依存クン 2019-08-15 18:57:40 |
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んー?……泉がして欲しいなら、いくらでも可愛がってやるよ。( 後から冗談だと言われようが無論相手からの誘いを受けない手はなく、何なら試されてやろうと言わんばかりに穏やかな表情で相手の髪に優しく触れて続きを促し )
特別気にしてる訳じゃねぇが、どうにも慣れないんだよな。俺が、しかも年下のお前に甘えるっつう光景が、見るに堪えないというかさ。( 罰が悪そうにガシガシと後頭部を掻き。己に従って膝に乗る彼を僅かに見上げる形で ) 俺は泉がどろどろに溶けるまで甘やかしてぇの。
生憎こういう性分なんでねェ、あとお前が面白い反応するのが悪い。揶揄い甲斐があるんだよなぁ、泉は。( にやにや / 敢えて抵抗はせず大人しくされるがままになり )
──だーめ、今俺の目見て。( 逃してたまるかと更に距離を詰めれば、容赦なく両手で相手の頬を包み込み、顔を上げるよう柔らかい声色で問い掛けて )
嬉しいこと言ってくれるな、本当。お前のこと見つけられて、ちゃんと声掛けて良かったわ。( 己の欠点さえ受け入れてくれそうな大らかな笑みと言葉に安堵し )
あー、いや……まァその、───もっと、可愛がって欲しい。…あんたが嫌じゃねェなら。( 受け入れる姿勢を見せる相手に少々狼狽えたように声漏らすも、髪に触れた手へと己の手を重ねてはぎこちなくも言葉紡ぎ )
馬鹿だなぁ、年上の文哉サンが甘えるから可愛いンじゃん?見るに堪えない、なンて事ねェよぉ。( 相手の乱れた髪を軽く整えながら片眉下げつつ、こちらを見上げる相手と視線絡めれば一つ笑み零し )へェ、それは期待してンね。
うわ、タチ悪ィ…。別に面白がらせてェわけじゃねェからぁ。人のせいにすンなよなぁ。( 薄く口元引き攣らせて柔く頬引っ張り )っ、も"───お前ホント意地が悪い…ッ。( 距離を取るどころか詰め寄られた挙げ句に頬まで包み込まれてしまえば、離すようにと手首を掴み、苦々しく火照りが引かないままの顔を上げ )
俺の事選んだのが失敗だった、なンて言わせねェから安心しろよぉ。…俺も声掛けてくれたのが文哉サンで良かった。すげェ好き。( 込み上げる気持ちを表すべく衝動的に抱き締め )
嫌、なわけねぇっつの。むしろ本望だわ、( 肯定の返事に思わず安堵の笑みを浮かべ、熱を帯びた視線を相手の瞳に注ぐと、先ずはそっと頬に唇を寄せ )
俺に可愛いは似合わねぇだろォ……可愛いのはお前だよ泉、問答無用でお前が一番可愛い。( 至って真面目な顔つきでそう告げると、己の言葉に改めて納得したかのように幾度か頷いて )
ンじゃあ、タチの悪い俺は嫌い?( 力なく眉を下げ態とらしく落ち込んだ振りをして見せ )
──っは、想像通り可愛いわ。このまま食いてぇくらい。( 渋々顔を上げるなり火照った頬が目に飛び込んで来て、緩む頬と共に愛くるしさのあまり意図せず本音が零れ落ち )
ん、俺も好き。俺だけの泉。( 喜びを噛み締めるように離さないとばかりに強く抱き締め返し )
…チョロいねぇ、文哉サン。( 熱を帯びた視線にぞくりと身体震わせては、誘いを受けてもらえた事に安堵し、照れ隠しに軽口を叩きながら目を細めて )
ッ、だァかーら、そういう事マジな顔で言うのやめろよぉ。……つーか、それ言うなら俺にとっての一番は文哉サンだし。可愛いも、格好良いも、好きって気持ちも全部お前が一番。( 相手の真面目な表情に弱いらしく少々ペースを乱されるものの、そっと両肩に手を乗せて少し下にある相手の瞳見据えてはお返しにと真剣な顔で告げ )
