《 彼岸花 》管理人 2019-11-08 20:09:52 |
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>縣
若いのに可哀想だねえ。こんな人権ゼロの病院にぶち込まれたのが運のツキってやつだ……しょうがない、今日は先輩が特別に助けてやろう。
( 特性上この狭苦しい建物で目にするのは諦観や憔悴、悲哀といったどこか褪せた表情ばかり。それだけに相手の目一杯の慌てっぷりは酷く色鮮やかに映り、哀れみの言葉とは対照的にくっくと喉を鳴らして笑えば愉快な心地のまま緩く手招きをして。その拍子にふわりと鼻先へ舞い上がってくる甘い芳香、自身の体を蝕む花とは違う蕩けるような匂いに動かしかけた足を止めては今一度相手を振り返り「……別に取っ捕まえて食ったりしねえよ、"俺は"」ある意味脅かして連れ去ろうとはしているけれど、別段悪意や他意は無い。それを伝える目的が半分、そして彼の病と時折触れる二の腕、そこに潜んでいそうな暗い因果をつつく目的が半分の言葉を歪んだ唇で添えて )
>継
──な、憧れたって結局はそんなもんだよ。煙草は不味い、大人は汚い、キスだってロクなもんじゃない。手に入らないものは何でも綺麗に見えるだけ……すっぱい葡萄だっけ?
( まるで未来を望むような、少なくとも今の自分にはそう聞こえる呟きはひとまず聞こえなかったふりをして手ずから煙を吸わせ続ける。己の毒は確かに彼の中に留まっている、そんな手応えを錯覚させる一時は小さな咳とぼやきによって終わりを迎え。珍しく、と言えば失礼だが可愛げのある反応に口角を吊り上げながらもハミングのように紡ぐ言葉は未だに柔い毒を孕んだまま。読書家の彼へ伝わるようにと選んだ言葉はどこかずれている気もしたが、まあ構いやしないと宝石のような髪をくしゃくしゃと撫でて誤魔化し「存分に甘やかされてりゃいいよ。嫌ったところでそれが治る訳じゃなし、そのほうが幸せだろ」"それ"という響きに合わせて瑠璃色の頭をぽんと叩き、囁くのは先程相手が嫌いと零した歪の話。拒もうが受け入れようが行き着く先は皆同じ、ならばと思考停止めいた慰めをあくまで善意として勧め )
>シアン
……未成年の喫煙は法律で禁止されてます。黙っててやるから火ぃ貸して。
( ニットに絡みつく花をつまんでは足元へ散らし、暗い廊下に赤い跡を残しながら彷徨う。夜間の嘔吐には慣れたつもりでいたが久々にぶち撒けた。濡れた花弁は疎ましくへばりつき、途方も無い作業に"死んだほうがよっぽど手軽だ"と希死念慮が首を擡げるもふと流れ込んできた煙草の匂いに気が削がれ、自身もポケットに入れていた一本を咥えつつ誘われるように庭へと向かい。月光に照らされたマネキンのようなシルエットを捉えては挨拶もそこそこにふざけた一言を。無論法や健康など毛ほども興味は無く、それを示すように薄っぺらい笑みを浮かべて歩み寄れば「お兄さん今手ぇ塞がってんの」と両手につまんだ薔薇の花弁を言い訳にライターの火を強請り )
(/初めまして、美しく歪んだ息子様に恐れ多くも絡ませていただきました…!初回から図々しい態度で申し訳ありませんが、不愉快でしたらいつでもご指摘ください。どうぞよろしくお願い致します!)
