とあるBARにて

海「……あ、明日休みだっけ。」

いけね、うっかりしてた…とぶつぶつ言いながら布団に入って眠り。

碧)…んん……っ

朝に弱いためなかなか起きれなくてモゾモゾと布団の中で動いていて

海「…ふー…(早起きして、軽くジョギングした後、家で朝ごはん食べている)」

碧)んん…電話…

ほぼ目を閉じたまま器用に電話で海の名を探して電話する。

海「…碧さんから？こんな時間にどうしたんだろ…」

と、呟きながら電話に出て、『はい、北条です』と応答し。

碧)海さ~ん…今から…呑みに行きませんか？

寝ぼけた声でそう言って笑っている。寝ぼけているため夜だと思っていて、早く呑みに行きたいみたいで

海「えっ？い、今からですか！？」

相手の誘いに驚きの声を上げて。
どうやら寝ぼけているみたいだが…

碧)んん…？え？今だって夜の8…じ…

目を擦りながら置時計を見ると朝の八時なため冷や汗をかきながら｢だ、大丈夫です。すいません！朝ですもんね！｣と謝って

海「あっ、いえいえ！あ、でも、後からなら会えますから！」

慌ててそうフォローをしていて。

碧)…ほんとですか？良かったです。今日楽しみにしてますね

ふぅ~…っと深呼吸するとそう言って嬉しそうに笑う。

海「はい！…あ、待ち合わせは何時にしましょう？」

思わずふふっ、と笑い声が漏れつつ。

碧)えっと…夜8時ぐらいでどうですか？場所は昨日のところで。

そう言いながらテレビをつけるとソファーに腰掛け相手の反応を伺う

海「ああ、夜8時ですね？全然大丈夫です。」

快く了承して。

碧)ありがとうございます！…やった。

お礼を言いながらもポロッと本音を漏らすが本人は気づいてない。｢また後ほど！｣と嬉しそうに言って電話を切ろうとしていて

海「…？あ、はい！」

今、“やった”という言葉が聞こえたような…と思いつつも、まあいいや、と電話を切って。

碧)はぁ~…声も顔もどストライク…。掘りたい掘られたい

生々しいことを言いながらも8時までぐーたらしていて

海「ん……そろそろ8時か…」

テキトーに時間を潰していると、時間になって待ち合わせの場所に向かって。

碧)8時ー8時ー

そう言って黒のパーカーを羽織って指輪、ネックレスも付ける。多少オシャレにして8時に家を出る。そして急ぎ足で昨日のところへ向かって

海「…」

青いジャケットを羽織り、昨日のところでケータイを弄りながら待っていて。

碧)海さん！！お待たせしました！

相手の姿を見つけると手を振って相手に近づく