───ンなわけ、ないだろ。俺が文哉を嫌いになる事なンかねェから。( 頬を弄っていた手を後頭部へと滑らせ、こちらに引き寄せるなりこめかみへ口付けて )
っ……何なら俺が先に食ってやろうかぁ?( 相手の零した言葉により更に羞恥心が煽られ、じわじわと熱くなる頬を誤魔化すべく徐に口を開いては、すぐ側にある相手の親指に軽く歯を立て )
なァ、俺今めちゃくちゃ幸せ。( 心地良い腕の中で緩みっぱなしの顔を肩口へ埋めつつ呟き )
別に良いだろうが。相手がお前なら、地獄に落とされたって構わねぇんだよ俺は。( 投げ掛けられた軽口はさほど気に留めない様子で、短期間でここまで相手に惚れ込んでいる自分自身を嘲るように鼻で笑うと、今度は首筋に幾度か軽く口付け )
元々こういう顔してんだって──……へェ、お前にとっても俺が一番?( 真剣な表情に取り乱す彼の反応を楽しんでいれば、仕返しとばかりに飛んで来た甘い言葉に一瞬目を丸くするも、ニヤリと口角を上げわざと刺激の強いフレーズで返して ) そうかそうか、ならお前のもの全部あげたいって思うのも俺だけなんだよなぁ?他のこと考えられねぇくらい滅茶苦茶にされたいのも、俺が一番?( ゆるり首傾げ )
……ふは、そりゃどーも。知ってたけどな、泉は俺のことだぁいすきだって。( こめかみに口付けを受ければ満更でもなさそうに顔を綻ばせ飄々とした態度で相変わらずの憎まれ口を叩き )
おーおー、威勢良いじゃねぇの。こんなオッサン食おうなんざ、お前相当趣味悪いだろ、泉。( くく / 噛み付く素振りを見せる彼はやはり猫か犬かそこらの動物によく似ており、じゃれつく愛玩動物を甘やかすかの如く、歯を立てられようが構わずけらけら笑い )
ンじゃあ、俺はそれ聞けて幸せだわ。( 緩む頬を隠す気もないまま、抱き着く相手の背中を摩り )
いいねェ、どうせなら二人一緒に落ちてェなぁ。……ン、擽ってぇ。( 何処か恍惚とした表情で想像を巡らせていくが、不意に首筋へ感じた擽ったさに僅かに身を捩り。逃れるよう地味に身を引きながら首元を片手で覆い )
当たり前だろぉ?俺の一番は全部───は、( 一瞬だけでも目を丸くした相手に薄く笑み浮かべたのも束の間、続いた台詞を上手く飲み込めずに言葉を失い )……へ、んな言い回しすンなぁ。そンくらい聞かなくても察しろよ、分かってるクセにさぁ…。( 徐々に理解が追いついてくると気恥ずかしげに顔背けつつ文句垂らし )
…そりゃ大好きに決まってンじゃん。ちゃんと知ってンならいい。( 先程の落ち込みは嘘だったのかと一度眉を寄せるも、綻ぶ相手の顔が目に入ると表情和らげ )
趣味悪いわけねェだろぉ、文哉サンすっげェ魅力的だし。他に取られる前に食っとかねェとなぁ。( 特に抵抗のない事に気分を良くしたのか、薄っすらと指先についた歯型をペロリと一舐めし )
ンン、これから先もずっと幸せにする。( 心地良さげに身を預けながら首元に頬擦り寄せ )
……隠すと余計やらしい感じすンだけど。( 擽ったそうに首元を手で覆う様子は何処となく色気を醸し出しており、今更遠慮する気はさらさらない己は、今度は髪の隙間から見え隠れする相手の耳に軽く噛み付いて )
いや?ちゃーんと泉から言ってくれないと分かんねぇよ、俺は。( 相手からの言葉を待つように首を傾けて発言を促し )
なら俺も泉が好き、──つうか愛してる、ってのも理解しといてくれよ。( 邪気のない笑顔で純粋な好意を率直に述べて )
