トピ主 2019-09-09 19:27:47 |
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>>54 史哉
(柏木がまだ居座っているとは思っておらず、自分の部屋の椅子に座っていればノックの音が聞こえそちらに視線を向けては相手が入ってきて。あいつは帰ったのかと口を開こうとした瞬間にぺちんと両頬を彼の手に挟まれ、驚きに軽く目を見開き。眉を上げて此方を見る相手に怒ってんな…と内心思いつつ「………嫌ならあいつも断れたろ?そこ忘れんなよ?」口角を上げてはそれだけ伝えて。柏木はよくも悪くも…いや悪いだな…はっきり言わなきゃいけない事を言わないところがある。本来なら断らなきゃいけないことでもホイホイ安請け合いして慌てているのをよく見かけるため今日はあいつを試したのだ─この間注意したのにまだ懲りてねえのかあいつは…と内心呆れつつも結局見捨てられない。その頃柏木は…“あ…そう言えばこの間、先生に嫌なことは嫌だって言えって言われたんだ…”とぐるぐるすれば居てもたってもいられなくソファから立ち上がり将生の部屋をガチャッと開け『…せ、先生!すみません!俺…またやっちゃって…あの!次は気を付けますんで!あの!原稿ありがとうございました!何かあったら読んでください!』矢継ぎ早に謝れば何度も頭を下げてパタパタと家から出ていって。「……─あいつ勝手にドア開けたな…次来たらペナルティだな…」ジト目で嵐の如く去っていった担当を次はどうしてやろうかと呟いて)
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