ミステリアスで妖艶な雰囲気の美形(探偵) 2019-11-10 16:38:54 |
通報 |
にゅ、う……ッもう!何回も言わなくても分かってるっての。わざとだわざと。
( 言えなかった名称を繰り返されると少し恥ずかしそうにしながら早口で述べるも師範のことを褒められると嬉しそうに表情を緩ませて頷いて。「おう。まあさっきみたいに良くわからん専門用語は覚えられなかったからバカバカ言われてたけど、こんなバカな俺に根気強く教えてくれたんだよなー。…でもそういう意味で言ったらアンタも俺をクビにしないし傍に置いといてくれるよな…。…俺って恵まれてるのかも?つって。」頭より体で覚える質のため、今までしてきたバイトや仕事は多少なりとも難がありバカなだけが理由ではないがクビになったこともあった。でも相手は自分がバカ発言をしようと今回のような大きな失敗をしようとも見捨てず傍にいることを許してくれていて、改めて自分は幸福者なのかもと思えばククッと喉を鳴らしておどけて笑って。「よーし、あとはお湯で流すだけだな。」そんな話をしているうちに足も洗い終えればシャワーで泡をしっかり洗い流して。「…体は冷えないように此処で拭くから。」すかさずそう言えば脱衣所からタオルを取って体や髪を拭いてしまい、脱衣所にでるのを手伝うと脱がせるときとは違い湯冷めしないようにとパパッと腕を気遣いながら服を着せていき。「あとは髪乾かすだけか。…埜上の髪って綺麗だよな。」相手を洗面所の椅子に座らせてドライヤーで髪を乾かしながらふと思ったことを言えば、鏡の中の相手と目を合わせ、内心いい匂いだし…と口に出しては言えないことを思っていて )
(/ こちらが抜けておりました。すみません。あけましておめでとう御座います。新しい年を迎えて多忙かとは思いますがゆっくりお休み頂けたらと思います。今年もよろしくお願いします!)
……はいはい…。
( 言えなくて拗ねてるようにしか見えない彼が可愛くてクスクスと笑ってはそんな表情も師匠を褒めたことですぐに笑顔に変わる。彼の言葉からやはり良い師範なのだと言うことが犇々伝わってきて。自分のことまで褒められれば「…その気持ちは大切なことだな…自分が恵まれている…小さなことでもそう思えるのなら…お前はこれからもやっていけるさ」ぽつりと意味深な台詞を溢してはそんな彼に体を流して貰えば浴室から脱衣場へ向かい髪やら体をタオルで拭いて貰っては服も手早く聞かせて貰って。椅子へと導かれれば彼から髪を乾かすと声がかかり「…そうか…?特に何かしてるわけじゃないんだが…」髪が綺麗なんて言われたことはあまりなく特に何かしているわけじゃないと言葉を返して。シャンプーコンディショナー等してドライヤーで乾かしているくらいなんだがなと思いつつも彼の髪も綺麗なのではないかとふと感じで「…俺はお前の髪の方が好きだな。撫で心地がいい」と楽しげに彼に告げて )
(/はい、お願い致します。光輝くん良い匂いと思ってくれててやっぱり嬉しいです。埜上も光輝くんの髪質も好きみたいですね。)
なッ…なんだよ突然…。好きなら、もっと撫でてもいいぞ、なンてな。
( 浴室で相手から言われた言葉を気にしつつ髪を乾かしておれば、相手からのまさかの褒め返しに小さく目を見開いて。誰かに褒められたことなんかなくて、他でもない尊敬する相手から褒められたのが嬉しくて照れた表情を隠しきれずにやや頬を染めて。髪を乾かし終えてドライヤーを切るとドライヤーを定位置に置いてから柔らかで艷やかな相手の髪を手櫛で撫で付けながらボソボソ溢す。相手がちゃんと頭を撫でてくれたのはまだ数える程しかない。特に今日の昼間のは切なかったけど一番嬉しかった。相手から頭を撫でられるのは好きだから、撫で心地が良いと言われたのを良いことに控えめながらつい撫でても良いなんて言ってしまうもすぐ調子に乗りすぎたと思えば冗談めかして笑い。「…よしじゃあ、あとは寝るだけだな。ギプスもあって寝苦しいだろうけど今日は夜更し禁止だからな。」相手の腕にはすでにギプスは装着済み。最後にどさくさに紛れて髪をポンポンと撫でては相手を立ち上がらせて一緒に相手の部屋まで向かって )
( / 息子の髪質褒めてくださり嬉しいです。素直じゃないので可愛くない反応してますがめちゃくちゃ喜んでます。ベッド侵入もですが、いつか埜上さんの服をスンスンしたり勝手に着たりしてるところもバレちゃえばいいと思います。でもその前にバイク購入ですね!)
