トピ主 2019-09-09 19:27:47 |
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>>60 史哉
……ちっ…くそ…謝るんじゃなかった…。
(数分後、ガチャリと部屋の扉を開いて玄関へと戻ってきて。黒いオーラ漂わせ靴を脱ぎながら舌打ちをしてポツリと呟いて。と言うのも、柏木に謝罪の電話をしたところまでは良かったのだ。彼の声は本当に嬉しそうで途中涙ぐみながら『俺…実は先生に嫌われてるんじゃないかと思ってて…違っててよかったです…』と良い感じに和やかに話が進んでいたのは間違いない。しかし素直すぎる故、緊張感が緩めば柏木の悪い癖の一つ、余計なことをついぽろっと言うが発動された。『でも先生ってなんかあれですね。やっぱりツンデレなんですね?すごい可愛いなって俺思いました』無邪気に悪気もなくそんな発言をする彼に「……ほう…?俺がそんなに可愛いか…」冷気を帯びる声に自分では気づいたが、そんなもの悪い癖を盛大に発動させている奴が気づくわけもなく『はいっ!先生怖い人だと思ってたけど今はすっごい可愛いと思います!』と弾む声でのトドメの一言。「………柏木……次は俺、締め切り守らないから」にこやかに告げて問答無用で電話を切る。今日はもう電源も切ってやる。スマホの電源を本当に落として今に至るわけで。愛しの恋人はリビングにいるのだろうか…。さっき家から出る前に風呂に入ることを喜んでくれていたしとリビングに向かってはソファに座っていた彼に「電話してきた…風呂入ろ」と甘えるようにそう言っては抱きついて)
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