミナト、七海はいつ君にそのディスクを渡したのかなぁー??
剣<えぇーwどうしてってそりゃ勿論君が僕の「客」だからぁ??ぷッッ、それすらも分からないのぉ?ww(それはそれは楽しそうに煽る)
ミナト<四年前のモンが今のデバイスに効くと思う???ww効くとしたらただ電気を消す事ぐらいだねーwwアッ○ル会社だって毎年飽きずに新しい携帯出してんだろ?wwそれと同じだよwシステムが更新したんだよーww(相手に近ずき、ジッと相手を頭の上から足の先まで見る)ワオww古ッッwwまだ残ってんだwこんな複製人形w初代か、成る程ねーww(ニヤニヤと)
AI<えぇ、、(困惑しながら)すごいなぁ、僕達が居ない間にこんなにも技術が発達したんだ、、
紅さん<、、、、うーん、これは面倒な展開になっちゃったね、、あはは、、ごめんねぇ、、(なんかごめんなさいと言わんばかりにちょっと俯く)
二人とも<いやーww面白い!!君達に要らぬ期待をさせて正解だったよーw君達のその顔ちょー面白いwwあーそうそう!!改めて自己紹介するね?さっき言った通り僕はこの部屋のAI!僕の名前はマリーゴールドだよ!施設のみんなは僕の事をマリーって呼んでる!あははっ花の名前と同じで可愛いでしょ?(ニコニコしながら)
剣<ハァ(デカイため息をつき)だーかーらぁー!君は、今この部屋の住人で、君は僕の客というのは表側の称号、んで君は僕の監視対象!分かった???分からない???君はそこまでアホじゃないだろ???(見下してるように)
ミナト<お前は悪くない。気にするな(頭をポンポンと撫で)
AI<取り敢えずお前は俺の姿で喋るな。いくら自分でもムカつくからな。(そっぽ向き)
(処罰の掃除を終え、時間は自由時間らしいから三人で娯楽室に集まる。)
二人<改めて自己紹介するね!俺の名前は裏道七海!この病弱そうな子の言う通り、俺は冤罪で捕まったよ!
剣<えー、、やだやだー!この姿、気に入ったもんねー!(まるで子供のように駄々を捏ねる)少なくとも君が此処に居る間は、ずーっとこの姿で居るよ!wそんなに俺と向き合いたく無いんだったら早く此処から出て行きな?wまぁ無理に決まってるけどねーww僕が行かせないよーだっww(子供の様な無垢な笑顔を相手に向ける)
紅さん<、、、、うぅ、でも流石にまさかこうなるとは、、(申し訳なさそうに)
マリー<、、、、マリーゴールド、か、、成る程、確かに君にピッタリな名前だね。(ため息をつく)
ミナト<俺の記憶が間違いなければマリーゴールドの花言葉ってあまり良い意味持ってなかったような気がするんだか…。(少し考え込み)
AI<そうかよ。人工知能のくせに偉そうなガキだな(相手と目を合わせようともせず)
ミナト<、、、フーン?分かってんじゃんwwマリーゴールドの可愛い容姿と裏のクソな花言葉、完全に僕にピッタリさ!!僕この名前事、本当に愛してるんだよねー!!