>るい
痛って。はは、怖えー……わかった。次に俺がるいくんを怒らせたら、噛むなり喰うなり好きにして良し。お兄さんとの約束だ。
( 噛まれた痛みは柔らかく霧散してしまい、直後に触れた体温のほうが鮮明に感じられる程で。それでも痛いと眉をひそめてみせるのは自分なりのささやかな謝罪のようなもの。牙を立てたかと思えばすぐに頬を寄せてくる、そんな仕草をまるで猫だと見下ろしては青白い肌を包むようにひたりと手のひらをくっつけ、そこに浮かぶ赤い痕を親指の腹でそっと撫で。泣き痕と呼ぶには痛々しい、微かに腫れた傷をなぞりながら楽しげな提案をひとつ。しかしふっと口を閉ざして視線を無垢な瞳へ移すと、その奥底へ語りかけるように深く見つめて「──でもどうせ、次に会った時にはぜーんぶ忘れてる。俺を噛んだことも、俺との約束も、るいくんは全部忘れる。…あぁ、"もくもく"と違ってこれは本当」噛んで含めるように、けれど子供騙しではない粗雑に掠れた素の声で彼自身が理解していない彼の病を仄めかし )
>白百合様
( / 御返事が遅くなってしまい申し訳ございません…!!お褒めの言葉、並びに参加を御検討頂けるとの事、誠に有難うございます。天使病についてなのですが、私の見解としては羽根が育つに連れて別人格が形成され、二つ目の人格にて病は収束する事になる、つまりは白百合様の仰って頂いた前半の部分が当てはまるかと思います。最期、とは病状の末期の意で必ずしも命を落とす事と同義ではありませんが、奇病に掛かった時点で健常者に比べ寿命は短く、天使病では完全に人格が完全に変わってから数年で死に至ると云うイメージになります。今迄参加者様個人に丸投げしてしまっていた事もあり、分かりにくい説明になってしまっていて申し訳ございませんでした。白百合様のpf制作過程にて、ぐるぐるとループを繰り返す後半で仰って居た設定の方がしっくり来る様でしたら、其れも考えさせて頂きますのでぜひ御一報下さいませ。便宜上明日の午後五時迄keepとして扱わせて頂きますが、延長や、反対に思い描いていらっしゃった病状と差異が合った場合の取消等も勿論全く問題ありませんので、遠慮なく仰って下さいませ )
>ヤエザクラ様
( / keep延長とのこと、確かに承りました。それでは引き続き明日の午後八時迄、お待ちして居りますね。 )
(/失礼致します。本日再び病状が悪化したため、医療機関に行ってみたところインフルエンザと診断されました。返信が滞りがちになるでしょうし、皆様にご迷惑をお掛けする訳にも行きませんので一旦keepを解除して頂きたければ幸いです。体調が良くなった後に、また顔を出そうかと思います…大変失礼致しました…)
奇病 : 歌蝶病
名前 : 高柳 優 (たかやなぎ ゆう)
年齢 : 24
身長 : 176
容姿 : 髪は胸程までの長さがあり、緩く三つ編みにして肩に流している。色はアッシュ。猫っ毛で一本一本が細く、ふわりとしたクセ毛。
瞳は茶色とグレーの中間の様な色。目はつり目気味で、どちらかと言えば切れ長だがキツい印象はあまり受けない。長い睫毛が目を縁取っている。眉毛は困り眉なことが多い。鼻は筋が通っていて小さめ。唇は薄い。
肌は白く、滑らか。涙黒子と、口許にもう一つ黒子がある。全体を通して、そこはかとなく色っぽく儚げ。
背はそこそこあるが体のラインは細く、握ると折れそうな程。だが服を着るとそこまで気にならない。服装は、白色のロングニットに黒のスキニー。
アクセサリーの類いは基本つけないが、昔両親がくれたアンクレットだけは別。
性格 : 誰に対しても優しい。だが、それと同時に他者との間に一定の距離がある。幼少期の影響で物の考え方がどこか捻くれていて、ネガティヴに考えていることも多い。
歌を何よりも愛し、歌えない自分は必要ないと感じている。歌えないなら死のうとも思ったが、母親に泣かれたため、今でも死にたくても**ない。病を発症した後も歌い続けていた。
誰かに必要とされないことに必要以上の不安を覚える。生きれて30歳までだろうと一人で医者にかかった時に言われている。
備考 : 一人称「私」 二人称「貴方」
実の母親が水商売をしていたため彼を育てることが出来なくなり、彼が2歳の時に彼を施設に預けることを決心した。母親の事はほとんど覚えていないが、彼女が家に居るときはいつも緩く三つ編みをしていたことだけはっきりと覚えており、その面影を見るように彼自身も三つ編みをしている。