……相馬…夜更かしもしないし、頭も撫でるし…だから…俺のお願い聞いてくれない?
( 分かりやすく頬を赤く染め照れ笑いを浮かべる彼はやはり愛らしく見える。素直に喜びを露にするのは好感が持てる。彼と共に寝室へ向かい、ベッドへ横になって。そして爽やかな笑顔を見せてはぐいっと彼の腕を掴んで自らの方へ引き寄せながらいつもならついやってしまう夜更かしもやらないと口にしそして頭も撫でると付け加えつつもお願いがあると意味深なことを言ってみたが無理難題を言うつもりは毛頭なくて。引き寄せ近くなった彼の頭をポンポン撫でては「…俺が眠るまで…近くに居てくれないか?」じっと彼を見つめては彼に頼みたかったお願いを伝えて )
(/ いやいやめちゃくちゃ可愛いですっ!光輝くんはやっぱり可愛いです…喜んでくれているのがすっごく伝わってきてきゅんきゅんしています!そ、それは本当に楽しみで仕方ありません…!埜上にバレて光輝くんどうなっちゃうんだろうとワクワクが止まらないです…ですね!バイク購入も楽しみです!)
…ッと…、お願い?
( 相手の部屋に入り相手をベッドへ横たわらせると不意に腕を引かれてバランスを崩しかけるも片手をベッドについて身体を支え。相手の笑顔にドキリと鼓動が跳ねて目を逸らすも頭を撫でられてお願いを聞いてくれないかと言われると不思議そうに目を合わせて。相手からのお願いなんて珍しい。仕事や日常での指示はあるがこの状況でのお願いなんてなんだろうと少し早くなる鼓動で待っていれば、全く予想していなかったお願いに目を瞬かせ。だって…きっと自分の知っている相手ならそんなお願いはしない。でも相手の瞳を見ればそれはからかいでもなく嘘でもなく自分の反応を見て楽しんでいるわけでもなそうで。もし、もし本心から言ってくれているのだとしたら、嬉しい。そう思えばまた頬が微かに染まるも今度は目を逸らさずに相手を見つめ返して「…お、おう。あんたが眠るまで傍にいるよ。」少し照れ混じりに頷けば一旦相手から離れるとベッドの傍らに座り直して肩まで布団を掛けてやる。そして額に掛かる前髪を撫でるように避けてやり「…なんかこうしてるあんたのが年下みたい。…ってそれは流石に失礼だよな。…人って誰かのぬくもり感じてるほうが安心して眠れるんだって。まあ例外はあるけど。……手、握っとくか?」相手の端正な顔を見詰め思ったことがポツリ漏れるも、実際歳上で雇用主の相手に失礼だったかと思えば苦笑を漏らし。そして少しでも骨折している相手に安心して眠って欲しくて唐突に話を変えては、布団の中に片手を忍び込ませ相手の右手を軽く握ると声色は冗談ぽく言いながらも瞳は何処かまっすぐに相手を見詰めて )
(/ そんな…でもそう言って頂けて嬉しいです。おバカなところがあるのでストレートな感情に弱いところがあります。埜上さんにバレたら…後のお楽しみです!ではこのあと埜上さんが眠るのを見守ったら数日後に飛ばす流れで大丈夫ですか? そして埜上さんはやはり怪我をしていてもお綺麗だと思いました…。こんなかっこいい人の傍にいられて息子は幸せです)
……ああ…お前の手は…温かいな…。
( 他人に珍しくしたお願い。馬鹿にするでもなくからかうでもなく受け入れてくれる彼にいつもどこかすきま風が吹いていた気がする心の内側が温かくなるような感覚になる。しかしその代わりに何だか手が冷たくなっていくのが分かり何とも言えない気持ちになれば布団の中に潜り込んで来た彼の手が冷えた手をそっと包み込み握られればぱちぱちと瞬きをするもじんわり温かくなっていく手にふ、と笑みを溢して温かいと言葉にして。彼の照れたような表情は心すら温かくしてくれる気がして。