剣<クソガキ上等!君さっきから目を合わせてくれないねー?そんなに僕の事が嫌いなの?まぁどうでも良いけどね!言っとくけど君達は僕から逃げられないからw
紅さん<、、、(何かがおかしいと思い、相手の耳元に囁く)ねぇ、もしかして君は昔なんかあったから、そこまで自分と同じ姿したマリーと目を合わせたくないの?、、勘違いなら良いけど、むしろその方がいい。
AI<自分の姿を見て喜ぶのはただのナルシストだ!(怒りながらも打開策を考え)
ミナト<大丈夫だ。何でもないから(相手には心配させないように)
二人<ねぇ、君達なんでそんなに外に出たいの?此処にいれば安全だし、食べ物も寝る所も困らないんだよ?まぁ自由は無いけどね?(好奇心に満ちた目で二人を見る)
紅さん<そう、なら良いけど、、(まだちょっとだけ心配している)
マリー<僕達にはまだ外でする事があるんだ、だから此処から出たい。それに、、僕は、七海に会いたい、、し、(ゴニョゴニョと、照れ臭そうに)
AI<こんな監獄みたいな所なんて嫌だね。食べ物や寝るに困らなくても自由がないなんて生きているが死んでるみたいな物だしな。(人工知能には分からないかと思い)
ミナト<フーンww惚気かよww
剣<監獄、、、、(このワードを聞いて、一瞬何か嫌な事を思い出したような顔をする。だけどすぐに何も無さげにワザとらしく話を逸れさせようとする)、、そうそう!僕此処から出られないんだよねー、だからめちゃくちゃ退屈なんだ!折角暇つぶしの相手が見つかったんだ、そんなに簡単に逃がしたく無いよ!wwでも僕とゲームをしてくれるんだったら、逃がしてあげても良いよ?wwでもその代わりに僕の大切な物を当てて見つけてよ!出来たら此処から出してあげるよ?w質問なら幾らでも答えるよ!でも答えを出すのは三回までね!焦らずに考えてから答え出してねー?w(子供のような無邪気な笑顔を向ける)
マリー<、、、、君、、さっきからずっと思ってた事なんだけど、なんか口癖や表情の変化の仕方、仕草、紅さんとゲームをやってる時の七海に似てるんだけど、、気の所為かな、、?(ずっと相手を観察して、何と無く思った事を言い)
ミナト<、、、、おっ!鋭いねー!七海に似せてやったんだよねぇwいやー気付いてくれて嬉しー!性格設定も色々変更できるよーwそーそー、僕も一応君と同じ複製人形なんだ!でも僕はその改良型だねw君よりずーっと高性能だし、自由に顔や性格を変更できる。今では複製人形じゃなく、着せ替え人形って呼ばれてるよ!(色んな人の姿にコロコロと変わって見せる、そして今度は七海の幼い頃の姿に変わった)、、、んー、さっきの姿飽きた!今度はこれにするか!
剣<んー、そう?残念ながら暇つぶしの方法そんなに無いんだよねー、「客」がいない限り、僕はずっと色んな人の姿になって自分を楽しませることしか出来ないよ?すぐ飽きるんだよねーwだからこそ、「客」が来てくれるのが一番楽しいんだ!色んな人の反応が見れて超楽しい!、、、それに此処は僕の領域、君達が生きるか、それとも天国への道を歩くかは僕の匙加減一つだよ?あぁ!脅しじゃないよ?僕はそこまで外道じゃないから、それにあまり殺りたく無いんだよねぇ?あくまでは君達が無理に逃げようとしたらって話だから!
マリー<あ、、その姿、幼い頃ので七海じゃないか!!、、へー、凄い、凝ってる、、ッッて僕感心してる場合じゃない!!、、、、えっと話に戻るけど、つまり君は元複製人形って事?じゃあ君は一体誰のコピーなの?
AI<ややこしい奴だな。AIだの人形だのって。お前はただのコピーだろ?ミナトの方がずっと高性能だと俺は思うな。(自分の姿から変わったのは良いがやはり納得がいかない)
剣<(白鳥蒼の姿に変わり)本当に分かっていませんね?そんな欠損品が高性能だなんて、なんて馬鹿馬鹿しいのでしょう!君はまさしく、ガラケーはスマホよりも高性能だって言ってると同じじゃないですか?(相手を嘲笑うかのように、そして今度はサラサラで綺麗なオレンジ色の髪、そしてパッチリした目の持ってる少年に変わる)、、うーん、茶番はこれぐらいにしとくかぁ、クソガキの性格からオリジナルに戻った時ってやっぱり慣れないなぁ、、(自分の髪をちょっとかき)かなり精神プログラムに来るわぁ、、(ため息をつき)改めて僕が本当のマリーゴールドだよ、はじめまして。あぁ、君達今混乱してる?いきなりキャラ変わったもんね?流石に申し訳ないよ、ごめんね?ただ本当に嬉しくて、ちょっとハメ外しすぎたよ。
マリー<、、、、、(情報量が多すぎて、黙る、そして何とか整理できたのか口を開く)つまり今度こそ、君が本当のマリーゴールドって事?
