とあるBARにて

海「あ、碧さん！」

ケータイから目を離し、相手に手を振って。

碧)すいません遅くなって。

そう言いながら頭を?く。下から上へと目線を動かして相手をみると｢カッコイイっすね｣と微笑んでいて

海「いえいえ、全然！
…そうでしょうか？碧さんも素敵な格好で…」

少しはみかみながら、相手の格好を眺めて、そう言って。

碧)やだなぁ~…照れるよ。

そう言って顔を真っ赤にしながらもしれっと相手の腰に手を回してエスコートして中に入る

海「……ふふっ…」

なんだか可愛く思えてしまい、思わず笑って。

碧)ん？何笑ってんの？海さん

不思議そうに言いながらも緊張してるのか顔が赤くなってきて、その状態で人が少なめのカウンターに腰掛ける

海「あぁ、いえ…ちょっと、楽しくて…」

まだふふっ、と笑い声が漏れつつ、隣に座る。

碧)楽しいの？良かった~

そう言いながら自分もお酒を頼んで相手の顔を見る。やっぱり好きな顔だなぁーと思いつつ無意識に相手の頬に触れて

海「ん…？僕の顔になんかついてます？」

相手の手が自分の顔に触れてきて、きょとんとしながらそう聞いて。

碧)ううん…綺麗だなって…

そう言いながらもうっとりと相手を見ていて、少しすると照れくさそうに笑って

海「もう…おせじはやめてくださいよ…」

ははっ、とわらいながら、酒を頼んで。

碧)俺…嘘つけないタイプなんですよ…？

そう言うと顔を近づけて触れるだけのキスをする。してから周りが気になるのかキョロキョロと見回してみて

海「んっ…！？」

不意にキスされて、顔を真っ赤にさせて動揺して。

碧)えへへ…キスしちゃった。

そう言いながら笑ってお酒を飲んでいく。心臓はドキドキだが出さないようにしていて

海「…あ、あの…碧さん？」

突然のことに動揺を隠せず、気持ちを落ち着かせるために酒を飲み。

碧)ん~？

首をかしげながらも不思議そうに相手を見て

海「その…なぜ、僕にキスを…」

唇を抑え、視線を逸らしながらそう聞いて。

碧)可愛いからついね…。

そう言いながらもポンっと肩に手を置いて距離を詰める

海「……昨日からうすうす気づいてたんですけど…碧さんって、僕のこと好きなんですか…？」

ちら、と相手を見ながらそう聞いて。

碧)えっ、えぇ~？どうだと思う？

一瞬肩がビクッと反応するが目を逸らしてそう言って