>282 榛緋 ーーは…っ、榛緋……さん?(空耳なのかもしれないし現実の声かもしれないしよくわからないまま責められている気がして街中を走り抜け、路地へと入り漸く一息をついたところで相手の姿を確認すれば、また会うなんてと言いたげな表情のまま聞いた記憶のある名を口にして) そう言ってもらえると有難いよ、ほんとに有難う(頭を下げ)