AI<馬鹿なのはお前の方だ。AIでここから出られない奴より自分の足で外に出て地に足が付けられる奴の方が良いに決まってんだよ。(ミナトを信じている分強気で反論する)
ミナト<まぁ、そういう事になるなぁ(かなり疲れたかのように目頭を押さえる)
剣<ハァ、ギャーギャーうるさいなぁ。僕に反論してる暇があれば此処から出る方法考えなよ?ゲームが嫌ならしなくても良いよ?強制はしないよ、でもしなかったら首と胴体が繋がれてままで脱走出来るのはほぼ0%に近いよ?(死んだ魚の目をし、手をヒラヒラと振る)んじゃそう言う事で、僕が見えないからって僕が居ないってわけじゃ無いから。勝手な真似は止した方が良いよー。なんかあったら僕を呼んでねー(消えようとしたがミナトに手を掴まれる)、、、何?
紅さん<、、、うーん、やっぱり何処かで会った事が有る気がする(腕を組み、めちゃくちゃ頑張って思い出そうとする。でもやっぱり思い出せない様だ。)、、この部屋に手掛かりとかないかなぁ、、、、とりあえず僕はこの部屋を探索してみるよ、運が良ければ出られる道具とか有るかも知れない(そう言い、タンスやクローゼットをあさり出す)
紅さん<(しばらく探したが、部屋の中には直ぐに出られる様な道具はない)、、うーん、無いかぁ、まぁないとは何と無く分かってたけど、やっぱり諦めきれないよ、、もうちょっとだけ探してみるよ。(そう言い、ゴミ箱を漁る、そしてグシャグシャにされて捨てられていたノートの切れ端を見つける。どうやら子供の日記の一枚の様だ。字は子供の様な字だけど、かなりの長文だ、全く子供が書きそうな文章じゃない。)これ、、は、、(見た途端、頭のが痛くなり、頭を抱える)
ノートの切れ端の内容:
日時:五月四日 天気:しらない
ぼくきいちゃった、おにいちゃんはあしたしんじゃうんだって。おにいちゃんにもそのことをしらせた、おにいちゃんはなにもいってくれなかった、なかなかったし、わらいもしなかった、ただだまってなにもいわなかった。、、、ぼくぜんぶわかっちゃった。このびょういんのこと、ぼくたちかんじゃのこと、おいしゃさんのこともぜんぶ。、、ぼくはセンセイがきらいだ、だいきらい、いつもえがおで、へいきそうにウソをつく。いつもみんなにすぐなおるって、おそとにでられるって、また、ママにあえるんだって。ぜんぶウソじゃないか、それに、センセイはぼくのだいすきなおにいちゃんをとった、とってころそうとしてる。ゆるさない。ぜったいにゆるさない。おにいちゃんはぼくたちみんなのものなのに、いつもみんなにたのしいにんぎょうげきをやったり、みんなをえがおにする。ぼくの(ここから先は読めなくなるほど黒く塗り潰されている)
紅さん<いいや、大丈夫だよ、、(ちょっと顔色が悪い顔しながら) ただ、この文字に見覚えが有るんだ、、もしかしたら、まだ他にもこれに似たような日記が有るのかも知れない、探してみるよ。(ちょっとフラフラとしながら他の場所を探し出す)
(その頃AはCの部屋に居た)
A<、、やっと来てくれたわね?貴方、相談事があるんでしょ?いいから全部話しなさい?アタイが全部聞いてあげるわよ?(爽やかな笑顔で)
C<言われた通り来た事はええけど、、、ええんやけど、、、、、、なんでわっちは椅子に縛られてるん???わっちそういう趣味ないねんけど?????コレぜったい相談するのに要らんよ???なんでやねん!??
紅さん<で、でも、そんな事したら迷惑掛ける、、(頑張って立ち上がる)僕は、早く思い出さないと行けない気がするんだ、、きっと、きっとそれは僕たちが出られる為の重要な手がかりなんだよ、、
A<あらぁー、だって拘束しないと貴方、すぐ逃げるじゃないのぉ!せっかく貴方が相談しに来てくれたのよ?易々と逃すわけには行かないじゃない!(そう言いながら、カーテンを閉める)
C<こんなの相談事するような状況に見えないんやけど!??どう見てもわっちが尋問か拷問される五秒前にしか見えんのやけど?!しかも何なん!!入って来たらいきなりわっちを押し倒して!?頭打ったやないけ!!痛いねんよッ!?
