梨花 2019-09-14 14:37:52 ID:24227b654 |
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ルークス「でしょうね。未来は見通せずとも、過去に起きた事を全て見て、常に眠気覚ましに何処かの何かを見ている彼なら…必ず何か知っている筈…っ…!(恭介とルークスの間に、水で造られた大鏡が現れ)」
!…これは?by恭介
これはあまり話したくなかったんですけどね…特別ですよ?(そう言って笑った後、話し始める)…昔々、ある所に…小さな女の子がいました。by蒼華
(水鏡の中から腕が突き出て、手の中の火炎球を握り潰そうとし)
ドロセル「この魔力……奴か……!!(咄嗟に弓を構えて鏡を打とうとすると、腕は鏡の中に消え、次の瞬間鏡のあった場所にはヴィルヘルムが立っており)」
その女の子が住んでいた所は決していい環境ではなく、両親は日頃のストレスが溜まり、ついにその女の子に手をあげたのです。…しかし、その女の子はどれだけ親から酷い仕打ちを受けても、涙を流さないで笑うばかりでした。…それが気に食わなかったのか、両親はその女の子を奴隷の施設へと連れて行き、その女の子をそこに売りました。by蒼華
ヴィルヘルム「……僧正、ヴィルヘルム・ヴィッテルスバッハ。本日は郵便配達に参った…(指を鳴らすと白い封筒が現れ、それを恭介の足元に投げて)…深淵様からお言葉を戴いている…"ゲームをしよう。お前達が勝てば駒は全て返す。私が勝てば……解るだろう?"と」
しかし、そこでも女の子に幸せはこなく、どれだけ殴られようが涙が出ない女の子を見て、施設の職員達はその女の子を「欠陥品」と毎日罵るようになりました。そう、その女の子には「悲しい」という感情が欠陥していたんです。…しかし、その女の子にも嬉しいことはありました。それは、友達です。お互いに名前などありませんでした。そこで、それぞれの番号からとって女の子は友達を「ミナ」、友達は女の子の事を「にっしー」と呼ぶようになりました。「ミナ」と女の子は毎日楽しく過ごしていました。…しかし、それも長くは続かなかったのです。……それは、二人で一緒にここから逃げよう、という約束を実行しようとした日のことでした。施設の職員に「ミナ」が見つかって、女の子は恐怖で「ミナ」をおいて一人で逃げてしまいました。…「ミナ」がどうなったのかは知りませんが、おそらく殺されたのでしょう。by蒼華
ヴィルヘルム「ゲームの詳細は、手紙に認めた。こちらも準備は整っていない……楽しみにしている(くるりとターンすると、ヴィルヘルムと入れ替わりに再び水鏡が現れるも、それは砂のように消えて)」
……(希美の声に少し反応した後、再び話し始め)逃げた女の子は「なんであの子を置いて一人で逃げてしまったんだろう。」「卑怯者なのに本当に生きてる価値はあるのか?」と思いながら途方もなく彷徨っていると、ある人に拾われました。その人は金はなかったのですが、妻もペットもいてよい暮らしをしていました。それにもかかわらず、その女の子を拾ってくれたのです。西織というその家の苗字と、青色には平和の意味もあり、華のように美しく、平和に育って欲しい。という意味で彼女を「西織蒼華」として受け入れてくれたのです。そして蒼華は、仲間も増えて友達も出来て、今では幸せに暮らしていますとさ。…その胸の内に後悔を抱えながら。(すべて話し終わった後、目を開けて)……まあ、これが私の持ってる昔話ですかね…要するにですよ、後悔しない選択をしなきゃ駄目なんですよ。後悔はいつまでも付き纏ってくるんですから…朱莉さんの話はよく分かりませんが、自分が後悔しないように相手に伝えなきゃなんですby蒼華
・・・・・・でも、でもどう足掻いたって・・・・鬼龍は非道な手を使ってくる。
あいつは人の幸せを踏みにじってもなんとも思わない、人の不幸を見て喜ぶ奴だ・・・・・だから、だから・・・・・(手を強く握り締める)あいつが悪いんだ。あいつが朱理の事を棚に上げて全てを復讐してきて・・・・!!!!もう疲れたんだよ・・・・・何もかも辞めたいよ・・・・by希美
甘ったれるな、春咲希美!!(珍しく声を荒げ)…何もかも辞めたいなんて、本当にその覚悟があるものしか言っちゃいけないんですよ……もう一回、自分の気持ちを全力で伝えてみませんか?それで駄目だったら、私が責任を持って彼に引導を渡します。…それでどうですか?by蒼華
鬱「……読めへんわー…何っも考えとないあの顔。無表情オブ無表情やん。こっわ…」
ドロセル「……取り敢えず、読むか?(手紙を拾い上げ)」
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