さすらいの旅人さん 2019-11-12 07:31:18 |
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(/眼帯、良いですよね!……すごく好きです、ヴァイスさん。どういう始まり方をするのかわからないので、導入をやってくださると嬉しいです)
(/お褒めに預り光栄です。了解しました)
《…ヴァイス様!敵軍が目前に…!》
…はっはぁ!
(兵士からの報告を受けるなり楽しそうにぱあん、と手を叩いてはサーベルを腰に提げ、軍帽を頭に乗せては兵士からの静止の声も聞かず部屋を飛び出して。)
ん?何だ……あ!
(部屋に入ろうとドア前に立っているといきなり人が出てた事に驚く。が、すぐにそれが貴方だと気づき、止めるために追いかける)
ヴァイス様、お待ちください!
敵軍を前に一人で進んで行かないでください。
急がずとも僕達が負けることはありません!だから、少し作戦を練りましょう。
(貴方の前に立ちはだかると、言い含める様な調子で話し掛ける)
闘いに向かいたいのはわかっています。
ですが、何か勝てる策でもあるのですか?
(貴方の目をしっかりと見つめて小首をかしげる)
もし有るのであれば、このヴァイオレット・アンドレア御力になれるよう共に戦場に向かいます。
(迷いのない言葉を貴方の目を見たまま、忠誠を誓った主に向かって紡ぎ出す)
…分かった、分かったよ…
今日の所は引き下がるさ。でも、
闘う時は呼んでくれたまえよ?
(美しい顔を不服そうに歪め、軍帽を脱いで部屋へと戻り)
ええ、勿論。
では、軍の幹部達を読んで作戦会議でも後程開きましょう。
(諦めて部屋に戻っていく貴方を見て安堵したように息を吐く)
……ヴィアス様、そんなに不服そうな顔をなさらないでください。
貴方を信じていないわけではありません。
ただ……心配なのです。
(今まで揺らぐことの無かった視線が不安そうに心許なく揺れる)
うーん。何か面白い話でもして差し上げられたら良いのですが……。
生憎僕はあまり面白くない人生を歩んでるので……。
(必死に貴方が退屈しない話を考えるが、思い付かない。顔をしかめて考えているのは真剣なのだが、少し滑稽でもある)
そうですか。
では、何か御用があればすぐにお呼びください。
僕は雑事をこなしていますので。
(貴方が立ち上がったのを見て、これ以上ここにいるのは邪魔だと考えて部屋を後にすることにする)
では失礼します。
(ドアの外に出ると一気に緊張が解け、肩の力が抜ける。貴方が闘いに行かないでくれたことを心から感謝しながら、残った仕事を片付けに自室へと向かう)
度々すみません。失礼しますよ…………。
(暫く部屋を出ていたが、先程真剣に小説を読んでいた貴方を思い出し紅茶と軽食を持って部屋に入り、そっと声を掛け)
「斜陽」……面白いですか?
何やら真剣に読んでおられるので、僕も少し気になりまして。
(話は知っているが貴方と話したいと思い、そう問いかけ)
滅びの美学……。難しいですね。
(少し照れた様に微笑み)
……ヴァイス様は何かが生まれる瞬間と滅びる瞬間、どちらがお好きですか?
(口許に笑みを浮かべたまま、目だけが真剣になり)
どちらも、だな。
まあ…強いて言うならば、滅びる瞬間だな。
例えば美しい花が枯れ、腐り落ちる姿は哀れだ。
それでいて…とても美しいものだ。
(小説をぱたりと閉ざし、貴方を見つめ)
滅びる瞬間ですか……。
ヴァイス様らしいですね。
滅びの瞬間が美しい……僕にはよくわかりませんが。
きっと貴方の瞳に写るその瞬間はとても、美しいのでしょう。
(見つめてきた貴方を見つめ返し微笑むが、途中で目を逸らしてしまい)
な……っ、怒ってらっしゃいますか?
僕が何かしてしまったのであれば、謝ります。
ヴァイス様の目もきちんと……見ます。ですから、この手を離してください。
(貴方の手に優しく自分の手を重ね、優しい声音で頼み)
…何も怒っている訳じゃないさ。
話している時に目を逸らされるのは苦手なんだ。
俺の話が面白くなかったのか、なんて
考えてしまうからな。
(その容貌に良く似合う、どこか哀しそうで儚げな微笑みを浮かべ)
あ……申し訳ありません。
誰だって話の途中で目を逸らされるのは嫌ですよね。
僕が悪かったです。今後、気を付けますから。
だから……そんな笑い方なさらないで……
(すまなそうに目を伏せた後、貴方の目をじっと見つめ)
…はは、このお行儀の良い笑い方は
やっぱり俺には似合わないか?