ミナト<俺がいつ迷惑だなんて言った?それに思い出すのもお前が倒れたら意味ないだろ。だから俺が探す。お前は少しでも休むべきなんだよ。(相手の肩を叩いて)
A<あらあら!ごめんなさいねぇ?頭まだ痛む?(相手の頭を撫でる)そんな事より、相談するなら早くしなさいよ!もう待つのは嫌よ?レディを待たせるなんて良い度胸ねぇ!(ちょっとイライラしながら)
C<ヒィッッコレ絶対間違いなく尋問やんッッッ!!!殴るのだけはおやめくだせぇ!!お願いしやすっっ!!!神さま仏様C様ぁああぁああ!まだ死にたく有りやせンンンン(相手の顔を見て、めちゃくちゃ怯えてる)
A<まぁまぁ!貴方に暴力なんて振るわないわよ!失礼ねぇ!そんな事レディがする事じゃないわよ!私はただ貴方の相談に乗りたいだけよぉ!
C<イヤイヤおかしいおかしい!ただ相談に乗りたいってゆーなら、縛らなくてもええやんッッ!きさん絶対わっちに何かしようとしとるやろッッ!絶対裏があるやろッ!!ヒィッッ!!わっちは絶対数秒後にあんな事やこんな事された挙句に最後ピーされるんやぁああぁッッイヤやぁぁッッ!!(涙目になりながら頑張って拘束を解こうと暴れる)
(言われた通り大人しく座る、どっと一気に疲れが来たのか、スリープモードに入った。人形は夢を見ない、いいや、見れない。だけど、誰か仕組んだプログラムなのか、それとも奇跡が起きたのか。まだ誰も知らないし、知れない)
夢?の内容:
何処か昔見慣れた、懐かしい風景が広がった。そこは病院だった、病院なのになんか患者と医者、みんなが幸せそうな笑顔を見せていた。この光景を見て、此処は病院って言うよりなんか、大きな、幸せな家族の様に見えた。みんなが幸せそうだ、誰も悲しいって感情なんて体験した事が無いかのように。
暫く廊下を歩いていたら、すすり泣く声が聞こえた。泣き声を頼りにその病室に入ったら小さな男の子が部屋の真ん中に立っていた、見た感じ、泣いてる理由は多分この子の持ってる人形が壊れてしまったのだろう。僕は相手と目を合わせることができる様にしゃがんだ、そして相手の頭を撫でた「ねぇ、君、どうして泣いてるの?大丈夫?もしかしてお人形さんが壊れたから?」
小さな男の子は何故か恐怖に満ちた目で僕を睨んで、僕の手を振り払った「俺に触るなッッ!この(?????)がッッッ」、、ん?今この子はなんて言ったの?聞こえなかった、いや、、聞き取れなかった、、?何故、、
そうこう考えてたらあの小さな男の子が泣きながら壊れた人形を抱えて、走って病室から出た。僕が怖かったのかな、、此処は、追いかけて行くべきなのか、でも怖がらせてしまった事はあの子に謝らないとだから、追いかけることにした。
追いかけて来たかは良いが、明らかにおかしい、あの怯え方はおかしすぎる、尋常じゃない。「なんで追いかけて来るんだよッッ!(????)でもまだ足りないのかッッ!」そう男の子は僕に向かって泣き叫ぶ。やっぱり聞き取れない続いて男の子は弱々しく、涙目で言う「、、、もう良い、君ももう良いだろ?、、俺、もう疲れたよ、コレで解放されるって言うんだったら俺はそうするよ。」
一体、何言ってるの?解放?疲れた?え?どう言うこと?ハッと気がついたら此処は屋上だった、そしてあの子は僕の目の前で、飛び降りた。頭が真っ白になった。え?飛び、降りた、、?え?なんで?どうして?僕が、、、殺した?
ハッとすぐに我に返って、病院の中庭まで走って行く。ダメだ、ダメだ、ダメだ、ダメだッッ!!違う、おかしい!そんなのあるわけが無い!!信じない!!そんなの嘘だ!!