3歳の時、一人目の里親に引き取られた。だが6歳の時に、養父が彼に手を出そうとし、養母がそれに気付き彼を施設に送り返した。
その後9歳の時に今の両親に引き取られる。両親は彼の美しい歌声を施設で聞き、引き取ることに決めた。
父の職業はピアニスト、母はヴァイオリニストという音楽の名家。母が子供を産めない体質だったため、養子をとることに決めた。
その後は声楽の教育を受けながら順調に暮らしていたが、あと少しで両親と同じステージに立てるという22歳の時に病を発症。
それでも、歌い続けていたため、病院にかかった時には医者に「このまま歌い続ければ30歳まで生きられない」と言われる。
心配した母親が調べに調べ、1年前「彼岸花」を探しあて入所させた。彼の中では「歌えない自分はまた捨てられた」という考えになっている。
だが、両親はずっと彼が治って一緒のステージに立つことを夢見ている。
悲しみや怒りの感情を全くといって良いほど顔に出さず、反応は決まって笑顔。そのためどこか人間離れしている印象を受ける。人に必要とされることに安心感を必要以上に覚える。色っぽい顔なのに上品な雰囲気なのは今の両親の影響。
絡み文 : (先程まで心地いい夢の中に居たが、ふと目が覚める。目が覚めてしまうと眠れなくなり、少し病院内でも散歩してみようかと考え、ベッドから下りて裸足でぺたぺたと廊下を歩く。薬の匂いや病院独特の匂いが昔いた施設を思い出させたため、少し顔をしかめる。暫く歩いていると廊下に自販機を見つけたため、暖かいココアを購入し一人で息を吹き掛けて冷ましている。)
(/pf遅れてすみません。不備が無ければ、これから宜しくお願いします。)
奇病 :天使病
名前 : 空井 白( うつい しろ )
年齢 : 20
身長 : 168cm
容姿 : 真っ白な肌に真っ白な毛。純白と称するに相応しい外見。真っ白な髪は発症を境に伸ばしっぱなしの為、後髪は腰に届くほど長い。前髪は真ん中で立ち上げバング。横髪は肩にかかる程度。薄く血の色が透けた赤い瞳。長い睫毛は白く、瞳を縁どっており、人間味を感じさせない。ぱっちりと丸い二重の垂れ目。顔立ちのパーツバランスは身長も相まって幼い印象。華奢で細身。手足が細く文字通り触れれば壊れてしまいそうな儚さを思わせる程に筋肉がない。純白な羽根が背中から生えていおり、広げれば全長1.6mほどの大きさで日々成長を続けている。普段は邪魔にならないよう畳まれているが、翼にも感覚がありある程度は動かす事が出来る。羽根の影響で体の重心が不安定な為、素早い行動が出来ず運動が苦手。服装は大きく背中の空いた専用の服を着ている。背中の空いた白いワンピースにシンプルな黒のズボン。靴下や靴が嫌いで素足でいる事が多く、足の怪我が絶えない。仕方なしに包帯が巻かれている。
性格 : 臆病で気弱。日々「自分」が削り取られる事に恐怖を覚えている。元々は活発で明るい少年だったが、病気の発症と共に段々と自分が自分でなくなっていく恐怖に内気になっていった。人と深く関わわる事を恐怖し、何よりもう一つの人格に強い恐怖を抱いている。せめても自分の生きた証を残す為に毎日絵日記を書き残している。絵を描く事が趣味。もう一つの人格は完全になる別人格であり記憶の共有も中途半端。幼子の様に無邪気で明るく、何事に対しても好奇心旺盛。早くちゃんとした自分になりたいと元人格の消失を願っている。全てを知りたがるその影響で、何でも解剖をしたがる。無機物から昆虫、犬や猫、そして人間に至るまで中身を知る為ならば手段を問わない。
備考 :一人称は「 ボク 」「 ぼく 」二人称は「 あなた、さん付 」「 きみ、呼び捨 」元人格と区別する為、ハク、と名乗る。人格が混ざり合う時は曖昧。天使病は16歳の頃に発症。背中への違和感が始まり、暫くの痛みの末に羽根が生え始めた。最初こそ天使の子と両親から可愛がられていたが、この頃から段々と別人格が現れだし記憶の欠落が見え始める。また、知らぬ間に生き物を殺して解剖し、未遂には終わったものの友人にまで手を掛けようとした事で半年後には強制的に病棟へ。両親からは怯えられ、友人からは悪魔と恐怖された。その頃にはすっかり内気となり、人との交流を怖がっている。今でも病棟にいる人達と関わる事に恐怖を感じている。元々色白だったが、病気の進行につれて毛の色まで抜け落ちた。人格の寿命は1年半ほど。元々肉体に不可が掛かっており、身体の寿命は4年ほど。