安心しろ、俺はお前しか見てねぇから取られる心配なんざ要らねぇの。……それより泉だろ、心配なのは。( 指についた歯型を目を細めて眺めていれば、心底不安げに深い溜息を吐いて ) 大体お前が可愛すぎンのが悪いんだよなぁ、一歩でも外歩いたら変な虫が付きそうでオッサンすげぇ心配だわ。
俺は一生かけて、お前を世界一幸せな男にしてやる。( わしゃわしゃと相手の髪を豪快に撫で回し )
───…文哉のせいだろぉ。( 己から色気が出ているのであればそれは相手の影響であり、続く耳への僅かな刺激に緩く唇結ぶと空いている手で相手の腕元の服を掴んで )
だから、その…お前が全部一番だって、言っただろ。それで満足してくンねェのぉ?( 困ったように相手の首元へ腕を回し、だらりと抱き着きながら不貞腐れ気味に言葉零し )
ン、分かってる。俺以外に目移りすンのなしだからなぁ。( 率直に告げられた言葉に一つ頷いては嬉しげに顔綻ばせ )
分かンねェだろぉ。文哉サンは大丈夫でも、周りが放っとかねェだろうしさぁ。───俺?( 先程までの火照りも大分引いてきたところで、深い溜息の音が聞こえると不思議そうに瞬き )……あー、それこそ心配無用だと思う。文哉サンと他の人じゃ対応も全然違ェし、全く可愛いげねェよぉ。それにさぁ、俺とあんただったら人目引くのは絶対お前。( あり得ないだろうとばかりに首を横に振っては、人差し指を相手の鼻先にちょんと当てて )
随分男前な事言ってくれンなぁ。…すっげェ期待してる。( 豪快な手つきに目を瞑りながらも吹き出すように小さく笑い声上げ )
───泉、すーき。( 自分自身が彼にこんな表情をさせているのかと思うと想像以上に嬉しく、頬を緩ませたまま猫撫で声で名前を呼ぶと返事を聞く前に唇に口付け落とし )
満足じゃない、つったら嘘になるけど。お前のことになると貪欲だからなぁ、俺。好きな奴になら何回好きだって言われても嬉しいモンだろ?それとおんなじ。( ふは / 恋人を困らせる趣味はないはずだが相手の曇った表情にすら何処か愛おしさを感じ思わず笑みを零して )
当然。泉を差し置いて他の奴に手出す男なんて、この世にいねぇだろ。( 目移りなどしてたまるかと嘲笑気味に笑えば、相手の綻ぶ頬を片手で引っ張り遊んで )
へぇ、それはそれで興味あるな。正直妬けるが、俺以外の奴と喋ってる泉もいつか見てみてぇわ。( 良い情報を得られたと上機嫌に幾度か頷くと、隙あらば様々な角度から己に褒め言葉を浴びせてくる相手に苦笑いを ) そうかァ?過大評価し過ぎだろうよ、俺だってお前以外の奴甘やかす気ねぇしな。
はは、──だろ。( 彼を前にすれば歯の浮くような台詞すらつらつら口から零れ落ち、照れ隠しを兼ねて髪が乱れるまで撫で続け )
───っ、( 聞き慣れない猫撫で声に一瞬気を取られてしまうも、言葉を発する前に唇が重なるとその感触を確かめるよう悪戯に下唇を食み )
それは分からなくもねェけどさぁ。好きって言うのと、あの…滅茶苦茶にされたい、って言うのは大分……恥ずかしさが違う気ィすンだけどぉ。( 相手の気持ちには共感出来る部分があり、納得しつつも途中声を窄めては先程思わず狼狽えてしまったフレーズについて不満そうに述べ )
なァ、それ寧ろ文哉サン限定じゃねェのぉ?俺の事大事にしてくれンのはお前だけだってぇ。( 頬を弄られるまま肩を震わせてはほんのりと目尻上げ )