、、中庭まで来た。そこには誰も居なかった。飛び降りた男の子の姿すらもない。そもそもさっきまで人がいた痕跡も無い。、、、なんなんだ、僕が可笑しいのか?それともコレは夢というやつなんだろうか、だとしたら早く覚めて欲しい、、こんな夢は嫌だ、、こんなの、気がついたら目から雫が溢れた。、、、、なんで?
よく見たら中庭にはいっぱい綺麗な千寿菊が植えられていた。すごい綺麗だ。、、、ん?何か蝶が目の前でひらひらと舞っている。花の蜜を吸いに来た、わけじゃなさそう?綺麗な黒いアゲハ蝶だ、、、、、、、
(ハッと目が覚めた、一体、なんだったのだろう。変な夢、そもそもそれは夢なのか、それともプログラムなのか。それより一刻も早く此処から出ないと行けない、そんな気がする)
A<テメェ、マジで良い加減にしろよ?、、、、あら!行けないわ!アタイ、なんて汚い言葉使いを!!こんなのレディの言うことじゃ無いわっっ!!(慌ててハンカチで自分の口を隠す)
C<ヒッッ!!すいやせんすいやせんッッッ!もう暴れやせん!!静かにしやすっっ!!だから蘭子様お命だけはお願いしやすッッ!!(ブワッと涙が溢れた)
ミナト<目が覚めたか?これ、イズナが探してくれた。(絵日記と書かれたノートと作文のような事が書かれた紙を渡して、ミナトの頬をゆっくりと拭う)人形でも泣く事が出来るんだな。(柔らかく笑い)
紅さん<、、、え、?、、あれ、いつの間に、、(どうやら自分が泣いてるのをさっき気づいたらしい。急いで涙を拭って、相手から絵日記と作文らしき紙を受け取る)ごめんね、いっぱい迷惑かけて、、
A<全く貴方、面倒くさいし、煩いわねぇ!!そういえば貴方の弟君もそうだったかしら?全くもう!本当にどうなっているのかしら貴方達の声帯、、、、、(溜息をつき)あと他の人に聞かれないと承知して居ても、人の本名を言わないの!万が一って物があるじゃ無いの!私は組織のスパイ的存在、本名がバレたら私も貴方もみんなも危ないわよ!?その時はどうしてくれるのよ!、、、、、幸い此処は防音がちゃんとしてるわ、だから大丈夫かも知れないけど、
ミナト<俺は迷惑だと思ってない。それに頑張ってくれたのはイズナ達だ。俺の霊力で使役してるとは言え頑張ってくれた。(ミナトの近くにイズナ達が擦り寄り)
イズナ<(擦り寄ってくるイズナの頭を優しく撫で)ありがとうね、いっぱい頑張ってくれたのに、僕は何もしてあげられなくてごめんね?
紅さん<紅さん、イズナってお稲荷様だよね?油揚げ食べれるのかなぁ、、?その、、お供えしたくて(優しく微笑んで)
C<、、、、、相談事、その弟の事なんや。アイツなら大丈夫って事ならよぉ知っとる、アイツは頭が切れるんや、きっとなんとかなると分かっとる。、、、だけどなぁ、心配なんや、アイツが最後どうなってまうのかってなぁ、、アイツは壊れかけとるんよ。蘭子も理由は知っとるよな?、、それになぁ、、(弱々しく、小さな声で)このままじゃ、アイツはシナリオ通りになってしまう、、だけどわっちには何も出来ひん、出来ひんのや、、わっちができる事なんて見守る事しかないんや。
A<、、(相手を見て、溜息をつき)やっぱり弟君の事なのね。、、、、貴方は見守る事しか出来ない?ええ、そうね。それしか出来ないわね。で?何?そんな要らない心配してるの?あの子なら何とかなるわよ!本当は認めたくないけど、あの子一筋縄じゃいかない子じゃない!きっと何とかなるわよッッ!それに何とかなってくれないと困るわ!あの子アタイのコーヒーを醤油にすり替えたのよ!?この恨みまだはら晴せて貰ってないわよッッ!!こんな事で死んでもらっちゃ困るわよッッッ!!!
