三丁目のミケネコさん 2019-07-24 17:46:01 |
通報 |
?)…ハダリーっす。俺、頭は悪いけど
鼻は良いんっすよねぇ…。
リリス兄さん、こいつ嫌な匂いするっすよ。
怪訝な顔を崩さぬまま、相手を見つめる
ハダリー)待つっす。…アンタ、やっぱり何か
隠してるっすねー?アンタからは血生臭い
匂いがプンプンするっすよ。
怪訝な顔をするものの、リリスに止められ
渋々引き下がる
グラジオラス)誰だよ…人が気持ちよく寝てる時に部屋の外でギャーギャー騒いでんのは
そう言いながらもちらっと少年と目が合う。
?)あはっ!やっと出逢えたジオラスおじさん!
そう言うと隠し持っていたナイフをグラジオラスに振りかざして
グラジオラス)リック…なんでここにいんだよ。お前のボスはどーした、明日会う予定だろ?…ハダリー、リリス!なんで殺し屋がここに来てんだ!ちゃんと警備してたのか!
ナイフを避けると相手の手を持って後ろ手に拘束する。拘束しながらリリスとハダリーを叱りつけて
リック)痛い痛いっ!やめてよ~今日はほんとに遊びに来ただけだってばぁ…
そう言いながらも苦笑いしながらナイフを床に落として
ハダリー)リリス兄さんは悪くないっす!
俺が、匂ってたのに止められなかったから…!
リリス)……良いんだ、ハダリー。
申し訳ありませんでした、ボス。
ハダリーを止め、深々と頭を下げる
グラジオラス)…俺を殺す気かよ全く……。
そう言いながらリックを離すと1回頭を殴る。リリスには何も言わないでひとつため息をついて
リック)いったい!ジオラスおじさんひどいよぉ!ボスに許可もらってようやくここまで来たのに~…
そう言いながらもグラジオラスにヒソヒソと耳打ちする
「でもあれだね…こんな人員じゃ僕は満足しないなぁ」
言ったあとグラジオラスにもう1回無言で殴られる
グラジオラス)…まぁ、いい。ハダリー!こいつを外につまみ出しとけ。
リリスを正そうとはせず仕方ないとため息をついて自室に戻る
ハダリー)……はいっす。
少年の首根っこを掴み、部屋から出ていく
リリス)………はぁ……右腕失格、だな。
他人を信頼しすぎる癖…治らないんだよなぁ。
部屋を出ていくと、射撃場にてため息を吐く
グラジオラス)……俺が守られるじゃなくて俺が護るしかねぇーのかもな。
悩ましい顔をしながらもそう言うとぱっと表情を変える。急に警戒心剥き出しにしながらも自分の机で書類を眺めていて
リック)もぉ!首ばっか掴まないでよ~…!僕もう何も持ってないしする気もないよぉ~
そう言いながらも相手の腕をペちペちと叩いて
ハダリー)ダメっす。
ぷい、とそっぽを向く
リリス)……良いや、とりあえず忘れよう…。
頭をふるふると振り、拳銃を手に取って的に
狙いを定めて
グラジオラス)…よぉ、お前…リックに許可出すなよ。こっちに来ちまったじゃねぇーか。ホント勘弁しろよ
リックのボスに電話するとそう言って少し怒っていた。リリスやハダリーのことを気にしているようで
リック)でもさぁ?そんなこと言っても隙あり過ぎだよ?
そう言うと力ずくで相手の懐に入りハダリーの隠し持っていた拳銃をぱっと探し当て銃口を向ける
ハダリー)……っ、いつの間に…!
ぎり、と歯軋りをすると相手を睨み
リリス)………そろそろ、戻るか。
廊下を歩いて自室に戻ろうとしたところ、
ハダリーを見つけ
リック)ジオラスおじさんの部下にしては弱すぎない?僕はボスとジオラスおじさんのコンビネーションが好きなんだ。でもダメ、ジオラスおじさんの腕はなまっちゃった~
そう言いながらも不服そうな顔をしていて、銃はただ相手に向けているだけで一切動きを見せない
ハダリー)……俺が本当に慕ってんのは
ボスじゃなくて、リリス兄さんっす。
リリス)ハダリー!大丈夫か!?
廊下からリリスが駆け寄り
リック)…ふ~ん。ジオラスおじさんももなんで君を雇ってるかわかんないなぁ~。
そう言いながらも銃を相手に返すとガッカリと言った表情ですたすたと外へと走っていく
トピック検索 |