一見さん 2019-10-28 22:58:31 |
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ジャック君っ。そんな言い方しないでくれるかい?
ジョックもゴスも関係無いよ。これは僕っていう一人の人間の趣味だからね。
ゴスにもお洒落や料理が好きな子はいるんじゃないかい?
……それに、今はそういうこと気にしない方が……きっと楽しめるよ。
……ね?
(少しムッとした様に言い返すが、途中で貴方の瞳に気をとられ最後の方は途切れ途切れになり)
……はいはい。
(何を思ったか風に浚われた前髪を戻すことはせず、ヘアゴムを取り出すと前髪を束ね)
…猫が見えにくいのは困るから、
今だけ前髪は上げとく。
(誰に言うでもなさげに呟き)
……うん、そうだね。猫が見えにくいの一大問題だ。
これから行くカフェもどうせなら、とことん楽しまないと損だよね
(貴方が前髪を束ねるのを見ながら、口許に小さな笑みを浮かべて)
ん、もうすぐ着くよ。
(貴方の瞳を直視出来ず、少し目線をずらしながら答え)
……あ、あれあれ!あのカフェだよ。
建物もスゴくお洒落だろう?外観からしてステキなんだよ。
(目の前に見えてきた煉瓦造りのモダンな建物を指差し、嬉しそうに貴方の手を引き)
わぁ、楽しみだね。
(顔いっぱいに笑顔を浮かべ貴方に話し掛け)
じゃあ、入ろうか。わ、猫がいっぱい!
(木製の扉を開けると、ドアベルの音が小さく店内に響き、猫が一斉に此方を見つめて)
ジャック君嬉しそうだね。一緒に来れて良かったよ。
(貴方の口許の笑顔に気付き、此方まで嬉しくなり)
≪お二人様ですか?あちらのお席まで御案内致しますね≫
(愛想の良い笑みを浮かべた女性店員が入り口の方までやって来て)
そう?僕にはとても嬉しそうに見えるよ。
(店員に案内された席に着き)
≪ご注文がお決まりになりましたらお呼びください≫
(店員はそう言い残すと奥の方へと消えていき)
んー、何を頼もうか。
ジャック君は何か好きなもの見つけたかい?
(メニューを睨みながら貴方に問い掛け)
んー、僕は甘いものがいいな……。
あ、このケーキセット美味しそう……え、苺とチョコがある!どっちにしよう。
(真剣な顔をし、眉間にシワを寄せて悩み)
ねぇジャック君、君甘いのは好きかい?
もし好きならチョコと苺のケーキ一緒にシェアしない?
(暫く悩むが結局決められず、スマートフォンを弄っている貴方に尋ね)
うん、じゃあ勝手にするね。あ、でも飲み物どうする?
紅茶とコーヒーがあるんだけど
(嬉しそうに笑った後、はっとしたように真剣な顔で貴方に飲み物のことを尋ね)
わかった。じゃあ注文するね。
(軽く手を挙げ店員を呼び注文を済ませ)
わー、猫ちゃんだらけだね。可愛い……。
触っても良いらしいから、触ってみないかい?まだ頼んだものは来なそうだし。
(猫が一匹近づいてきたのを見て、貴方にそう提案をし)
可愛い……本当に可愛い……ジャック君、動物撫でるの上手だね。気持ち良さそうだ。
(貴方に撫でられ気持ち良さそうに目を細めている猫を、携帯のカメラで連写しながら貴方に話し掛け)
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