ミナト<イズナも油揚げが好物だ。きっと喜ぶぞ、そうだろ、イズナ。(声をかけると喜びを表現する様にぴょんぴょん跳び跳ねミナトの頬を舐め)嬉しいってさ。
C<きさん、、まだそんな事ねにもっとったんか、、大人気ないやで?それになぜコーヒーを醤油にすり替えられて気付かへんのやw逆に凄いやんww
A<うるさいわね!!騙されたのよ!!マジで許さねえあのクソ野郎ッッ!、、、、、、、、、あらまぁいけないわッッアタイったらまた汚い言葉使いをッ
ミナト<もしかしたらミナトも素質があるかもな。俺の場合は血統だったけど修行すると普通の奴でも多少の力はつくらしい。強い精神が必要だけどな(自分の心臓の辺りに手をあて)
C<、、あーもうええわ、全部言うわ、聞くんなら最後まで聞いてや!まぁそれも心配事の一つやけど、一番心配なんは今捕まってるあの紅剣や。彼奴はかなり強いんやけど、どんな奴かは知らんやろ?七海の仲間でもなぁ、あれはあまり信用出来ひんのやぁ、、(デカイため息をつき)それになぁ、あれ、絶対にイレギュラーやないと思うねんよー。あとなあとなぁ?マリーの事や、彼奴なぁ、ホンマにやる気やで?そない彼奴の事が憎いとかなんとか、もうホンマにそない事するとボス怒るのになぁ!もうなー、もう面倒や!!やってられんわ!!(グチグチと止まらずに愚痴り出した)
A<、、、やっと話す気になったのね?それは嬉しいわよ、でも、、、多すぎじゃない!?!?しかもほぼ弟君の事じゃない!!どんだけ弟君の事が好きなの!?、、、、あーでもマリーの件はアタイもそう思うわねぇ、かと言ってアレを止めるのにはかなり無理があるわよぉ、もう諦めなさい?ボスに知らせても相手にしてくれないし、まぁ良いわ。あの人がどうしたいかは知ら無いけど、なんとかなるでしょう、(ソファーに腰掛け、相手に酒を勧める)ほら、うちのバーの絶品よ?有り難く頂きなさい?
ミナト<お前が人形でも心があるだろ。強い心があれば出来ると思うぞ。イズナが懐くのも素質があると思ったからかも知れないな。(ニコリと笑い)
紅さん<成る程、心、かぁ、、プログラムだけど、それでも有りなら、それでいいなぁ(ふふっと笑い)あっ!そうだ!雑談している場合じゃ無かったね!早くこのノートを読まないと!(名前の欄を見て)、、白鳥亮(しらどり りょう)、、?マスターに兄弟なんて、居たっけ、、?いや、もしかしたら親御さんだったり、でもそれほど古いノートではないなぁ、、(ペラリと最初のページに開く)、、破かれてる?最初のページだけじゃ無い、ノートの半分ぐらい破かれてる、それに日にちが全部塗り潰されてる、、何故そんな事、、
絵日記の内容:
??月??日
今日は僕の誕生日、皆んなが祝ってくれた。だけど、あまり嬉しくは無かった。
??月??日
何も無い普通の日。いつもの様に部屋で勉強して、本を読んで、コレを書いて終わった。
??月??日
弟がゲームをしようと提案してきた、断った。ゲームの内容はほぼ大人の言う、ギャンブル?に近い、しかもどう考えても人道的では無い、でも僕には何もする事は出来ない。どうしよう弟が怖い。
??月??日
弟がまた言い寄ってきた、何とか回避させた。もう無理だ、怖い、怖い、明日お父様に相談して見よう、多分相手にされないけど、少しだけでも良い、希望を持とう。
??月??日
お父様に相談した、やっぱり相手にされ無かった。お父様はただ後継がどうのとか言ってた。、、もう聞き飽きた。
??月??日
僕は、此処から離れないといけない。此処の人達はおかしい、おかしすぎる。僕が後を継ぐとか最も他、生理的に無理だ。幸い僕には学はあるし、頭も回る方だ、金は無いが、何とか生き延びないと、何とか、、
??月??日
僕は逃げた。あの家から逃げた、あの人達は多分今頃僕を探しているだろう。でも僕はもう懲り懲りだ、あの家は異常者ばかりだ、もう戻らないし戻りたく無い、まぁ、捕まってしまったら話は別になるけど。
ノートは此処から先は読めない。
(中の人です!返信遅くなりすみませんでしたッッッ!もう忙しくて、、もしかしたら此れからもぼちぼち返信していきます、待ってくれると嬉しいです!!迷惑かけてすみません!!)