(今にも瞳から大粒の涙が溢れそうに見える儚げな笑顔を引っ込め、屈託無く微笑み)
ああ……その笑顔です。
やはりヴァイス様がおしとやかに笑っておられると驚く、というかなんというか……。
兎に角、僕はその笑顔の方が好きですよ!
(貴方の見せた屈託の無い、いつも通りの笑みに安堵した様に少し微笑み)
つまり、お行儀が良いのは似合わないと。
そう言いたいのか?
(怒っている様子は微塵も無く、面白がっているように尋ね)
そういうわけでは……。
でも、そうですね。
きっとこれは僕が貴方様にはその笑顔で居てほしいという願望なんでしょうね。
(少し気恥ずかしそうに微笑みながら質問に応え)
……それと、ヴァイス様があの笑顔で毎日外を歩いたりなさったら男女共に理性が飛んでしまいかねません。
(珍しく冗談を口にして、貴方に笑いかけ)
ご冗談を仰らないでください。
ヴァイス様はとても綺麗な笑顔をなさいますよ。
……姉上様……あの方もまた、お美しいですからね。
(貴方の不貞腐れた様な物言いに笑いそうになるのを堪えながら、姉上様の顔を思い出しぽつりと呟き)
…そんなに言われると、照れるだろう。
(照れ臭そうに頬をほんのりと染め、ぽりぽりと頬を掻き)
「スカーレット、スカーレットは居ないの?」
(美しく幻想的な響きを持つアルトの声が廊下に響き渡り、その声の持ち主はヴァイスを探しているようで)
おや?ヴァイス様も照れるのですね。
(貴方の意外な表情を見れて嬉しそうに笑みを溢し)
……おや?どなたかがお探しの様ですね。
僕は暫く退席致しましょうか。
(貴方からすっと離れ、扉の方へと向かおうとし)
ヴァイス様の姉上様?
(主の姉の訪問に少し戸惑い)
……ヴァイス様がそう仰るのなら僕はここに居させていただきます。
(少し迷ったあと、貴方に従い先程まで居た位置まで引き返し)
…姉上は、お菓子を作るのが好きだから
味見で俺を探しているんだ。
まあ、美味しいんだがな。だからこそ、
是非お前にも食べてみて欲しいんだ。
(貴方が戻ってきたのを見て笑うと、部屋の外に居るのであろう姉に大声で呼び掛け)
ヴァイス様の姉上様がお菓子……ですか?少し意外ですね。
僕もお菓子は好きですので嬉しいです。作るのも、食べるのも。
今から、とても楽しみです。
(いつもの落ち着いた表情からは想像出来ない程目を輝かせ、嬉しそうに笑みを浮かべ)
「スカーレット、こんな所に居たのね!
あら、ヴァイオレットも一緒なの?」
(クッキーが山のようにこんもりと盛られた皿を片手に部屋へと入り、ヴァイスと貴方を交互に見比べて首を傾げ)
……有り難うございます。
美味しそうなクッキーですね。
(皿に盛られたクッキーに目を輝かせつつも、平静を装い)
ヴァイス様、お先に召し上がってください。
僕はその後に食べさせていただきます。
(主が優先という考えで貴方に勧め)
…頂きます。
(行儀よく手を合わせ、クッキーを掴み)
…うん、やっぱり姉上のお菓子は美味しいです。
(にこ、と微笑みつつ述べ)
「そうかしら?ほら、ヴァイオレットも
食べなさいよ」
(クッキーを貴方に勧め)
では、僕も頂きます。
(手を合わせてから、クッキーを口に運ぶ)
ん……本当に美味しいですね。
このクッキー、何か普通のクッキーと作り方が違ったりするのですか?
(興味津々という風に右目を輝かせながら貴方の姉に尋ね)
そうですか。……でもどうしてこんなに美味しいのでしょうね。
(相手の微笑みに束の間見とれた後に、微笑み返して)
ヴァイス様もそう思いませんか?
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