主 2019-09-02 15:41:17 ID:15f2eb535 |
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[遥]
……ふふ、うん、好きにするよ
(彼の態度に少しだけ自惚れてもいいような気がして、煮干しを強請る猫に二匹目を与えながらも嬉しそうに微笑み)
[和泉守兼定]
……あの管狐にいじめられてるようなら早めに言えよ?
(あの油揚げ好きの管狐が怖いと言う相手に、「オレがとっちめてやるからな」なんて物騒な事を言い始め)
[大倶利伽羅]
…あんたは好きな人はいるのか?
(ふと以前から気になっていた事を突然だが相手に聞いてみて)
[蘭]
い、いじめられてないからとっちめないでね!?
(相手の言葉を聞いて慌てて首を横に振って上記を述べて)
[遥]
なっ……!?な、何、急にそんな事!内緒、内緒だから!
(あまりにも突然の、しかも好きな人本人からの問いかけに驚き声が裏返って。当たって砕けるぐらいなら何もしない方がいい、と本当の事は言わず)
[和泉守兼定]
そうか……悪ぃ、ついあんたが心配で焦っちまった
(慌てて否定する相手の姿にバツが悪そうに目線を逸らすと、「どうにも冷静になれねえ」なんて苦笑いを浮かべて呟き)
[大倶利伽羅]
別に少し気になっただけだ。
(相手の言葉を聞いて、何で聞いたか本当の理由は言わずふいっとそっぽを向いて上記を述べて猫を撫でて)
[蘭]
心配してくれてありがとう、本当に大丈夫だからね
(相手の事を可愛いと思い、ニコッと笑いながら相手の頭を撫でて上記を述べて)
[遥]
……そういう伽羅ちゃんは?好きな子いるの?
(相変わらずぶっきらぼうな彼の様子に少し落ち着きを取り戻し、良い機会だから聞いてみようと彼を肘でつつくとそう尋ねて)
[和泉守兼定]
……小さいんだな、あんたの手……
(子供扱いされたような気がする半面、やはり嬉しく、複雑な気持ちで撫でられていたが、ふと自分を撫でる相手の手を取り、そんな事を呟いて)
[大倶利伽羅]
…気になっている奴は居る。
(相手に聞かれたことにどう答えるか悩み、少し間を開けて上記を述べて)
[蘭]
い、和泉守は手大きいよね!
(少し驚いて頬を赤くして咄嗟に上記を述べて)
[遥]
そう、か……。
(全く予想していなかった答えではないが、彼に気になる人がいるというのはやはりショックで。少し黙った後、目をそらすと「応援するよ」なんて心にもない事を呟き)
[和泉守兼定]
まあ、男の手だからな……
(じいっと相手の手を見つめると、自分の指と絡ませて、「恋人みてぇだな、こうしてると」なんてぽつりと零して)
[大倶利伽羅]
それは違うくて…
(相手の言葉を聞いて焦るように相手の顔を見て上記を述べてどう誤解を解こうかと考え「俺が好きなのはあんただ」と思い切って言い)
[蘭]
そ、そうだね…
(相手の言葉にまた頬を赤くして、これは少しだけでも期待してもいいのかななんて思い)
[遥]
……えっ?
(すっかり失恋した気分でいた所に告げられた相手の一言に息が止まるようで、驚きのあまり思わず「今なんて……?」と聞き返し)
[和泉守兼定]
……っと、すまねぇ、出しゃばった事言ったな……
(我に返って、急に恥ずかしくなったのかぱっと手を離すと、「嫌だったか……?」と恐る恐る相手に尋ねて)
[大倶利伽羅]
だから、俺が好きなのはあんただ。
(ちゃんと真っ直ぐ相手の方を見て上記を述べて、言い終えると少し恥ずかしくなり目線を逸らしてしまい)
[蘭]
嫌じゃないよ。
(相手の言葉を聞いて首を横に振り上記を述べて、「むしろ嬉しかったというか…」と聞こえるか聞こえないかの声で言って)
[遥]
嬉しい……私も、伽羅ちゃんが好き!
(驚きと嬉しさで声を震わせながらもそう言い切ると、相手にぎゅっと勢いよく抱きついて)
[和泉守兼定]
なあ、主。……本当に、恋人になってみるか
(相手の言葉にどうしても期待してしまい、言うならば今しかない、と決心すると、じっと相手の目を見つめながら上記を述べ)
[大倶利伽羅]
俺と恋人になってくれないか
(抱きついてきた相手を驚きながらも遠慮気味に抱き締め返して上記を述べて)
[蘭]
わ、私なんかでいいの?
(相手の言葉に驚いた顔をして上記を述べて、夢じゃないよねなんて思い)
[遥]
喜んで。……夢、みたい
(抱き締められて相手の体温を感じながら顔を見上げると、半ば泣きそうな表情で笑い)
[和泉守兼定]
あんたがいいんだ。好きなんだよ
(いつもに増して真面目な表情でそう言うと、「あんたはどうなんだよ」と問い)
[大倶利伽羅]
これからもよろしく頼む。
(相手の答えを聞くと頭を撫でて微笑みながら上記を述べて)
[蘭]
私も好きだよ。恋人になりたい。
(今にも嬉し泣きしそうになりながら上記を述べて)
[遥]
こちらこそ、よろしくね
(笑ってそう答えると、少し恥ずかしくなったのか相手の胸に顔を埋めて)
[和泉守兼定]
泣くなよ、めでたい事なんだから……
(安心したように真面目な表情を緩めると、言葉の割に自分も泣きそうになりながら涙声で上記を述べ、相手を抱きしめて)
[大倶利伽羅]
(相手の行動が愛らしいと思ったのか微笑みながら相手の頭を優しく撫でて)
[蘭]
和泉守だって泣きそうになってるじゃん…
(相手の涙声を聞いて上記を述べて抱き締め返して)
[遥]
……伽羅ちゃん、あったかい
(目を閉じ、大人しく頭を撫でられながらそんな事をぽつりと呟き)
[和泉守兼定]
そんな事ねぇって……!
(片手で自分の目をごしごしと擦って溢れそうな涙を拭いながらそう強がって)
[大倶利伽羅]
あんたも暖かいな。
(頭を撫で抱きしめたままで上記を述べて、日が傾いてきているのに気が付き「そろそろ中に戻るか」と言って)
[蘭]
目擦ったら腫れちゃうよ!
(相手が目を擦ってると気付くと顔を上げて上記を述べて、「ほら、笑って!」なんて言って)
[遥]
ん……そうだね。晩ご飯もそろそろできてるかな
(顔を上げると少し名残惜しそうに相手から離れて上記を述べ)
[和泉守兼定]
そう……だな!っへへ、ありがとよ
(相手の言葉にくすりと微笑みをもらすと、にいっと笑ってみせて)
[大倶利伽羅]
猫の件も言わなきゃならないだろ。
(猫を片手で抱っこしながら空いている手で相手の手を引いて上記を述べて)
[蘭]
やっぱ笑ってる方がいいよ。
(相手の笑顔を見てこちらも嬉しそうに笑って上記を述べて)
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