C<へぇー、こりゃええもんやなぁ!だがな、そろそろ拘束解いてくれへん?勧めてきても飲めへんやん!!、、まさか、拘束したって事忘れてへんやろなぁ???(ジトーと相手を見る)
A<、、、あらまぁ大変!忘れてたわ!アタイッたら忘れっぽいんだからっ!(テヘペロ)今すぐ解いてあげるわね!!(そう言い、立ち上がり、相手の拘束を解く)
C<(解いてもらい、何とか動けるようになる)全く、きさんは金魚かッッ!そんなにすぐ忘れるとか、間諜やっててええん!?ホンマよお間諜になれたなぁ!!!!
紅さん<うん、そうみたいだね、、(考え込み)文字から見て、あの子が逃げた日以外は字が綺麗だし、難しい単語と漢字も使ってる、少なくとも小学生ではなさそうだね、、、それに後継、、かなり裕福な家なのかな、、あの子は一体、誰なんだろう、、(ブツブツと)
A<まぁまぁ!!失礼じゃ無いのぉ!!これでも仕事の時は記憶力は一級品よぉ!?(フフンっと)そんなモラハラばっかりだとモテないわよッッ(ビシッと相手に指差す)
ミナト<この部屋にはもう手がかりになりそうな物は無いだろうな。ここから出てもっと手がかりを集められたら良いが…AIが居るからな…。(何か方法がないか考える)
紅さん<うん、そうだね、、、ん?写真?(ページを繰り返しペラペラと見直したらさっきまで無かったはずの写真が出てきた。写真はどうやら家族写真のようだ、なのに誰も笑顔じゃ無い、そして一人の子供の顔は塗りつぶされている。そして赤いペンで丸をつけられたもう一人の子供、丸の下に「it’s me ! 」と書かれてる)、、どういう事だろう、、
紅さん<、、うん、なんか怖いね、、(写真を見て、ゾクっと)塗り潰し方もなんか怨念を感じる、気のせいかな、、気のせいだといいな、うん、絶対気の所為だ、気の所為だと信じよう!(ちょっと震え)
(自由時間は終わり、懲罰房から独房に戻る)、、あの外に続いてる玄関の看守、服装しか見ていない、これは良い情報が手に入ったなぁ、、(ブツブツと、そして病弱そうな男、鬼谷祐介から貰ったフロアマップを見る)これをどう隠そうか、、(ふとベッドを見る)、、めちゃくちゃ王道だけど、やっぱりベッドの下かなぁ、いや、ダメだすぐ見つかりそう、、壁、、それだ!ベッドの下に他の壁と同化できる小さな壁を作るか、コンクリートは建築担当の彼奴から借りれる、小さい奴なら時間もそれほどかからない、よし、それで行こう!
ミナト&紅剣< やあ、さっきぶりだね?どうやらちゃんと僕が隠した奴を見つけてくれたみたいだねぇ?良かった良かった!(ふっと現れ、ケラケラと笑い)
ミナト<念のためと思って服に予備の呪符も縫い付けて持ってたけどボディチェックが甘くて助かったな。(軽くVサイン)
AI<また出て来やがった。(やはり気にくわないのか相手と目を合わせない)
紅さん<おぉ!、、、ん?ボディチェックが甘かった?可笑しいなぁ、昔はあんなに厳しかったのに、、それともこれはワザとなのか、、?(難しい顔をし、考え込む)
マリー<、、ねぇ、マリー、これは君の物なの?(相手にノートと写真を見せる)
ミナト<、、、さぁね?(一瞬表情を曇らせ)まぁこれで一歩は脱出に近づいたね?良かった良かった!(嬉しそうにパチパチと手を叩く)
紅剣<えぇー?まだ目を合わせようとしてくれないの?酷いなぁー!折角脱出の手助けしてあげてるのにさぁー、感謝もしないとか、ホンットに酷いわぁー
、、今日は明日の朝まで七海の牢の当番か、、、これは、彼のプランを知る絶好のチャンスだ、、、、とかは建前だけどなぁ、(ふふっと笑い)やっと、やっと、あの裏道七海の脱獄が生で見れるッッ、これは、最高だッッ、もう何年も影で見守っていたのか、そして今、この時、俺は、やっと彼の逃走劇に出演することが出来るッッ!!あぁ、、!!最高だ!最高だ!素晴らしい、、、っと(興奮のあまり息が荒くなる、他の警官たちに声をかけられる)アッっ!!大丈夫です、いつもの発作ですよ、で、では俺は裏道七海の牢へ行きます、あとは任せました(他の警官たちをなんとか誤魔化し、すぐに七海の牢へ行く)
ミナト<何か意図がありそうだな。本当に俺達を潰すつもりなら呪符も持っていかれてるからな(呪符には手が付けられておらず)
AI<ファーストコンタクトが悪すぎるからだ。身から出た錆、自業自得ってピッタリの言葉がある。(そっぽ向いて)
紅さん<、、うん、それに今回は軟禁だ、昔なら奴らはみんな、逃すチャンスを与えない為に監禁する筈なのに、、これは絶対に何かがある、、
マリー<、、 ねぇ、マリー、ちょっと質問して良いかな?、、ずっと思ってたんだけど、なんでこの部屋は、人をもてなすための客室と言うより病室のデザインなの?
