主 2019-08-26 15:31:02 |
![]() |
通報 |
>21 主様
いえいえ、問題などはございません!こちらこそ、何か不備などありましたら書き直しますので、何なりとお申し付けください!
【鈴蘭】
……あっ、燭台切さん。大丈夫ですよ、今開けますね。
(いつの世もお役所仕事というのは多忙なもので、それは歴史を守る審神者という職も例外ではなく、刀剣男士達の手入れや出陣の指示、資材の管理、政府へ提出する書類、毎日の日報、自主的な戦術勉強、その他諸々に追われる日々。刀剣男士達が戦場で命を掛けて戦っているぶん、せめてこういった裏方の仕事は自分が頑張るべきだ……とは思っているものの、さすがに昨晩は夜更かししすぎたらしい。単調な作業に眠気が襲ってきて、あくびを噛み殺す。これはまずいと気合いを入れ直していたところに聞こえてきたのは、あの世話好きな伊達男の声で。何か用事だろうかと慌てて筆を置き、立ち上がっては襖を開けて)
【南泉一文字】
な……!?違う、本当のオレは、背が高くて泣く子も黙る恐るべき刀剣男士のはず……!それが、なんでこんなことになってんだ……にゃ……!?
(ふと誰かに呼ばれたような気がして目を覚ませば、自分が刀剣男士として本丸に顕現された事に気付き。刀であるはずの自分に人のような身体があるという不思議な感覚に驚きつつも、目の前に現れた今代の主であろう人に胸を張って名乗りを挙げようとして、もう一つ気付いたのは自分が思いの外恐くない姿で顕現されたようだという事。かつて斬ってしまった猫には悪いことをしたと思っているが、だからといってこれはいかがなものか。猫の呪いがかけられているとはいえ、子猫のように頼りない刀だと初対面から誤解されてはたまったものではないと、挨拶も忘れて慌てて弁明するものの、意図せず口から漏れ出た猫の鳴き声のせいで今一つ締まらず、にゃあと弱々しい声をあげて頭を抱え)
トピック検索 |