軽く自らもその手を握り返せば同時に擽ったい気持ちにもなる。これでは彼の言う通り年上らしからぬ行動。揶揄されても仕方がないが骨折した日くらいは許されよう。いつもはいつ訪れるかも分からぬ眠気に天井をぼんやり眺めていたり本を読んだりしていたが今日はどうやら違う。他人を寝室になど留まらせたことなど今まで一度だってなかった。誰か人の気配がするのが嫌だったからだ。彼のぬくもりや気配はそれには当てはまらないものへと変わりつつあって。うとうとと瞼が落ちていくのが自分でもわかる。こんなにも穏やかな睡魔が訪れるのがとても不思議な感覚だが決して嫌なものではない。「………相、馬……おやすみ…」ぽつりと呟けばそのまま瞳は閉じていって )
(/ そんな光輝くん、可愛くて萌えちゃいます…。はいお楽しみにさせて頂きますっ。そうですね、数日後の朝な感じだと埜上がバイクを買いに行こうと提案してきます。ま、まじですか…ありがとうございます…怪我しても偉そうな所はあんまり変わらないですが…そのように言って頂けて本当に嬉しいですっ)
……おやすみ、埜上
( 予想外にも握り返される手と相手から溢れた微笑みに鼓動がトクリと跳ね上がる。それに骨折のせいなのか、睡魔のせいなのか相手の表情がいつもよりどことなく幼気で可愛らしく見えて。ほんの少しは自分に気を許してくれているのだろうか、そう考えると胸の内側がじんわりと熱くなるのを感じ微かに震える唇を噛みしめて。暫く相手の寝顔を見守っていてずっと朝まで此処にいたい気持ちはあったが、まだまだ片付けやら自分自身の身支度が残っている。名残惜しいが離れなければと思えばそっと手を離す代わりに、前髪に軽く触れるだけの口付けを落とすと部屋の明かりを消して静かにその場を後にして )
…ほい、今日はこの前話してたエッグベネディクト作ってみたぞ。なんと下のマフィンも手作りだ。褒めてもいいぞ!
( 相手の腕が快復しギプスが取れた数日後の朝、いつも通り相手を起こしに行っては朝食の仕上げに取り掛かり。今日は少しでも相手に美味しいエッグベネディクトを食べて欲しくてパンも焼き立てのものをと思いかなり早起きして頑張った。料理は好きだが正直こんなにも頑張るのは相手の笑顔が見たいから。白いお皿にエッグベネディクトを2つ並べて色味にラディッシュを葉と一緒に添えると相手の座るテーブルの前にドヤ顔で置いて、ホットコーヒーも続けて置き。自信満々の態度であるが本当は頑張った分だけドキドキしていて、自分の分の皿とコーヒー牛乳を持って相手の向かいの席に座ると相手の様子をチラチラと伺っていて )
(/ バイク購入の提案ということで早速数日後の朝に場面を進めさせて頂きました。まじですよ!偉そうなんて思いませんが、普段しっかりしている人が時折見せる弱い部分や可愛らしいところはグッときます!あ、ちなみに前髪へのキスは相馬が妹を寝かしつけたあとよくやっていたことで深い意味なくやっています。でもほんのちょっと欲はあるかもです。)
>>109様
(/すみません、お相手様決まっています。)
……へえ…やるじゃないか…。いただきます。
( 彼の献身的な看病のおかげで骨折も無事に治っては今日は自分の大好きなエッグベネディクト、しかもマフィンまで焼きたてで。結構朝早くから準備をしてくれているのが見るからにわかり褒めていいぞと得意気な様子も今回は気にならなくて。満足げに目を細めては口角を上げては手を合わせて早速食べ始めて。ちらちらと此方の様子を伺う彼からの視線を一身に受けつつ「…素晴らしい、俺の好みの味に一番近いな…」今までで一番の褒め言葉を彼に伝えると淹れてくれたコーヒーも飲みながら彼の作ってくれた朝食に舌鼓を打って。「…朝食を終えたら出掛けるぞ。」と彼に食事後は出掛けることも告げて。もちろん買うものについては色々調べ済みで。自分のことを他人に決められることを嫌うためそれがたとえ店員であろうとも変わらない。確か彼は免許も持っていたし特に運転に関しては問題ないだろうと思っていて )
