主 2019-10-01 16:31:47 ID:31f4cee70 |
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>30 紺さん
私は、鬼となりまだ日が浅いものですから。
( 彼女の小さな体を抱き締めたままで緩やかに微笑む、自らの腕で覆ってしまえそうな程に幼く未発達な体。その手は真っ赤に染まっているにも関わらず、人間と変わらぬ子供らしい愛らしい笑顔を向けてくれる。そんな彼女の額に己の額をぴたり、とくっつけ 「 君を救いたい…。 」 と、何を血迷ったか自身よりも階級が上である彼女にそんな事を呟く。彼女に至近距離で眉を下げた表情を向けては 「 弱き鬼の戯言です…どうかお怒りにならず、今暫しこの腕の中に…。 」 再び彼女を抱き締めると、ぎゅっと瞼を閉じて。 )
>31 桜さん
人に触れて貰える日が再び来るとは、鬼であっても生きていて良かった…。
( 不意に伸びてくる手、その行動には一切の殺気も感じない。口が利けないのか、一声すら耳にしていない彼は一体どんな声音で話をするのだろう、様々な疑問と共に鬼殺隊という普通ならば敵対関係であろう彼への興味ばかりが湧いてしまう。しかし、触れぬギリギリの場所で手を止めてしまう彼。それはまるで問い掛けの様で、胸に沸き上がる歓喜を言葉にすると双瞼を閉じて。 )
>32 炭治郎君
優しい子だね…。
( 握らせてくれた彼岸花、その一輪の赤い花を見下ろすと再びあの柔らかく優しげな彼の笑顔が思い出さされる。久しく笑い掛けてなどくれた者など居なかった、胸に暖かな灯が点った様で嬉しさから笑みを浮かべては小さく呟き。再び彼へと視線向ければ 「 しかし、君は私の首をとるのが役目では無いのかい? 」 腰に携えられし鬼の血の匂いが染み付いた刀、臆する事もなくただ静かに問い掛けては首を僅かに左へと傾けて。 )
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