え"、あー…見たって面白くねェよぉ。ッつーかあンま見せたくないし、今の忘れて。やっぱなンでもないからぁ。( 無意識の内に漏れ出た失言に言葉濁すとぎこちなく視線上向け )過大評価じゃなくて、事実じゃん?普段から知らねェ奴に言い寄られたりしてンじゃねェのぉ。…誰にもやらねェけどさぁ。( 探るような視線向けつつ頬杖突き )
───ンン、いつまで撫でンだよぉ。( 大人しく撫で受けるも、徐々に乱れゆく髪に苦笑しては制止するべく手首掴み )
──ん、……っは、( 相手の柔らかな唇の感触が心地好く、抱き留めたまま暫く本能のままに身を任せて啄むような口付けを繰り返し )
ウブだなァ泉は。知ってるか?そうやって恥じらいながら言ってると、逆にすげぇ煽情的に聞こえるぜ。( 少々刺激的なフレーズを言葉にすることすら渋る相手の様子が堪らなく可愛く、幼子をあやす穏やかな口調で、しかし一向に意地悪な笑みは崩さず続けて )
なら、俺以外は全員見る目ねぇな。あ"ー、どうせならもっと早く泉と出会ってたかったわ、お前がいない今までの32年間損した気分。( 腕を伸ばし大きく伸びをして寛ぐ体勢になると、突拍子もなくまるで子供のような我儘を言い出し )
おーいおい、それはナシだろォ。言い逃げは狡い、オッサン泣くわ。( おもむろに両手で顔を覆うと分かり易い泣き真似をして ) ンな訳あるかよ、今まで付き合って来た奴とも結局上手く行かねぇばっかりだしな。ちゃんと大事にしたいって気になったのは、泉だけ。( 投げられた視線を逸らすことなく相手の瞳を見据えてそう告げ )
んん、俺の気が済むまで。( ふは / 流石に反抗する彼に、口ではそう言いながら無理強いはせず、あっさりと腕を下ろすと乱れた髪を軽く整えてやり )
ん、ッ───は、……もっと、( 繰り返される口付けに少しの息苦しさを感じて隙間から吐息漏らすも、クセになる甘い感触をまだ堪能し足りないとばかりに唇押し付け )
そりゃ、…経験豊富そうな文哉サンに比べたら全然だけどさぁ。地味に羞恥心煽ってくンの本当タチ悪ィ…。( 不慣れ気味な己とは違い、余裕げな態度を崩さない相手に何処か嫉妬にも似た気持ちが湧いてくるものの、相手の表情に眉尻下げては薄っすらと口尖らせて )
ンは、なーに可愛い事言ってンだよぉ。───でもそうだなぁ、早く出会ってれば文哉サンの初めても全部俺が独り占め出来たンだろーし。( 普段あまり見ない子供っぽい姿に新鮮さを感じ、小さく吹き出しながらツンと頬を突いて )
ッ、大体、見てどうすンだよぉ。…もし幻滅されたら生きてけない。( 泣き真似をする相手に罪悪感を煽られつつも、やはり忘れて欲しいと首を横に振り )へェ、それは意外だなぁ。お前、俺と違って誰とでも上手く付き合っていけそうなのに。……ン、俺だけ。( 重なった視線をこちらも逸らす事なく心底嬉しそうに笑み零し )
…気ィ済むの早いなぁ。( 案外あっさりと止めた相手にそう呟きながら、髪を整えやすいようにと僅かに顔下向かせて )
おま、えっ──ちゃんと、息……しろよ、( 自分に合わせ唇を寄せてくる相手に、欲情と心配が入り交じった感情が湧き上がり。口付けの合間に酸素を取り込みながら、無理をするなと言わんばかりにそう告げて )
年齢差の分経験の差があるのは仕方ねぇだろ。恥じらってる泉が可愛すぎてつい、──つったら許してくれるか?( にぃ、と口角を上げたまま目を細め顔を覗き込んで )
……いや、本当冗談抜きで、初めては全部お前が良かったわ。まぁ良いけどなァ、これからぜぇんぶ泉で上書きすっから。( 一瞬真剣に表情を曇らせて肩を落とすも、人騒がせにもすぐに思考を切り替えては彼の背中を幾度か叩いて笑い飛ばし )