(/ 進めて下さりありがとうございます。よかった…そう言って貰えてホッとしております。素敵な前髪ちゅーで、きゅん萌えさせて頂きましたっ。珍しく埜上がそこそこ褒めています…)
…お、…おう、だろー?俺頑張ったから…、
( 自分の分のエッグベネディクトを食べ進めつつ相手の反応を窺っていれば今までにない褒め言葉に小さく目を見開いては、何でもないように得意げに笑ってみせるも調子に乗っているわけではなくただの照れ隠し。しかし声色も表情も照れているの丸出しで。相手に褒められたくて、喜んで欲しくて作ったようなものだから相手の言葉が嬉しくて堪らなく、テーブルの下で小さくガッツポーズをして一人喜びを噛み締めて。と、そんなときに相手からお声が掛かれば顔を上げて、はてと首を傾げ。「…ん、いいけど出かけるって何処にだ?」モグモグと自分の分のエッグベネディクトを完食してはコーヒー牛乳を飲みながら不思議そうな目を相手に向けて返答を待ち )
(/ 埜上さんに褒められた!と息子かなり喜んでますね。褒められると喜びが溢れちゃう子です。そして褒められると伸びる子でもあるのでより精進していくと思います…!)
…これからも精進しろよ。…ああ、足を買いに行く。
( 自分が褒めれば分かりやすいくらいに彼は顔出る。嬉しくてしょうがないと言わんばかりの素直な反応に目を細めてこれからも期待しているという意味合いを覗かせた言葉を彼に返せば何を買いに行くのか気になった彼の問いかけには“足を買う”と言葉短く伝えて。これで情報収集や犯人を捕まえる際など重宝すること間違いなしで。しかしその大半はアッシーくんが欲しかっただけ歩くのもうタルいといった己のためなのはもちろん内緒で。既に色々調べてありどんなものを買うかのビジョンはあるが彼の乗り心地や自分が後ろに乗る乗り心地なんてのは試乗してみないと分からないこともあり実は骨折した際から買いに行くことを考えていたのもあり結構意外にも楽しみにしていたようでその内面は既に弾んでいて )
(/ 流石光輝くん。精進しろと言われずともなところが素敵です。埜上はバイク購入が楽しみなようです…珍しくはしゃいでます…分かりづらいですが。)
おお、ついにか!なンにするんだ? やっぱバイクか?車か?
( 精進しろの言葉にコクンと大きく頷くと次の返答に目を輝かせる。前々から移動手段は増やしたほうがいいなと思っていたし、運転は割と好きなのでワクワクした様子を隠しきれずにいて。相手の心中は知らずにそうと決まればと相手が食べ終えた食器を自分のものと重ねて台所へ持っていっては手早く洗い物を済ませ、相手にほめられて機嫌も良いことから鼻歌を歌いながら自室に引っ込んでいき出かける身支度を始めて。そしてものの数分で支度を終えるとすぐに相手の元へ戻ってきて「準備できたぞ!早く行こうぜ!」と小さい子供が遊園地にでも出かけるようなテンションで喜びを顕にしており、軽く相手の手を引くも骨折していたときの癖なのかやんわり優しいもので )7
(/ 有難う御座います。相馬の稼働力はもっぱら埜上さんが基本となっているので埜上さんの言動に一喜一憂なところあります。そして今回は心中は察していませんが雰囲気だけ共鳴して相馬もはしゃいでおります。はしゃいでるけど煩すぎないか実は心配している裏設定もあったりします。…こっそりはしゃぐ埜上さんも可愛らしいです…!)