絡み文 :
( 日々成長する羽根は、確実に自分を削ぎ落としていく。自分が自分でなくなってしまう前に、いっそ消えてしまいたい。そう願って願って願い続けているのに、臆病な自分はいつだって空を眺めるばかり。翼はあるのに、何処にも飛んではいけない。思わず深い溜息が零れ落ちる。本日は快晴。中庭でのお昼寝はきっと心地の良いものだが──そんな庭の隅で存在を隠す様に身を丸めて、何度目か分からない無意味な思考を繰り返す。抱えた膝に顔を埋め、すっかり全身を羽根で覆い隠しながらぽつりと消え入るような本音が溢れ出した。 )……いやだ、きえたくない……。
( / 質問への回答ありがとうございました。細かくお答え頂きありがとうございます。設定に関しては前者のものを取り入れてキャラメイクさせて頂きました。少しブランクがあるので、至らない所がありましたらご指摘下さい。確認のほど、よろしくお願いします。 )
>桔梗様
( / 御連絡有難うございます…!インフルエンザとは…とても辛い中だと思いますが、態々このトピックの事を気に掛けて下さり嬉しく思います。桔梗様のキャラとお会い出来るのが先延ばしになってしまい残念ではありますが、回復を心よりお祈りして居ります。全快されました時は再び歓迎させて頂きますので、先ずはくれぐれもお大事になさって下さいませ。 )
>ヤエザクラ様
( / pf提出有難うございます…!歌う事を切望する儚げなキャラ設定とても素敵です。pf自体に不備は御座いませんので大丈夫なのですが、幾つか気になった点が御座いますので質問とお願いと言うことで此処に記させて頂きます、御容赦下さいませ。
先ず一点、引き続きレス上下への空白をお願い出来ると有難いです。二点目、ロルについてなのですが、当トピック終止ロルを禁止とさせて頂いて居ります。完全に私の好みの問題となってしまうのですが、ロルの末尾を__する。という形から___して。という形に直して頂けると有難いです。ロルの中腹に終止形が含まれる分には問題無いのですが、どうしても連用形以外のロルに慣れないもので…申し訳無いのですが、ご理解頂ければ嬉しいです。また、加えて、絡み文の文量が句読点含め167字と、目安とさせて頂いている字数ぎりぎりになっていらっしゃるようお見受けします。今のままでしたら全く問題無いのですが、今後これ以上短くなると他の方々との釣り合いが取れなく、一方的な会話となってしまう可能性が出てきて仕舞うやも知れませんので、ほんの少しだけ御配慮頂きたく思います。三点目、これも身勝手なお願いやも知れませんが、皆様のロルが流れてしまうと御返事を見にくくしてしまう可能性がありますので、出来るだけレスの消費は最小限にお願いしたいです。
沢山の要望を挙げてしまって申し訳御座いません。上記御理解頂けるようでしたら、末尾のみ変更した絡み文の投下をお願い致します。そのレスをもちまして参加許可とさせて頂きたいと思います…!歓迎のご挨拶はまたその時にさせて頂きますね。 )
>白百合様
( / pf提出有難うございます…!まるでアルビノの様に美しいキャラ設定と、相反した別人格の無邪気な残酷さに心惹かれました…。正直に申し上げますと私自身なりきりにブランクの有る身ですので、お仲間が増えたようで心強いです。なんて。不備などは見当たりませんので、これにて参加許可とさせて頂きたく思います。ただ、一点のみ、ヤエザクラ様へのレスにも記させて頂いた通り私の好みでしかないお願いなのですが…ロルの末尾のみ、連用形に変更して頂けると有難いです…!!白百合様に関しましては他にお願いしたい事も御座いません故、レス流れも考慮致しまして絡み文はこのまま受け取りという形にさせて頂きますので、次回から、宜しければ御配慮下さいませ。長くなりましたが、これから宜しくお願い致します…!継にも後に絡みに行かせます故、良ければ仲良くしてやってください。 )
___
( 残り枠 : 人魚病 、音響愛好 )