紅剣<、、、へー、紅剣、君、ずっとその子供みたいな態度のままだといつか足をすくわれるよ?、、まぁ、僕にとってはどうでも良いけどね(ふっと笑い)って、子供の僕が言って説得力無いかな?
ミナト<やっと聞いてくれたね!良かったよ!まさか君がそれをどうでも良いとか思ってないか、心配してたよ!(どっと笑い、ゆっくりと答える)ねぇ、君は柊煌の記憶があるんでしょ?だとしたら此処のデザインは君にとって心当たりがある筈じゃない?
、、、とりあえずプランは成立した、後はあの警察官だけだ。彼奴は明らかにおかしい、俺は全く洗脳や魅了なんて使って無いのに、まるでかかったかのように振舞ってる、俺の気のせいか?いいや、そんな訳無い、、
(足音が聞こえ、鉄格子の向こうを除いてみる)
警察官<あれ?今日はお巡りさんが俺の牢の担当なの?
ミナト<いくらAIが居るとはいえ監視や警備がザルだな。下手に動く事は出来ないが上手く動けば何とかなるレベルだろうな。(部屋を今一度見渡し)
AI<どうでも良いなら黙ってろよ。全くお喋りな人工知能だな(ジロリと相手を見て)
紅さん<昔は見回りとかもいつも行ってたはずなのに、今はほぼ無い、、一体何が目的なんだろう
マリー<、、、確かに僕は柊煌の記憶を持っている、だけど、こんな独特な病室なんて無かったよ?、、(首を少し傾げ、相手の反応を伺う)
紅剣<まぁ、お喋りなのは僕の役目でもあり、存在理由でもあるからねぇー、そこら辺は仕方がないよー(冷たく、ふっと笑う)
ミナト<、、、、まぁねー、だってボスが消したんだもん、そりゃ知らないよねー
AI<お前の話しを総合するとミナトの中にある柊の記憶からこの部屋の記憶が全て削除されてるって事か。厄介な事してくれるな。ところでマリーゴールドとか言ったな?この部屋からお前じゃなくて他の施設内の人間と会話する事は可能か?(何かを思い出し尋ね)
紅剣<まぁ、出来ない訳じゃないよ?でも今この時間に幹部に連絡を入れても、答えてくれる人はDしかいないね、まぁあのサボリ魔の事だ、答えてくれる確率は低いねー(溜息をつき)
ミナト<、、、全く、とぼけるのも大概にしといて貰いたいねぇw、(グイッと相手の襟元を引っ張り、耳元で囁く)僕は全部最初っから知ってるから、君は、僕の事を騙せないよ?(クスクスと笑い、相手から離れる)君は絶対にちゃんと思い出せる確信があるからこそ、ヒントをいーっぱいあげたんだよ。
警察官<まぁねー、個人的にどうでも良い話だねー。まぁちょっと気になっただけだねw
事情が変わった、、?一体どう言う事だろう、、そんなに簡単に担当が変わるものなのか、、?
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