陰陽少女と妖怪の主(ぬら孫NL/募集)

竜二兄ちゃんのアホーッ！

妖怪の主がこんなんで来るわけないやろー！(作戦と書かれた紙を怒り任せに両手でクシャクシャと丸め、地面に叩き付ける)

…俺を待ってたのか？珍しい事もあるもんだな。（気配消して近寄り、捨てられた紙をひょいと拾い上げれば中身を読み）

第一、竜二兄ちゃんは無茶振りばっかり言いよって…(近付かれた気配に気付かず、一人ぶつくさと兄の文句言い続け)

妖怪の主なんて、ホンマに居るんか？
学校の子らの話だと、不思議なことが多いって言うことやったけど…──せやけど、それらしい気配なんて今のところ全く感じへんし。これは、修行不足ってことなんかな……(夜のせいか暗闇からは何かが此方を窺う様な気配は感じるもののそれが件の妖怪のものであるとは断言出来ず、己の未熟さ故に見付けられないのかと唇を噛み)

うぐ……ッ！(くきゅうと可愛らしい音が鳴り、お腹に手を当ててその場に蹲り) はあ、何や色々考えとったらお腹空いてしもた。