どうもこうも、お前の持ってる顔は全部知りたいって思っちまうんだよなぁ。結局のところまだまだ餓鬼だな、俺も。( 吐き出した本音の幼稚さに自分自身でも呆れ果て苦笑を浮かべるばかりで ) 面倒な恋愛しかして来てねぇよ、泥沼ばっか。だから泉といて落ち着くのが未だに信じられないっつーか、……最高に幸せ。( 彼の笑みを愛おしそうに数秒眺めていれば、衝動的にそっと彼を腕の中に閉じ込めて )
ん、もっとして欲しかったって?( 相手の言動を自分に都合の良いように解釈すればわざとらしく聞き返し )
───ン、へーき。……もうしたくねェ?( 至福のひと時の中、口付けの合間に心配するような声が耳に入ると唇触れ合わせたまま返答するも、不意に動きを止めてそっと目を開くと首傾げ )
そうだけどさぁ、…ッあ"ーもう、文哉サン俺の扱い慣れ過ぎ。許さない選択肢とか初めからねェよぉ。( 相手に弱いのは今に始まった事ではなく、悔しげな表情浮かべながらコツリと額同士合わせて )
…俺も、初めてじゃない分は文哉で上書きする。つーか、お前のはいくら上書きしてもし足りねェ気がすンだけどぉ。今まで何人誑し込ンできたンだよぉ。( コロコロと切り替える相手に一つ息を零し苦笑するが、やはり己と知り合う前の相手と付き合ってきた元恋人達が気になるのか拗ねた口調で )
あんたは餓鬼じゃねェよ、俺が変に臆病なだけでさぁ。…俺だって全部知って欲しいとは思ってンの。( 自身の気持ちの問題で拒否してしまった事に反省しながら相手の髪をさらりと撫で )泥沼…、俺とすげェ正反対。───俺も、ここまで安定してンのは文哉が初めて。…ずーッとこの幸せが続けばいいのになぁ。( 心地良い腕の中へと引き込まれ、安心するように口元緩めては肩口に額を乗せながらぼやき )
ちがッ、何でそうなンだよぉ。頭ボサボサになるから禁止でェす。( 咄嗟に一歩下がりつつ片手で頭押さえて )
阿呆か、──まだ、全然……足んねぇ、( 大好きな相手と触れ合える時間こそ幸福感が煽られる瞬間は中々なく、まだ止めさせまいと欲張っては、相手の後頭部を支えるように手を回し再び角度を変え深い口付けを )
そーかそーか、泉は優しいなァ。( 案の定あっさり許しを得れば満足気に頷き、額が触れ合う至近距離で相手の瞳を見詰めると愉しそうに笑い )
ひでぇ言い草だな、そんな色男じゃねぇっつーの。誑し込むも何もなぁ、普通だよ普通。( 機嫌を損ねた様子の彼にどう接するべきかと珍しく一瞬戸惑うも、困ったように笑い返事をして )
……なら、すぐじゃなくて良い。俺になら全部見せてやっても良いかって、何の懸念もなく思えるようになんのを、ゆっくり待ってるわ。( 髪に触れた相手の指が少々擽ったく、目尻を下げて笑むと依然として穏やかな声色で告げ ) だァいじょーぶだって、ずっと続くから。と言うか、意地でも俺が続けさせるけど。( 永遠に続く幸せなど不確かな物に対してすら、良い歳をして何の迷いも抱かず自信に満ちた表情で宣誓し )
え"ー、可愛い恋人チャンが目の前にいるってのにお触り禁止令かよ。( 後退る彼の言葉に態とらしく口を尖らせ大人気ない文句を零し )
……ッ、( 求めているのが己だけではない事に満足すると、深い口付けを受けながら体の力を抜き。もっと欲するように相手の上唇を舌先で軽く舐め )
本当になぁ。文哉サンにだけは優し過ぎンの、俺。嬉しい?( 何処か不満は残るものの否定する事なく頷けば、わざとらしくにんまりとした笑みで首を傾け )