(先程まで心地いい夢の中に居たが、ふと目が覚める。窓の外を見ると、もうすっかり暗くなっている。もう一度寝ようかとも考えるが、一度目が覚めてしまうとなかなか眠れない。暇なので夜の病院を散歩してみようと思い、裸足のままベッドから降りる。ぺたぺたと自分の足音が廊下に響くのを耳にしながら暫く歩いていると、薬品の匂いや病院独特の匂いに昔の施設を思い出し少し顔をしかめる。その時暗い廊下の前方に自販機を見つけ、ココアを購入する。缶の暖かさを逃さないように両手で包み込みながら、一人で息を吹き掛けて)
(/ご指摘ありがとうございます。ロルを上げなおさせて頂きました。文もほんの少し長くしましたが、これから終始ロルの癖を気をつけていきます)
( / 少し外していた間にも新しい患者様方が来られたようで、一参加者の立場といたしましても嬉しい限りです。ただ運悪く多忙期に入りまして、申し訳ないのですが先に既に絡みのある方々のみ返事をさせて頂きます。後程時間に余裕が出来た際は新しい参加者様方へ御挨拶と共に絡みに参りますので暫しお待ち頂ければと思います。 )
>継くん
……?綺麗だよ、継くんは綺麗。( 〝 綺麗 〟見たまま思ったまま、彼を表すのに的確で端的な言葉。良くも悪くも精神的に幼い自分は嘘をつく事が出来ない上に発言の善し悪しも判断出来ないまま感じた事を直ぐに口へ出してしまう。故に上手い世辞等述べられる筈も無く、引っ掛かりを感じている表情を浮かべた相手へ何に疑問を感じたのかと此方も同様にきょとんと首を傾げ。再度念を押すかの様に彼の名と共にその言葉を口にすれば白い肌の感触を掌で楽しみながら目尻を優しく親指の腹で撫でる。大事そうに星屑を握り締め満面の笑みを向けてきた彼の様子にきっと自分の贈物を喜んでくれたのだろうとそう判断すると、すぐさま嬉しそうに目を細めてはソファへの誘いに軽く頷き応じ、ぴたりと密着する様に身を寄せて )
>縣くん
確かに!売店でお菓子を貰いたいなあ、でもしょっぱいものも食べたいし……君は何がいいと思う?( 彼が懸命に宥めてくれたおかげか徐々に興奮も静まって、暫くは口を突き出し不満そうにはしていたものの食べ物の話へ変わった途端に先程までの事など全て無かったかの如く瞳は輝き声の調子を弾ませて。甘い香りを理由に発生した食欲を口にしたがために彼の様子が微細な変化を遂げた事になど大好きな菓子類のことで頭がいっぱいの状態では気が付く訳も無く、あれやこれやと候補名を順々に挙げながらその数を指折り数えつつ目的地の方へと足を進める。相手より数十歩先を行った所で体の向きを後方へ変えれば、豊富な種類に自分では選択が不可能だったのか意見を求めて )
>柊一くん
うん、約束。──…忘れる?また嘘をついてるの?忘れないよ、約束も、噛んだ事も。( 痛い振りをしてくれた、なんて考えには到底及ばない。きっと強く噛み過ぎてしまったのだ、なんだか悪い事をしてしまったと歯を立てた直後の彼の反応を見てそう思えば「 ごめん、痛かった? 」なんて復讐されるのを危惧してか恐る恐る下から見上げるように訊ね。好きにして良いなんて楽しげな内容の約束を提案された事に加え、己の頬に伝わる大きな掌の温もりと傷痕を撫でる優しい手つきで先程迄強ばっていた表情も緩まり口許へは弧が描かれて。しかし、奥へ奥へと入り込んでくるような眼差しと意味深な言葉の数々に段々とその笑みは失われていく。〝 全部忘れる 〟特にこのフレーズに感じる事があったのか、眉を顰め怪訝な顔つきになれば若干語気を強めながら反抗を )勿論、君の事も。忘れないよ、
( /るい君背後様に続き、私事ではございますが、少々多忙な為先にお返事頂いた方のみレスいたしました。大変恐縮ですが落ち着き次第まだ絡めて居ない皆様へご挨拶とレスに参ります。)
>会咲君
( 突如、閑散とした空間を彩る声に物思いに耽ていた意識は引戻され、ふと視線を其方へ向けて見れば静寂な深海を連想させる神秘的な瞳が目の前に在り、この美しい眼球を持つのは紛れも無く瑠璃に侵食されている彼だろうとその姿を改めて眺めて。足音も立たずに来た様子からして此方を驚かせるつもりだったのか一と微笑めば「 驚いたな、_今晩は。 」と短く返しつつ、再度煙草を銜えて紫煙を燻らして。少し間を開けては消炎用の水が張った吸殻入れへ静かに落とし、ゆったりと顔を上げ何処までも拡がる闇へと煙を吐き出してしまってから双眸を細め、その瞳を覗き込む様にして顔を近づけては見つめながら)__誰も居ないと思ってた。…眠れなかった?
