一見さん 2019-10-28 22:58:31 |
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…最後の言葉、それがあんたの本性なんだ。
「ゴスの癖に知った様な口利くなよ。」
ゴスの「癖に」。
俺たちを見下してる証拠だよ。
俺は、あんたらジョックより
ゴスやギークの方がよっぽど美しくて、
真に気高いと思うけど。
(嘲笑うように口許を歪め、言葉を紡ぎ。心無しか紡がれる言葉もどこか歪んでいて)
…もう気ぃ済んだ?ならとっとと帰って。
(木の側に逃げた猫を抱き抱え、足で貴方を追いやるようにして)
……でも、誰も素の僕なんて見てはくれないよ。
(諦めが混じった心許ない声で呟く)
皆、【ジョック】の僕が好きなんだ。
誰にでも優しくて、明るくて、勉強が出来る【ジョック】の僕が。
お父さんもお母さんも友達も先生も……誰もありのままの僕なんて好きじゃない……。
ううん、見てさえくれないよ。
僕は【ジョック】だから、皆に認めてもらえるんだ。
居場所があるんだ。
僕が、努力してやっと手に入れた居場所なんだよ……!
(何時も綺麗に手入れされている髪を振り乱してうつむく)
君は今【ゴス】や【ギーク】の方が真に気高く美しいって言ったね?
確かに、君ほど綺麗で自分をしっかり持ってれば、僕みたいな【ジョック】よりよっぽど美しいさ。
でも……もし僕が【ゴス】や【ギーク】だったら?
君は美しいなんて思った?
皆は僕を認めてくれた?
いいや、誰も認めてはくれないよ。
僕は弱いからね、他者に認められないと生きられない。
それに……僕は君みたいに綺麗じゃないしね
(笑おうとするが上手く笑えず、結局うつむいてしまう。長い睫毛は震え、口は泣くまいとする様にキツく結ばれている)
…何で憩いの場で舌戦しなきゃいけないんだか。
(髪をわしゃわしゃと引っ掻き回し)
「素の僕なんて認めてくれない」?
「ジョックであるから認めてもらえる」?
つまりさ…それはただの…「ニセモノ」。
あるいは「ファントム」って言い換えても
良いかもしれない。そんな居場所ってこと。
あんたが努力して手に入れたモノは、
ただの不安定な幻影だったってことだよ。
(相手の態度を見つつ、どこか退屈そうに呟き)
…あんたがもしゴスやギークだったら?
俺はあんたを美しいと思うかだって?
笑えない三流以下のジョークだね。
あんたの言う通り、きっと、誰も認めない。
でもさ。殻被って逃げんじゃねーよ。
「僕は弱いから」「認めてもらえないと」
甘ったれんな。ゴス達は散々に
イジメられても必死に生きてる。
(表情一つ動かさず言葉を紡いでいるが、語感には微かな怒りが混じっており。ため息を一つ吐いた彼の手が伸びたのは貴方の頭で)
…こんな所で泣かないでもらえる。
猫がびっくりして逃げるから。
………っ!
(頭に伸びてきた手に驚いて、反射的に目を瞑り体を縮こまらせる。が殴られるわけではないとわかり安堵した様に目をそっと開く)
猫ちゃん驚いてるの?
……だけど僕、泣いてなんかいなよ?
(袖で目元を頻りに拭いながら、ぎこちなく笑みを浮かべる)
……でも……ありがとう
(真っ直ぐな言葉をくれた貴方に、少し照れつつ小さめの声でお礼を言う)
あんたにお礼言われる筋合い無いし。
ま、でも気持ちは受け取っとくから。
(その時。さらり、とそよ風が吹き抜け、口許だけが微笑む彼の前髪を浚って。先程までずっと覆い隠されていた二重瞼の大きな瞳は陽の光に照らされ、美しいコバルトブルーの光を放っては妖しく煌めき)
綺麗………。
まるで、宝石……みたいだ……。
(貴方の瞳を見て思わず口から溢れる。貴方の瞳から目を離せず呆けたように見つめている)
どうして?僕はとても好きなんだけど
(涙が溜まったままの瞳でにこりと笑い)
その瞳も、君の笑い方も、僕は凄く好きだな
(立ち上がり体に付いた埃を払いながら貴方の背に向かってまっすぐに声を掛ける)
他人が良いと思うか、自分が良いと思うかは別。
…俺はこの目が嫌い、それだけ。
あんたがどう思おうと知ったことじゃない。
(背を丸めたまま悪態を吐き、のそのそとその場を立ち去り)
あ……でも、君のことを綺麗と思う他人が居ることは忘れないでいてよ!
じゃあまた後でね、シェパード君っ!
(立ち去る貴方をこれ以上引き留めたら嫌われるかも、と考え引き留めるのを止め貴方の背中に声をぶつける)
うん、ありがとう
(嬉しそうに微笑み乍)
次の授業……何だったかなぁ
(独り言を呟き乍教室に戻っていく)
(/この後はどういう展開にすれば良いですかね。わからなくなってしまいました///)
(/ではジャックが絡まれますので、止めるような感じでお願い致します)
………。
(休み時間ではあるが、相変わらず席に座って黙って小説を読み続けており。後ろからジョックの集団が来ているのにも気付いていない様子で)
《おい、ゴス。邪魔なんだよ》
《退けよ》
……はぁ?あんたらの言う事聞く必要あんの?
迂回すれば良いんじゃないの?
(小説をぱた、と閉じると一切怯むことのない毒舌がその唇から飛び出し)
ちょっ……!
(ジョック相手に毒舌で口応えしている貴方を見つけて驚き)
………ねぇ君達、いったい何してるんだい?
喧嘩はしないでくれるかな?
僕はクラスの皆が仲が良いと嬉しいんだけどなぁ……
(いつもと変わらない笑みを浮かべている。姿勢を低くして、少し上目使い気味に相手の顔を覗き込む)
《キース…!でもさ、こいつが退かねぇから…!》
バーカ。
単細胞生物のジョック様は前世からやり直せば?(べ、と憎らしげに舌を出して)
うん……シェパード君ちょっと黙って。
(貴方が舌を出したのを見てマズイと思い少し厳しくたしなめる)
そうだね、彼も君達もどちらにも問題があるかも……。
でも、君達はジョックであることに誇りを持っているだろう?
なら、それに見合うように寛容でいなくちゃ。ね?
(相手の目から視線を外さずに、優しく微笑みかける)
…ふん。
(舌を引っ込めるとつん、と顔を背けて小説に目線を戻し)
《…そ、そうだな…俺達もこんなゴスに突っ掛かり過ぎたかもな。おい、行くぞ!》
《え、あ、おう!》
(ジョックの集団は気まずそうに立ち去り)
ありがとうね……!
(去っていく集団に声を投げ掛ける)
もう、シエパード君。
いくら君が強くても、相手は少し選んで攻撃しなきゃ……
(貴方の方に体を向けると、困ったような顔をし乍)
…ふん、やだね。後、俺の名前は
ジャック・シェパード。シエパードじゃないし。
(名前を間違われたことに苛立ったように語感を強め)
あ……ごめん。
名前間違ってたね。
次から気を付けるから、許してくれるかい?
(手を合わせて、許して、というポーズをとる)
それから、『やだね』じゃないよ!もし彼らが君にもっと酷いことをしたらどうするつもりだったんだい?
相手はあんなに沢山居たんだよ?
(怒ったように腕を組み、眉間に皺を寄せている。だが、あまり怖いとは感じない表情で、心から貴方のことを心配している)
(/すみません!名前入力間違えしてました。以後気を付けます……)
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