普通ゥ?普通って感じでもねェだろぉ、いっつも余裕そうだしさぁ…。───ンン、ダメだなぁ。この話してたら嫉妬しちまう。( 不意に頭を抱えて首振ると、これ以上拗らせる前に思考を切り替えるよう緩く髪を掴み )
…分かった。俺にもっと余裕が出来るまで…長くは待たせねェから、ずっと隣に居ろよ。( しんみりとした雰囲気を紛らせるべく表情和らげては、相手の髪を指先に巻き付けて遊び )あーあ、そンな事言っちまっていいのかよぉ?俺、益々あんたに依存してくからなぁ。( まるで永遠を約束するかのような言葉を耳にし、嬉しいと思う反面、自身の好意が重たいものに変わっていくであろう事が想像出来てしまえば苦く呟いて )
ち、違ェよぉ。お触り禁止っていうか、髪乱すなってだけでさぁ。……触ンのはいい、ッつか俺も触りたいし。( 少々焦った様子で後退した分の距離を詰めていき、相手の方へ片手を伸ばしながら視線向け )
──ン、( 唇が溶け合う度愛しさを募らせながら、手加減も遠慮も捨てて相手の頬に片手を添えれば、相手の咥内を舌でなぞり貪るように口付けて )
嬉しい、最高の気分だわ。( 可愛らしく小首を傾げ頷かせる気しかなさげな相手の確信的な表情に、こちらも素直に受け入れて少々大袈裟な程に喜びを口にし )
嫉妬ォ?……何つーか、今すげぇ複雑な気持ちなんだけど。不安にさせるような男で悪いって罪悪感と、……妬いてもらえてこの上なく幸せってのと。( へら、と目尻を下げ緩みっぱなしの頬で力の抜けた笑みを浮かべると、自身の心境を包み隠さず述べるが実際のところ後者の喜びは恐らく相手が想像している以上に大きいもので )
当然。近いうちに、泉丸ごと知り尽くして全部可愛がってやるから、覚悟しとけ。( ぴし、と人差し指で相手を指し冗談目化して ) まーだ遠慮してんのか泉。俺前に言ったろォ、お前となら地獄でも何処でも堕ちてやるって。( 僅かに遠慮の色が見られる返答に、聞こえない程度の小さい溜息を吐くと、彼の懸念は自身にとって寧ろ本望でしかないことを伝え )
……へーえ、どさくさに紛れてイイこと聞けたな。( 試しに拗ねた素振りを見せて良かったと、あくまで平静を装い外面には出さないものの心の内でそっと歓喜し )
ン、ぅ……、( 咥内を貪る舌先の刺激にふるりと体を震わせ、隙間から漏れ出そうになる声を抑えつつ相手の服を握り )
だよなぁ、文哉サンは俺の事が大好きだしィ?( 大袈裟に喜んで見せる相手の反応に気分を良くしては、変わらぬ笑顔のまま次は反対方向に首を傾けて )
別にお前は悪くねェよぉ、不安になるくらい魅力的ってだけでさぁ。……幸せェ?面倒だって思わねェの?( あまり想像していなかった返答に思わず目を瞬かせ、緩んだ顔を見せる相手に気の抜けた声を零すと、本当だろうかと確認するように問い掛け )
───…ン、滅茶苦茶甘やかしてくンないと嫌だからなぁ。( 軽く息を吹き出してから手を下ろせば、こちらに向けられた指先を柔く摘み )ん"や、遠慮してるつもりはねェけど…心配になっちまうっつーか、これで失敗してきたし…。あー、…大丈夫。文哉の事は信じてるから。( 己の面倒な部分も含めて相手が受け入れてくれるのは理解しており、無用な心配をしてしまう事に眉を下げつつくしゃりと髪を掻き上げ )
な、ンだよぉ。恋人なンだし触りたい、触って欲しいって思うのは当たり前だろぉ。( 何処か気まずそうに見詰めた後、そっと視線斜め下へ落とし )