( /お返事遅くなり失礼しました。また、初回ロルもありがとうございます。儚くも美しく鉱石に侵されていく継君とお話出来て光栄です。此方こそこれからも宜しくお願いします。 )
>るい君背後様
( /お返事遅くなってしまい失礼しました。その上ご提案まで頂き、非常に嬉しく思います!ご提案の通りの前提で私も賛成ですし、是非お願いします。るい君の美しい涙を目にした時、平常を保てるかやや不安が残るところです。念の為るいくん背後様の確認を経てから絡ませて頂こうと思い、取り急ぎご質問の回答を先にお返しいたしました。お許し下さい。 )
>劔君
( 夜風に混じり微かに薔薇の様な薫りが鼻腔へ運ばれれば声を掛けられる前にその姿を頭の中で想像していて。それは何処かで死を望んでいる様な美しくも仄暗い瞳と命の薔薇を散らせる姿_程無くして掛けられた言葉には小さく呼気を吐いて微笑むも「 ここにも法律何てモノが存在したのか。 」とやや投槍に一つ呟き。交換条件と共に目に見えて嘘だと分かる弁解を問い正す事はせず、此方からも歩み寄っては自身を映し出す灰色へ視線を奪われながら煙草を唇で挟んだまま指間に挟み、火種を相手の銜える先端へ重ね合わせ紫煙が上がった事を確認するなり離れ、揶揄いの仕返しのつもりか戯れにしてはやや黒い揶揄を口にし) ____、お裾分けって事で。生憎、命までは分けてあげられないけど。
( /早速ありがとうございます。気さくながらも美しく影のある息子様に絡んで頂き此方こそ恐縮です。アレやコレやと生意気に仕掛けてますが不愉快でしたら変えますので宜しくお願いします! )
>ヤエザクラ様
( / お返事遅くなってしまってすみません。それでは、これにて参加許可とさせて頂きますね。これからどうぞよろしくお願い致します )
>皆様
( / 此方側からのご挨拶で申し訳ありません。少々身の回りがばたばたして居り、事務的な連絡しか出来ないでいる次第です。順次、小分けにしてお返事して参りますが、遅くなってしまうことをお許しくださいませ。皆様もお忙しい時期とは思いますが、お身体に気を付けてお過ごし下さい…!! )
* 入居者情報 *
/ 111号室
▽ 花吐き病 : ハナハキビョウ
>25 劔 柊一
▼ 涙星病 : ルイセイビョウ
>22 星埜 るい
/ 112号室
▽ 鉱石病 : コウセキビョウ / 主〆
>10 会咲 継
▼ 人魚病 : ニンギョビョウ
未定
/ 121号室
▽ 歌蝶病 : カチョウビョウ
>72 高柳 優
▼ 天使病 : テンシビョウ
>74 空井 白
/ 211号室
▽ Oculophilia / Dacryphilia
>57 シアン レイノルズ
▼ Acousticphilia
未定
/ 212号室( 空白枠 )
▽ 時限病 : ジゲンビョウ
>26 三月 誘兎
▼ 蕩血病 : トウケツビョウ
>32 早柳 縣
>白
──見ぃつけた。お、今日はシロくんか。おっかねえほうじゃなくて良かった。
( 疎ましいほどの日差しは庭から日陰を奪い、心做しか茨をじくりと疼かせる。眩さから逃れるべくふらふら彷徨っていれば片隅に白い繭のような物体を見つけ、隙間から漏れ聞こえた呟きでその正体に気づくと自然に薄い笑みが滲み。屈み込み柔らかな羽根の隙間に手を差し入れ、ふざけた一言と共に暖簾でも持ち上げるように中を暴く。現れたのは無邪気で残酷な天使──ではなく繊細な翳りを持つ青年の顔。その名をわざわざ今気づきましたと言わんばかりに口にする際には"今日は"と相手の存在の危うさを強調するのも忘れずに。しかしあくまで素知らぬ素振りで笑顔を振りまきながら「 お兄さんも寄ーせて。日陰にいないとほら、光合成しちゃうっつーかね 」茨の痕がくっきりと浮かぶ腕を揺らし、冗談とも言えない冗談と共に翼の繭の中へ入れてくれと強請り )
(/初めまして、花吐き病の劔と申します。儚げな白さんも純粋でありつつ恐ろしいハクさんもまさに天使のように魅力的で、お話できるのを楽しみにしておりました…!繊細さのかけらもない息子ですがどうかよろしくお願い致します!)
>優
奇遇だねえチョウチョくん。光に誘われて……って訳でもねえか、蛾じゃあるまいし。
( 洗面台で顔に張り付く汗と花の残骸を洗い、そのまま病室を通り過ぎ廊下へ。いつものように一服してから眠るつもりが迂闊にも煙草を切らしてしまい、売店もとっくに閉まっている以上何かで代用するしかないと渋々自販機を探しに出かけ。ようやく見つけた仄かな明かりの側には薄ぼんやりとした人影、三つ編みを垂らしたシルエットはそのか細い喉から蝶を生み出す彼だろう。珍しい事もあるもんだと緩く片手を上げて声をかけ「 寝れないってんならお喋りしようぜ、ココア一本分 」片手で彼の手の中の缶を指し、空いた手でコーヒーのボタンを押しながら消灯時間を過ぎていることを気にもせず無駄話に誘い )
(/初めまして、花吐き病を担当させていただいている劔です。どこか浮世離れしつつも翳のある優さんにこんなにずかずかと絡んで良いものか…と不安ではありますが、暫しお付き合いいただければ幸いです。よろしくお願い致します!)