…子供みたいだな…お前は…分かった分かった…行くぞ。
( 足を買いに行くと公言すると此方の内情を知らないながらもテンションが明らかに上がっている彼の様子に何だか自然に笑みが浮かぶ。意気揚々と後片付けを終え、身支度を整えて降りてくる彼は早く行こうと腕を引いてくる。子供のようなはしゃぎようにクスリと笑えば分かったと席を立てば彼と共に事務所兼自宅を後にしてはそこそこ大きな車やバイクを取り扱うショップへ足を進め入った店内、無論最初から決めていた大型二輪車に視線を向けていて。「これかこれ…だな…」色々調べ脳内にある情報を元に二つの候補にまで厳選したまでは良いが後はもう試乗するしかないなと思っていて。『お客様大型二輪車をお探しですか?宜しければお手伝いなど…』「結構です。他人にとやかく自分の物に口を挟まれるのは苦手なんで…これとこれ…両方試乗させて下さい」やってきた店員干渉は不要だとピシャリと言って退けては絞った候補の二つのバイクに乗らせて欲しいと頼んで。まずは一つ目。大きさもデザインも申し分ないバイクであり後は乗り心地と音を知りたいだけで。「相馬、乗ってみろ」アッシーくんとなる彼が一番乗る機会が多いこともあり彼自身の乗り心地も優先すべきところなため先に試乗するように顎で指し示し告げて )
(/ そんな光輝くんが可愛すぎです…共鳴してくれるのも嬉しいですし、腕(骨折)をさりげに気にしてくれているのもほっこりしますし…煩くなんてありません!光輝くんの元気なところは埜上も密かに気に入っている所ですので…!ふふ、ありがとうございます…可愛いですか?地味にはしゃいだりする奴なので…意外にもスポーツ観戦(主に格闘技系)が好きだったりします…煽り応援したり「よし、そこだ…やれ!いけっ」と声も出しますし、隣にいる人のことなんてお構い無しにヤジったり熱くなります。実際に試合を見に行ったりも好きだったりする奴です…)
さっすが天才探偵!下調べは完璧みたいだな。…おおッ、超かっけー!分かってんじゃんん。
( 子供みたいと言われても普段なら拗ねるところだが今はテンション上がっているため気にせずに相手と共にショップへ来れば、最新のモデルが並ぶ店内を見回して目を輝かせる。一体どれに乗るんだろうなんて思っていれば近づいてきた店員にはっきり物を言う相手に目を瞬かせ。話からして事前に買うものは決まっているようで、事件は勿論だが何事に置いても失敗せずブレない相手らしさを感じると共に、これから買うバイクは他人の介入がない相手と自分だけで選ぶバイクなんだと思えば何故だが嬉しくなって。相手の元へ行き揶揄いではなく純粋に下調べしてきてくれたことに感謝の意を込めて笑いかければ、これから試乗するバイクに目を向ける。今まで金銭的問題で車もバイクも中古しか乗ったことのない自分にとってそのピカピカのボディは輝いて見えれば、声を上げて喜びを顕にし。ちなみに、分かってんじゃんと言ってるが当然下調べをしてない自分は見た目だけのことを言っている。相手に顎で乗るように指示されれば目をパッと輝かせ「俺が先に乗っていいの?さんきゅー!やった!」と依然子供のようなはしゃぎっぷりで喜べば嬉々とした様子でバイクに跨ってヘルメットを被るとエンジン音を効かせて走行しだして。大型バイクながら主張しすぎないエンジン音と小回りの利く車体、乗り心地は最高でつい長めに試乗しては相手のいるところに戻ってくるとヘルメットのシールド部分を上げて。「埜上ッ、もう超最高。やっぱあんたの目に狂いはないな。…あ、埜上も乗るか?」興奮覚めやらぬ弾んだ声で感想を言うも、ふとこれは自分だけのバイクじゃない、むしろ相手のバイクではないかと思えば、一旦降りるか迷ったがとりあえず後ろをポンポンして見て )
(/ そう言って頂けると相馬も自分も安心です。有難う御座います。たまに今回のように元気すぎるところがありますが、これも埜上さんと心の距離が近づいている故だったりします。他の人でもここまでテンション上がることは実はないので相馬的には今回の買い物はとても嬉しいのです。そしてまたまた埜上さんの可愛らしい一面が!スポーツ観戦でヤジいれてしまうところも埜上さんなら素敵です。いつかスポーツ観戦も二人で行かせたいですね。)