っん……泉、( 口付けの合間に殆ど意識せぬまま名前を呼んで。尽く打ち砕かれる理性に危機感を感じそうっと唇を離せば好意を助長させるかの如く熱を帯びた視線で相手を見詰め、力強く抱き締めて ) ──っは、ちょっと待て、一旦落ち着かせてくれ。……やーべぇな俺、良い歳して自制効かねぇわ。
まァな、その綺麗な顔も眼も声も仕草も、勿論中身も全部大好きだわ。( 恥じらう様子は一切見せず、極力相手に劣らぬ愛想の良い笑顔で、もう何度目になるか分からない愛の告白を )
そりゃどーも、お前に面と向かって言われると、こう……やっぱり照れるもんだな。好んでお前に声掛けた時点で、お前が何言おうと面倒なんて思わねーっての。むしろ無関心より百倍有難いしな。( 頬を掻き一瞬チラリと空中に視線を投げるも、相手の問い掛けにはきちんと向き直って落ち着いた声色で答え )
足りないって思ったら遠慮なく言えよ、……やり過ぎっつー文句は受け付けねぇけど。( 後者は相手にとって重荷になり過ぎぬよう配慮を加え、悪戯に笑うと冗談半分と言ったニュアンスで述べ ) あ"ー……何となくだが、言わんとする事は分かるよ。無理に深追いはしねぇけど。まぁなんつーか、俺の力でお前の不安が全部取り除けるならそれが一番なんだろうな。信じろって強要すンのも身勝手だし、今はこうやって一緒の時間を重ねて行くだけで、俺は幸せ、なんだけども。( 恋人としての不甲斐なさをひしひしと感じつつ、今となっては己の幸せの源である彼が抱える不安や蟠りは出来る限り解消してやりたく、どうにか最善策を練る為に思考を巡らせ )
いや、泉の口から直接その言葉が聞けた事に価値があんだよ。( 渋い表情の彼とは対照的に満足気に微笑んで幾度か頷き )
───ッん、は……俺も、理性ぶっ飛びそうだった。( 己の名を呼ぶ声に鼓膜を擽られているような感覚に陥り、最早何も考えられない程に思考は蕩けてしまい。しかし名残惜しくも唇が離れてしまうと、乱れた息をゆっくり整えながら相手に身を委ねて )
そ、ンな細かく挙げろとは言ってねェ、けどぉ。( 複数挙げられていく単語に、自分から煽ったのにも関わらず笑顔を保てなくなると徐々に顔俯かせていき )
文哉サンもちゃんと照れたりすンだなぁ、すげェ新鮮。じゃあさぁ……これからどんどんお前にのめり込ンでくと思うけど、適当にあしらったり、怒ったりしねェ?何しても許してくれンの?( 何度目かの己の全てを受け入れる旨の言葉をしっかりと受け取り、真剣さを孕んだ目で相手を見詰めては、最終確認とばかりに言葉並べ )
ン、俺欲張りだし、そこは遠慮なく強請るつもり。あー、やり過ぎンのは別に大丈夫。ッてか寧ろ嬉しいし、…意地悪とかじゃなけりゃ。( 本気か冗談かの判断は付かないものの素直に思うままを口に出せば、不意に普段の揶揄いを思い出したのかポツリと呟き零し )あんたが気にする事じゃねェよぉ、俺が勝手に昔の経験引きずってるだけで。───文哉、強制されなくとも俺がお前を信じてンのは本当。それに何よりも、一緒に居てすげェ幸せだと思う。……ただ、今はまだ不安定な部分が多いみてェだから、余計な事考える暇もないくらい俺の事愛して欲しい。( 今現在幸せにするべき恋人を悩ませている事は本意ではなく、内心申し訳なさでいっぱいになりながら相手の片手を掬い上げては、その手に自身の頬をそっと擦り寄せつつ目を細め )
文哉サンってさぁ、ちょいちょい変態臭ェ…じゃなくて、可愛い事言うよなぁ。( 嬉しいと同時に恥ずかしくもある現状に複雑そうな声音で苦笑浮かべ )
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