>るい
今度は嘘じゃないって言ったろ? ……あぁ、さては信じてないな。じゃあ質問、
( 己の手のひらの中で明るく色づいたかと思えば訝しげに軋んでいく、その表情に感じるのは自分の言葉が彼の深い所へ響いたという手応え。懸命な訴えにも笑みを深めはするが頷きはしない。僅かに指を立て、蚯蚓腫れを爪で擽るようになぞりながら揶揄に似た調子で相手の疑いを否定する。小馬鹿にする意図など皆無、しかし知らないままでいたほうが幸福な事実をわざわざ吹き込もうとするほうが余程悪質だとわかっていながらもピンと人差し指を立てて「 るいくん。お兄さんの名前、覚えてる? 」今日はまだ一度も名前を教えていない。同室の自分は特別、なんて甘い可能性に自惚れるほどの馬鹿でもなく。疑問形ながらどこか言い切るように告げ )
>シアン
( 名前はシアンだったか、バイオレットだったか。想定外に近づいてきた顔、僅かな光の中でもその双眸に煌めく色へ思考を持っていかれつつ細く息を吸って着火を促し。やがて立ち上った煙をひとまず一口味わえば"そんなもの寄越すな"と趣味の良い揶揄を投げやりに手で払いのけ、ついでに役目を終えた花弁を放り捨てて「 ……花ならお裾分けしてやれるけど。これだと空気感染──経口感染にもなるのかね 」紫煙を零すように呟いたのは奇病患者ではない彼の身の上故。原因も治療法も定かではない病で唯一明らかなのは男への感染。真っ白な肌にはさぞや花が映えるだろう、なんて空想につい昏い笑みを浮かべ「 外国人はスキンシップ大好きって言うけどさぁ、相手はよーく選んどきな。でなきゃ異常患者が奇病患者に早変わりよ、そりゃあ嫌だろ? 」さも相手の身を案ずるような口ぶりで、脅しと願望の入り混じる忠告をすらすらと並べて )
>柊一さん
あれ、柊一さん。はい、奇遇ですね。私は眠れなくて。
(暗闇の中から出てきた人影に束の間驚いた様な表情を浮かべたものの、相手の正体がわかるといつもの微笑みを取り戻し。自販機でコーヒーを購入する様子をぼんやりと見つめ。無駄話に誘われると、眉尻を下げ困った様な微笑みを浮かべながら「ココアとコーヒー、それぞれ一本で二本分お喋りしませんか?」と冗談めかしながらも無駄話の誘いを快諾し。「貴方も眠れなかったんですか?」と突然の質問を投げ掛け)
(/絡んでいただきありがとうございます。気さくそうに見えてどこか翳のある、素敵な柊一さんに絡んでいただけて此方はとても嬉しい限りです。此方こそ、どうぞ宜しくお願いします)
>シアンくん
( / 初めまして、涙星病患者である星埜るいの背後で御座います!眼球に対する美しくも歪な愛情を持ち、一歳差にも関わらず大人びた雰囲気のある素敵なシアンくんとお話出来るのを楽しみにしておりました!一つお伺いしたいのですが>78個別返信の当方宛に頂いたメッセージは早柳縣くんの背後様宛ではないでしょうか……!遡ったところ>67の縣くん背後様がシアンくん背後様宛に相談されていたレスがありましたので、お手隙の際にでもご確認の程宜しくお願い致します! )
( 酷い悪夢を見た衝撃で慌てて上体を起こす。過呼吸気味な荒い息遣い、一向に収まる気配の無い激しい動悸、背には嫌な汗が滲み垂れ体の震えが止まらない。放った布団を手繰り寄せ、あれは夢だと必死に自分へ言い聞かせながら腕を擦る。暫くすると乱れた呼吸も整い冷や汗も引いて落ち着きを取り戻すが、再びあの夢を見る事を恐れ徐にベッドを後にすると覚束無い足取りで廊下へと出て。肌を刺す初冬の夜の風に思わず身震い、何か羽織る物でも持ってくれば良かったなんて少し後悔が残るも病室へ戻る気にもなれずそのまま病棟内をふらふらと彷徨い歩き。庭へ差し掛かったところで壁際に捉えた人影、それが誰であろうと構わない、不安に押し潰されない様縋る思いで其方へと歩み寄り )──隣、居てもいい?