…だろう?ああ、お前は乗っていて良い…俺の特等席はこっち側だから。
( 彼がバイクに跨がり試乗する姿を微笑ましげに見守っていれば少し長めの試乗を終えて戻ってきて。特にそれを咎めることはせずに最高だとテンション高く告げる姿に笑みを向けて自分が選んだのだから当然だと言いたげに目を細めて。彼がバイクから降りずにポンポンと後ろの席を叩く様子にそれで合ってると頷いては店員からヘルメットを受け取り頭で被っては足を上げて後ろの席へと跨がって乗って。二人乗りの醍醐味である後ろからぎゅっはまだやらない。席の縁を掴んでは「…相馬、いけ。俺にも味わわせてくれ」彼に自分にも味わわせてくれと囁いては行けといつもと変わらない指示を出しては彼の肩をポンッと叩いて )
(/ それはとても嬉しいことですね。埜上とだから二人の買い物にはしゃぐ光輝くんが愛らしくて溜まりません。これからももっと少しずつでも二人の距離が近づけば良いなと思いました。また可愛いと言って貰えましたっ嬉しいですっ。ありがとうございます、いずれ観戦させましょう。光輝くんとなら尚テンション上がるかもしれませんし。)
特等席か。俺もバイクで後ろに人乗せんのはあんたが初めてだよ。…了解ッ、と!じゃあ行くぜ!
( 相手の言葉に鼓動が高鳴るのを感じながらニッと笑って返せば、後ろに相手が座る気配を感じまた鼓動が早くなるのが分かって。相手から肩をポンとされれば俄然やる気がみなぎる。相手が選んできてくれたバイク、自分の運転で相手の買い物に狂いをうむなんてことはしたくない。ちゃんとこのバイクの良し悪しを相手にも体感して欲しい。しかしまあ店員の目がある試乗。無茶は出来ないので許される範囲で。相手が車体にしっかり捕まっているのを確認すると前を向いてヘルメットのシールドを下ろしてエンジンをかける。そしてあとは相手に最高の運転を届けるだけ。試乗スペースを風を切るように縦横無尽に走ること数分、元の位置に戻ってくるとヘルメットを外して相手に振り返り。「どうだー?中々いいだろ?って埜上が選んでくれたバイクだけどさ。…たしかもう一台選んでくれてたよな?俺的にはもうこのバイクでピーンと来ちゃってるんだけど。もう一台も試乗するか?」運転するのは主に自分でもお金を払うのは相手、最終的決定権は相手にあるため例え自分がこのバイクに一目惚れしてしっくり来ていたとしても、もう一台はまだ乗っていないわけだし早とちりもいけないかと相手に意見を求めて )
(/ そうですね、少しずつ互いの距離が縮まり許し会える部分やまだ知らない一面を知っていけたらと思います。テンションがあがる埜上さん…いつか見てみたいです!ではこの後はバイク購入からのベッド侵入ということで背後は一旦退かせて頂こうかと思います。なにかありましたらお呼びつけください。)
悪くない…いや、お前も気に入ってるならこれでいい。すみません、これを買わせて頂く。支払いは現金一括で。このまま乗って帰るので値札を外して下さい。
( 彼と共に試乗をすれば二輪車だが音も比較的に静かだし乗り心地もかなり良く彼が気に入っていることもありそして自分も乗り心地を気に入ったことも要因となればもう一つ候補のバイクはあったがそれを試乗することなく今しがた彼と乗っているバイクを購入することに決めて。自分も彼も気に入っていれなら躊躇したり別のものに乗ったりする必要もなくて。予め持ってきていた現金から料金を支払ってしまえばこのまま乗っていくことを店員に伝えて。「…会計は終わったな、このまま帰るぞ」無事に会計も済ませたためこのまま乗って帰ろうと彼に伝えてはヘルメットを被り直して )
(/そうなっていければとても嬉しいです。はい、そのような流れでお願い致します。了解しました、何かあればまたお呼び致しますし、呼んでくださいませー)
キャッシュ…一括…。…お、おう!
