かび 2019-07-31 18:38:25 ID:994fddcc8 |
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小柄で可愛らしい少女が市場でガラの悪い男に絡まれていた。
少し遠くには、少女の…保護者だろうか?焦ったように駆けてくる女の人が。
「ぶつかってきたそっちが悪いんでしょ!何であたしが…」
少女がそう言ったと同時、男が手を振り上げる。
ドっ、
「うグッ、」
「……大丈夫ですか?少女よ。」
男の首を的確に狙い、気絶させる。
「あっ、ありがとう!あなた、とっても強いのね!」
「ああ、そうですね。」
謙遜する事なく言うのは、紛れもない事実だから。
「エリーゼ、怪我はない?!」
「カムイお姉ちゃん!今ね、強い女の人が……あれ?」
少女がカムイお姉ちゃんと振り返った隙に、近くの木に飛んだ。
……危ない危ない。まさか王族だったなんて。
カムイ。その名は、私にとって酔いしれて思い出はない名前。
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