>白くん
( / 初めまして、涙星病患者の星埜るいの背後です。患っている病の名ぴったりのさながら天使の様に美しい見た目でありながら憂いを内包した儚げな白くんとの交流がとっても楽しみです!どこかるいに近いものを感じるハクくんとも今後お話出来たらなあ、なんて思っております…!これからどうぞ宜しくお願い致します! / 蹴可 )
…?なんだろう、コレ。( 庭の隅、人目を憚る様な陰にぽつんと、然し明るくひらけた庭には不釣り合いな所為で異様な雰囲気を存分に醸し出している白い物体に目が行かない筈は無い。それが視界に映るなり近くまで駆け寄って様々な角度から様子を伺えば一体全体これは何なのだろうと好奇の眼差しで見詰め。その異形から最初こそ危険物なのではと不審そうな目で警戒心を向けていたが、よく見てみると白い物体はどうやら多数の美しい羽で包まれているらしい。今にも消え入りそうなか細い声がふと耳に入ればそこに人の存在を捉え、「 ねえ、誰かいるの? 」なんて恐る恐る声を掛けながら人差し指で軽くつついてみて )
>優くん
( / 初めまして、涙星病患者の星埜るいの背後です。艶やかで色香溢れる、それでいて上品な雰囲気を纏う大人のお兄さんな優くんとのこれからが楽しみです!面倒をお掛けすることも多々あると思いますが仲良くして頂けると幸いです、どうぞ宜しくお願い致します…! / 蹴可 )
何飲んでるの?俺も喉乾いたなあ、( 普段なら消灯時刻と同時に夢の中だと言うのに今夜は珍しく寝付けない、窓辺の椅子に腰を掛け暫く夜空を眺めていたがそれにも飽きてしまった。相部屋の為に狭い病室内で騒ぐどころか歩き回る訳にも行かず、静かにその場を立ち去ると廊下に出た足で行先も無いまま病棟の中をうろちょろと歩き回り。前方奥、煌々とした自販機の光に照らされる人物の姿を発見、何の躊躇いも無く足を其方へ進めては夜の挨拶も無く唐突に声を掛けながら身を乗り出して彼の手元を覗き込み )
>柊一くん
なんで、なんで……──なんでそんな意地悪ばっかり、( 頬に感じる温もりはこんなにも擽ったくて優しいのに、投げられた質問は考えれば考える程に己の不安を増幅させ。答えたいのに、答えられる筈なのに、いざ口にしようとするとどうしても詰まってしまい答えられないもどかしさ、先程迄は心地の良かった彼のしなやかな手つきにすら重圧を感じてしまう。忘れないなどと豪語していた癖に自分は何一つ覚えてはいやしない、目の前にいる相手が誰なのか、そもそも自分自身の事すら充分に理解出来ていないのではないか。記憶が綺麗さっぱり消えてしまっている事を再認識した恐怖とあまりの圧迫感に耐え切れず、遂にはぽとりぽとりとやや充血し始めた瞳から大粒の星屑が静かに零れ落ちる。この行為こそが記憶を失う最大の原因であるなんて事は知らぬまま、上擦った声で訴える様に )
>るい君背後様
( /ご指摘と初回レス頂きありがとうございます!仰る通り、縣君背後様のレスと間違えておりました。大変失礼いたしました。恐れ入りますが、取り急ぎこちらのお返事のみさせて頂きます。ロルのレスが後になる事をお許し下さい。ありがとうございました。)
> 縣君背後様
( /ご相談頂いていたのに、レス先を間違えており大変失礼いたしました!是非、泣哭愛好だと知らないていでやり取りさせて頂けたらと思います。縣君が距離を積められるのが苦手なのに対し、こちらの愚息が距離が近い事もあってどの様な反応を見せてくれるか不安とドキドキが入り交じっています。取り急ぎこちらのレスを先に致しますね。初回ロルは私から送らせて頂きますね。大変失礼しました。)
( / 長らく留守にしてしまい大変申し訳有りません...!此方の都合では有りますが、参加を辞退させて頂けるとありがたいです...遅い報告になってしまい大変申し訳有りません。きっと私よりも素敵な方がその枠を埋めて下さると思いました...此方の勝手で本当にすいません、またどこかで皆様と絡めるのを楽しみにしております。ありがとうございました。 )
>るい君
今晩は、るい君。ココアですよ。……何か一緒に飲みますか?
( 突然声を掛けられ、一瞬体に緊張が走るが、すぐに相手を認識すると体から力が抜けていき。手元を覗き込まれたため、何か買ってあげるべきなのかと思いポケットから財布を取り出すと、自販機に硬貨を入れ始める。自販機のぼんやりとした灯りを頼りに彼の方に目をやりながら「どれが飲みたいですか?」と尋ねる。眠れない夜の暇な時間に一人でいるのは誰にも必要とされていない恐怖を覚えるため、少しでも彼を引き留めていたくて少し困った様ないつもの笑顔を浮かべ )
( /絡んでいただき有り難うございます。儚げで可愛らしいるい君と絡むことが出来て嬉しいです。此方こそ、面倒を掛けることもあると思いますがどうぞ宜しくお願いします。)
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