( どうやらこのバイクを相手も気に入り購入が決まったようで、迷いのない買い物は爽快で気持ちが良い。でも現金一括で払うのは流石に驚きでそのスケールの大きさも相手らしくてかっこよく思えば変なところで尊敬し直しつつ、帰ると聞けばコクリと頷き自分もヘルメット装着するとバイクに跨って。相手が乗ったのをしっかり確認して「行くぞ。」と一声掛けて前を向く。そして走り出そうとする瞬間「埜上、ありがとな!」とヘルメットを被る相手にも届くように少し声を張って礼を述べては店員という見張りも居なくなったのを良いことにエンジン全開で喜びを表現するように颯爽と事務所兼自宅に車体を滑らせて )
いってらー。夕飯には戻るんだよな?まあゆっくりしてこいよ。
( 数日後の昼、相手が何処か出かけるとのことでお供はいらないと言われれば玄関先まで一緒に連れ立ち手を振って送り出すと「よしっ!」と腕まくりをして。依頼がないとはいえ家事という名の仕事はある。とは言っても毎日しっかり掃除はしているし洗い物は朝の内に終わらせてしまったので洗濯物を済ませてしまえば手持ち無沙汰。テレビでも見ようかなんて思うも相手が外回りをしている時に怠けるのは気が引けて、うーんと唸ればハッと思いつく。体温低めの相手、最近一段と冷え込んで来たし確かタンスの奥に更に温かい毛布が眠っていたことを思い出せば、今のうちに取り替えておこうと。断り無く部屋に入るのは少し気が引けたが毎朝起こす時や掃除の際に入っているから許してくれるだろうと自己解決させれば毛布を持って相手の部屋の扉を開き中へと入って。「…えっと、毛布を先にここに置いてっと。」持ってきた毛布をひとまず椅子の上に置くと今使っている布団を抱える。その時フワッと相手の匂いが香ってはトクンと鼓動が跳ねて、気にしないようにするも一度湧いてしまった欲に抗えずにゆっくり鼻先を布団に埋めてはスゥと息を吸いホッと息を吐いて。__埜上の匂いと頬緩めたときに目に止まったのは相手の枕。いやいや絶対駄目だろ。と思うも相手は夕方までは帰ってこないと言っていた。少しだけ、少しだけならと背徳感に襲われながら布団を抱えたままギシリと相手のベッドに乗り上げてはドキドキと煩くなる心臓を落ち着かせつつ、ゆっくりゆっくり相手の枕に顔を埋めて。息を吸い込めば布団よりも濃く感じる相手の匂い。恍惚とした表情を浮かべ、こんな変態くさいところ相手にバレたら即死してしまうかもなんて思いながら持っていた布団を頭まですっぽり被る。相手に抱き締められているような感覚に安心感を覚えればフゥと息を吐き、枕に顔を埋めたままベッドに身を沈め。「…埜上…、」ポツリ相手の名前を呟き、より相手の匂いを感じるため目を閉じる。それがいけなかった。相手が夕方まで帰ってこない油断と普段の疲れが出たのか、相手の匂いに包まれて安心すれば、少しだけ…と思いそのまま眠りに落ちていて )
( 彼の後ろは乗り心地が良いなと思いつつエンジン音に負けないようにお礼を言う彼に特別何か言葉をかけることはしないながらもその気持ちに同調するように発進した瞬間に彼の腹部へと手を回してがしっとしがみついてみせて。そのまま彼の運転で颯爽と風を感じながら事務所兼自宅へと駆け抜けて。やはりここは自分の特等席だと改めて思えばこれからバイクに乗るのが一層楽しみになって── )
……相馬くん、俺のベッドは寝心地良い?
( 外回りと言うのは実は嘘。何だか最近自分の部屋の些細ではあるが違和感に気づいており考えられるとすれば彼しかいないなと思っていて。玄関から外に出てから少しして戻ってきていて。そして自分の寝室へと来てみては己のベッドで眠る彼の姿に笑み浮かべて近づけばトントンと肩を叩いてにこやかに声をかけて。「…お前は何してるんだ?そんなに俺のベッドの寝心地が気になってたのか?」自分の匂いを嗅いでいたところは見ていないためただ単にベッドの寝心地が気になったのかと思っては問いかけて。 )
トピック検索 |