吸血鬼彼女。

＿＿熱が有りそうだな（ 紅潮した頬を見ればそう勘違いをし、保健医が留守にしている保健室に到着し。相手を空いているベッドに座らせ、体温計を渡して「 一旦計ってみろ。…大丈夫、背中向けといてやるから 」体温を測るために服を僅かにはだける姿が恥ずかしいかもと勘繰り、くるりと後ろを向いて ）

…先生ってさ、独身？ ( 憧れの先生と二人きり。滅多にない機会を無駄にしないよう話題をふり、体調の悪さの要因はまた別物だと分かっているが場凌ぐ為、ブラウスのボタンを二つ外すと脇下に体温計挟め。)

＿この指見りゃ分かるだろ？（ 背中越しに婚約指輪の無い左手をひらひらと振って見せて ）…如何だ、熱あったか？

体温計、壊れてるみたい。( 結果は36.2度、平熱。出任せ述べながら誰のものでもないその左手を後ろから握り、そのまま自身の首筋に強く押し当て。)…先生、確認して？熱い、かな。

…ッ。嫌、普通じゃないか？（ 不意に背後から手を握られれば思わず息を詰まらせ。さほど高くない体温に冷静に言葉を返しつつ、握られた手を引っ込めようとして ）

そうかな…。( 真近にある愛しき人間の腕を、美味しそう。と胸中思い、掴んだ手は徐々に力入ってゆき、それはもう女性の域を超えた強さで。)

＿＿痛ッ…、（ 尋常ではない握力に思わず眉を歪め、掴まれた腕を捻る様にしながら強引に手前に引く事で逃れようとし ）

…あれ、痛いですか？すみません。( 本性片鱗見せたところで、無意識に力入れていたことに気づきパッと手を離してあげ。)

お前、こんなに力強かったか？今からでも柔道部に入ったらどうだ（ 解放された手首を摩りながら、赤く痣になってしまっている其処を忌々しげに見つめ。あの握力で襟ぐりを掴めば敵無しではないか、と少々皮肉げにぼやいた後湿布を探しながら ）その分だと元気そうだな。古典で今日の授業は終わりだっけか？

嫌ですよ。あんなむさ苦しそうなスポーツ。( 体調不良の要因は昨夜から血を摂取していない為、君の美味しそうな血の匂いに徐々に食欲掻き立てられ、一人になる機会を見計らい。)はい、古典が最後ですけど。

冗談だよ。＿＿なら早く帰れ、一人で帰れるか？（ 授業が終わったのであれば、体調不良の中学校に残る必要はない。故に下校を促しつつ、本当に体調が悪いなら迎えや付き添いが必要かもと気を巡らせ。相手の正体を知らないが故に、親が居る前提で ）無理そうなら親御さんに連絡するが。

少し此処で休んで帰りたいです。呼んだって、親は来ないだろうし。( 枕をポンッと叩いてそう告げ、親の話題になると視線を落とし。)

上げておきます。

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上げ。

上げ。

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（参加希望です！）

ありがとうございます。良かったら、接触ロル回してもらうことできますか？

上げておきます。